月別アーカイブ: 2017年12月

ポケット・コーヒー(Pocket Coffee)

◆ポケット・コーヒー(Pocket Coffee)

 

初めて食べたのは2年ほど前にイタリアからのお土産でいただいたとき。

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チョコレートの中に甘いエスプレッソが入っている。

いわば、ウィスキーボンボンのエスプレッソ版といったところか。

 

『これはいい』とイタリアに行くたびに探すが手に入らない。

(2017年5月、帰りのマルペンサ空港の売店で見つけたのは似て非なるものだった)

 

2017年11月イタリアの旅、ほぼ最終日、ローマで降りたメトロの出口通路で大々的に宣伝されていた。

そこで、帰り道試しにナツィオナーレ通りに面したスーパーに入ってレジで訊いてみたところあるという。

18個入り、5.7ユーロ、ただし225gとやや重い。

お土産として何個か買いたかったが、もう帰国前日でスーツケースがパンパンでしかも重いのがわかっていたのでやむなく1個にとどめた。

ドライトマト(pomodori secchi)

◆ドライトマト(pomodori secchi)

 

料理用のカラブリア産やシチリア産の比較的大きなドライトマトも買ってくるが、ワインのつまみとして買ってくる小さなドライトマト。

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初めて買ったのは、ペルージャ留学時ペルージャへ移動する直前にフィレンツェの中央市場で。

そのときお店の人に水に戻さずそのまま食べられることを教えてもらった。

以来、イタリアに行くたびに自分用、家族用に買ってくる。

かさばらないしつぶれても問題ない。おまけに日本で買うより安い。

オリーブ・オイルにつけておくとさらにつまみ感が増す。

天日干しなので食べる前にさっと水洗いした方がいい。

Firenze Soatanza

Firenze(フィレンツェ)2017/11/20

 

お店の名前 Trattoria Sostanza, Via del Porcellana 25r, Firenze

 

この店は《All about》やフィレンツェ在住・食の評論家池田匡克氏の《イタリアの老舗料理店》でも紹介されており、何回かフィレンツェを訪れたとき店の前も通りすぎたこともあるが入ったことはなかった。

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今回の旅行に行くちょうど1週間前、職場で誘われて会社近く日本橋茅場町のイタリアンに行った。イタリアに行くことがお店の人の耳に入り、オーナーから『フィレンツェ』に行くのだったらSostanzaへ是非』と言われメニューのコピーまで渡された。

(研修旅行だったらしくかの池田氏に連れて行かれたらしい)

予約必須であること、《アーティチョークのオムレツ(正しくはトルティーノ)》を食することをアドバイスされた。

 

メールやネットで予約では予約できなそうなので現地へ行ってから予約するしかない。

フィレンツェ滞在は日曜午後~水曜朝まで、一方お店は日曜定休なので月曜ランチ営業中に行って予約するか、電話またはホテルに頼むしかない。

月曜朝オーニッサンティ教会のギルランダイオ《最後の晩餐》を観た帰り道たまたま通りがかがったらシャッターが開いていて店内で掃除をしているのが見えた。入口近くに人がいたのでノックしドアを開けてもらい、予約したい旨話すと『いつ、何時で』と聞かれ予約完了。

 

◆食べたもの

前菜は生ハム(7ユーロ)、今回の旅行で食べた生ハムの中では厚さと言い味わいの濃さといい一番美味しかった。

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プリモはパスタのミネストローネ(9ユーロ)。野菜の姿かたちはまったく見えずとろっとろのスープだ。ショートパスタがごくわずかな量入っているだけでまさにスープ。カメリエーレが『胡椒、オリーブオイルは?』と訊いてきて『Si!』と答えると入れてくれる。

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セコンドは迷わず名物の《アーティチョークのトルティーノ》(16ユーロ)。卵で作られたお皿の中のアーティチョークは肉みたいな食感。その卵部分もこれまたとろっとろで美味い。

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(隣のトルコ人ご婦人は、あまりにも美味しかったのか同じものを即追加していた!)

ドルチェはパスし、ヴィンサントとビスコッティ(10ユーロ)でしめる。

ワインはハウスワイン赤1/4(4ユーロ)

コペルト、水込みで51ユーロ。

 

◆雰囲気

話には聞いていたが、店内の感じは相当クラッシックで白いタイルの壁、長いテーブル、カメリエーレの服装も時代がかっている。

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そして何といっても、長いテーブルに相席で食事中そのテーブルで話が弾むということではないだろうか。

自分の場合は、奥左のテーブルで椅子は壁側のいわばベンチの中央。先客は若いカップルで女性が斜め前、男性は右側いわゆる誕生日席で英語が聞こえる。後から来た3人は、ご婦人と男性2人。彼らは長いテーブルの奥の方の一角を囲んで座る。

その3人が話している言葉はまったくわからず想像もつかない。

そのうち、その左隣に座った男が肩を軽くたたいて英語で話しかけてくる。彼らはトルコ人の親子だった。母親はイスタンブールに住んでいて、隣の男性は香港に住んでいるという。

東京から来たというと右側の男性が反応、ニューヨークから来たという。『ニューヨークはリトル東京、東京じゃ下北沢が好き』だと言う。斜め前の彼女はアジア系かなーと思っていたら日系ハーフだという。

それから3組が会話を始める。

さすがにトルコ語、日本語は飛び交わないが、英語、イタリア語で国際交流をした。