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Roma(ローマ)2012/11/19~21

◆行く
ほぼ1年ぶりに訪れた思い出の町、ペルージャからローマに戻る。
同行してくれたNさんとはローマ滞在中にローマ料理を食べに行く約束をしてメトロBologna駅で別れる。

◆翌日はクイリナーレ美術館から
初めてローマを訪れて以来テルミニ駅付近のホテルからはナツィオナーレ通りを歩くのが恒例(特に1998年初めての時はこの通りに面していたホテルに泊まった)。
途中食料品店《Castroni》をちょっと覗く。

右折をしてクイリナーレ美術館(Scuderie del Quirinale)に行く。
今回の展覧会は《フェルメール》だ。月曜午前だというのに意外に人が多い。音声ガイドを借りたかったが日本語はない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

渡された小冊子と1点ずつ照らし合わせて観る。
2点目が《小径》。これは東京でもオランダでも観た。

まず1室~5室、2階に上がって6室~10室、ゆったりと展示されていて観やすい。フェルメールの作品は全部で8点。
およそ2時間かけて鑑賞。12時頃美術館を出る。

◆教会で美術を堪能
美術館から《トレヴィの泉》へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

写真を撮っただけで素通り。
 聖イグナチオ教会へ行く。ここはペルージャの友人がFacebookで天井画を紹介していたからだ(実は、1998年初めてのローマの時訪れていたもののほとんど記憶なし)。
確かに素晴らしい。天井画の中に3Dでだまし絵のように空に向かって行く感じだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 パンテオン近くの店でランチをとったあと次の観光へ。
訪れたのは、サンタ・マリア・ソープラ・ミネルヴァ教会

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外から見るファサードは簡素そのもの。中は暗いがそのうち目が慣れてきた。
右側廊から左回りで見る。ここは見るべき絵や彫刻が多い。
アントニアッツォ・ロマーノの《受胎告知》
《カラファの礼拝堂》にあるフィリッリーノ・リッピの《聖トマス・アクィナスの勝利》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

主祭壇左のミケランジェロの《あがないの主キリスト》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

左の礼拝堂にはフラ・アンジェリコの墓、その隣の礼拝堂にはアンジェリコの《聖母子》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

柱にベルニーニの《ブロンズのメダル》
ペルジーノの《主イエス・キリスト》など。

カラヴァッジョの《聖マタイ3部作》のあるサン・ルイージ・ディ・フランチェージ教会サンタゴスティーノ教会へ行ってみるが、夕方まで閉まっている。
その後、ナヴォーナ広場へ。昨年ペルージャ留学中来たときは広場がクリスマス市と化していたが、今日はその出店の準備中みたいだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆ブルガリで買い物ならぬ…
ポポロ広場サンタ・マリア・デル・ポポロ教会を目指して北上するが、コルソ通りに出たところで気が変わり、先にブルガリに行く。買い物ではなく数年前に買った時計のベルト交換のためだ。
丁度15時にブルガリに着く。開いてそうなので店に入ると日本人スタッフが迎えてくれた。
『時計のベルトを替えたい』と言うと『ここではなくすぐ近くの10番地』と言われ、移動。
一番奥の部屋まで案内される。電池交換もしたかったが工房がそこになく預けると1週間かかるとのことで断念。
帰りも入口まで送ってくれた。向こうの安全対策もあるのだろう。

ブルガリからスペイン広場へ出て左折、バブイーノ通りを進みポポロ広場へ。
残念なことにポポロ教会は完全クローズのようであきらめてメトロでホテルに戻る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホテルの部屋に入るなりiPadを開くとNさんからメールが入っていた。19時ホテル近くで待ち合わせということなのでどこにも出かけず休養する。

◆ローマ料理を味わう
Nさんとはバス停で待ち合わせ。バス停近くのタバッキでバス券を買ってバスに乗りパンテオン近くで下車。Nさんが予約してくれていたローマ料理店はパンテオンのすぐそば、とりあえず場所を確認する。
シカトして自分一人で入ってみるが、『予約しているか』と訊かれ、『No』と答えると『全て予約で一杯』と言われる(これは想定内)。
予約時間は21時45分、時間がたっぷりあるので予定通りまずアペリティーヴォ。

意外なことにアペリティーヴォの店は閉まるのが早く、その後昼間訪れたところを何回も歩き回る。
21時10分お店に行ってみたが『まだだめ、ただ少し早くなるかも知れない』と。
ナヴォーナ広場で最後の時間調整。
21時35分に行ってみると入ることができた。レジの前の2人席、隣はアメリカ人の熟年カップル。

アペリティーヴォでややお腹がふくれていたのでアンティパスト、プリモをパス、ローマ風トリッパを試してみる。Nさんはカルボナーラを注文し、付け合わせにカルチョフィとプンタレッラ、いずれもローマ名物だが初めてなのでシェアする。

トリッパは思っていたより柔らかくトマトソースの味がリコッタチーズと相まって美味い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カルチョフィは何かに似ている・・・ふきのとう?

 

プンタレッラはちょっとおもしろい形、歯ごたえがある。

 

かなりビネガーが効いている。さらにアンチョビソースもついている。

 

ドルチェとカフェで締める。

バスでホテルに戻る。結構長いローマの休日だった。

◆2日目はティヴォリヘ
朝食後、ティヴォリへ向かう(ティヴォリ旅行記(11/20)Tivoliで)。

◆ローマの教会巡り
ティヴォリからローマに戻り、テルミニ駅でメトロを乗り換え、Spagna駅下車、カラヴァッジョの絵を見るためサン・ルイージ・ディ・フランチェーゼ教会へ行く。
15時をすぎていたので入ることができた。
カラヴァッジョの《聖マタイ3部作》は左奥の礼拝堂。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《聖マタイの召命》の右からの光の差し込み方がまるで本物の光のようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

近くの本屋で小さいカレンダーを買うとお店の人が『メルシーボクゥ』。『ああ、ここはフランス広場だ』と納得する。

次はサン・タゴスティーノ教会。開くまでに30分ほど時間があるので雨の中ブラブラしてから行ってみると開いていて中高生の一団と共に入る。彼らがカラヴァッジョのの絵の前に向かったので少し時間を置いてから観る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラファエッロの絵を探すが見つからない。『歩き方』をよく見ると柱の上にあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これにて今日の観光終了。

一旦ホテルに戻るが、途中ナツィオナーレ通りのいつも行く食料品店に寄りお土産のチョコレートを買う。

◆恒例のアペリティーヴォとチェーナ
一人旅とはいえ、ローマに住んでいるNさんと今日も夕食の約束。
《トリトーネの噴水》前で待ち合わせ、リストランテの予約時間まで1時間近くあるのでヴェネト通りを上り、Excesiorの裏手にあるDesparに寄ってみる。
まだ30分くらいあるので近くのバールでアペリティーヴォ。プロセッコとビールで乾杯。仕事の苦労話など聞いているうちに時間になったのでリストランテに急ぐ。

なかなかいい感じの店内だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メニューのほかにテーブル近くに立てられている小さなボードに手書きの『本日のおすすめ』がある。
折角なのでその中からアンティパストを1品選ぶ。もう1品は通常メニューから《マグロのタルタル》。
プリモはパスし、セコンドももちろん魚料理。
ワイン選びにはちょっと時間かかったが魚づくしなのでアルト・アディジェ産のシャルドネにする。
ドルチェ、カフェで締めてローマ最後のチェーナを終えた。

帰りはバスだが、なかなか来ないので停留所いくつか分を歩く。23時すぎホテルに戻る。

◆いざフィレンツェへ
荷物をパッキングして7時半頃朝食会場へ。時間が早いせいかすいていてスタッフも愛想が良い。
近くのスーパーでちょっと買い物をしてから9時チェックアウト。
9時45分発のVenezia S.L.行きの電車でフィレンツェに向かう。

◆泊まる
◎ホテル Camelia Hotel (★★★),Via Goito,36, Roma
Single 64ユーロⅹ3、市税2ユーロx3

◆食べる
◎お店の名前 Caffe Roma DAKOTA, Via Del Seminario, 111, Roma
食べたもの ブルスケッタ+プリモ+ビールのランチ定食(9.5ユーロ)


プリモはおすすめにしたがってフェットチーネのミートソース、まずまずの味。
ビールはバドワイザー。

◎お店の名前 Armando al Pantheon, Salita del Crescenzi, 31, Roma
食べたもの 本文の通り


ドルチェはセミフレッドのジェラート(7.5ユーロ)


飲んだもの Rubbie Rosso
コペルト、水込み、2人で68ユーロ、チップ5ユーロ
(このリストランテには4年後再訪している)

◎お店の名前 Da Claudio Il Localino, Via Lazio, 22, Roma
ローマでは数少ない魚料理の店(らしい)。
食べたもの コペルト代ないのにお通しっぽくアランチーニ(小さなライスボールのフリット)。
アンティパストは、ペッシェ・スパーダ(カジキマグロ)にナスのカポナータ、スライスされたアーモンド添え(本日のおすすめ)、

マグロのタルタル、ポテトのガレットに酸味あるクリームチーズを塗ったものが付け合わせられている。


プリモはパス。
セコンドは、輪切りトマトソースのバッカラ(少ししょっぱい)、ケーパーと何とかソースのカンパチ(これは日本人好みの味か)。
ドルチェはシチリアのカンノーロをシェア。
飲んだもの TRAMIN Chardonnay, 2011(17ユーロ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カフェ、水込み、2人で91ユーロ、チップ9ユーロ。
(このリストランテには3年後再訪している)

◆買う
◎お店の名前 BULGARI, Via dei Condotti, 10, Roma
買ったもの 腕時計のベルト(105ユーロ)

このほか、お土産としてカレンダー、チョコレート(ジャンデゥイオッティ)、インスタントリゾットなど。

◆観る
Scuderie del Quirinale
入場料 12ユーロ

Perugia(ペルージャ)2012/11/17~18

◆行く

2年続けて短期留学で住んでいた町、ペルージャ。その思い出と懐かしさを持ってほぼ1年ぶりに訪れる。

前日夜、成田からローマに着き、ペルージャ短期留学を勧めてくれたローマ在住のNさんと一緒にペルージャに向かう。Tiburtinaのバスターミナルで待ち合わせだったので、テルミニ駅から地下鉄B線に乗る。地下鉄入口が工事中のため迂回したり、自販機で中々切符を買えなかったりであせっていたのか行先をよく確かめずに乗ってしまったようだ。Bologna駅をすぎてから支線に行くことに気づき次の駅で降りて戻る。改めてTiburtina行きに乗り、10分ほど遅刻。Nさんはバスの中にいる。

バスは10時30分発車。あまり飛ばさないが順調。10分ほど早くPartigianiバスターミナル到着。

 

◆蜂蜜屋さんに遭遇

ホテルチェックインの前に共通の友人で滞在中お世話にもなったYさんのアパートに寄り、3人でチェントロに向かうが、カヴール通りに入ったところに何と2年前に知り合った、というか声を掛けられ日本語を教えた蜂蜜屋さんがいるではないか!

