カブレーノ親父のつぶやき日記」カテゴリーアーカイブ

物申す彫刻、パスクィーノ像に遭遇していた

イタリア語の勉強がてら寝る前にNHKゴガクアプリで『まいにちイタリア語』を聴いている(大体は終わりまで聴かないうちに寝てしまうのだが)。

10月からの応用編は『ローマを巡ろう』(Passeggiando per Roma)と題してローマの名所を散策しながら動詞の知識を深めるというもの。

 

先月の放送で、ローマには物申す彫刻がいくつもあって今でも6体残っているということを知った。今月の放送でも物申す彫刻に触れていた。

当時の為政者に対する不平、不満を紙に書いて彫刻像に貼り付けていたので《物申す彫刻》と言われていたそうだ。

カブレーノは何回もローマを訪れているがまったく知らなかった。

 

初めて放送で知ったとき今残っているものの一つがパスクィーノ像だと知り、何とかその名前をメモしてみたところ『どこかで聞いた名前だなー』と思った。

今回(2023年9月)ローマ滞在中ランチをしたナヴォーナ広場近くのワインバー《Cul de Sac》の住所が、”Piazza Pasquino”だったのを思い出す。

そう言えば外のテーブルで食事中ふと目をやると向かいの建物の一角に彫刻があったなと。

そのときの写真がこれ。

 

偶然にもパスクィーノ像に遭遇していた。

ものすごく役立ったコスパ良いeSIM

海外旅行中のスマホの使い方については、機内では機内モードにし、到着してすぐキャリアから現地提携のデータローミングについてSMSがくるのを無視して、データローミングをオフにする。

そして、ホテルに着くなりwifiのIDとパスワードをセットし、ホテル内でスマホを使っていた。場合によってはレストランやお店でそこのwifiを利用することもあった。

 

今までの一人旅では、外出中どこかに連絡するとか、何かを調べるとかはほとんどないのでこれで充分だった。

今回は同行者の孫とマルタで別れるまで二人旅なので外出時に別行動するかもしれず、やむを得ず連絡を取り合うことがあるかもしれないと考え、wifiルーターをレンタルしようか、それともプリペイドSIMを購入して入れ替えようか、どれにしようか考えていた。

 

たまたま7月末に以前から読んでいるイタリア食材店《Piatti》岡田さんのメルマガの《イタリア買い付け道中記》で《UbigiのeSIM》を初めて使って『最も廉価で最も効率も良い手段だなぁと感心した』ことを知り、使ってみることにした。

 

イタリア国内30日間3GBで何と1000円、しかも初回限定で10%オフでたったの900円。

出発前にアプリをダウンロードし、アカウント登録する。うまく使えるかはミラノ到着後やってみるまでわからない。

マルペンサに着陸してすぐ主回線をオフにし、eSIM回線をオンにすると問題なくつながる。

ミラノ、モデナ、フィレンツェ、ローマでは知っている場所はともかく、知らないエリアではGoogleMapsの経路検索が役立った。それはこのeSIMのおかげだ。

また、この《UbigiのeSIM》は音声は使えないがLINE電話を使えばまったく問題ない。

日本にいる家族に、撮ってすぐその場で写真を送ることも何回もあった(これまではホテルに戻るまでできなかった)。

 

イタリアでは14日滞在、最終的には2.75GBで済んだ。残念なのはマルタ3日間、この間はeSIMは使えず、ホテルまでの道のりに苦労した。それだけにeSIMのメリットを感じる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あと何回海外旅行に行けるかは年齢的にわからないが、これは本当に便利でコスパもものすごく良いので今後海外旅行の必需品になるだろう。

壊れていたスーツケース

4年ぶりのイタリア旅行から帰ってきた。

これから徐々に旅行記をアップしていくつもりだ。その前に、トラブルを一つ。

それは、旅に重要なスーツケースに問題があったということだ。

 

出発当日夕方、息子が成田まで車で送ってくれるという。その日バタバタとパッキングし、いざ車に乗せるという時、取っ手が劣化していてゴム状(プラスティックか)の取っ手がぼろぼろ剥がれ落ち、中の金属板が一部むき出しになっている。

『これはまずいな。荷物の中のビニールテープで補強しなければ』と、車に乗り込む。

 

さて、成田に到着。駐車場で車から降ろし出発ロビーへ移動しようとスーツケースを引っ張るするがまともに動かない。よく見るとスーツケースのキャスターが劣化していてまったく回らないことがわかった。

 

