広尾の巨匠の店でペルージャつながりのランチ
ペルージャに短期留学するきっかけとなったヴァイオリニストのAさんが一時帰国、滞在中お世話になったピアニストのYさんは数年前に戻ってきていて、3人でご飯を食べようということになった。
今回はAさんのボーイフレンド(婚約者?)のF君も一緒らしい。
彼と会うのは3年ぶりくらいか。初めて会ったのはペルージャ滞在2日目、チェントロのミニ・スーパーでAさんとばったり会った時紹介された。
前の日になっても幹事役のYさんから何の連絡もないので二人にLINEしたところ、Aさんから連絡があり『時間もないので独断で広尾のイタリアンに決めた』との返信があった。
その店のオーナーシェフがペルージャで修業の最後の頃、Aさんが留学していたというつながりらしい。
行ってみると一番乗り。シェフが挨拶かたがたテーブルまできてそのあたりを話してくれた。
間もなく全員揃い、まずは、プロセッコで乾杯。
料理はメイン込みのプリフィックス・コースに決めたところでシェフがその説明にくる。せっかくだからとF君に向かってすべてイタリア語でくわしく料理内容を説明。
その結果パスタはお任せで2種類をシェア、
あとはめいめい好きなものを選ぶことになった。
前菜は《大分産の真鯛のカルパッチョ、フランスのタンポポのせ》、
メインは《子羊のロースト》、
ドルチェは《ティラミス》をチョイス。
基本、とびかう言葉はイタリア語。半分くらいは分かるが、自分の思っていることを口に出すには時間がかかりすぎ、話題も進んでしまうので、途中からは普通に日本語でしゃべるとAさんがF君に通訳してくれるのに頼り放しだ。
あとは、美味しい料理をいただきながらワインを飲む。ワインを注文するときだけ、F君と相談した。
気が付いたら3時間も経っていた。楽しいことは時間が過ぎるのが早い。
最後にみんなで写真を撮ってお開きとなる。
F君とは“Ci vediamo a Perugia!!”と挨拶して別れた。
もうAさんもF君もペルージャに帰ったはずだ。
*巨匠というのは2週間前のTBS『新チューボーですよ!』《ボンゴレロッソ》で街の巨匠として紹介されていたシェフだからだ。