近づくと日本語で挨拶をしてくれる。

会話はイタリア語にするが、久々かつ突然なので単語を間違えたりするが何とか通じたようだ。

 

◆イタリア人の友人たちとランチ

13時半イタリア広場でイタリア人の友人と待ち合わせ。総勢4人でTreArchiのピッツエリアへ移動。混んでいて少し待つ。もう一人のイタリア人Gくんが来るまでの間、待ちながら話をするが、会話が早すぎてほとんどついていけない。

しばらく待って入店。ピッツァを頼み、フリッツアンテで乾杯、食べながらイタリア語のおしゃべり(ほぼ蚊帳の外)。

 

14時半頃、店を出てカヴール通りのバールに移動、おしゃべりは続く。

Yさんは用事があるというので一旦別れ、その後4人で散策しながら懐かしい町を歩き回り、イタリア広場でとりあえず解散する。

 

 

 

 

 

 

 

 

◆お世話になったエノテカへ

短期留学滞在中、何回も通ったエトルリア門から大聖堂へ上がる通りにあったエノテカが、チェントロの方に移転すると聞いていたので探してみるとホテルからすぐ近くだった。

久しぶりに会うご主人は随分やせている。顔を上げるなり『お元気ですか?』と日本語で声を掛けられた。

奥さんの姿がみえないが、体調悪く自宅療養中とのこと。話が弾まない。

一杯飲むつもりだったが、次の約束もありワインを1本買って店を出る。旅行中にホテル飲みしようと思ったが、ご主人からは『飲む1時間前には抜栓するように』と言われ、結局自宅まで持ち帰る。

 

 

◆大勢集まったチェーナ

次の予定は、ペルージャ在住の日本人女性陣とNさんたちとのアペリティーヴォ&チェーナ。

場所は、短期滞在中によく利用したプリオーリ通りの店。

集まったのは総勢7名。初対面だと思っていた方は1年前にサン・ピエトロ教会でのコンサートの帰りに紹介されたことを思い出す。それ以外の人とは滞在中何回も会いお世話になった方々で話が弾む。

 

22時すぎお開きとなり、外に出るとさすがに寒い。

プリオーリ宮のあたりで何人かと別れ、NさんとYさんとはホテル入口近くで別れる。

 

◆思い出を巡る散策

チェックアウトは11時なのでそれまでに戻ることにしてチェントロ周辺を散策する。

去年、一昨年の滞在時のようにカヴール通りからサン・ピエトロ教会へ下る。

教会の中に入ってみると日曜だというのに数名の観光客のみだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

帰り道サン・ドメニコ教会に寄る。ここもほとんどいない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チェントロに戻り、住んでいたボンテンピ通りから一昨年の通学路を歩き外国人大学のProsciutti校舎へ。

帰りは、上に上がりクラスメートと帰った通りから左に入り再びボンテンピ通りへ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

11月4日広場からヴァンヌッチ通りを下ってホテルに戻りチェックアウト。

Nさん、Yさんと約束したランチまで時間があるのでヴァンヌッチ通りを進み大聖堂へ。

さすがにミサの人たちが多い。11時半からミサが始まるので間もなく出る。

その後は一昨年8月の校舎の近く、トラジメーナ門の方まで行く。何といってもペルージャの町は小さい。

プリオーリ通りを上り、ヴァンヌッチ通りからイタリア広場へ。

角の店からNさんが出てきて声をかけられ、買い物中だったYさんとも合流。

 

◆見晴らしの良いランチ

二人に連れられて行った店は眺めの良いリストランテ、窓側の席は景色がめちゃくちゃ良い。

パスタも美味い。久しぶりに美味しいのにありつけた感じだ。

ランチを終え、ペルージャ再訪の旅はほぼ終了。

 

ペルージャ在住のYさんと別れ、Nさんとバスでローマに戻る。

 

◆泊まる

◎ホテル Hotel La Rosetta(★★★★),Piazza Italia,19, Perugia

TwinのSingle use、60ユーロ

◆食べる

◎お店の名前 Pizzeria Mediterranea TreArchi, Via Guglielmo Marconi, Perugia

食べたもの フンギのピッツァ(6.5ユーロ)

ここのピッツァは美味しくてしかも安い。

◎お店の名前 Osteria a Priori,Via dei Priori, 39, Perugia

食べたもの リコッタチーズ詰めニョッキ、Sagrantinoソース(7.5ユーロ)ほか

飲んだもの MontefalcoRosso(14ユーロ)

 

◎お店の名前 Ristorante del Sole, Via Della Rupe, 1, Perugia

食べたもの Stringoli Gamberetti e Asparagi(小エビとアスパラのパスタ、12ユーロ)

ほかの二人は

Strascinati Sagrantino(12ユーロ)

ラデッキオのリゾット(11ユーロ)

コペルト、赤ワイン0.5l、カフェ、水込み、3人で54ユーロ

 

◆買う

◎お店の名前 TALMONE, Via Maesta dell Volte 10/12, Perugia

イタリア各地のお菓子、食料品を扱っているいわば土産物屋(残念ながら2023年9月ペルージャ訪問時には閉店していた)。

買ったもの  トローネ(8.5ユーロ)

 

◎お店の名前 Enoteca, Via Luigi Bonazzi, Perugia

(残念ながら2023年9月ペルージャ訪問時には閉店していた)

買ったもの  Sagrantino di Montefalco, Passito, 2004(35ユーロ)

 

 

Modena(モデナ)2012/11/22~23

◆行く

今回の目的も前回と同じくメルカートでBertaniのバルサミコ酢を調達するためだ。モデナに行く目的は初回の2007年こそ観光がメインだったが、2回目以降はもっぱらバルサミコ酢購入だ。もちろん、ゆったりとした町の雰囲気も良い。

フィレンツェF.S.M.N.駅を11時55分発の列車で出発し、Bolognaで乗り換え、13時15分頃モデナ到着。

 

◆直ちにメルカートへ

駅に近いホテルを予約していたのと大きな通り(Corso Vittorio Emanuele)に面していたのでわりと早く見つかりチェックイン。

レセプションで『メルカートは何時まで開いているか』訊くと『木曜なので午後は閉まっている』との返事。がっかりしたが、荷物を置き、とりあえずメルカートへ行ってみるとやっているではないか!

 

すぐさま、目指すバルサミコ酢の店に行く。お店の人から10年物、20年物、40年物の味見を勧められる。40年物4本、10年物1本を注文、トータル145ユーロのところ”sconto”をお願いすると140ユーロにしてくれる。ラッキーだ。

その後、メルカート内で生ハム、チーズを買う。チーズはちょっと買いすぎた(3種で1.68kg)。

 

 

 

 

 

 

 

 

重いので一旦ホテルに戻る。ランチがまだだったので切り売りピッツァとカフェで遅いランチとする。その後《GROM》のジェラートを食べに行く。実は、2年前に行ったことがあり場所をうろ覚えで行ってみたらエミリア街道を逆に進んでしまった。

 

◆グランデ広場で

ジェラートを食べたあとはグランデ広場に戻り雰囲気を満喫。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドゥオモの中にも入って束の間の観光気分も味わう。

 

 

 

 

 

 

 

 

そうこうしているうちに17時の鐘が鳴る。

この時、スマホがi-MODENAの電波をキャッチした。IDとPasswordが必要らしい、近くにインフォメーションがあったので尋ねると海外のケータイは有料だとのこと。ホテル内も時間制有料だったし、Free Wi-Fiの場所、お店はなかなか見つからない。

 

ホテルに戻る前に駅まで行き明日のミラノ行き乗車券を購入。帰国直前なので残っている現金を使う。

 

◆バルサミコ酢たっぷりの夕食

19時半、夕食に出かける。午後歩きながらチェックした店もあるが、出がけにレセプションで「美味しい店」を尋ねると《Da Danilo》を教えられる。

もう一つの候補店をチェックしに行ったら休みのため《Da Danilo》に決める。

 

行ってみるとかなり賑わっている。一人なのでオーナーが『ちょっと待って』と言いながら席を用意してくれた。

 

前菜盛合わせ、プリモはトルテッリーニ、セコンドはカルパッチョを注文。プリモもセコンドも地元名産のバルサミコ酢がたっぷり使われている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ランブルスコのハーフボトルを飲み、食後にドルチェとしてマチェドニアを食べ大満足。

(その後モデナに泊まる度にこの店を訪れている)

 

◆朝もメルカートへ

今回の旅の最終日朝を迎える。早く目覚めたので朝食前にメルカートへ行くことにした。その理由はオリーブオイルを買い忘れていたためだ。

なかなか見つからない。そのうち、昨日のチーズ屋さんの前に出る。お互いに気づき、挨拶。

一呼吸してからゴルゴンゾーラを買う。

バルサミコ酢を買った店の隣の店にトスカーナ産のオリーブオイル発見、一番小さいのを買う。

これにて終了。ホテルへ戻る。

 

◆ミラノ経由帰国の途へ

朝食後チェックアウト。8時40分発のFreccia Biancaは約6分遅れで発車。10時半ミラノ中央駅到着。

すぐマルペンサ空港行きバス乗り場に行き、10時50分発のバスに乗り込む。

11時40分、第1ターミナル到着。あとは飛行機に乗るだけだ。

 

◆泊まる

◎ホテル Hotel Principe(★★★),Corso Vittorio Emanuele, 94, Modena

Single、57ユーロ

 

◆食べる

◎お店の名前 Risorante da Danilo, Via Collellini, 31, Modena

食べたもの 前菜としてAntipasto della Casa (12ユーロ) プロシュート、サラミ、チーズの盛合わせ。

 

 

プリモはTortelline con Aceto Balsamico (7.5ユーロ) バルサミコの香りがいい。

セコンドはカルパッチョ、ルッコラとパルミジャーノ、バルサミコかけ (13ユーロ) 生肉ではあるがビネガーがきいているのかまるでサラダのようだ。

ドルチェはマチェドニア。

ワインはランブルスコのハーフ。

お勘定を頼んで勘定書を見たら端数カットしてありコペルト、水込みで40ユーロ。

 

◎お店の名前 GROM, Largo di Porta Bologna, 40, Modena

ペルージャ滞在時に良く利用したジェラートのチェーン店。

食べたもの 《今月の味》のジェラート小(2.2ユーロ)

 

◆買う

◎お店の名前 Famiglia Bertani(Mercato Albinelli内, Via Luigi Albinelli, 13, Modena)

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買ったもの 10年物、40年物バルサミコ酢数本。

 

◎お店の名前 Garuit Enrico(Mercato Albinelli内, Via Luigi Albinelli, 13, Modena)

買ったもの  チーズ4種類(31ユーロ)

メルカートの別の店で、生ハム、オリーブオイルを買う。

Firenze(フィレンツェ)2012/11/21~22

◆行く

2010年、2011年のPerugia短期留学時にしばしば訪れたフィレンツェを留学以来初めて訪れる。

ローマ、テルミニ駅から9時45分発のVenezia S.L. 行きの列車でフィレンツェに向かう。

F.S.M.N.駅には定刻より少し早めの11時12分に到着。

 

予約しているホテルはドゥオモのすぐ近く。番地をよく確認できず大きな通りにあるにもかかわらず見つけるのに時間がかかってしまう。それでも11時半にホテルにチェックイン。駅からも近い。

 

◆ランチ&定番観光

12時すぎホテルを出てランチの店探し。メモしていたトラットリアを2軒探し、見つけたものの何となくパス。東に向かって歩いているうち1軒のバール発見。”no coperto”とあったので入る。入ってみるとバールではなくてリストランテ。この店《Rose’s》でリゾット、赤ワインのランチとする。

 

さて、ほぼ1年ぶりの観光。まずは、ペルージャ滞在時にフィレンツェに来ると必ず訪れたミケランジェロ広場へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何度来てもいい。今日は雲一つない快晴だ。

日本人カップル(だと思うが)がウェディングの写真を撮っている。

 

ピッティ宮の美術館に行こうと思っていたが、あまりの絵の多さを知っているのでやめ、一回ホテルに戻ってからサン・マルコ美術館に行ってみるがもう終わっていた。

 

◆珍しくショッピング

やむを得ず、サン・ロレンツォ教会界隈へ向かう。革製品屋台の店で小銭入れを見て回り、小さめのものを買う。

どういうわけか中央市場は閉まっている。

ベネトンでお土産用のTシャツを買ったあとは、妻からリクエストのあったマフラーを買いにポンテ・ヴェッキオ近くの店に行き購入。この店はペルージャ滞在時に革手袋を買いに来たことがある。

 

◆まずアペリティーヴォ

ホテルで一休みしてから昼の店にアペリティーヴォに行くことにして、出かける前にレセプションでその近くのお店を数軒教えてもらう。

 

まずは、トルナブオーニ通りを歩くが、途中サンタ・トリニタ広場に立つ《正義の柱》像とその上に見える上弦の月が幻想的だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

教えられた店の1軒《il Latini》は店の前に若い人が大勢並んでいたのであきらめ、もう1軒の《La Spada》の店の中に入り、20時で予約。急ぎ足で5分でRose’sについたのが19時半。

お昼のお姉さんがいたので『アペリティーヴォしたい』と告げる。

『カウンターの上のパンにレバーペーストは自分で取って食べて』と言われたのでつまみはそれだけかと思い2つ食べる。そのうち、かわきものが出てきて、さらにサラミ、ブルスケッタ、チーズのお皿がどんど出てくる。