『こりゃあ、チェックイン前にスーツケースを買い替えないといけないな』ということで、ターミナル内のショップを探す。20時を過ぎていたためあいにくスーツケースを扱う店はほとんど閉店していて、唯一営業中の店に陳列されていたのは小さすぎる。

やむなく買い替えをあきらめチェックイン。

 

乗り継ぎを含め約18時間のフライトを終え、ミラノ・マルペンサ空港到着。

スーツケースを受け取り、ミラノ中央駅行きのバス停までの遠いこと。それより遠いのは、中央駅でバスを降りてからのすぐ近くのホテルまで遠いこと、遠いこと。

普通には引っ張れないので前後を逆にして後ろの足(キャスター)を前にもってくるが引っ張りにくいこと、この上もない。

ホテルにチェックイン後フロント氏に事情を話し、メジャーを借りてスーツケースの寸法を測る。買い替えるにしても壊れたスーツケースをを持ち運ぶのは大変だからだ。

 

どこに行けばスーツケースはあるのだろう。ドゥオモ近くのデパート、Rinascenteならあるかもしれない。

日本でいう1階から一番上のフロアまで行ってみるがない。あきらめて下に降りるとエスカレーターから地下1階にスーツケース売り場が見えた。早速行ってみるとそこは《RIMOWA》の売り場。めちゃ高い。店員さんが、『あっちの方に他メーカーのがありますよ』と親切に教えてくれる。

そちらに行って商品をみると、ほぼ同サイズの物が数点あり値段も手頃なので買うことにした。壊れたスーツケースを引き取って欲しいと言ったがそれはダメだった。

 

さて、会計。Rinascenteのメンバーなら1割引きと言われスマホで入会手続きを済ませ、代金を支払うと、今度は免税手続き。結構上の階に行き壁に映し出される大きな端末画面に入力。このあとは、新しい空のスーツケースをホテルに持ち帰る。

 

荷物を入れ替え、壊れたスーツケースが空になりあとは処分するだけ。どうするか頭を悩ませる。

フロントに処分をお願いすることにし、お願いしやすそうな雰囲気の担当者に代わったのを見とどけて申し入れると簡単に受け入れてくれた。ホッとする。Grazie!!

 

最後に免税関連。免税取り扱い会社からすぐにクレカあてリファンドされた。ただし、当然のことながらイタリア出国前に税関で免税手続きをする必要があるとのこと。

出国前日にはメールもきて当然そうするつもりだったが、中央駅からマルペンサまでのバスがすごく時間がかかり、あまり時間がない。チェックイン終えてエアラインスタッフに免税手続きをする時間があるか尋ねたら無理だとのことであきらめる。リファンドされた免税額は後日取り消されるとのことだ。

準備はほぼ整った

 4年ぶりのイタリア旅行出発まであと数日。

往復の飛行機はもちろん、ホテルなどの手配も済んでいる。マルタ行きの予約ではちょっとした間違いもあったがそれも解決、あとは行くだけ。

 

今回は、いつもの一人旅ではない。

7年前イタリア初めての友人と行ったときと同じように同行者をガイドするという役割がある。

一緒に行く孫の希望を訊いてみたもののざっくりとしていてこちらで考えるしかない。

 

ざっくり希望の一つに《美術館》があった。そこでウフィッツィ美術館の予約を取ろうとしたら何と希望日は『無料の日』。今は高いので無料はありがたいが、入るまでに何時間待つのだろうか。

 

ラファエッロ 《アテネの学堂》

 

ローマでは、ヴァチカン美術館かボルゲーゼ美術館、どちらも予約が必要だ。カブレーノはヴァチカン美術館には3回訪問、これに対しボルゲーゼ美術館は1回だけなのでボルゲーゼ美術館にしたいところだが。

ミラノではブレラ絵画館を訪れるつもりだ。

 

あとは出たとこ勝負だが、フィレンツェではバール巡りをしてワインを一緒に飲む計画だ。

日程表を作り、またe-Ticketやホテル予約書などをプリントアウトし、4年前の持ち物リストをベースに忘れ物のないように準備するつもりだ。ここまでは今までと同じ。

いろいろなガイドブックを持っているが、全部は持って行かないで必要ページをスキャンしPDFの形でスマホにダウンロードしてみた。

また一人旅では、外出中どこかに連絡するとか、何かを調べるとほとんどないのでホテル、レストランなどのwifiを利用していた。今回はマルタで別れるまで二人旅なので外出時にやむを得ず連絡を取り合うことがあるかもしれないので『UbigiのeSIM』をインストールして使うことにした。

