◆行く
今回の旅の計画後半に、同行者Sくんから『ピサの斜塔を見たい』とのリクエストがあり、出発前にこの日11時15分で斜塔入場を予約していた。この日は月曜なのでフィレンツェ市内の美術館は休みだからだ。
8時10分アパートを出て8時30分F.S.M.N.駅に着く。ショルダーバッグ以外荷物がないので歩いても20分だ。
予約時間に間に合う電車は9時28分発だが、万が一電車が遅れると間に合わない可能性もあるので1本早い8時53分に乗るつもりで早めに駅に着く。ところがこの電車が遅れる(元々前後の電車に比べ所要時間が16分長い)。
ピサ中央駅には10時15分到着。駅からGoogleMapsの経路案内を頼りに歩く。ピサは3度目だがそれまでと違い駅を出てどちらかというと左方向の通りを行く。
アルノ川の景色がきれいだ。
◆ピサの斜塔を見る
アルノ川をすぎて間もなく前方にドゥオモの大きなクーポラが見えてきた。およそ25分でドゥオモ広場に到着。さっそく、お決まりの倒れそうな斜塔を止めるポーズで写真撮影。
その後、受付に行きプリントアウトを見せるとそれがチケットそのものだと言われる。受付奥のロッカーに案内され、ショルダーバッグを預ける。
これで傾いた塔をグルグル上がるのにふさわしく身軽になった。と、思ったのも束の間、Sくんが『のどが渇いた。飲み物買ってくる』と売店を探しに行く。11時入場者が塔の中に入ると、次に並ぶのは11時15分の我々。ところがなかなか現れない。入場数分前に飲み物2本持って戻ってくる。
◆斜塔に上る
11時15分入場。まず、階段を上がる前にいわば1階の部屋に進むが、その瞬間足元が斜めなので驚く(2011年ペルージャ2度目の短期留学時に上っているのだが)。
平衡感覚がおかしくなる。前の時間帯の人たちがかなり下りてきたころからいよいよ上り始める。足元が右に傾いているのが進むにつれて一旦普通になりその後左に傾いて上る。これの繰り返しで本当に平衡感覚がおかしくなる。
(2011年のPisa旅行記に詳しく記述)
上の方に行くと最上段に行く階段に入るが、狭くて急でしかも滑りそうで怖い。12年前には感じなかったのでこの間で自分が年取ったことを痛感する。
11時40分、終了、退場して普通(?)の世界に戻る。
◆ドゥオモ、洗礼堂へ
斜塔のあとは、ドゥオモへ行く。前回は入れるエリアは制限されていた覚えがあるが今回はそうでもない。
そのあとは洗礼堂に入る。
洗礼堂はかなり大きいが中はある意味がらんとしている。上の階に上がるが階段がきつい。
洗礼堂からの眺めが良い。
洗礼堂を出て芝生で一休み。
◆城壁探訪
洗礼堂を出て一休みしていると、すぐ北の方に少し上を歩いている人たちが見える。どうやら城壁(Le Mura di Pisa)のようだ。
Sくんが『あそこに行きたい』というので、あの辺りをちょっと歩いてまた戻ればいいかと思い、入り口らしきところに行ってみると入場料が1人5ユーロ。Sくんに『どうする?』と訊くと『行く』との返事。
まず、入って左の方へ行く。これは短くてすぐ終わる。戻って先ほどの入り口を越え、右の方を歩き始める。
日差しがきつい。焼けるようだ。城壁の上なので日光を遮るものはない。
歩いていくとドゥオモ広場からどんどん離れる。2ヵ所出口はあるもののかなり町のはずれのように思い、さらにどんどん歩き約2km地点の出口(Piazza delle Condoleの近く)で下に降りる。
結局、ドゥオモ広場以外の見せたかったところにはまったく近づくこともできなかった。
◆なかなか良かったランチ
アルノ川をフォルテッツァ橋で渡り、左折して駅方面に向かう途中、直前にGoogleMapsで見ていたリストランテが右手にあるのを発見。ランチメニューもありそうだ。
結構混んでいる。見渡すと地元の人っぽいグループが多い。
のどが渇いていたのでビールで乾杯。ランチはパスタ2品から一つ、同じくメインも2品から選ぶ方式で一皿に載ってくる。それに、水、ドルチェ、カフェがついて11.5ユーロ。
味も良く、良心的な店だ。
食事を終えて10数分で駅に着く。
14時54分発の電車でフィレンツェに戻る。
◆見る
◎ピサの斜塔 公式サイトで予約、27ユーロ×2
◎城壁(Le Mura di Pisa) 5ユーロ×2
◆ 食べる
◎お店の名前 Ristorante Galileo, Via S.Martino, 6, Pisa
食べたもの 二人ともリガトーニのアラビアータ、カプレーゼ。カプレーゼのモッツァレッラが思ったより大きい。ドルチェはアッフォガート。
ビール(3.5ユーロ×2)、水、コペルト含めて30ユーロ。