およそ20分後、飲み干したところに『もう1杯?』と訊かれたが『20時にリストランテを予約しているので』、『どこ?』、『il Spada』と答えると『La Spadaね』と定冠詞を直される。

 

◆チェーナ

20時ちょっとすぎ《La Spada》に着く。フィレンツェはコンパクトな町で良い。

空いている。4人掛けのテーブルには先客(アメリカ人?と日本人?女性のカップル)。左隣のテーブルには老人のカップル、あとで話しかけられたがイギリス人のようだ。

 

アペリティーヴォでお腹を満たしているのでアンティパストはパス。プリモもパスタ類は無理っぽいのでミネストローネを注文する。この時、カメリエーレから『リボリータを試したことがないないらどうか?』と言われ、突然の質問に『?』。メニューの写真を指さしてくれる。もちろん試したことはあるし、おまけにパンが入っていてお腹一杯になりそうなので断る。

セコンドは豚肉のスカロピーネ、グリル野菜添え。

 

 

 

 

 

 

 

 

ワインはハーフボトルが何種類かあった中から選ぶ。

 

ミネストローネは結構大きな器に入っている。食べ始めると、隣の若い男性が『美味しいか?』、『美味しいよ!』。

セコンドは特別美味しいというほどではないが、ミネストローネも含め野菜を沢山とることができた。

 

両隣の客が帰ったあと誰もいなくなったが、そのうち40歳前後の男たちが10人ほどやってくる。クラス会か、昔の仲間の集まりだろうか。にぎやかだが、不快ではない。

 

カフェを頼んでしめる。

帰り道は近いが11月下旬夜ということもあって寒い。ダウンもマフラーもしなかったので襟元が

寒い。

 

◆サン・マルコ美術館

朝食後、パッキングしてから8時すぎ朝の散歩に出かける。

まず、シニョリーア広場へ。わずか2分だ。朝方とあって風が冷たいのでホテルに戻り、ダウンを着こみマフラーをつける。

 

昨日終わっていたサン・マルコ美術館に行く。すでに開いていた(入館料4ユーロ)。

まず、回廊(キオストロ)を回りながら壁のフレスコ画を見る。右奥の部屋に入ると大きな祭壇画。この美術館(修道院)を代表するフラ・アンジェリコの作、この部屋はほとんどが彼の作品のようだ。

向かって左の壁には、ハイテクのディスプレイがあり観たい場所の情報が出てくる。

 

2階への入口がわからず訊いてみると売店やトイレ方向と同じドア。

入ると売店、ここは修道院の小食堂でギルランダイオの《最後の晩餐》がある。

 

2階に上がるために右に曲がると階段の先にフラ・アンジェリコの《受胎告知》、14年前に観た記憶が蘇ってきた。

2階は修道院の僧房で、一つ一つにキリスト関連のフレスコ画がある。

ずっと奥には、院長サヴォナローラの部屋があり、使っていた椅子などが展示されている。

1時間ちょっと鑑賞して外に出る。

 

◆メルカートへ

ホテルへ戻る途中、昨日閉まっていた中央市場へ行く。

目指すは食料品店《Conti》。勧められたのは赤玉ねぎのジャム(9ユーロ、チーズにつけるものらしい)、味見して買う。ほかには昨年買ったドライトマト200g(6.7ユーロ)。

 

この時まで10時55分の列車(次の目的地はModena)にしようと思っていたが、もう少し町歩きすることにしてドゥオモ入場。朝なので人は少ない。これで何回目だろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カレンダーを買い、ホテルに戻りチェックアウト。

 

◆いざモデナへ

10分ほどでF.S.M.N.駅に着き、早速乗車券を買おうとしたが目指していた11時30分の列車がない。

ホーム近くの自販機にはジプシーが小銭をねだりにやってきて本当にメンドくさい。

窓口は混んでいるので部屋の中の自販機に並び、11時55分発の切符を買う。Bolognaで乗り換えだ。

発車10分ほど前にホームが決まり、乗り込み、モデナに向かう。

 

◆泊まる

◎ホテル Hotel Axial(★★★), Via Dei Calzaiuoli, 11, Firenze

Single 70ユーロ、市税3ユーロ

ロケーションが良く宿泊代も比較的安く、このホテルにはその後何回か宿泊。

◆食べる

◎お店の名前 Ristorante Rose’s, Via Del Parione 26r, Firenze

食べたもの リゾット(7ユーロ)、グラスワイン(4ユーロ)、水(1.5ユーロ)、カフェ(1.5ユーロ)で計14ユーロ

この店には夕方アペリティーヴォ(5ユーロ)で再訪。

 

◎お店の名前 Ristorante La Spada, Via della Spada, 62r, Firenze

食べたもの プリモはミネストローネ(6.5ユーロ)、

セコンドはScaloppine(12ユーロ)、これは豚肉の薄切りに野菜のソース、付け合せにグリルしたナス、ポテト、ズッキーニ添え。

飲み物は、Vino Mobile di Montalcinoハーフボトル(12ユーロ)、

カフェ(1.5ユーロ)

水、コペルトを含め34ユーロ

 

◆買う

◎お店の名前 Luciano Gloves, Via Por Santa Maria, 10, Firenze

買ったもの カシミヤのマフラー

 

◎お店の名前 Conti, Mercato Centrale, Firenze

買ったもの 赤玉ねぎのジャム、ドライトマト

 

◎お店の名前 Benetton、Via Cerretani, 60/62r, Firenze

買ったもの Tシャツ2枚

 

◎お店の名前 NESPRESSO, Via Dei Calzaiuoli 56r, Firenze

買ったもの ネスプレッソのカプセル3本

Malta(マルタ)2023/9/10~13

◆行く

イタリア初めてのSくん(大学4年の孫)との二人旅。ミラノから始まり、モデナ、フィレンツェ、ピサ、ペルージャ、ローマを訪れ、イタリアの旅を終えてマルタへ向かう。

初めの計画ではローマで終えるつもりだったが、Sくんがマルタで短期留学することになり、以前行きたいと思っていたマルタに同じ飛行機で行くことにする。

 

フィミチーノ空港を15時35分に離陸したAirMaltaはやがて高度を下げる。窓から見える印象は建物が白い島。定刻の16時50分にマルタ国際空港に着陸。バスでターミナルに移動する。

 

Sくんは語学学校が迎えに来るというので、また同じヴァレッタ市内でも泊まるエリアがまったく違うのでここで別れ、ほぼ2週間の《じぃじと孫》の旅は完全に終わる。ここからはいつもの一人旅だ。

◆ホテルまで一苦労

ターミナルを出ると閑散としたバス乗り場。来たバスのドライバーに訊くと『X4』のバスとのこと。その乗り場に移動、時刻表を見ると2分前のようだがバスがそこから出たようには見えなかったが。

次は17時48分発。3分ほど前にバスが来る。

18時10分頃ヴァレッタのバスセンター到着。皆が降りるので終点だと思い、下車。

 

予約しているホテルはカスティーユ広場にあるが、男性に訊いたところ、まっすぐ進み右に曲がるとのこと。

 

何とかカスティーユ広場に着くがホテルらしきものは見えない。広場に面した階段に座っていた仕事中休憩のような女性に尋ねると、スマホで検索してくれたのでその画面を写真に撮ってそれを見ながら重い荷物を引いて移動する。

そのうちにぎやかなところに出る。角のバールのようなお店の人に訊くと『まっすぐ下って行き突き当りを左に曲がったところ』だと言われる。

 

建物にホテル名が書かれていたにもかかわらず気づかず近くのポリスボックスで訊くとすぐだった。

(実はあとでわかったが、最初にたどり着いたところのちょっと先だった)

18時40分頃ホテルにようやく着く。バスに乗ってから1時間だ。

チェックインの時、イタリア語で話しかけてみたが英語で返される。公用語はマルタ語と英語であることを再認識、滞在中イタリア語をしゃべる人には遭遇しなかった。

 

◆ヴァレッタ初日

チェックイン後、街を散策して雰囲気をつかむ。ヴァレッタの本島の中心地はいわば尾根のようなところに何本も通りがある。また、それを横切るような高低差のある通りがあり、通りにはカフェやレストランなど飲食店が多い。

 

一旦ホテルに戻り、20時頃夕食に出かける。

マーチャント通りで声をかけられそこにする。もちろんテーブルは外。気持ちがいい。

 

今回の旅行で初めての一人飯。アペロール(カクテル)、お米入りの野菜スープと海の幸のスパゲッティを注文、アペロールを飲み干してからビールを注文し半分ほど飲む。珍しくワインを飲まない初めての夕食。

 

帰り道、良さげな店の写真を撮る。

 

◆ヴァレッタ2日目

まず朝食。ホテル5Fの朝食会場に行く。見晴らしが良い。

食べるものを取っている間に外のテーブルが空く。

眼下に見える港には客船が止まっている。

 

 

ヴァレッタ観光実質1日目は、まず、《聖ヨハネ大聖堂》から。

ホテルからすぐだ。この教会はマルタ騎士団の守護聖人ヨハネに捧げられたものということで小さな島には考えられいほどの豪華さだ。拝観料は15ユーロだがそれに値する。

音声ガイドを使用、言語を選ぶ方式だ。

 

素晴らしい装飾、聖ヨハネの生涯の天井画、各国別の礼拝堂、奥の付属美術館ではカラヴァジョの絵を鑑賞する。

 

 

「聖ヒエロニムス」

ファサード裏側にも階段を上がって行くことができる。上ると荘厳な大聖堂内部全体を見下ろすことができるし天井画も近くに見える。

午前中とあって観光客で一杯。1時間ちょっとかけて観覧した。

 

10時50分頃、大聖堂を出て島の突端に向かう。

11時すぎ《戦争博物館》到着。

外には碇などが展示されている。

マルタ騎士団時代の中世の展示だけではなく、第2次大戦までをいくつかに分けて展示している。

第2次大戦時の飛行機、ジープ、看護部隊のヘルメット、弾薬など生々しい。

屋上に行くと海の景色が良い。

 

12時40分戦争博物館を出て戻る。

ホテルに戻る途中、地下に食品スーパーがある建物に気づき水とビールを買う。レシートを見ると1品ごとに0.1ユーロがプラスされている。消費税なのだろうか?

 

買ったものをホテルに置き、賑わっている通りの店でランチ。魚介のリゾットを食べる。

言葉は英語なのにメニューはイタリア語、面白い。

このあとぶらぶらしてからホテルに戻り一休み。

 

夕方、アペリテーヴォに出かける。

前日も声をかけて来た人にまた声をかけられる。他のスタッフがメニューを見せてくれたが、ハッピーアワーにはワインはなさそう。

歩き始める間もなく隣の店の人に声かけられ、何でも1杯分で2杯飲めると。

この店に決め、テーブルについて辺りを見ると何と聖ヨハネ大聖堂の前だった。

約1時間ゆったりと過ごす。

 

この後も街歩き。シティ入口の方に行き、右の路地に入る。

お店がいくつもあり魅力的だ。メニューの写真を撮ったりする。

子供服の店を発見。家族へのお土産として探し、2種類選んでからお店の人に生産国を尋ねたらマルタでもなくイタリアでもないいうのでやめる(翌日再訪)。

 

その後散策。国立図書館の前に出たが、閉まっていて入ることはできない。

マルタワインのティスティングの看板を見つける。赤3杯、白3杯だ。量にもよるがちょっときついか。

 

ホテルへの帰り道、昨日見つけた良さげな店《GRANA》を20時で予約する。

 

◆夕食と夜景

19時50分、ホテルの部屋を出て《GRANA》へ。

ワインリストには沢山あるがすべてフルボトルなのでハーフボトルはないか訊くとマルタの赤1種類のみ。値段を訊いたがわからないようで『フルボトルが€16なので半分の€8かねー』と言ってみたが実際には€8.5と良心的だ。

楽しみにしていた前菜の《マグロのカルパッチョ》は終わったとのこと、残念。

ということで前菜はカプレーゼ。プリモはパス、メインは《魚介類盛合わせ》。

出てきてみると、盛合わせというよりスープ。

そしてものすごい量だ。思わず『これ、1人前?』と訊いてしまったほどだ。

 

21時15分頃店を出て散策。

ホテルすぐそばの建物がライトアップされている。翌朝この建物が《Auberge de Castille、首相官邸》であることを知る。

 

