月別アーカイブ: 2017年10月

ミラノでカラヴァッジョ展

 

あと数週間後に控えた今年2度目のイタリア旅行。

特に『何をどうする』ということもないが、最初にミラノに2泊するので間の1日をどう過ごそうか、『ベルガモにでも行ってみようか』と考えていたら、カラヴァッジョ展が開かれていることを知った。

場所は、Palazzo Reale、ドゥオモのすぐ近くなので行きやすい。

 

カラヴァッジョの作品は、ローマの美術館、教会を中心にいろいろ見ているが、作品が一ヵ所に集まる展覧会は初めてだ。とても楽しみだ。

 

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そんなプランが固まったとき、イタリア文化会館でイタリアの美術史家による《カラヴァッジョの秘密》と題する講演会があることを知り、これを聴きに行くことにした。

これで予習(?)もバッチリ、ミラノでの展覧会をいっそう楽しめることができそうだ。

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Parma(パルマ)2016/9/29~30

Parma(パルマ)2016/9/29~30

Modena(モデナ)2016/9/29

 

◆行く

Parmaは多分3回目、2002年9月初めてのときはGenovaからMantovaに向かう途中ほんの数時間立ち寄り、2回目は2014年秋に1泊している。

今回は14泊16日の旅、最終宿泊地だ。目的は、パルマで美味しい生ハムを食べること、そして近場のModenaでバルサミコ酢を買うことだ。

 

Firenze S.M.N.9時30分発のFrecciaRossaでBolognaまで行き、Reggionaleに乗り換え11時25分パルマ到着。

 

重くなったスーツケースを引っ張り、ホテルへ向かうが結構しんどい。

 

◆モデナへ

チェックインして荷物を部屋に置いてすぐに駅まで戻りモデナに行くつもりだったが、ホテル側の対応悪くすぐに出かけられない。

 

しばらく待ったもののモデナに行く電車を逃せないので、スーツケースを預けて出かける。

しかし、暑い!ジャケットを脱ぎたい!

12時56分発の電車は13時33分モデナ到着。

 

◆メルカートで

メルカートに急ぐ、何せメルカートは14時か14時半には終わってしまうからだ

 

メルカート到着、14時ちょうど。

 

中に入るともう閉まっている店が多い。

以前ここで買ったバルサミコ酢の店が見つからず、ほかのお店で教えてもらう。

そこはまだやっていた。

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バルサミコ酢を、40年物大小2本ずつ、20年物1本、それとフンギポルチーニ100gを注文、計198ユーロ。

カードで払おうとしたら機械にはねられる、別のカードでもダメ。旅の終盤とあって現金の手持ちも多くない。

Bancomart(ATM)で現金を引き出すように言われ、お店の人は『待っている』と言ってくれた。

さんざん探してドゥオモ近くのBancomartを見つけ、自分の番になりまず銀行国際カードで150ユーロ引き出しを入力、黙って待っていたがどうやらダメ。次にクレジットカードで試みるがこれも引き出せず。

しようがない、現金がいくらあるか確かめるとほぼ150ユーロ。これでは全部は買えない。

メルカートに戻って『ダメだった』と言って、40年物大(100ml)をあきらめ小(40ml)4本とフンギポルチーニを半分に減らしてもらい計117ユーロ。

残りの現金は30ユーロ余だ。

 

モデナで昼を食べ、ワインを飲もうと思ったが、パルマに戻ることにした。

電車のチケットは行き同様カードで買え、問題なし。

(Bancomartで引き出せなかった理由は分からないが、メルカートでクレジットカードが使えなかったのはメルカートの営業時間が14時までだったせいではないだろうか)

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そんなトラブルがあったせいか、モデナのメルカートには何回も来ているのに、駅までの帰り道、迷ってしまい途中まで親切なご婦人に連れてきてもらう。

