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Roma(ローマ)2015/11/20

Roma(ローマ)2015/11/20

◆行く

2015年イタリアの旅1泊目はローマだった。それから、ペルージャ、ヴェネツィア、アーゾロ、バッサーノ・デル・グラッパ、フィレンツェを周り、8日目に最終目的地としてローマに戻る。

 

フィレンツェSMN駅発10時19分の電車はローマ・ティブルティーナまでノンストップだ。定刻より5分ほど遅れてティブルティーナ駅到着、下車。

 

◆お土産にトローネ

予約しているいつものホテルはテルミニ駅から歩いて行ける距離なのにここで降りた理由は駅構内にある売店でナポリ産のトローネを買うためだ。

実はこのトローネ、2ヵ月ほど前に知人からイタリア土産としてもらったものだ。あまりにも美味しいので家族から頼まれ、どこで売っているかをメーカーに問い合わせたらローマではティブルティーナ駅ナカとのことだった。

旅の2日目、ペルージャへはティブルティーナのバスターミナルから移動したが、その際メトロを降りてからこの駅ナカに売店があることを確認しておいた。

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ということで問題なくお目当てのトローネを購入、メトロでホテルに向かう。

 

◆お決まりのローマ散歩

チェックインしてすぐに出かける。いつものローマ散歩だ。

メトロには乗らず、ナツィオナーレ通りからコルソ通りへ。右折してトレヴィの泉へ。

随分きれいになった。1年前訪れたときは修復工事中で水もなかったのだが。

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いつものように大勢の観光客でにぎわっている。

 

コルソ通りへ戻り、遅いランチ。初めはテラス席に座ったが、注文を取りに来た頃には雨がポツリと降ってきたので中の席に移る。

 

ランチ後、コルソ通りからパンテオンの方へ。

パンテオンは相変わらずの混みよう、というか人気。

中をぐるっと一回り、次いで向かったのはサンテイニャツィオ教会。ここは2度目だが、天井画が素晴らしい。

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そのあとは、お決まりのナヴォーナ広場ムーア人の噴水の通りを進み、ジェラテリアへ。

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ここはBSの旅番組で紹介されていた店で、人気店とあって沢山の人が並んでいる。クルマが通るのにも邪魔なくらいだ。

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自分の番が来て3種盛りのMedium(3ユーロ)を注文、ものすごい量だ。

通りを行きつ、戻りつ、して食べ終えた。

 

再びナヴォーナ広場、パンテオン、トレヴィの泉を通って、クイリナーレを抜け、ナツィオナーレ通り、とほぼ逆戻りしてホテルに戻る。

 

◆3年ぶりの魚料理の店

2015年イタリア旅行最後のチェーナは以前行ったことのある魚料理の店を再訪することを日本を出る前から決めていた。

場所もわかっているのでホテルから歩いて向かう。

20時前に着いてしまったので少し周りを歩いて時間をつぶし、20時頃入店。

客は1組だったがそのうちどんどん客が来て賑やかになった。

マグロのカルパッチョを頼んだらお皿の中には何やら液状の黒っぽいソースがある。

つけてマグロを口にすると???

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今度はソースのみを小指につけ味見すると『しょうゆ?』。

カメリエーレに尋ねるとまさにそうだった。

『まるで家に帰ったみたいです』と言うと彼は笑っていた。

帰国前夜にローマでマグロの刺身を食べてしまう。

 

帰り道、ヴェネト通りでナイトクラブの客引きがうるさく振り切るために地図も見ずに早足で歩いたら来た道を曲がらずに通り過ぎてしまい一瞬道に迷ってしまった。

 

◆朝の散歩はコロッセオへ

昼には空港に向かわなければならない。朝食後残された時間は3時間あまり。

昨日お決まりのローマ散歩をしているので今度はテルミニ駅に沿ったジョリッティ通りを進み、途中適当に右折したりしてコロッセオ方向に大回りして向かう。

かなり遠回りしたようだ。

やがて公園の向こうにコロッセオの雄姿が現れた。

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コロッセオの東側に出たが、中に入るつもりはない。

 

◆再び町歩き

フォロ・ロマーノを眺め、ヴィイトリオ・エマヌエーレ2世記念堂ヴェネツィア広場から昨日通ったコルソ通りへ。

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高級ブランド店の並ぶコンドテッティ通りからスペイン広場へ。スペイン階段は工事のためか立入禁止だ。

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トリトーネ通りからクイリナーレの丘の下のトンネルを進むが、入り口付近は観光バスから降りる人たちと、そこに傘を売り込む人たちであふれ中々進めない。

(このころは予報通り雨が降り始めていた)

 