海の方向を見渡すと左手にエレベーターが見えたので行ってみる。エレベーターの行先(降りた先)は《3 cities》となっている。

これが翌日につながることになった。

このあたりが《Upper Baracca Garden》であることも翌日知る。

 

◆3 citiesへ

9時半ホテルを出る。天気が良いのでGozo島に行こうかなと思い、レセプションで訊くと、フェリー乗り場まではNo.41、42のバスで行く必要があるとのこと。

そのつもりでバスセンターに行ったもののフェリーで片道1~1時間半かかるというのでやめ、ホテル近くまで戻り昨晩見たエレベーターに乗り、下から《3 cities》巡り(?)に行くことにする。

 

ボート乗り場があり、定員6人の手漕ぎボートをちょっと大きくしたものを見てびっくりだがもう戻れない。料金は2ユーロ。

10時25分頃、乗船。客は総勢4名。晴れていて気持ちの良い海を進む。

 

10分ほどで対岸のVittoriosaに着く。船頭さんによるとまっすぐ上がって左に行くと市内だとのこと。

教会がある。

Gozo島の物産館みたいな店でお土産としてミントティーを買う。塩もいいが重いのでパス。

 

乗り場に戻っても3人が戻ってこない。

船頭さんに別のボートに乗るように言われる(英語のようだがほとんど聴き取れない)。

先客2人(夫婦)と一緒だ。

ボートは進み、灯台の近く、そして昨日訪れた戦争博物館まで行き、戻る感じだ。

まったく何の予備知識もなかったのであと2ヵ所回るのだろうと思っていたら行きに乗り込んだ乗り場でおろされる。2ユーロ払おうと思ったら8ユーロだという(そういえばVittoriosaの乗り場にはハーバー・クルーズ  8ユーロとの表示があった)。

行きも帰りも救命具なしということもあって無事下りれて良かった。11時35分頃下船。

 

《3 cities》 とはどこだろう?あとでわかったのは初めにボートが着いたVittoriosa、そしてその近くのCospicuaSenglea、地区のことのようだ。ボートから下りるときに帰りの時刻をきちんと聞いていれば3地区とも軽く回れたはずだ。

 

下船後エレベーターで《Upper Baracca Garden》に上がり、すぐ近くのホテルに戻る。部屋に入って間もなく清掃スタッフが来たのでまた出かける。

 

◆美術館でランチ

GoogleMapsを見ていて美術館《MUZA‐Museum of Fine Arts》の中にレストランがあるのを知る。近くなので行ってみた。

建物は18世紀に建設された貴族の邸宅とのこと。

美術館の中といってもレストランは観覧入口よりは少し手前にある。左手にそれらしき入口があり、入ると『食べるのか?飲むのか?』訊かれたので『食べる』と答えるとまったく誰もいないレストランへ連れて行かれる。何となく気に入らずその場所を断ると通路にしつらえたテーブルに案内された。

 

リゾットを注文。飲み物はワインリストには沢山あったが、グラスワインはないか訊くと、あるとのことでプロセッコを頼む。リゾット1品だと+3ユーロなので大盛にできるといわれ、そうしたが結構な量だ。

 

食後に飲んだエスプレッソは美味い。

 

通路とはいえ、それほどの人が通るわけでもなく広いレストランで一人でいるよりは良かった。

美術館には翌日訪れるつもりで開館時間を確かめたがあとでよく考えると昼の飛行機でミラノへ向かうため無理だと気づき、観ておけばよかった。

 

観光する気はもうない。ホテルに戻って一休み。夕食の店をまたまたGoogleMapsでチェックし、何店か名前をメモする。

18時ちょっと前に出かけ、夕べの店でアペリテーヴォ。店員が覚えてくれていて『プロセッコ?』と訊かれる。

会計は昨日と同じカード払いなのに今日はテーブルで。女性スタッフに『イタリア語話せますか?』と尋ねると『ちょっとだけ(un po’)』とのこと。『私も(anch’io)』と返す。

 

◆さて最後の夕食は

メモしてきた店を3店探す。

評点4.8の《Papannis》というイタリアンが良さげだったので行ってみると19時頃だというのにもう満席。お店のスタッフに『何時にくればいい?』と訊いたが、”I don’t know”との返事であきらめる。

 

結局、帰り道昨日の店の前でちょうど出てきた背の高いカメリエーレに『今日はマグロのカルパッチョはありますか?』と尋ねると、わざわざ厨房へ行き確認してきてくれ、『ある』とのこと。

 

奥のテーブルに着き、注文。

マグロのカルパッチョは美味い!脂がのっていて大トロか?もう少し厚めでわさび醤油で味わうともっと美味しいだろう。

 

リゾットにするか、セコンドのタコにするか迷ったがタコのグリルにする。これは期待はずれ。

ドルチェを訊かれたがお腹いっぱいなのでパス、カフェを飲んで店を出る。

 

ホテルはすぐ近くだし、まだ時間も早いので町の入口、シティ・ゲートの方へ行ってみる。

ちょうどこの時期《EUROPRIDE 2023》のイベントを町の数か所でやっていて、ステージでは歌っている。

主催者なのか、ヴァレッタの責任者の挨拶がある。

 

ホテル方向へ戻ると、円柱のみの遺跡(ロイヤルオペラハウス跡?)でも何か上演され歌っている。

立ち止まって少し観てからホテルに戻る。

 

◆最終目的地ミラノへ

今日も天気がいい。朝食後、ホテル近くや《Lower Barracca Gaeden》散歩。

これにてマルタ観光終了。

10時すぎのバスで空港に向かい、12時40分発の飛行機でミラノに向かう。

 

◆泊まる

◎ホテル Hotel Castille(★★★), 348 St Paul’s Street(corner Castille Square),Valetta

Booking.comで予約、Single 256.50ユーロ(3泊)、1週間前に事前払い、環境税1.5ユーロ

◆見る

◎聖ヨハネ大聖堂 拝観料15ユーロ

◎戦争博物館 入場料 7.5ユーロ(シニア半額)

 

◆食べる

◎お店の名前Anglo Maltese, 221 Merchant Street, Valetta

食べたもの お米入りの野菜スープ(9.9ユーロ)、海の幸のスパゲッティ(13.9ユーロ)

飲み物 カクテル(4ユーロ)、ビール(2.5ユーロ、2杯目料金)

水を含め32.3ユーロ

 

◎お店の名前 Thats Amore, Merchant Street, Valetta

食べたもの 魚介のリゾット(18ユーロ)

飲み物 グラスワイン白(5.5ユーロ)

 

◎お店の名前 GRANA, 114 Triq San Gwann, Valetta

〇2日目夕食

食べたもの カプレーゼ(13ユーロ)、魚介類盛合わせ(25ユーロ)

飲み物 マルタの赤ワインハーフボトル(8.5ユーロ)

水を含め48.4ユーロ

〇3日目夕食

食べたもの マグロのカルパッチョ(17ユーロ)、タコのグリル(23ユーロ、これは高すぎ、注文したのを後悔)、サラダ(無料)

飲み物 グラスワイン白(5ユーロ)

水を含め49ユーロ

 

◎お店の名前 MUZA Restaurant, Auberge D’Italie Merchant Street, Valetta

食べたもの リゾット(12ユーロ+3ユーロ)

飲み物 プロセッコ(6ユーロ)、カフェ(1.5ユーロ)、ペルー産のアラビカ種100%のエスプレッソでこれは美味かった。

 

 

◆飲む

お店の名前 Cafe Caravaggio, 9 St. John’s Square, Valetta

2日目、3日目のアペリテーヴォで訪問、本文の通り。

◆買う

◎お店の名前 GOZO Artisan Food, 85/86 San Lawrenz Str, Birgu (Vittoriosa)

買ったもの お土産としてミントティー

 

◎お店の名前 mothercare, 14 South Street, Valetta

買ったもの お土産として子供用Tシャツ

 

◎お店の名前 Arcadia Food Market, Merchant Street, Valetta

買ったもの 水、ワイン、ビールなど

 

Roma(ローマ)2023/9/7~10

◆行く

イタリア初めてのSくん(大学4年の孫)との二人旅。ミラノから始まり、モデナ、フィレンツェ、ピサ、ペルージャを訪れ、最終目的地ローマへ向かう。

 

ペルージャ14時45分発のプルマンは17時10分ローマ・ティブルティーナに到着。

駅前がすっかり変わっている印象。エレベーターで下り、そこがメトロだと思ったら広々としていて、左の方にメトロ入口を発見。メトロに乗る。

あたふたと乗ってしまったため、F.S.構内でよく買っていたトローネの店に寄るのをすっかり忘れてしまった。

 

テルミニ駅の一つ手前、カストロ・プレトーリオ駅で下車。後ろの方に乗ってしまったので出口までちょっとある。

地上に出てからはGoogleMapsの経路は何となく遠回りなので5年前の記憶を頼りに自分で考えた方に行く。

18時、ホテル着。

 

◆さて、初日観光

ローマに来た時は歩いてヴェネツィア広場を経てローマの定番スポットを訪れることにしているが、ホテルがいつもより遠いのでメトロで行くことにする。

テルミニ駅で乗り換え、A線スパーニャ駅下車。長い通路を経てスペイン広場に出る。

 

Sくんが階段を上がろうというのでかなり上の方まで行く。それから階段を下り、《バルカッチァの噴水》まで行く。何人か噴水の水を飲んでいるのを見てSくんも飲みに行く。

次は《トレヴィの泉》へ。いつもとは違うルートなので途中迷ってしまう。しかも、出たところは正面右側、本当は正面に出たかった。

すごい人出。正面の方に移動するが写真を撮るのも大変だ。

 

これで1日目の観光はお終い。行きはメトロだったので帰りは歩く。官庁街の9月20日通りをホテル方向に進み、お目当てのリストランテに行く。

 

◆初日のチェーナ

今回は3泊するが、夕食の店はホテルの近くに決めていた。3店とも以前何回か行ったことがある。

まず初日は、これまでの定宿にも近く何回も利用している魚料理中心の店だ。21時頃というのに暑いので中を希望。案内されると1人しかいない(2階には何人かいそうだ)。

 

まず、プロセッコで乾杯。それからメニューをみて選んだのは、アチューゲの酢漬け、ムール貝のワイン蒸し、

 

 

プリモは二人とも手長エビのリゾット、

 

セコンドは海の幸のフリット。

ワインはフラスカーティを飲む。

ここは美味しくてローマに来るたびに訪れている。今回は、ミラノ2日目お昼に海の幸パスタを食べて以来の魚料理なので二人とも大満足。

Sくんにとって今回の二人旅の中で一番良かったリストランテのようだ。

 

帰り際、オーナーの娘さん(多分)に会ったので『久しぶりに来ました。美味しかったです。』と言って挨拶する。

 

◆2日目は

今日は《ヴァチカン博物館(Musei Vaticani)》を14時30分で予約している。1時間くらい前には現地に着いている必要がある。それまで観光だ。

 

まず、いつものように共和国広場を抜けてナツィオナーレ通りを歩いてトラヤヌスの記念柱方向を目指す。途中左側にあった《Castroni》がなくなっている。25年前の初イタリア以来、食品の土産ものを買ったり、バンコ(カウンター)で1杯飲んだりで重宝していたので残念だ。

トラヤヌスの記念柱の先、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂に入る(というよりは登る)。ぐるっと回って奥の方に行くとエレベーターがある。料金を払って屋上に行く。ここは初めてだ。

下から見えた彫像は近くで見ると当たり前だがものすごく大きい。

また、ローマを一望できる。しばし眺めて楽しむ。さすが展望台だ

◆ヴェネツィア宮殿

この屋上入場券でヴェネツィア宮殿にも入れるのですぐ近くだからと行ってみる。入口を間違え、手前の図書館に行ってしまう。『左折して左折』と教えていただいた。

入ると、中庭。とてもこのような市街地にあるとは思えない静かな感じだ。これで出るつもりだったが、宮殿入口がわかったので、中に入る。

建物の中は博物館になっていて順路にしたがって見学。教皇住居・大使館だっただけあって大広間がいくつかある。

◆ナヴォーナ広場

 このあとナヴォーナ広場を目指して歩く。パンテオンの前に出た。最近有料になったとはいえ、ものすごい待ち行列だ。このあと路地でナヴォーナ広場への方向がわからなくなり、近くにいた警官に教えてもらう。

広場の一番南、《ムーア人の噴水》に出る。ここから5年前に入ったワインバー《Cul de Sac》が近いと思い、西の方を見ると店の名前が見えたので早速行ってみる。

 

11時55分に着いたので『5分後』と言われ、外の席に座って待つ。

まずプロセッコ、Sくんはローストビーフ、カブレーノはローマ風ラヴィオリを食べ、2杯目フラスカーティをグラスで飲む。

このとき写真を家族に送ると『Sくんが食べているのは何?』という質問がすぐあったくらい。日本では考えられない量だ。

 

ランチの後は、ナヴォーナ広場に戻り、広場を北に歩きながら噴水の彫刻を楽しむ。

◆ヴァチカン博物館

 サンタンジェロ橋を渡り、サンタンジェロ城の前を曲がり、

サン・ピエトロ広場に入ってすぐ右折して壁に沿って博物館に行く。13時40分頃、入口に到着。係員に尋ねると14時入場ということで外で少し待つ。暑い!