などなど、準備はほぼ整った。

すでに始まっている珍道中

今回の孫とのイタリア&マルタ旅行。十数年前からの一人旅と同様に航空機、ホテル手配は自分一人でやった。

 

2週間前にマルタ行き航空券を見たら先に取った孫の日程が1週間間違っていることに気づく。

すぐネット上で変更しようとしたが、変更できない。正確には手続きそのものが存在しない。

やむを得ず、慣れない英語でエアマルタ宛てにメールをすると自動応答メールには『返信には10日以上かかる』とのこと。気長に待ち12日目にメールを受け取ると『コールセンターで対応するので電話して下さい』と想定外の返事。

 

時差を考え、翌日(昨日土曜)夕方電話してみると、日本でも各種コールセンターでありがちな自動音声による応答で、まず言語を選ぶ。英語は1、イタリア語は2、……。

不得意ではあるが英語を選ぶと、次は用件で何番かを選ぶ。速すぎでよくわからない。

2回聴いて何とか選ぶとお決まりの『混雑しています。このままお待ちください』みたいなアナウンスが何度も繰り返される。

 

国際電話で料金もかかるし平日に掛け直そうか思ったころにようやくオペレーターが出る。

そこからが大変だ。事情説明し、向こうの返答を待ち、聴き取れないところは聴き直す。

さらに間違えて別の日の便になっても困るし、マルタからの帰りの便名も訊かれ、答えたものの帰りの便を変更されるのはもっとまずい。とにかく慣れない英語で必死に喋るしかない。

何とか予定の便に変更できたようで変更手数料が伝えられる。『クレジットカードで払いたいがリンク先をメールで教えて欲しい』と言ったら『クレジットカードの番号、その他を読み上げてください』とのこと。

数字16桁、名前までは良かったが有効期限の年2桁で引っかかる。

2時間以内に変更内容をメールで送るからメールアドレスを教えて欲しいと言われこれも読み上げる。

最後に挨拶をして電話を切ると通話時間は37分ちょっと(待ち時間10分を含め)。

1時間後、変更内容確認メールがきてほっとした。

 

最近英会話に力を入れている孫が『自分が電話したい』と言っていたがその出番なく変更ができたこと、また出発前だけどこのことが思い出の一つになるかもしれない。

そのことを息子に伝えたら『珍道中がすでに始まってますな』だと。

 

フィレンツェはAirbnbで

8月末から4年ぶりにイタリアに行くが、当初フィレンツェには1週間くらい滞在して歩き回りたいと考えていた。モデナに寄ったり最終目的地のローマへ行く前に《イタリアの我がふるさと》ペルージャにも寄ることにしたので、結局フィレンツェは4泊になってしまった。

それでも『ゆったり過ごす感』を味わうためにホテルではなくアパートに泊まることにしていろいろチェックした結果初めて《Airbnb》でアパートを予約してみた。

ホテルを予約する時と同じように駅からの距離、場所の利便性、宿泊代を考慮した上でさらに設備や間取りをチェックする必要があった。

一番大事だったのは階数。ホテルと違ってエレベーターはない(はず)なので日に数回出入りするのに階段が多くては大変だからだ。

 

想定していたよりも駅からは少々離れているもののその他の条件が良さそうなところに決めたつもりだけど、正直なところ実際に行ってみないとわからない。

アパート暮らしは楽しみ半分、不安半分といったところか。ただ、問題あったとしてもわずか4泊だから我慢できるだろう。

4年ぶりのイタリア旅行準備中

4年ぶりにイタリア旅行するかも、と2月に思っていたのが現実化してきている。

この間、スマホで飛行機やホテル予約サイトをたびたび訪問。久しぶりでなかなか楽しい。

 

一緒に行く孫の都合にも合わせ、航空運賃の比較的安い曜日を選び、出発日、帰国日が決まったので往復航空券を予約。以前と比べ、運賃は約2倍、所要時間もかなりかかるのは今の国際情勢を考えるとやむを得ないか。

 

まず、ミラノに行き、その後モデナ、フィレンツェ、そしてローマを考えている。ということでミラノ、モデナのホテルを予約。モデナに行くのは家族のリクエストでMercato Albinelliを訪れバルサミコ酢を買うためだ。

 

9月はトップシーズンなので宿泊代も高そう、おまけにこのところ『円安ユーロ高』なので円換算ではかなりかかりそうだ。

久しぶりにホテル予約サイトでチェックしているが、今や『先払い返金不可』が主流のようだ。

 

