◆行く
2016年イタリアの旅はイタリア初めての数十年来の友人、Y君とのふたり旅。
前日、成田からミラノに着き、1泊して午前中にフィレンツェに移動する。
電車は、10時20分発のフレッチャロッサ。フレッチャロッサには初めて乗るが、外観も中も良い。乗車区間が短いにもかかわらず飲み物サービスがあった。
定刻の11時59分、F.S.M.N(フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ)駅に到着。
ドウオモ近くのホテルなのでスーツケースを引っ張ってホテルに向かうが、地下道から地上に出ると土曜の昼とあって歩道は人でいっぱいだ。途中で右折し混雑を避ける。
◆まずはミケランジェロ広場へ
ホテルチェックイン後すぐに出かける。いよいよガイド役のスタートだ。
シニョリーア広場までの通りが人であふれかえっている。シニョリーア広場はとりあえず見るだけ。広場の真ん中に見慣れない金色の大きな亀の像が展示されていてびっくり。
天気予報ではこれから崩れそうなので晴れているうちにミケランジェロ広場に登ることにした。
ヴェッキオ橋にも寄らずネリ通りを進む。グラツィエ橋を渡り、サン・ニッコロ通り、そして右折して門をくぐり、ゆるやかな階段を上り、ひたすらミケランジェロ広場を目指す。
ペルージャ短期留学時以来、フィレンツェを訪れたときの欠かせない定番ルートだ。
ここに友人を連れてきたかったからだ。
広場に着いた頃の空は多少曇っているものの、フィレンツェの町は相変わらず美しく素晴らしい。
◆遅めのランチは
ミケランジェロ広場を下り、来た道を戻る。門の近くのいつも気になるワインの店は土曜の昼下がりとあって外のテーブルもいっぱいだ。中々いい雰囲気だ。
ただ、目指していたのは今まで2回行ったことのあるネリ通りの生ハムの店、その名も《La Prosciutteria》だ。行ってみると行きに通った時よりも混んでいる。お店の外まで人であふれていてここでのランチはあきらめる。
イタリア初めてのY君に、フィレンツェ経験のあるところを見せようと動いていたが、ここで目に付いた店に入る訳にはいかない。かといって、普通に食べると夕飯に影響してしまう。
そこで頭に浮かんだのはピッティ宮前のワインバー《Enoteca Pitti Gola e Cantina》。
行ってみるとちょうど外のテーブルが一つ空いたところ。
メニューをもらい単品とワインにするか迷った挙げ句、『エーィ!!』とばかりに選んだのは《グラス4杯つきランチ》。
ワインは、泡、白各1杯、赤は2杯(2種類)で。食事は、前菜、プリモそれぞれ2種類から1つ、最後にドルチェかチーズを選ぶスタイル。
コースメニューを選び始めたところで雨が降り始め『中の席はどうか?』といわれたので中に入る、そこはと何と昨年アペリテーヴォで座った席だ。
改めてメニューを教えてもらい、それぞれ前菜とプリモを選ぶ。
ワインはお店のいわばお任せ。一つ一つ丁寧に説明してくれる。
ワインと料理を楽しんでいるうちに外の雨が激しくなってきた。夕立のようだ。
4杯目のワインは何と《Brunello di Montarucino》、これに合わせるのはチーズの盛合わせ。
たまたま、旅行前に買った新発売のガイドブックにこの店がスタッフの写っている店内の写真ともに紹介されていたのに気づき、カウンターの中にいた店長らしき人に見せたところ皆集まりそのページをスマホで撮るという思いがけない交流もできた。
そのうち雨もすっかり上がり、十分満足して店を出てドゥオモを見てからいったんホテルに戻り一休み。
◆ダビデ像の見比べ
ミケランジェロ広場に向かう途中、シニョリーア広場のヴェッキオ宮殿そばにあるダビデ像を見、そのあとミケランジェロ広場中央のダビデ像を見ているが、一休みのあとはアカデミア美術館で本物を見ることにした。
予約していなかったので列の最後に並ぶ。その場所からは『待ち時間約30分』となっていた。『やむなし』、と並んで待つがたまにちょっと進むだけ。
そうこうしているうちにまた雨がポツリポツリ。そのうち本降りになってきて本日2度目の夕立模様。
(初めてのペルージャ短期留学時にペルージャに行く直前ローマからフィレンツェに着いた日、2度夕立にあったことを思い出した)。