 

いざ、入場。まず、レセプション(チケット窓口)へ。ネット予約した時のプリントアウトを見せてチケットをもらう(同時にイヤホンガイドの引換券をくれたのに気づかず、イヤホンガイドを借りる時、『引換券をレセプションでもらって』と言われ、手元にあるレシートぽいのを見るとそれだった)。

 

14時15分、いよいよ博物館へ。

まず、庭園を見る。館内に戻り順路にしたがって見る。すごい人出の入場者だ。

とりわけ《システィーナ礼拝堂》はものすごい。スタッフに促され進むと何も見ないうちに出口になってしまったがのでもう一度戻って鑑賞する。

 

燭台の間

 

地図の間

ラファエッロの間

 

ふたりの鑑賞度が違うので先になったり後になったりで見失わないように気をつける。

16時すぎ鑑賞終了、ほぼ2時間要したことになる。

 

バールで休もうとしたらSくんが下のフロアにあると言う。いつの間にかスマホで調べていたようだ。

ビールを買って、外でベンチに座って飲む。

 

普通であれば、このあとはサン・ピエトロ大聖堂に入るが、列が長いのと博物館で歩き疲れたので若いSくんが『明日にしたい』という(実は、どこかに行きたかったようだ)。

17時ころ別れ、カブレーノはホテルに戻ることにする。

オッタヴィアーノ駅に着き、メトロの切符を買うために自販機に並ぶが、前の人たちが異常に手間取り、10分くらい待つ。

18時すぎホテルに戻る。

 

疲れたはずのSくんは1時間後に戻る。どこからかはわからないがバスで帰ってきたという。切符を買うのに苦労したようだ。

 

◆2日目のチェーナはピッツァ

5年前にローマで2週間語学学校に通ったとき遅いランチで度々訪問したピッツエリア《Berbere’》に行くことは決めていた。

ホテルを出て、ピア門をすぎノメンターナ地区に入る。懐かしい。この界隈は飲食店が多い。

 

店に着いて中に案内されたので外の席にしたいと言ったものの外は満席で結局案内された席に座る。

前菜3種と海鮮系ピッツァ2種をシェアする。

ペルージャで食べたピッツァが美味しかったせいかSくんの評価は今一のようだ。

 

◆3日目はコロッセオ

9時半、メトロで《コロッセオ》へ向かう。短い日程の中でSくんのリクエストによるものだが、事前予約をしていない。

10時、コロッセオに着く。切符売り場に並ぶ。なかなか進まない。およそ1時間待つ。

11時すぎに買え、すぐに入れるものだと思ったら指定時刻は何と12時30分。15分前に入れるということで1時間以上あるから先に《フォロ・ロマーノ》に行くことにした。

 

コロッセオから近い南の入口から入るが多少並ぶ。

聖なる道(Via Sacra)を進みながら左右の建造物、遺構を見て、元老院セヴェルスの凱旋門まで行く。

その後Sくんがパラティーノの丘に行きたいというので一人で行ってもらう。

しばらくして戻ってきて『入るにはチケットが必要』というので、ポケットの中から無造作に渡すとそれはメトロの切符だった。

ポケットの中を探すもののコロッセオの入場券はない。どうやらスマホかハンカチを出したときに落としたようだ。ヤバい。入場券は1枚で2人用だ。

 

フォロ・ロマーノ内を探してみるが見つからない。フォロ・ロマーノを出てチケット売り場へ。

クレカの控えを見せ、再発行を頼んでみたもののまったく相手にしてくれず、もう一度買うしかない。

12時40分頃から並び、15分くらいかと思ったが、結局買えたのは13時すぎ。入場指定時刻は、何と14時50分。

時間があり、お腹もすいてきたのでランチにする。

メトロの駅の方に行き、カフェで、レジ前の騒々しいテーブルでビールとパスタで一休み。パスタのトマトソースはまずまず。どこで作っているかは知らないが。

 

◆パラティーノの丘

コロッセオ入場まで時間があるのでパラティーノの丘へ行く。フォロ・ロマーノ入口で今度は『コロッセオ入場時刻まで時間があまりない。フォロ・ロマーノは2時間は必要』と言われたが(午前中は何も言われなかったのに)、『大丈夫』と言って入る。

 

丘に上り、7年前にYくんと訪れた見晴らし台へ行く。フォロ・ロマーノ遺跡群が眼下に見える。

アウグストゥス帝の家は別途入場券が必要で入れない。2000年以上前の邸宅跡などを見る。

 

◆ようやくコロッセオ

指定時刻の15分前にやっとコロッセオ入場。

中はすごい混雑だ。1段上がってほぼ1周。2人で写真を撮り合う。

見下ろすと下の方に入っている人たちがいる。Sくんが入りたいというが、確か別料金のはず(実際にはさらにその下の地下が別料金)。出口に向かう途中、そこに入ってみる。

これにて長い(?)コロッセオ観光終了。15時45分、メトロに乗って一旦ホテルに戻り一休み。

 

◆メトロのテルミニ駅で事件に遭遇

昨日歩き疲れて訪れなかったサン・ピエトロ大聖堂に行くためカストロ・プレトーリオ駅からメトロに乗る。この時、エスカレーターでホームに下り来た電車に乗ったら間違えて反対方向。次の駅名を確認して乗り換える。これで遅れたことが大きな問題。

テルミニ駅構内でA線に乗り換えるが、途中で妙に咳こむ。自分だけかと思ったら周りの人たちも同じようだ。Sくんから『ヤバい、走ろう!』と言われ、口を押さえて走ってA線のホームに逃れる。特にそのあと体調の変化はないものの何か毒物でもまかれていたらと思うとゾッとする(TVでチェックしたが特に大きなニュースにはなっていなかったようだ)。

 

◆1日遅れのサン・ピエトロ大聖堂

オッタヴィアーノ駅から歩き、サン・ピエトロ大聖堂へ。

時間が遅いせいか待ち行列は昨日ほどではない。

中に入ると、奥の方の主祭壇の前では何か儀式をやっているようで近くには行くことはできない。

ここでも念入りに見学するというよりはざっと見る感じ。ただ、ベルニーニの《ブロンズの天蓋》、ミケランジェロの《ピエタ》は、Sくんに説明しつつ見る。

 

 

見学し終わってサン・ピエトロ広場に出るが、Sくんが通りがかりの人に英語で話しかけ2人の写真を撮ってもらう。

これにてローマ観光終了。

 

◆テルミニ駅近くでアペリテーヴォ

メトロの駅に向かうが、Sくんが『アペリティーヴォしたい』というので途中店を探すものの、適当なところなくここでは諦め、テルミニ駅で乗り換えずに降りて探すことにする。

 

テルミニ駅で下車、地上に出てテルミニ駅東側の通りを歩きながら店を探す。そのうち、ある店で声を掛けられたので『1杯でいいですか?』尋ねると大丈夫とのこと。外のテーブルでブルスケッタをつまみに1杯やってホテルに戻る。

 

◆最後の晩餐

イタリア旅行11日目でローマ最終日、明日はマルタへ行きそこでSくんと別れるので夕食は今日が最後だ。ホテルに戻ってからピア門の外のトスカーナ料理の《Al Chianti》へ行く。この店は5年前ローマ2週間滞在した時に2回訪問している。

 

21時ちょっと前にお店に着く。気温的には外のテーブルがいいが、土曜夜でしかも予約もしてないとあればそれは無理。案内されたのは奥の部屋のテーブル。ちょっと暑いが、Sくんが英語で『暑いので室温を下げて欲しい』と言ってから少し涼しくなる。

 

アペリテーヴォした後なので泡を飲まず、赤ワインを飲みながら最後の晩餐を楽しむ。料理も美味しく、それにふさわしい食事となった。

 

◆ローマ最終日

最終日といっても、11時チェックアウト後はフィウミチーノ空港に向かうので朝のわずかな時間しかない。

Sくんは、日曜開催のポルテーゼ蚤の市へ行くというので、ホテルにいてもしょうがないので別行動。

お土産を買うつもりで共和国広場のEATALYに行ってみるが、ない!コロナ閉店か?

その足でトレヴィの泉に行く。時間の割にまぁまぁの混雑だ。

ホテルに戻り、Sくんの帰りを待ってチェックアウト。

 

メトロでテルミニ駅へ、テルミニ駅からフィウミチーノ空港に行き、15時25分発のAirMaltaでマルタに向かう。

 

 

◆泊まる

◎ホテル Hotel Montecarlo(★★★), Via Palestro, 17a, Roma

Booking.comで予約、Twin  514.65ユーロ、現地払い、市税24ユーロ

朝食会場が屋上テラス(屋根はある)で気持ち良い。

 

◆見る

◎ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂テラスとヴェネツィア宮殿 大人16ユーロ、若者3ユーロ

◎ヴァチカン博物館 Get Your Guide で予約、オーディオガイド込み 29ユーロ×2

当初公式サイトで予約しようとしたら選択できる時間が限られたためG.Y.G.で予約。

◎コロッセオとフォロ・ロマーノ 17ユーロ×2

 

◆食べる

◎お店の名前 Hostaria da Vicenzo, Via Castelfidardo, 6, Roma

食べたもの 前菜としてアチューゲの酢漬け(12ユーロ)、ムール貝のワイン蒸し(12ユーロ)。

プリモは二人とも手長エビのリゾット(14ユーロ×2)、

セコンドは海の幸のフリット(22ユーロ)。

 

飲みもの プロセッコで乾杯のあとフラスカーティ(Luna Mater Riserva)。

水、コペルトを含め109ユーロ。

 

◎お店の名前 Cul de Sac, Piazza Pasquino, 73, Roma

食べたもの オリーブ(5ユーロ)、ローストビーフ(13.2ユーロ)、

ローマ風ラヴィオリ(13ユーロ)。

飲みもの プロセッコ(5.1ユーロ×2)、フラスカーティ(5ユーロ×2)。

水を含め53.9ユーロ。

 

◎お店の名前 Pizzeria Berbere’, Via Mantova, 5b, Roma

食べたもの 前菜はグリーンサラダ、バターとアチューゲ、ブッラータとナス、ポテトチップス(注文ミス)、

海鮮系ピッツア2種。

飲みもの 乾杯用にビール、プロセッコ、そのあとプーリアの白(Bombino)。

 

水、コペルトを含め77ユーロ。

 

◎お店の名前 La Biga Colosseo, Via Nicola Salvi, 65/66, Roma

食べたもの 二人ともトマトソースのスパゲッティ(10ユーロ×2)

飲みもの ビール(8ユーロ×2)、計36ユーロ。

 

◎お店の名前 Ristorante Al Chianti, Via Ancona, 17/19, Roma

食べたもの 前菜は手切りのトスカーナ産生ハム(14ユーロ)、モッツァレッラ(16ユーロ)。プリモはSくんのみ野菜のスープ(12ユーロ)。

セコンドはミートボール(14ユーロ)、キアーナ牛のタルタル(18ユーロ)。

 

飲みもの Rosso di Montepuluciano(20ユーロ)。

水、コペルトを含め98ユーロ。

 

