壊れていたスーツケース


4年ぶりのイタリア旅行から帰ってきた。

これから徐々に旅行記をアップしていくつもりだ。その前に、トラブルを一つ。

それは、旅に重要なスーツケースに問題があったということだ。

 

出発当日夕方、息子が成田まで車で送ってくれるという。その日バタバタとパッキングし、いざ車に乗せるという時、取っ手が劣化していてゴム状(プラスティックか)の取っ手がぼろぼろ剥がれ落ち、中の金属板が一部むき出しになっている。

『これはまずいな。荷物の中のビニールテープで補強しなければ』と、車に乗り込む。

 

さて、成田に到着。駐車場で車から降ろし出発ロビーへ移動しようとスーツケースを引っ張るするがまともに動かない。よく見るとスーツケースのキャスターが劣化していてまったく回らないことがわかった。

 

『こりゃあ、チェックイン前にスーツケースを買い替えないといけないな』ということで、ターミナル内のショップを探す。20時を過ぎていたためあいにくスーツケースを扱う店はほとんど閉店していて、唯一営業中の店に陳列されていたのは小さすぎる。

やむなく買い替えをあきらめチェックイン。

 

乗り継ぎを含め約18時間のフライトを終え、ミラノ・マルペンサ空港到着。

スーツケースを受け取り、ミラノ中央駅行きのバス停までの遠いこと。それより遠いのは、中央駅でバスを降りてからのすぐ近くのホテルまで遠いこと、遠いこと。

普通には引っ張れないので前後を逆にして後ろの足(キャスター)を前にもってくるが引っ張りにくいこと、この上もない。

ホテルにチェックイン後フロント氏に事情を話し、メジャーを借りてスーツケースの寸法を測る。買い替えるにしても壊れたスーツケースをを持ち運ぶのは大変だからだ。

 

どこに行けばスーツケースはあるのだろう。ドゥオモ近くのデパート、Rinascenteならあるかもしれない。

日本でいう1階から一番上のフロアまで行ってみるがない。あきらめて下に降りるとエスカレーターから地下1階にスーツケース売り場が見えた。早速行ってみるとそこは《RIMOWA》の売り場。めちゃ高い。店員さんが、『あっちの方に他メーカーのがありますよ』と親切に教えてくれる。

そちらに行って商品をみると、ほぼ同サイズの物が数点あり値段も手頃なので買うことにした。壊れたスーツケースを引き取って欲しいと言ったがそれはダメだった。

 

さて、会計。Rinascenteのメンバーなら1割引きと言われスマホで入会手続きを済ませ、代金を支払うと、今度は免税手続き。結構上の階に行き壁に映し出される大きな端末画面に入力。このあとは、新しい空のスーツケースをホテルに持ち帰る。

 

荷物を入れ替え、壊れたスーツケースが空になりあとは処分するだけ。どうするか頭を悩ませる。

フロントに処分をお願いすることにし、お願いしやすそうな雰囲気の担当者に代わったのを見とどけて申し入れると簡単に受け入れてくれた。ホッとする。Grazie!!

 

最後に免税関連。免税取り扱い会社からすぐにクレカあてリファンドされた。ただし、当然のことながらイタリア出国前に税関で免税手続きをする必要があるとのこと。

出国前日にはメールもきて当然そうするつもりだったが、中央駅からマルペンサまでのバスがすごく時間がかかり、あまり時間がない。チェックイン終えてエアラインスタッフに免税手続きをする時間があるか尋ねたら無理だとのことであきらめる。リファンドされた免税額は後日取り消されるとのことだ。