皆濡れないようになるべく建物に寄るが、傘のない人は列から抜けていったので30分も待たなかったようだ。
ようやく入場。
入ってすぐの絵はあまり見ないでダビデ像の方へ。その手前には、ミケランジェロの数々の彫刻《奴隷像》がある。この美術館は確か3回目だがこれには感動を覚える。
ようやく本物のダビデ像のそばに行く。ヴェッキオ宮殿そばにあるレプリカに比べると屋内にあるだけあって相当大きく感じる。今にも石を投げそうで素晴らしい作品だ。
このあとは奥の方の展示室に行くが頭部の彫像が沢山あるのを観て以前訪れたことを思い出す。
意外に小さな美術館なので雨の中待っていた割にはあっけなく終わったが、外に出たころには雨はやんでいた。
サン・マルコ美術館前を通りカヴール通りに戻る。途中《Eataly》に寄り、ホテルに戻る。ホテルが近いというのはいいものだ。
◆実質初めての夕食
30分ほど休んでから夕食に出かける。昨晩はミラノに着いて簡単な夕食だったが、今日は今回の旅で実質初めての夕食になる。とりわけY君にとっては初めてだ。
どこに行こうか考えたが、夕食とはいえ、遅いランチからそんなに時間がたっていないので
イタリア旅行ガイドサイト《アーモイタリア》で紹介されているワインバーに行くことにした。
ポンテ・ヴェッキオの何本か手前の通り(Borgo S.S.Apostoli)を行くと店内いっぱいの客がいたのですぐわかった。混んでいたので入れるか不安だったが一番奥のテーブルに案内される。
意外なことに(たぶん同じサイトを見たのだろう)隣のテーブルは日本人熟年グループ。
定番の生ハム・サラミ、チーズ盛り合わせ、マグロとカジキマグロのカルパッチョをつまみにしてサンジミニャーノの白を1本飲むという軽い夕食になってしまった。
◆2日目はウフィツィ美術館
初めての友人のために出発前にネットで入館時間9:00~9:15を予約していた。
行ってみると列がいろいろあり、どこに並ぶかわからない。予約メールのプリント・アウトをもって係員に『どこから入るのか?』と尋ねると、まず、チケット交換が必要とのこと。
向かい側の建物で交換後、並ぶが入館開始時刻まで進まない。
9時すぎ入館、ショルダーバッグがあるのでまずセキュリティチェック。アカデミア美術館でもそうだったが、最近はやむを得ない。
自分にとっては4度目のウフィッィだが、3階に入ってすぐの展示室が修復中のためいくつかの主要な作品が展示室変更となっている。
カフェテリアの外(ここはランツィのロッジアの屋上にあたる)からのドゥオモやヴェッキオ宮の景色がいい。
ダヴィンチ、ティントレットやカラヴァッジョなどの作品は臨時の展示室で最後の方だ。
カフェテリアそばの階段を下りるとかなりの展示室が続く。天井の装飾もなく、増築ということはあり得ないだろうから恐らくは使われていなかった部屋なのだろう。
やはり、元の展示室で見る方が雰囲気がありそうだ。
さすがにダヴィンチの部屋では《受胎告知》の前には人だかり。というか、団体客でガイドの説明が長すぎる。
ちょうど2時間で鑑賞終了、11時すぎウフィツィをあとにした。
◆早めのランチはリベンジ
昨日、前を2度も通りかかったものの混んでいて入れなかった生ハムの店《La Prosciutteria》に再挑戦しようと行く。ウフィツィ美術館からはそれほど時間はかからない。
行ってみたら店のシャッターがちょうど開くところ。訊いてみると11時半からだという。
しばらく時間をつぶそうとサンタ・クローチェ広場へ。広場にはサンタ・クローチェ教会が見えるがそこに入るとまた生ハムの店が混んでしまうので広場からファサードを見て終わり。
《La Prosciutteria》に戻ると家族らしい3人組が開店するのを待っている。
ようやく店は開いたが、前の3人組は持ち帰りのパニーノを注文、『これを入れろ、あれを挟め、こっちはこうだ』と4種類を注文、それで袋に入れて終わりかと思ったら今度はそれぞれ4つに切っておまけに組み合わせて別々の袋にいれる、という注文。ひたすら我慢して並んで待つことになる。
ようやく自分の番がきて、注文したのは簡単に《盛り合わせ》。飲み物は、グラスでキャンティにした。