◆飲む

◎お店の名前 binario Zero caffe’, Via Marsala, 56, Roma

グラスでロゼワインとプロセッコ(各5ユーロ)、つまみとしてブルスケッタ盛り合わせ(7ユーロ)で計17ユーロ。

テルミニ駅出てすぐ東、1番線ホーム(binario)の隣でZeroという名前か。

ブルスケッタ盛り合わせは、QRコードメニューでは3個だったのに二人だからと気を使ってくれたのか4個あり、値段は変わらない。良心的な店。

Sくんに言わせると、アペリテーヴォではモデナに次いで良かったと。

Perugia(ペルージャ)2023/9/6~7

◆行く

ペルージャは2010年に2ヵ月、翌年の2011年に3ヵ月短期留学滞在をした町で、カブレーノにとってはイタリアのふるさと、その後も度々訪れているが今回は2018年7月以来5年ぶりだ。

計画段階では、初めのうちは孫のSくんとローマで別れてから行くつもりだったが、ローマからマルタに行くことにしたのでフィレンツェを1泊減らしてローマへ行く前に訪れることにした。

Sくんも旅行のリクエストの一つに《のどかな町》というのがあったので多少はマッチするかもしれない。

 

フィレンツェ(カンポ・ディ・マルテ駅)を10時すぎに出た電車に乗るが、Terontola‐CortonaでFoglino行きの電車に乗り換え、定刻より少し遅れ12時半ペルージャ駅到着。ここから山の上のチェントロまではミニメトロが便利だが、Sくんのスーツケースのキャスターが片方不調なので、下車してからホテルまでの道のりを考えるとバスで終点のイタリア広場まで行く方が良さそうだ。

そう考えて駅の外に出ると、駅前がすっかり変わっている。何とかバス停を見つけ、バスを待っている女子学生にどこで切符を売っているか教えてもらう(以前は駅前に売り場があったがそれも撤去されていた)。

 

◆到着後すぐランチ

駅に戻り、奥のバールで切符購入。12時45分発のLineGに乗る。イタリア広場からホテルはすぐだ。13時すぎ、ホテルに着くがチェックインは14時からということで荷物を預け、短期留学中何回も通い、そしてペルージャにくるたび訪れているピッツェリア《Mediterranea》に行く。

 

勝手知ったるところということで行ってみると見つからない。『あれっ?』と思って戻るとすぐだ。時間が遅いため並んでいる人がいなかったせいか気づかなかっただけだ。

 

メニューはQRコードから見て、カメリエーラに注文する方式になっていた。ここのピッツアの種類はめちゃくちゃ多い。2種のピッツァ(MediterraneaとLa Lucas)とフリッツァンテ(微発泡の白ワイン)1/4を注文。

 

半分食べたところでお皿を交換する。

美味い!そしてデカい!

ミラノ、ここ、後日ローマで1軒ずつピッツァを食べたが、Sくんがいうにはここが一番美味しかったとのこと。同意見だ。

 

◆テラスからLINEでビデオ通話

美味しいピッツァを食べ終えてホテルへ。

部屋は502号室。エレベーターは4階まで、そのあとはスーツケースなどを持って階段を上がる。

ご褒美なのかテラスがある。誰でも利用できそうだが、前回泊まったときは知らなかった。同じフロアにはもう1部屋なので実際に使う客は限られそうだ。

 

そのうちSくんがスマホで日本語でしゃべり始めている、どうやら両親とのようだ(現地時間15時すぎ、日本時間22時すぎ)。終わるとすぐにこちらのスマホにかかってきて話しながらテラスに行く。テラスから見える素晴らしい景色も画面越しに見せる。このとき鍵も持たずに二人ともテラスへ出たため部屋から閉め出されるというハプニング。

 

◆ペルージャ町歩き

10数年前に5ヵ月暮らした町を思い出を振り返りながら案内かたがた町歩き。

まず、夕食予約を確認するためプリオーリ通りの《Osteria a Priori》へ。ここは、電話予約が基本らしいが、つながらず、前日メールをしていたものの午前中まで返信なく、たまたまアペリテーヴォを約束していた在住のAさんとペルージャまでの車中Messengerでそのことを話したら電話をしておいてくれるとのこと。その後、お店から返信メールあったが、念のため確認に行く。

 

11月4日広場を通って5ヵ月住んだアパートの前を下り、途中左へ行って外国人大学、さらにどんどん行ってサンタンジェロ門、円形のサンタンジェロ教会、戻ってきて水道橋のアッピア通りを右手に見ながら11月4日広場、フォンタナ・マッジョーレへと歩く。

 

このあと、ミニスーパーでビールとつまみを買いホテルのテラスで乾杯だ。

 

◆Dajeでアペリティーヴォ

ペルージャ在住のヴァイオリニストAさんと18時にアペリティーヴォを約束している。ほかの人たちにも声かけたがそれぞれ予定つかず、演奏旅行で忙しいはずのAさんがたまたまこの日ペルージャにいるとのことだった。

 

10分前にホテルを出て見晴らしの良い待ち合わせのバールへ行ってみるとどうやらやっていないようだと思ったところにAさんから声かけられる。Sくんは初対面なので紹介したのち次なる店に歩く。

見覚えある細い路地を左折して《Daje》という店に行く。ちょうどオープンするところだ。

 

メニューの一番上にあるアペリティーヴォ用つまみ盛り合わせを頼み、スプマンテを飲む。

Aさんとは、2009年9月クレモナで出会い、翌年ペルージャに短期留学するきっかけとなった人だ。

毎年のように会っていたが、今回は久しぶりでSくんも含めて話が弾み、あっという間に時間が経つ。

夕食の予約が20時なのでこの店を後にして一緒にプリオーリ通りを下り店の前で別れる。

 

◆チェーナ(夕食)

店に入って名前を言うと2階へ案内される(1階はワインを中心とした小売りスペース)。

ドーム型の天井・壁がおしゃれだ。

メニューを見ている間、最初に出されたビールのメニューをSくんに見せたらいつもの間にか頼んでいたようでびっくり。さっきまでプロセッコを飲んでいたのに。

料理は、

前菜の盛り合わせ、

トラジメーノ湖の煮豆と田舎風ミネストローネのような1品をシェア、

プリモは黒トリュフのストロンゴッツィ、

ラヴィオリを食べ、ワインはMontefalcoRossoを飲む。

 

帰りにジェラートが食べたくて《GROM》に寄ろうとしたがもう閉まっていた。

 

◆町歩き2日目

朝食後、スーツケースをパッキングしてチェックアウト。

まず、パルティージャーニ広場のバスターミナルに行き、ローマ行きのプルマン(遠距離バス)の時刻を確かめる。時刻表ぽいものはなく、窓口に並んで順番を待つ。結構時間がかかる。

 

Tre Archiを抜けて右に曲がりカヴール通りを下る。懐かしい通りだ。途中、Eさんのお店があり覗くとご本人がいるようなので入って挨拶。

サン・ピエトロ門を抜けてサン・ピエトロ教会に行くが中には入ることはできない。

来た道を戻り、サン・ドメニコ教会に入る。チェントロから見下ろしたときの存在感があるが、中のステンドグラスもきれいだ。

 

旧サン・ドメニコ修道院の中庭もいい。

カヴール通りを上り、ゆるやかな階段を上る。途中右手のメルカートのあるところから景色を見る。

メルカートは2店しかオープンしておらず観光客の方が多い。

 

11月4日広場に戻り、エトルリアの井戸《Pozzo Etrusco》を見る。ここには、2000年8月兄との旅で訪れたことがある。今回は、実際の井戸を見る前にビデオで当時のエトルリア人がどのように考えて作ったかを見たので興味深かった。当時の技術力がすごい。

◆最後の町歩き

ランチのあとは、《GROM》でジェラートを食べてからプリオーリ通りを下って、可愛い教会、サン・ベルナルディーノ教会に行く。建物も小さくて可愛いが何と言ってもファーサードが可愛くて美しい。

これで町歩き終わりにするが、肝心の11月4日広場に面した大聖堂に連れていかなかったのは残念だ。

(フィレンツェでドゥオモに行かなかったのはもっと残念だが)

 

◆いざローマへ

ホテルに戻り、荷物を受け取ってバスターミナルへ。朝に続いてエトルリア時代の遺跡《ロッカ・パオリーナ》のエスカレーターを使って下りる。

 

14時30分発のプルマンは時刻を確かめたはずなのにドライバーに訊くと『今日は、14時45分』だと。

発車するまで車内はものすごく暑い。

今回のイタリア旅行、最後の目的地ローマに向かう。

 

◆泊まる

◎ホテル Fortuna(★★★), Via Bonazzi, 19, Perugia

Agodaで予約。Twin 19,716円 Cancel不可の前払い。市税1.5ユーロ×2、現金払い。

 

◆食べる

◎お店の名前 Pizzeria Mediterranea, Piazza Piccino, 11, Perugia

2010年最初の短期留学時、ペルージャに着いたその夜Aさんたちに連れて行かれて以来、滞在中何回も、そして旅行で訪れた際もここで美味しいピッツァを食べている。

 

 

食べたもの 本文の通り、飲み物含め34.5ユーロ。

 

◎お店の名前 Osteria a Priori,Via dei Priori, 39, Perugia

ペルージャ短期留学した2010年にオープンし、当時は主に1階の丸いテーブルを利用し、たまに2階にも行っていた。その後、旅行で訪れた際も友人たちと食事を何回かしているいわば思い出の店。

食べたもの 本文の通り。

カフェ、水、コペルト含めて85ユーロ。

 

◎お店の名前 Living Cafe, Via della Rupe, 1, Perugia

景色の良いバール。Sくんが『景色良いところに行きたい』というので実は以前行ったことのある奥のリストランテ《Del Sole》にするつもりだったが、手前のこの店はほとんどテラス席なのでここにする。

サービスは今一。別料金のトッピングなく、言ったものの対応せず、しかも金額変わらず。

食べたもの サーモンのパニーニ(別のものを注文したが向こうの都合で2回変えさせられる)、トルタ・アル・テスト。ビール、プロセッコ含めて20.5ユーロ。

◎お店の名前 GROM, Via Mazzini, 31, Perugia

食べたもの ジェラート 小(2.7ユーロ)と中(3.2ユーロ)。

 

◆飲む

◎お店の名前 Daje, Via Danzetta, 5, Perugia

アペリティーヴォに行った店、小さな路地にあるが、短期留学時に食材を買いに来た店が数軒先にあった(今はもうない)。当時はこの店はなかったはず。

アペリティーヴォ用つまみ盛り合わせ(6ユーロ)、Scacciadiavoli(スプマンテ、5ユーロ×7)で41ユーロ、1ユーロサービスで40ユーロ。こんなに飲むならボトル(23ユーロ)にするのが良かったか。

《Daje》というのは、イタリア語レッスンでも度々話題になるローマ弁。Aさんに尋ねると、ペルージャでも使われているそうだ。

 

◆見る

◎エトルリアの井戸 4ユーロ×2

Firenze(フィレンツェ)2023/9/4~5

◆フィレンツェ3日目

8時すぎにアパートを出て日帰りでピサの斜塔を見に行く。

(詳しくは《ピサ旅行記》(9/4)Pisaで)

 

ピサ中央駅14時54分発の電車は16時9分フィレンツェF.S.M.N.駅に着く。

乗車前にうっかり切符に打刻し忘れたが検札が来なくて良かった。

 

フィレンツェはピサよりも暑い。

駅を出て、すぐ近くのサンタ・マリア・ノヴェッラ教会に行くつもりだったが、その前にまたSくんが『のどが渇いた』と言って道路反対側のマクドナルドに行く。まず、自販機で券を買いそれをカウンターに持っていく。初めてのはずなのにジモティーみたいでちょっと驚く。

 

その後、サンタ・マリア・ノヴェッラ教会に入る。

中央礼拝堂、ストロッツィ礼拝堂など観て外に出て、広場から正面ファサードを見る。

何度見ても美しい。

 

◆懐かしのエノテカへ行ってみたものの

サンタ・マリア・ノヴェッラ広場からチェントロに向かう途中、何度か行ったことのあるエノテカに行く。

入ると中は変わらないもののお店の人には見覚えがない。前回から4年ぶりなのでその間に経営が変わったのかもしれない。話しも続かない。まだ17時頃なのに『調理は終わった』ということでこれまでのクロスティーニなども出てこない。1杯ずつ飲んで店をあとにする。

少し残念。

 