ナツィオナーレ通りへ出て、いつも寄る食料品店でまずカフェを1杯、その後ちょっとだけお土産を買い、ホテルに戻る。

 

これにて2015年の旅は終了、テルミニ駅から空港へ向かう。

いつもと違うのは、1週間前のパリでのテロ事件の影響だと思うが、テルミニ駅構内には自動小銃を携えた兵士が巡回しているし、ホームに入るのもチケットを見せないと入れないなど改札規制が行われていることだった。

変な輩が少ないので旅行者にとっては安心ではあるが・・・。

 

◆泊まる

ホテル Hotel Camelia(★★★), Via Goito 36, Roma

Expediaで予約、Single 62ユーロ(8,306円)前払い。市税4ユーロ。

テルミニ駅から近いし、清潔感あるホテルなのでここ数年はローマではもっぱらこのホテル。今回の旅の初日もここに泊まっている。

 

◆食べる

お店の名前:Da Claudio Il Localino、Via Lazio, 22 Roma

3年前に当時ローマ在住の友人Nさんに連れて行ってもらったローマには少ない魚介類の店。

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食べたもの  前菜としてマグロのカルパッチョ、しょうゆ添え(15ユーロ)。いうなれば、刺身。わさび、日本酒、ご飯が欲しいところ。お皿いっぱいに盛り付けられ赤がとってもきれいだ。

セコンドは迷ってカメリエーレの勧めにしたがったもののまさかのマグロのあぶり(18ユーロ)。赤玉ねぎの炒めたものがねっとりとしているのとあいまって美味しい。

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ドルチェはシチリアのカンノーロ(6ユーロ)。フォークを頼んだら持ってきてくれたが、オーナー夫人がから『手で食べるものよ』と言われてしまった。

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ワインはサルディーニャの白、プーリアの赤をそれぞれグラスで(各6ユーロ)。

コペルト、水を含め計57ユーロ。

 

お店の名前 La Gelateria Frigidarium, Via del Governo Vecchio 112, Roma

BSの旅番組で紹介されていた店、Mediumは3ユーロ、ものすごい量。

 

◆買う

お店の名前 Zucchero, Piazzaale Stazione Tiburtina, Roma

買ったもの トローネ。1本4ユーロ。

 

お店の名前 Castroni, Via Nazionale,71 Roma

買ったもの ジャンドゥオッティ、キャンディ、ハーブティーなど。

 

Firenze(フィレンツェ)2015年11月18日~20日

Firenze(フィレンツェ)2015年11月18日~20日

 

◆行く

フィレンツェは何回目だろう?  1998年初めてのイタリア旅行、翌年の家族旅行、さらにその翌年兄とのトスカーナ&ウンブリア旅行、そして2度にわたるペルージャ短期留学中には日帰りで何回も。その後、2012年、2014年と訪れている。

 

2015年の旅、6日目午前中にアーゾロを出てバッサーノ・デル・グラッパに立ち寄り、メストレで乗り換えてフィレンツェに向かう。

サレルノ行きの10号車はすいている。途中向かいに座っていた男性の姿が消え、小さなスーツケースが残っている。6日前のパリでのテロが頭をよぎり心臓がドキドキする。しばらくしてから全く別の席に座っているのが見え、ホッとした。

 

15分遅れで17時45分、サンタ・マリア・ノヴェッラ駅到着、勝手知ったホテルには18時チェックイン。

 

◆チェーナ(夕食)の予約

水を調達しにサン・ロレンツォ大聖堂近くのミニスーパーに行き、その足で前から決めていたAntinoriのワインバー”Cantinetta Antinori”に夕食の予約に行ってみた。

初めてのイタリア旅行、フィレンツェ2日目の夜に行った店だが、建物などはまったく記憶がない。

まだ準備中ということで店のドアは閉まっていたが、店が開く19時まで近くで時間をつぶし、開店と同時に19時45分で予約、いったんホテルに戻る。

 

◆英語で国際交流

予約時間きっかりに”Cantinetta Antinori”訪問。17年前と同じ店内のはずだが前より少し狭く感じる。1階のテーブル席を見下ろすような2階席には記憶があった。

 

席は1階の中央よりやや入口寄り。

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まず、スプマンテを頼み、料理は前菜にクロスティーニ、プリモはトスカーナのミートソース、パッパデッレ、それにブッラータを注文した。

パスタを食べているころ、隣に予約なしの外国人の男性が座る。

テーブルの間隔が狭いのでほどなく英語で挨拶。

彼はカナダ人でニューヨークから4日間出張中のヘルスケアコンサルタントだった。

明日NYへ帰るという。

それからずっと英語で話をする。

彼は1杯16ユーロのTIGNANELLOを飲み『うまい!NYなら倍はする』と言っていた。

ワインの話にもなり、『ピッティ宮殿の前にあるワインバーがいいよ』と教えてくれた。

お互いの名前とメールアドレスを交換して店をあとにする。

英語には疲れたが、なかなか楽しい国際交流だった。

 