15時25分の電車で16時03分パルマに戻る。

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◆ランチの代わりにアペリティーヴォ

ホテルに戻り、ようやく自室に入る。

一休みして、ガリバルディ広場近くのネスプレッソの店で買い物。

そのあと2年前に訪れたとき友人から教えてもらったリストランテ“La Forchetta”を探すが、意外に簡単に見つかる。2年前はせっかく教えてもらったのにあいにく休みだった。

ということで、夕食の店は決まった。

 

そこでようやくアペリティーヴォだ。

ルイージ・カルロ・ファリーニ大通り(Strada Luigi Carlo Farini)に面した、2年前に立ち飲みしたエノテカで今度は外のテーブル席に座る。時間が早いのでほかには客はまだいない。

スプマンテのあとは白、つまみはTartine(パンに具をのせたもの)とポルペッティで小腹を満たす。

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アペリティーヴォを終え、近くをブラブラしホテルに戻る。

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◆待望のチェーナ

友人Yさんが『死ぬまでにもう一度行きたい店』と絶賛した例のリストランへ。

予約していないので早めに19時半頃店に行く。外のテーブルには誰もいない。中もほとんどいないが、先客がいてお店の人に『1分待って』といわれる。

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席はレジ、ワイン棚そばのテーブル。そのうちどんどん混み出してきた。

 

メニューを見てどのように食べようかじっくり考える。

外せないのはご当地生ハムの最高級品クラテッロ・ディ・ジベッロ。

プリモはパスし、セコンドは魚料理を選ぶ。

クラテッロ・ディ・ジベッロはとろけるようで本当に美味しい。これだけでいい。

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この店でこれを食べるだけの目的で最終宿泊地をパルマにした甲斐があったというものだ。

 

充分満足して『最後の晩餐』を終える。

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これにて、2016年14泊の旅を終え、翌朝ミラノから帰国。

結局予定通りだが、パルマでもモデナでも観光は全くしていない。

 

 

◆泊まる

ホテル Hotel Button ★★★ Borgo della Salina,7, Parma Booking.comで予約、Single57.6ユーロ

◆食べる

●お店の名前 La Forchetta Ristorante, Borgo San Biagio 6D, Parma

http://www.laforchettaparma.it/la-forchetta.php

 

2年前パルマに移動したことをfacebook上で知ったペルージャつながりの友人からこの店を強く勧められたもののあいにく定休日だったので果たせず今回訪問しようと決めていた。

 

食べたもの

前菜は、ご当地生ハムの最高級品クラテッロ・ディ・ジベッロ(14ユーロ)、とろけるようで本当に美味しい。

プリモはパス。

セコンドは魚料理を選ぶ。ヒラメの切り身にジュレのようなソースがたっぷり。

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ワインはまずプロセッコを1杯、そのあとはランブルスコのハーフボトル。

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ドルチェは、帰り道ジェラテリアにでも寄ろうと思っていたが、カメリエーレのすすめ上手により、レモン・シャーベット。カフェでしめる。

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コペルト、水を含め49.5ユーロ。

コペルトといえば、パンが美味しかった。中でも黒パンが美味しかった。

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この店を教えてくれた友人が『死ぬまでにもう一度行きたい店』といった理由がわかる。

 

◆飲む

●お店の名前 Enoteca Fontana, Str. Luigi Carlo Farini, 24, Parma

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飲んだもの・つまんだもの 本文の通り 7.5ユーロ

 

◆買う

●お店の名前 Gastronomia Famiglia Bertani, Via Albinelli,13, Modena

買ったもの バルサミコ酢40年物小4本(1本27.2ユーロ)、乾燥フンギポルチーニ45g(8.5ユーロ)

●お店の名前 Nespresso Boutique Parma,Piazza Garibaldi, 23, Parma

買ったもの Nespressoのカプセル16本65.6ユーロ

●お店の名前 La Prosciutteria, Str. Luigi Carlo Farini, 9, Parma

買ったもの パルミジャーノ・レッジャーノ300gⅹ2(17.8ユーロ)