◆ちょっと買い物

一旦アパートに戻ってから一人で出かけ、アパートオーナーにメールで教えてもらったEATALY近くのおもちゃ屋に行き、イタリア定番のピノキオの人形を購入。その足ですぐ近くのCONADに行き、カルボナーラ用のパンチェッタを探すが見つからない。

 

◆SOSTANZAへ

19時半すぎ、トラットリアSOSTANZAへ向かう。ここは6年前夕食をしたところだが、食事しながら国際交流をした思い出の店で、英語をしゃべりたいSくんを是非連れて行きたいと思っていたからだ。

 

20時、お店に着く。『あわよくば夕食を』と思って訪問したが、案の定にぎわっている。明日の夜も満席とのことでやむを得ず明日のランチを予約して店を出る。

 

Sくんは『アルノ川の夜景を見たい』というので別れ、夕方買えなかったパンチェッタを買いに行く(この日は予想通りSOSTANZAで食べることができず、その場合はアパートでSくんのリクエストのカルボナーラを作ることにしていた)。

ドゥオモ近くのスーパーで、パンチェッタの他、白ワイン、海の幸酢漬け、野菜サラダ、ジュース、トマトなど購入する。

 

◆アパート飯第3弾

直前にスーパーで買ったもの、海の幸酢漬け、野菜サラダに加え、モデナで調達した生ハム2種(約200g)をつまみにプロセッコ、白ワインを飲む。

22時半、カルボナーラを作り始める(レシピはペルージャ2度目の短期留学時授業の教材で教わったもの)。前日同様Sくんがパルミジャーノチーズをすりおろす。

最終日は外で食べるので自炊はこれが最後となる。

 

◆フィレンツェ4日目の朝

7時すぎ目覚める。Sくんは寝ているので8時すぎ近くの駅(Firenze Campo di Marte)までのルートを確かめに出かける。というのは、明日ペルージャに移動するがその電車はローカル線なのでF.S.M.N.駅まで行かなくてもこの駅から乗れるからだ。

 

割と平坦な道が多く、スーツケースを引っ張りやすそうで普通に歩くなら15分くらいだ。

駅が見えたがホームに入ることはできるものの駅舎にはどうやって入るのだろう。あとでわかったが駅の前が工事中で遠くからは駅舎入り口が見えなかっただけだ。

 

貼りだされている時刻表を見ると乗るべき電車の停車駅にペルージャがない。自販機に入力して確かめると乗り換えだということがわかる。

 

帰りは来た道をどこかで外れ、別のルートで戻った。

部屋ではSくんがまだ寝ているので起こし、クロワッサン、カフェ、ゆで卵、ヨーグルトの朝食。

 

◆ヴェッキオ宮殿

おととい行こうとしたらすでに閉館していたヴェッキオ宮殿に行く。10時半に入場券売り場に並び、10時45分入場。

まず、《五百人広間》へ。

24年前に息子(Sくんの父親)と来たことを思い出す。感慨深い。

いくつもの部屋を見学。《地図の間》にあるあの大きな地球儀は修復中だ。

小説、映画『インフェルノ』で盗まれていた《ダンテのデスマスク》に気づく。

約30分で見終えた。

 

ヴェッキオ宮殿を出てから中央市場の方へ行くが、中央市場には興味ないとのことでサン・ロレンツォ聖堂の先で別れる。

結局中央市場には行かず、チェントロをぶらぶらする。

 

◆ランチはSOSTANZAで

ランチの予約は12時半。少し早め行こうと歩いているとパラッツオーロ通りでSくんと出会うが、まだお店を見たいというので別れ、SOSTANZA近くの交差点でしばし待つ。

一緒になってから店に向かうが一本早く左折したらしく、GoogleMapsをチェックしてぐるっと回り、入店。

案内されたテーブルにはまだ誰もいない。

例のアーティチョークのオムレツは前菜だとばかり思いメニューをみるが載っていないので以前の写真を見せて2人前注文(後でメニューをよく見るとメインにあった)。

ビステッカはシェアできるか確かめて注文。その時、『オムレツもシェアにしますか?』と言われ、そうしたが後で考えるとこれは失敗だった。

ワインは1/4で頼んだはずがグラス1杯のみ。それをカメリエーレに言うとSくんを『だってまだ少年でしょ』と言うので『いや大人ですよ』と答えてもう1杯持ってきてもらう。あとでさらに1/4を追加注文。

 

そうこうしているうちに60代と思しき夫婦が来て相席となるが、きっかけなく一言も交流しなかった。

 

◆アルノ川からピッティ宮殿まで歩く

また川を見たいというのでアルノ川に行き、カッライア橋を渡る。

店探しに付き合いサント・スピリト通りを散策する。今度は、ボーボリ庭園に行きたいと言うのでピッティ宮殿まで歩く。初めは、一緒に行くつもりだったが、家族から頼まれたものがありサンタンブロージオ市場にどうしても行きたくなって入場料を渡して別れ、アパートで合流することにする。

 

サンタンブロージオ市場に行ってみるともう大半の店が閉まっている。これなら午前中に中央市場に行っておけば良かった。やむを得ずアパートに戻るが、途中良さげなトラットリアがあったので店頭掲示のメニューを写す。

 

16時すぎ、Sくんが帰ってくる。ボーボリ庭園はとても良かったらしい。

その後、ドゥオモに行きクーポラに上ると言っていたのはやめたとのこと。

 

◆フィレンツェ最後の夜

アペリティーヴォ、ミケランジェロ広場、そして夕食という予定で出かける。

歩きながらいわゆる《アペリティーヴォ》をやっている店が見つからず、また、目当ての店が満席だったり、などでポンテヴェキオ近くのカフェで1杯ずつ飲んでミケランジェロ広場に向かう。

 

19時50分、広場に着く。この間より少し早いのでまだ明るい。

広場の一角には先日と同じ《おっさん歌手》(60代か70代)のコンサートで大勢の人が集まっている。

Sくんもその中に加わってまたノリノリだ。彼が今日もここに来たがった理由がわかる。

 

帰り道、午後通りがかったお店で夕食。

注文したサラダが食べきれず持ち帰り、アパートで残っていたプロセッコ、赤ワインのお供とする。

 

◆ペルージャへ

アパートにはもう食べるものはない。すぐ近くのバールに行って朝食。

9時10分、予定より少し早く出る。カンポ・ディ・マルテ駅には9時35分到着、やはりスーツケースを引っ張っていると時間がかかる。

9時58分発の電車は10分ほど遅れたが、次の宿泊地、ペルージャに向かう。

 

◆泊まる

◎Airbnb Margherita&Simoneさんのアパート

4泊で124,176円(税込み)、

一応普通の鍵も渡されたが、スマホのアプリで解錠できる。各自のスマホで解錠できるので別行動が多かったのでかなり便利だった。

最終日のチェックアウトは10時。ただ、ホテルと違って荷物を預かってはくれない。いくつかの有料預かり所をメールで教えてくれたが、結局次のペルージャに行く時間を早める。

 

◆見る

◎サンタ・マリア・ノヴェッラ教会 7.5ユーロ×2

◎ヴェッキオ宮殿 11.25ユーロ×2

◎ボーボリ庭園 10ユーロ

 

◆食べる

◎お店の名前 Trattoria Sostanza,  Via del Porcellana,25/r, Firenze

食べたもの ミネストローネ(11ユーロ)、アーティチョークのオムレツ(20ユーロ)、ビステッカ(30ユーロ)

ワイン、水、コペルトを含め83ユーロ。

以前は現金のみということで現金を用意していたが、時代の流れかカードOKになっていた。カメリエーレの服装も前回はちょっと時代がかった制服だったが、ごく普通のジーンズ姿。だいぶ変わったかもしれない。

 

◎お店の名前 Hosteria Antico Bottaio, Via dell’Angolo, 113, Firenze

食べたもの カプレーゼ(15ユーロ)

ミネストローネ(9ユーロ)

ラヴィオリ(13.5ユーロ)

海の幸リゾット(14.5ユーロ)

ギリシャ風サラダ(10ユーロ)

飲み物はプロセッコ(7ユーロ×2)、白のハウスワイン(18ユーロ)、食後酒(ヴィンサント)はサービス。カフェ、水、コペルトを含め106ユーロ。

 

◎お店の名前 Caffe Michelangelo, Via Della Colonna, 4/r, Firenze

食べたもの 朝食として、カフェ、サンドイッチ、クロワッサンなど、10.7ユーロ。

 

◆飲む

◎お店の名前 Vini & Delizie, Via del Banchi, 45/r, Firenze

ロゼワイン(6ユーロ)とロゼのプロセッコ(6ユーロ)

 

◎お店の名前 Bistro Pasticceria Maioli, Via Guicciardint, 43/r, Firenze

アペロール・スピリッツ(7.8ユーロ)、プロセッコ(6.8ユーロ)とクロスティーニ盛り合わせ(7ユーロ)

 

◆買う

◎お店の名前 Dreoni Giocattoli, Via Cavour, 31/r, Firenze

買ったもの お土産としてピノキオ人形

 

◎お店の名前 CONADの系列店

食料品、白ワイン(Vernaccia di San Gimignano 14.9ユーロ)など購入

Pisa(ピサ)2023/9/4

◆行く

今回の旅の計画後半に、同行者Sくんから『ピサの斜塔を見たい』とのリクエストがあり、出発前にこの日11時15分で斜塔入場を予約していた。この日は月曜なのでフィレンツェ市内の美術館は休みだからだ。

 

8時10分アパートを出て8時30分F.S.M.N.駅に着く。ショルダーバッグ以外荷物がないので歩いても20分だ。

 

予約時間に間に合う電車は9時28分発だが、万が一電車が遅れると間に合わない可能性もあるので1本早い8時53分に乗るつもりで早めに駅に着く。ところがこの電車が遅れる(元々前後の電車に比べ所要時間が16分長い)。

ピサ中央駅には10時15分到着。駅からGoogleMapsの経路案内を頼りに歩く。ピサは3度目だがそれまでと違い駅を出てどちらかというと左方向の通りを行く。

アルノ川の景色がきれいだ。

 

◆ピサの斜塔を見る

アルノ川をすぎて間もなく前方にドゥオモの大きなクーポラが見えてきた。およそ25分でドゥオモ広場に到着。さっそく、お決まりの倒れそうな斜塔を止めるポーズで写真撮影。

 

その後、受付に行きプリントアウトを見せるとそれがチケットそのものだと言われる。受付奥のロッカーに案内され、ショルダーバッグを預ける。

 

これで傾いた塔をグルグル上がるのにふさわしく身軽になった。と、思ったのも束の間、Sくんが『のどが渇いた。飲み物買ってくる』と売店を探しに行く。11時入場者が塔の中に入ると、次に並ぶのは11時15分の我々。ところがなかなか現れない。入場数分前に飲み物2本持って戻ってくる。

斜塔側からのドゥオモ

 

◆斜塔に上る

11時15分入場。まず、階段を上がる前にいわば1階の部屋に進むが、その瞬間足元が斜めなので驚く(2011年ペルージャ2度目の短期留学時に上っているのだが)。

平衡感覚がおかしくなる。前の時間帯の人たちがかなり下りてきたころからいよいよ上り始める。足元が右に傾いているのが進むにつれて一旦普通になりその後左に傾いて上る。これの繰り返しで本当に平衡感覚がおかしくなる。

(2011年のPisa旅行記に詳しく記述)

 

斜塔上からのドゥオモ

上の方に行くと最上段に行く階段に入るが、狭くて急でしかも滑りそうで怖い。12年前には感じなかったのでこの間で自分が年取ったことを痛感する。

11時40分、終了、退場して普通(?)の世界に戻る。

 

◆ドゥオモ、洗礼堂へ

斜塔のあとは、ドゥオモへ行く。前回は入れるエリアは制限されていた覚えがあるが今回はそうでもない。

そのあとは洗礼堂に入る。

洗礼堂はかなり大きいが中はある意味がらんとしている。上の階に上がるが階段がきつい。

洗礼堂からの眺めが良い。

 

洗礼堂を出て芝生で一休み。

 

◆城壁探訪

洗礼堂を出て一休みしていると、すぐ北の方に少し上を歩いている人たちが見える。どうやら城壁(Le Mura di Pisa)のようだ。

Sくんが『あそこに行きたい』というので、あの辺りをちょっと歩いてまた戻ればいいかと思い、入り口らしきところに行ってみると入場料が1人5ユーロ。Sくんに『どうする?』と訊くと『行く』との返事。