長い板に乗った生ハム、チーズの盛り合わせが運ばれてきてそのボリュームにびっくり。オリーブ、ペペローニ、ナスなどもあり、またパンもついているのでこれで十分なランチだ。
◆午後の観光は
いいたんホテルに戻って一休み、14時観光再開。
サン・マルコ美術館に行くが扉が閉まっている。教会は16時半に開くようだが美術館の方は分からない。
何しろ今日は日曜だ。
メディチ・リッカルディ宮も閉まっている。
サン・ロレンツォ教会に行くと入る人が見えた。特徴ある未完のファサード左の入場券売り場でチケット(5ユーロ)を買い教会に入る。
ここは何回か訪れていて持参の《歩き方》には書き込みをしているがあまり記憶がない。ということで内陣と左の旧聖具室を中心に見学。
その後、いったん外へ出て回廊右の入口から地下の展示室(Museo)へ行く。ここには聖具なのか、いろいろなものが展示されている。
以前は、ここは入場無料だったが今はチケットが必要だ。
ミケランジェロ制作の墓碑のある隣接するメディチ家礼拝堂にも行きたかったが残念なことに閉まっていた。
次は、サンタ・マリア・ノヴェッラ教会へ。
正面にまわる途中に入口があり、ここも有料(5ユーロ)に変わっていて、チケットを購入しようと中に入るとスーツケースを持った女性の先客がいてスマホを係員に渡し、ゆっくりとイタリア語でしゃべってもらっている。
このやりとりを何回もしている。待っている間にわかったが、スマホの翻訳機能でシエナまでのバス停を尋ねているようだ。係員は嫌な顔もせず応じている。
あまりにも時間がかかるので、横から入場料金を出しチケット入手。
日本人の母と息子だった。
電車でシエナに向かおうとしたらなかったのでバスに変更、バスターミナルと切符の買い方がわからず必死に訊いていたようだ。
少し話をしたが、シエナにはバスで行ったことがあるものの、かなり前のことなのであまり役には立てなかった。
中に入り、後陣左の礼拝堂にあるブルネレスキの《十字架像》を見る。
中央礼拝堂には、ギルランダイオのフレスコ画《聖母マリア伝》、右の礼拝堂には、フィリッピーノ・リッピのフレスコ画《聖ヨハネとピリポ伝》があり、それだけ見てS.M.N.教会は終了。
外に出て、特徴ある教会のファサードを見るが、何度見てもいいなあと思う。
広場では、何か特産品の市が開かれている(あとで知ったが、フランスの市だった)。
まだ、旅は始まったばかりなのでちょっとだけ見てホテルに戻るためぶらぶらする。
◆路上ライブはオペラ
ドゥオモ前のサン・ジョヴァンニ広場に近づくと歌声がする。オペラの曲だ。立ち止まって聴いているうち、次は日本でもポピュラーな《帰れ、ソレントへ》。
合唱経験あるY君に言わせると、『歌はうまいが声量が足りない』と辛口のコメントだった。
これにて本日の観光案内は終了。
◆2日目の夕食も簡単に
Y君は歩きすぎて疲れたので夕食を早く済ませて休みたいという。フィレンツェの石畳は慣れないと疲れるようだ。
イタリア旅行中は、夕食はだいたい20時すぎ夕食だがやむをえない。18時半すぎ近くのワインバーでのアペリティーヴォで軽くすませるつもりで出かける。
目指すワインバーへ行ってはみたものの、カウンターにあったのはまさにアペリティーヴォのつまみなのですぐ出て、同じ通りで見つけたカジュアルな店に入る。
奥のスクリーンではちょうど《インテルVSユベントス戦》が映し出されていて、その近くの人たちはうるさくない程度に盛り上がっていた。
Y君は『飲まない』というので、こちらはワインをグラスで注文。昨日に引き続き比較的軽めの食事になってしまったが、店構えの割には意外に美味しい。
◆フィレンツェ3日目は
昼過ぎにはローマに移動する予定なのでフィレンツェ観光は実質午前中だけだ。
朝食を早めにすませ、昨日閉まっていたサン・マルコ美術館へ向かう。ここはイタリア初めてのY君にどうしても見てもらいたい絵があるからだ。
8時半に着いたが扉はもう開いていた。
まず、1階をざっと観て係員にギルランダイオ作《最後の晩餐》の場所を教えてもらう。記念品売り場の向かいの壁だ。『あーそうだった、ここだった』と思い出す。
『最後の晩餐』といえば、ダヴィンチが有名だが、ギルランダイオの作品もいい。
その後、2階へ。
まず、かの『受胎告知』。我々の時代には教科書に載っていた。