孫はローマからマルタに行き、語学学校に行くという。ローマで別れ、その後は思い出の地ペルージャに行ってみようか、それとも一緒にマルタに行き数日滞在しようかしばらく考え、マルタに行くことにした。帰国便を予約しているのでマルタでの滞在は実質2日しかないが初めての場所はうきうきする。ペルージャを訪れるならフィレンツェの日数を1日減らすつもりだ。

4年ぶりにイタリアに行くかも

1998年から毎年訪れていたイタリア。『コロナ禍のため次に行くのはいつになるのだろうか』と思っていたが、もういつでも行けるようになってきた。実際、知り合いでもイタリア、ドイツなど旅行してきた人がいる。

 

ところが、『来年こそは・・・』と思っていた昨年秋に体調を崩し、家族からは『イタリア一人旅は止めて!』と言われて『もう行くことはできない』と半ばあきらめていた。

 

先日、長男とその息子(要するに孫)がやってきてご飯を食べながら、大学生の孫が『ヨーロッパに行ってみたいなー』と言い始めた。

そのうち、『じゃあ、連れて行ってもらえば』という話になり、ひょっとしたらこちらは見かけガイド役として、孫は付き添い人として一緒に行くことになるかもしれない。 

行先はあまり忙しく動き回るのではなく、ローマ、ミラノに数泊づつ、そしてフィレンツェに1週間ほど滞在しようかなと思案中。ヴェネツィアも外せないという外野の声もあるが、付添人はこのブログを参考にして絞り込むようだ。

 

振り返ってみると、初めてのイタリア旅行は、学生最後の年だった長男との二人旅だった。今度の(恐らくは最後の)イタリア旅行が孫との二人旅になるとは感慨深いものがある。 “Il tempo vola!!”

次回行くならやっぱりフィレンツェ

1998年から毎年訪れていたイタリア。『コロナ禍のため次に行くのはいつになるのだろうか』と思っていたが、9月7日からの入国制限緩和で光明が見えてきた。年内はともかく、来年は4年ぶりに行けるかもしれない。ところが、試しにSkyscannerアプリで航空券を検索してみたら、時間もかかるし運賃も倍くらいで、おいそれとは行けないかもしれない。

 

とはいえ、行けるようになったらどこに行こうか考えている。

ちなみに、1998年から2019年連続、計23回、2週間以上の滞在は5回、最長は2011年10月~12月のペルージャ語学留学だ。

訪問場所でみると、82ヵ所。2回以上訪れたのは23の都市。ベスト6は、フィレンツェ(17回)、ローマ(12回)、ミラノ(12回)、ペルージャ(9回)、ヴェネツィア(5回)、モデナ(5回)。モデナは観光は最初だけ、あとはもっぱらバルサミコ酢を買うのが目的だ。

 

以上からもわかる通り、次回のイタリア旅で行きたいところは何といってもフィレンツェだ。歩いて回れる町の大きさ、中世からの歴史的建物、美術館など見るもの多く、また食べるもの、飲むものもリストランテ、トラットリア、ワインバーなど魅力的だ。

 

◎最も訪れたい場所 ミケランジェロ広場

眺望はもちろんチェントロから歩いて上るのがいい。

◎最も訪れたい美術館 ウフィッツィ美術館

◎最も訪れたいリストラン・トラットリア Trattoria Sostanza

雰囲気はイタリアぽくないないが、細長いテーブルで国際交流したのが思い出。

◎最も訪れたいワインバー Enoteca Pitti Gola e Cantina

あるリストランテで隣席だったカナダ人から教えてもらい何度も訪問。

もう一度ワインとのペアリングランチを食べたい。

◎最も泊まりたいホテル Bernini Palace Hotel

ヴェッキオ宮殿すぐ近く。1999年、2000年に宿泊、朝食に泡が用意されていた。当時はTwin3万円くらいで泊まれたが今は倍近いのでちょっと無理か。

 

 

 

思い出に残るワインバー ヴェネツィアなど北イタリア編

1998年から2019年まで毎年訪れていたイタリア。コロナ禍のため次に行くのはいつになるのだろうか。

旅行の楽しみとして『旅の思い出』があるが、今まで『思い出に残る前菜』、『ドルチェ』、『カラヴァッジョ』のほか前回は『ワインバー ローマフィレンツェ編』を記してきた。

今回はヴェネツィアなど北イタリア各地のワインバーで思い出に残る店をまとめてみよう。

 