まず、入って左の方へ行く。これは短くてすぐ終わる。戻って先ほどの入り口を越え、右の方を歩き始める。

 

日差しがきつい。焼けるようだ。城壁の上なので日光を遮るものはない。

歩いていくとドゥオモ広場からどんどん離れる。2ヵ所出口はあるもののかなり町のはずれのように思い、さらにどんどん歩き約2km地点の出口(Piazza delle Condoleの近く)で下に降りる。

結局、ドゥオモ広場以外の見せたかったところにはまったく近づくこともできなかった。

 

◆なかなか良かったランチ

アルノ川をフォルテッツァ橋で渡り、左折して駅方面に向かう途中、直前にGoogleMapsで見ていたリストランテが右手にあるのを発見。ランチメニューもありそうだ。

 

結構混んでいる。見渡すと地元の人っぽいグループが多い。

のどが渇いていたのでビールで乾杯。ランチはパスタ2品から一つ、同じくメインも2品から選ぶ方式で一皿に載ってくる。それに、水、ドルチェ、カフェがついて11.5ユーロ。

味も良く、良心的な店だ。

 

食事を終えて10数分で駅に着く。

14時54分発の電車でフィレンツェに戻る。

 

◆見る

◎ピサの斜塔 公式サイトで予約、27ユーロ×2

◎城壁(Le Mura di Pisa) 5ユーロ×2

 

◆ 食べる

◎お店の名前 Ristorante Galileo, Via S.Martino, 6, Pisa

食べたもの 二人ともリガトーニのアラビアータ、カプレーゼ。カプレーゼのモッツァレッラが思ったより大きい。ドルチェはアッフォガート。

ビール(3.5ユーロ×2)、水、コペルト含めて30ユーロ。

 

Firenze(フィレンツェ)2023/9/2~3

◆行く

フィレンツェはイタリアで訪れた町の中で一番好きなところ。イタリア初めての孫を連れていくには絶対外せない。それともう一つ、アパートで《チョイ住み》をしてみたいということ。本来は1週間は滞在したいが、スケジュールの関係で4泊となり、初めてAirbnbでアパートを予約する。

 

◆フィレンツェ、そしてアパートまでの想定外の道のり

モデナからボローニャでFrecciaRossaに乗り換える予定だったが、満席で乗車券を買えず、やむを得ず13時58分発のRegionale(ローカル線)に乗る。途中2回も乗り換えてフィレンツェには予定より2時間も遅く着くことになる。

 

ボローニャ着14時26分、ここで15時10分発プラート行きに乗り換える予定がホームが見当たらない(出発案内を見ても存在しない)。ネットで見たのをそのままスマホメモに書き込んでいたのを見てみると・・・何と連絡バスのようだ。

それからが大変、スーツケースをSくんに預け、どこからそのバスが発車するか駅前を探すがわからない。駅の中に戻って何人かに尋ね、ようやくバス乗り場がわかる。この日は異常に暑く、バスを待つ間直射日光をまともに受け、暑いったらありゃしない。

 

とはいえ、一旦発車してしまうとバスの旅も悪くはない。高速道路を走る。そうこうしているうちに16時35分、どこかの駅に着く。

プラート着は17時20分のはずだけど、ここはどこだろうとスマホで地図を見ると何とプラート駅に早く着いていた。

駅の中に入り、次のフィレンツェ行きの電車をチェックすると16時42分、1本早く乗れた。

ということで、アパートのオーナーに到着時刻が早まることをメールで連絡(Airbnbのいいところは日本語で書いて送っても先方にはイタリア語で届く)。

 

17時14分フィレンツェ(F.S.M.N)到着、駅中のタバッキでバス券を買おうとした取り扱っていない、外のバールで買い、バスにしようかトラムにしようか迷ったりして時間がかかる。結局バスにしたが、乗ってから3つ目のバス停すぎたところで路線が違っていることがわかり、運転手さんに2つ先で降りることを勧められる(No.6に乗るべきところNo.6Bに乗ってしまった)。

そこからGoogleMapsを見ながらアパートへ急ぐ。結局、オーナーのSimoneさんを待たせてしまう。

 

◆居心地よさそうなアパート

階段を上がり、アパートに入るとそこがダイニングキッチン、その奥右手にバスルーム(意外に狭い)、リビングルーム(机、65インチTV、ソファベッドがあっても広い)、さらにその奥がベッドルーム、かなりゆったりしている。

 

Simoneさんからいろいろ説明を受け、こちらからも質問する。気になった洗濯機は、キッチンのシンクとガスレンジの間にあり、使い方を教えてもらう(滞在中大活躍)。

 

最後に、ウェルカムドリンクとしてワインを1本いただく。

 

 

◆ミケランジェロ広場でノリノリ

カブレーノがフィレンツェを訪れる時のいつものルールは『まず、ミケランジェロ広場に登ること』。

予定より2時間遅く着き、早く出たくてSくんに何回も促すがなかなか出られない。

紙の地図を頼りに歩くが、初めてのエリアなので少し遠回りしたようだ。

日が暮れる前に着きたいが、途中写真を撮ったりで遅れ気味。サン・ニッコロ通りに入り来慣れた道だと思ったのも束の間、サン・ニッコロ門をすぎてから何となく違う。自動車道路のようで大きなカーブを上る。

帰り道わかったが、以前の階段ルートはなくなっていた。

日が暮れる直前の景色がいい、ところがようやく広場に着いたもののSくんは眼下の景色には目もくれず、広場でやっている何かのコンサートの方に行き、他の人たちと同じように体を動かしノリノリの感じだ。

 

ようやく景色を見てから広場の中央、ダヴィデ像を見て広場から下る。

 

もう20時半、スーパーが21時までらしいのでGoogleMapsであわてて探し、今晩と翌朝必要な食料品を買う。

モデナで生ハムをたっぷり買い込んできて本当に良かった。

 

◆アパート飯第1弾

21時半すぎから飲み始める。まず、冷えたビールで乾杯。つまみは、もちろん生ハム。ほかにスーパーで調達したペコリーノチーズ。イワシの酢漬け。ワインはいただいたChianti。炭水化物はモデナのBertaniでもらった菓子パン、スーパーで買ったインスタントのリゾット。食後にイチゴという1日目の夕食だ。

 

◆2日目朝は別行動から

朝食後Sくんはランニング、あとで聞くと、ミケランジェロ広場に行ったらしい。その間、こちらはサンタンブロージョ市場を目指すが、途中で日曜のためまだ開いていないのを知りスーパーに行く。

戻るとアパートの前でSくんとばったり。

 

◆ドゥオモからシニョリーア広場へ

荷物を置いてから、ドゥオモの方に出かける。アパートを出てから2ヵ所ほど曲がってセルヴィ通りに入ると向こうにドームが見える。Sくんはランニングで近くまで来たらしい。

ドゥオモを通り過ぎ、EATALYに行く。

 

Sくんは、チーズ用ナイフセットを買う。こちらは食料品中心に見て、Sくんが食べたがっていたオリーブを買う。

 

メインストリートのカルツァイウォーリ通りを歩いてシニョリーア広場へと進む。広場の《コジモ1世騎馬像》の周りが白いもので囲まれている。あとで知ったが、修復直後らしい。

 

 

◆運よくウフィッツィ美術館へ

旅行計画中にSくんに《何をしたいか?》訊いたところ『美術館』もその一つで、フィレンツェならウフィッツィ美術館だろうとこの日の予約を取ろうとした。ところが、この日は無料開放とのこと。月曜は定休だし、あとは火曜しかない。普段でも混んでいて並ぶのに無料開放だと一体何時間並ぶのだろう。閉館に近い時間帯に並び、ダメなら火曜日に並ぼうと思っていた。

 

ところが、12時すぎシニョリーア広場から見る限りあまり並んでいない。『これはチャンス!』とばかり、ウフィッツィ美術館の列に加わる。

 

入場前の手荷物検査でSくんがEATALYで買ったばかりのチーズ用ナイフセットが引っかかり、退館時返却ということで一時預かりとなる。

 

さて、名画鑑賞。4回目か5回目だけど何度観てもいい。

ジョット《玉座の聖母子》

ボッティチェッリ《プリマヴェーラ》

 

このあと折り返すが、ポンテ・ヴェッキオが眼下に見える。

 

 

ヴェッロキオとレオナルド・ダ・ヴィンチ《キリストの洗礼》

レオナルド・ダ・ヴィンチ《受胎告知》

ミケランジェロ《聖家族》

ラファエッロ《ひわの聖母》

カラヴァッジョ《バッカス》

◆さてランチ

鑑賞終了、一時預かりのチーズ用ナイフを返却してもらい退館。お腹もすいている。

以前3度行ったことのある《財布にやさしい店  il Vivandiere》にしようと行ったが、14時をすぎていたため閉店まじかということで断られる。その方向まで来てはほかに手持ちのカードは少ない。5年前サンタ・クローチェ教会にほど近いビステッカ・ランチをした店を思い出し、行ってみる。中に入ると2軒隣の別の店(姉妹店)に連れて行かれる。

 

そこで遅いランチをとる。途中、団体客がきて奥の方の部屋に入って行く。間口は狭いが奥行がありそうな店だ。

 

 

◆ピッティ宮殿前のワインバー

夕方はそれぞれまた別行動。家族へのお土産を買っている最中Sくんから『何時くらいに帰る?』とLINEがあり続けて『ヴェッキオ宮殿行く気ない?』ときたので大急ぎで戻るが、調べたらもう閉館しているようだ。

 

それではアペリティーヴォしようと出かける。この日は日曜日、チェックしていたワインバーは休みのところが多い。ピッティ宮殿前の店はやっている。

ポンテヴェキオを抜け、ピッティ宮殿前のワインバーへ行く。

 

あわよくば、ペアリング付きのコースが食べられるといいなと思ったが混んでいる。

見慣れたマスターがいたので『私を覚えていますか?』と言ってみたけど・・・。

席はいっぱいそうなので『1杯だけ』とお願いすると予約ノートをチェックし『この席で30分なら』とのこと。日曜営業の人気店だからやむを得ない。

Franciacortaを1杯ずつ飲んで店を後にする。

 

◆アパート飯第2弾

2日目の夕食はSくんのリクエストでリゾットを作る。自宅では度々作っていてまぁまぁ好評のようだが、食材(お米、玉ねぎ、固形スープ、パルミジャーノチーズ)を持ってきていないのでスーパーで調達。具材のドライトマトはモデナで買ったものを使う。パルミジャーノはスーパーですりおろしてもらわなかったのでSくんにやってもらう。

 

ガスレンジは4台あり一番手前のを近いからという理由で使ったところ火力が弱いレンジらしく倍くらいの時間がかかってしまう。

他の食べ物は昨日とほぼ同じだが、つまみとしてオリーブとタラッリーニが加わる。

 

 

 

◆泊まる

◎Airbnb Margherita&Simoneさんのアパート

4泊で124,176円(税込み)、本文の通りF.S.M.N.駅からはちょっと遠い(荷物なければ歩ける距離)

かなり広いコンドミニアム(リビングルーム、ベッドルーム、ダイニングキッチン、バスルーム)で住み心地良い。

一応普通の鍵も渡されたが、スマホのアプリで解錠できる。各自のスマホで解錠できるので別行動のときは便利。

最終日のチェックアウトは10時。ただ、ホテルと違って荷物を預かってはくれない。いくつかの有料預かり所をメールで教えてくれた。

 

◆食べる

◎お店の名前 Trattoria il Francescano,  Largo Piero Bargellini,16, Firenze

食べたもの アスパラガスのリゾット(15ユーロ)

 

ラザーニャ(12ユーロ)

飲み物はビール(6ユーロ)、プロセッコ(7ユーロ)

水、コペルト含めて46ユーロ

 

◆飲む

◎お店の名前 Pitti Gola e Cantina, Piazza Pitti, 16, Firenze

アペリティーヴォのつもりでFranciacorta(7ユーロ×2)を飲む。

 

◆買う

◎お店の名前 Benetton, Via del Cerretani, 57/59, Firenze

買ったもの 家族へのお土産、Tシャツ3枚

 

◎お店の名前 EATALY

買ったもの オリーブ

 

◎お店の名前 CONAD

食料品、水、ワインなど何回か購入