21時半過ぎ店を出て、トルナブォーナ通りからポンテ・ヴェッキオ、シニョーリア広場を散策し、フィレンツェの夜景を楽しみ、大回りしてホテルに戻る。

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◆翌朝はピッティ宮殿へ

9時すぎ出かけたが襟元が寒く、マフラーを取りに戻る。

 

ピッティ宮殿は横に大きく広がる重厚な建物だ。

ピッティ宮殿パラティーナ美術館に9時半入場。

ここは2度目だが展示されている作品がとにかく多いので各室のガイドを見ながら主要な作品中心に鑑賞。

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ラッファエッロの《小椅子の聖母》や《ヴェールの女》の前では立ち止まって見る。

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絵を見た後は宮殿住まいを見学、11時終了。

 

昨晩カナダ人から教えてもらったワインバーを確認してからミケランジェロ広場へと向かう。

 

◆ミケランジェロ広場

ペルージャ短期留学中にフィレンツェを訪れたときはいつも駅から歩いてミケランジェロ広場へ上ったものだ。

今日も同じように上る。

 

ここから眺めるフィレンツェの景色は素晴らしい。

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ドゥオモ、鐘楼、ヴェッキオ宮殿、サンタ・クローチェ教会、ポンテ・ヴェッキオなどを俯瞰できる。

今日は曇天、珍しい。いつもは晴天だ。

 

◆昼からアペリティーヴォ?

広場を下り、ポンテ・アッレ・グラッツェを渡りネリ通りへ。

目指すは、昨年訪れた生ハムの店“La Prosciutteria”。

平日の昼とあって客はいない、ワインの関係者がいるだけだ。

 

昨年同様、生ハム盛り合わせを半分で注文したものの、真昼間からアペリティーヴォというのもなんだかおかしいが、『アペリティーヴォなら同じ金額でつまみのバラエティが多い』と言われ、それにしてもらう。

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ワインは赤のハウスワインにしたが、十分満足。昼のアペリティーヴォはランチとなった。

 

13時、ホテルに戻り一休み。

 

◆空振り続きの午後

ホテルすぐ近くのドゥオモを拝観後、サン・ロレンツォ大聖堂をすぎ初めてバッソ要塞に行ってみたが残念ながら閉まっていて中に入ることはできない。

何となく埃っぽいというか下町のような通りを戻り、中央市場に行ってみると15時半、1階はちょうど閉まったところ。

 

今度は行き先を変え、イタリア旅行ガイドサイト《アーモ イタリア》に出ていたオリーブオイルの売店があるホテルに行くことにした。というのは、オリーブオイルはどこでも売っているが、普通はティスティングができないので『売店ならできるかもしれない』と思ったからだ。

地図をみながら自分の場所を確認しつつ進むが結構通りを間違える。

何とかそのホテルにたどり着き、レセプションで売店の場所を尋ねると『ここだよ』『???』、売店というのは自分の思い込みで、レセプションで取り扱っているとのこと。

ティスティングができるわけがない!!

しかも、在庫は大瓶だけで普通サイズのものは明日か明後日入るという。

明日の午前中の早い時間なら買いに来られるが、昼以降ならローマに発つので買うことすらできない。

まったくの無駄骨に終わる。

 

◆ネスプレッソの店で

最近、家族からお土産としてリクエストがあるのはネスプレッソのカプセルだ。多少かさばるものの軽いし、日本で買うよりもお得感がある。

以前にもフィレンツェで買ったことがあり、店の場所もわかっているので店探しの必要もない。

と思っていたら、昨日Antinori予約の帰り道になんと泊まっているホテルの近くにあるのを発見。どうやら移転していたようだ。

店の中に入ると結構客がいる。まず、番号札をとり自分の番号を呼ばれるまで待つ。

肉声で普通に呼ばれるので、ヒアリング力の乏しい外国人としては聞き耳を立てていなければならない。

 

自分の番が来て、家族からのリクエストに従って注文。そのうえでお店の人が『チョコジンジャー』を勧めてくるので飲ませてもらうことにした。

飲むまでの間、会話する。『名古屋に友だちがいる』と言っていた。

かさばる荷物なのでホテルに戻る。

 