サン・マルコ修道院の僧だったフラ・アンジェリコの作品だ。
あとは、2階の僧房を見てまわる。
以前見たときの記憶がよみがえった。
◆メディチ・リッカルディ宮はシニア料金
サン・マルコ美術館の次はメディチ・リッカルディ宮。
入場料は7ユーロだったが、掲示されている割引料金が目に入りシニア4ユーロとのこと、年齢を言っただけで証明書なしで割引になったのは喜んでいいのか。
まず中庭を見てから階段を上がると、マギの礼拝堂。『ベツレヘムへ向かう当方の三賢王』のフレスコ画の彩色がきれいだ。
入ったところとは別の出口から出ると、なんとそこはよく行ったことのあるミニ・スーパーとサン・ロレンツォ教会の向かい側だったのでちょっとびっくり。
◆サン・ジョヴァンニ洗礼堂をあきらめる
サン・ロレンツォ教会の後ろにあるミケランジェロの彫刻で有名なメディチ家礼拝堂に再度行ってみたが予想通り第3月曜とあって休み。これを確認してからサン・ジョヴァンニ洗礼堂に向かう。
以前と違っていてチケットは洗礼堂では売っていない。向かいの建物の中だという。
行ってみると自販機もありにぎわっているがよく見るとチケットはドゥオモのクーポラ、付属美術館と洗礼堂のセットになっている。これを全部こなすには時間がまったく足りない。
そこで窓口に行き『洗礼堂だけ買いたい』と言ったがだめだとのこと。まだヴェッキオ宮殿を見ていないのであきらめる。
◆ヴェッキオ宮殿
ドゥオモ界隈をあとにしてヴェッキオ宮殿へ。
1階のチケット売り場に行くが、人数が少ないのにほとんど進まない。
最前列の2人に時間がかかっている。あとでわかったのは、チケットの種類が多すぎるのではないだろうか?
我々は、『Palazzo Vechio+Torre di Arnoifo(宮殿と塔)』にした(1人14ユーロ)。
階段を上がって入ると、五百人広間、椅子に座って壁の大きな絵を観る。
次に後方右の階段から宮殿内の各部屋を見学。
コジモの部屋、ロレンツォ豪華王の部屋など。
よく見ると天井画に本人が描かれている。
《地図の間》には多くの地図があるが、何といっても部屋の中央にある大きな地球儀がすごい。
いよいよ塔に上る、何回かヴェッキオ宮殿を訪れているが塔は初めてかもしれない。
最初は『これだけ?』と思ったが、狭い階段を上がって行く。
これも途中で『ここまでか』と思ったがさらに上がある。
屋上まで行くと、ドゥオモ、サンタ・クローチェ教会、アルノ川などフィレンツェの素晴らしい景色が飛び込んでくる。
上った甲斐があるというものだ。
ここを下りて今回の3日間のフィレンツェ観光は終了。
イタリアつながりでフィレンツェに詳しい友人から教えてもらったオステリアでランチ。
ホテルに戻り、スーツケースを受け取りF.S.M.N.駅へ。
途中1ヵ所道を間違えたのと予約していたローマ行きの電車の車両が8両目でかなりホームを歩くこともあって結構ギリギリだった。
◆泊まる
ホテル Axial(★★★), Via dei Calzaiuoli 11, Firenze
Single 1泊につき109ユーロ(9月のフィレンツェは観光シーズンなので例年の11月よりも高い)、市税3.5ユーロ、Hotels.comで予約。
ここには2012年、一昨年、昨年も泊まったが、ドゥオモのそば、駅からも近くて良いので4回目だ。
◆食べる
◎お店の名前 Enoteca Pitti Gola e Cantina, Piazza Pitti 16, Firenze
(http://pittigolaecantina.com/)
この店はワインバー。リストランテでもトラットリアでもオステリアでもないがまた行きたい店。
2015年の旅でAntinoriの店で隣に座ったカナダ人から教えてもらい翌日夕方アペリテーヴォで訪問。
2016年の旅では、フィレンツェ初日に遅めのランチで訪れた。
イタリア初めての友人とのふたり旅だったが、何を注文するかが中々決まらず、最後に『エーィ!!』とばかりに注文したのは《グラス4杯つきランチ》。
食事は、前菜、プリモそれぞれ2種類から1つ、最後にドルチェかチーズ。
ワインは、泡、白、各1杯、赤2杯(種類)であわせて35ユーロ。
前菜は、牛肉のタルタル、プリモはイカ墨のリゾットをチョイス。いずれも美味い.