《Venezia》

2015年11月、バーカロ巡りを目的に4度目のヴェネツィア訪問。直前に購入した篠利幸さんガイド本『ヴェネツィア カフェ&バーカロでめぐる、14の迷宮路地散歩』(ダイヤモンド社)には沢山のバーカロ、バール、カフェが紹介されている。2泊3日という短い日程の中で訪問した中から3軒紹介。

 

  • Cantina do Mori(リアルト橋近く)

有名店で2001年9月にも行ったことがある。

入ってみると大勢の客がいてそのほとんど観光客っぽい。

混雑する中を何とか注文してさっと引き上げる。

プロセッコ、マグロのポルペッタ、チーズで6.6ユーロ

 

  • Ancona (リアルト橋すぐ近く)

リアルト橋のすぐ近く、サン・ジャコモ・ディ・リアルト教会前の広場の目指した店は開いているものの店の前からものすごく混んでいて気後れし、入ったのがこの店。

プロセッコ(4ユーロ)、ブルスケッタ(1ユーロ)、ポルペッタ(2ユーロ)

 

  • Osteria Enoteca ai Rusteghi (リアルト橋近く)

篠さんガイド本に《ヴェネツィアで一番美味しいパニーニの店》というのがあったのでそこに行く。

店の前に着くとちょうど老夫婦が入るところ、続いて入る。店内には2、3組の先客がいる。

最初はちょっと居心地がつかめない。そのうち和やかな空気を感じ『篠さん』を話題にオーナーと会話。

 

バッカラと野菜のパニーノ(4ユーロ)、ハウスワイン白(5ユーロ)

 

《Vicenza》

  • Enoteca La Malanotte

2008年9月、兄とのふたり旅、2泊3日滞在で2回訪問。

アンドレア・パッラーディオ大通りのエノテカのテラスでプロセッコを飲む。カメリエーレのお兄さんからつまみとしてクロスティーニを勧められ、3種類頼む。夕食前にはちょっと重いほどだったが美味い。

翌日は夕食後再訪。雨が降ったからなのか、もう遅いからなのか外のテーブル席はクローズ。中に入るとご主人とおぼしき人に奥に行くようすすめられる。

グラッパを1杯ずつ注文するとご主人がボトルごと持ってきて注いでくれる。いろいろ話しかけてくれ盛り上がる。そのうち昨夜の若いスタッフ(息子か?)も気づき挨拶してくれる。

こういう旅先でのコミュニケーションは実に楽しく思い出に残る。

 

1日目 クロスティーニ3種(①バカラ、②ルッコラに生ハム、上にフルーツトマト、③タルタル、1.5ユーロ×3)とプロセッコ(3ユーロ×2)

2日目 グラッパ(4ユーロ×2)

 

《Treviso》

  • シニョーリ広場のカフェ

2008年9月

シニョーリ広場のカフェで夕食前恒例の一休み。キリリとしたプロセッコで乾杯。日が落ちたので座っていると寒い、昼の暑さからみるとうそみたい。

この広場はなだらかな起伏があり座っていても何となく落ち着く。向かい側の建物の窓にある鉢植えがとてもきれいだ。

 

《Asolo》

  • Henry’s Bar

2015年11月

Asoloは小さな町。リストランテ探しとアペリティーヴォをかねて町歩きに飛び出すが休みの店が多く、人が入っているようなバールも見当たらない。

そんな中、ちょっと奥まったところに《Henry’s Bar》というバール兼リストランテを見つけ恐る恐るドアを開ける。

客は誰もいない。入ってすぐのカウンターにいた男性に『いいですか?』と尋ねると『どうぞ』との返事。

カウンター席に座る。いわゆるイタリアの町なかにあるバールのカウンターではない。いわばバーのカウンター。

プロセッコを飲む。地元のものだというがめっぽう美味い。

つまみはフォカッチャ、どちらかというとパンに近いがこれも美味い。

あまりのおいしさに2杯飲む(6ユーロ)。

 

 

《Parma》

  • Enoteca Fontana (ルイージ・カルロ・ファリーニ大通り)

2014年11月

ルイージ・カルロ・ファリーニ大通り(Strada Luigi Carlo Farini)に面した酒屋。

店内でFranciacoltaの泡を立ったまま飲む(4ユーロ)。つまみ代わりにグリッシーニ。

地元の人ばかりで、しかも本当に酒屋の一角という感じの店だ。

 

2016年9月再訪

2度目は外のテーブル席に座る。時間が早いのでほかには客はまだいない。

スプマンテのあとに白、つまみはTartine(パンに具をのせたもの)とポルペッティで小腹を満たす(7.5ユーロ)