ドルチェはやめて、チーズを選ぶ。ペコリーノとトスカーナ牝牛の乳で作った36ヵ月熟成のパルミジャーノなど。
4杯つきだから少量ずつだろうと思っていたら普通のグラスで普通の量。しかも、ソムリエが1杯ずつ、そのワインがどこでどのように作られたか、など事細かに説明してくれる。
1杯目 ピエモンテのスプマンテ、ぶどうはシャルドネ。甕を地中に埋めて熟成させたもの。
2杯目 フリウリ・ヴェネツィア・ジューリアの白。色は、黄色とロゼの中間くらいか。ぶどうの汁だけではなく皮も全部入れて熟成させるのでこの色になるのだそうだ。
3杯目 Chianti Classico Riserva テーブルに持ってくる前にグラスを何度も回し、空気にふれさせている。
4杯目 最後は何とブルネッロ。3杯目まで飲んだところで若干の期待はしていたものの(希望的観測)まさかのブルネッロだった。
◎お店の名前 Mangiafoco caffe’ wine bar, Borgo s.s. aposoli 26/r, Firenze
(http://mangiafoco.com)
1日目の夕食で訪問、アーモイタリア旅行ガイドで紹介されていた店。ワインバーといいながらつまみ類も充実。
カメリエーラなどスタッフは外国人が多いようだ。
- 食べたもの 生ハム・サラミ、チーズ盛合わせ(1人前14ユーロ)、マグロとカジキマグロのカルパッチョ、パイナップル、イチゴ、ルッコラ添え(14ユーロ)、つき出しはオリーブ。
カルパッチョにパイナップル添えとあるが、実際はパイナップルを芯を含め生ハムのように薄くスライスし、それでカルパッチョを覆っているというなかなかのアイデア。
ワインはサンジミニャーノのgruaccia(27ユーロ)、カフェ、水、コペルト込みで66ユーロ。
◎お店の名前 Ristorante Enoteca Caffe’ Agricola, Via del Corso 27/r , Firenze
2日目の夕食で訪問、あてにしていたワインバーをあきらめ、同じ通りにあったカジュアルな感じの店。
- 食べたもの 前菜はカプレーゼ(10ユーロ)、モッツアレラがドーンと乗っている。
プリモは猪のラグーのピチ(13ユーロ)、これはめっぽう美味い。
相棒は食欲がないのか牛肉のカルパッチオのみ(13ユーロ)。
ワインは相棒が『体調を考え、今日は飲まない』というので、グラスで2杯(プロセッコとキャンティ、各5ユーロ)。
コペルト、水、カフェを含め2人で56ユーロ。
◎お店の名前 Osteria il Buongustai, Via de’ Cerchi 15/r, Firenze
イタリアつながりでフィレンツェに詳しい友人から出発前に教えてもらったオステリア。チェントロにあるが意外に分かりにくい路地にある小さな店。観光客と地元の人が半々くらい。
- 食べたもの 前菜は燻製・チーズの焼いたものと生ハムの盛り合わせをシェア。プリモを自分はリゾット、相棒はカニのファルファッレを注文(何の間違いか、ファルファッレの注文が通っていなかった。改めて注文。)