◆ピッティ宮殿前でアペリティーヴォ

18時すぎ、アペリティ-ヴォとチェーナのために出かける。

途中、何軒もの革製品の店に寄ってみた。というのは、ふだん使っているキーホルダーが大分古くなってきたのと、たまたまヴェネツィア、リアルト橋の店でセールをしていたのに買おうかどうしようか迷い、結局革の本場フィレンツェで探そうと思ったからだ。

何軒か入ってみたが、キーホルダーを置いてなかったり、あってもサイズが大きかったり、高かったりだ。

ピッティ宮殿前のワインバー近くの店にも入ってみる。探しているようなものが、赤と黒の2つあったが35ユーロ。『ちょっと高い』と言ったら、おじいさんの店主が、即30ユーロにまけてくれたので購入。

 

買い物を終え、ワインバー”Pitti Gola e Cantina”へ。

店内はそう広くはない、両サイドの壁にはワインが並べられている。『アペリティ-ヴォしたいのですが』と言うと、『問題ないですよ、食事は20時からなので』と、店内の左側、ワイン棚の横のテーブルを指される。

 

メニューを見るといろいろな種類のグラスワインがあり迷ったが、その中からFranciacoltaのスプマンテを注文(6.5ユーロ)。

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入ったときにいた何人かは帰り、反対側に1組2人いるだけになった。

アペリティーヴォなのに何も出てこないなのかと思っていたら、店内が落ち着いた頃にフィノキオの入った生ハムとパンが出てきた。

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棚のワインと並んでその合間合間に太めの瓶がいくつも置かれている。その中には土、石。

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ひょっとして陳列しているワインの、というかブドウの土壌かなと思い、お店の人に尋ねるとそうだという。

 

それからは『フィレンツェは初めてですか?』

『いえ、何回か』

『この店は初めて?』

『昨日知り合ったアメリカ人(本当はカナダ人だったが・・・)がこのワインバーを薦めてくれたので』。

それから店の方針というか、ワインに対するこだわりらしきものを語ってくれ、一気に距離が縮まった。

カナダ人と前日隣り合わせなければこの店に来ることはなかっただろうし、来てみるとまた訪れたいという気持ちになる。

 

◆チェーナは3年ぶりの店へ

19時近くワインバーを出てチェーナへ。

候補店はミケランジェロ広場に行く途中いつも気になっていたサン・ミニアート門そばの店か、3年前にランチ&アペリティーヴォした店”Rose’s”にするかまだ迷っていた。

ポンテ・ヴェッキオ近くまで行く間に、門のところの店は帰りを考えると遠いなと思い”Rose`s”に行く。

3年前アペリティーヴォで訪れたときよりも落ち着いた感じだ。早い時間なので客は誰もいない。

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趣味でやっているような感じがする。あとで3人ほど来たが、静かでゆったりと食事ができた。

 

21時店を出てブラブラし、ホテルも通りすぎドゥオモの夜景を2日続けて楽しむ。

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◆フィレンツェ最終日午前は中央市場へ

10時すぎの電車で今回の旅の最終目的地ローマに移動するつもりだ。

それまでの間、食料品的お土産を買うため中央市場に行く。昨日行ってみたもののちょうど閉まった直後だった。

 

まずは、チーズと生ハムのMarcoの店へ向かう。いつも思うが、この市場1階は広すぎてどこに目指す店があるかわからなくなる。

Marcoの店を探すが、見つけるる前に毎回買い物をする”Conti”を通りがかったのでドライトマトなどを買う。

 

Marcoの店は、実は初めてだ。《アーモ イタリア》で紹介されていてそのページをプリントアウトしそこの空欄に量を書き込めば注文しやすいしおまけに少し割引になるのを知ったからだ。

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ようやく店を見つけ買おうとしているところに、何と《アーモ イタリア》主宰のDさんらしき人がちょうど来てちょっとびっくり。挨拶かたがた話をする。

 

このあとは、市場内の1年前に立ち寄った店にも行ってみたが一緒に写真を撮った方はもういなくて別の方に代わっていた。

 

急いでホテルに戻り、チェックアウトして駅へ行き、10時19分のサレルノ行きの電車でローマ(ティブルティーナ)に向かう。

 

◆泊まる

ホテル Axial(★★★), Via dei Calzaiuoli 11, Firenze

Single 1泊につき63ユーロ、市税3.5ユーロ、Booking.comで予約。

ここには昨年と3年前にも泊まったが、ドゥオモのそば、駅からも近くて良いので再訪。

 

◆食べる

  • お店の名前 La Prosciutteria, Via dei Neri 54r, Firenze

ここも1年前に訪問、良かったので再訪。

食べたもの 昼間ながらお店の勧めにしたがい、アペリティーヴォ用つまみ盛り合わせとハウスワインの赤1杯で8ユーロ。

 

  • お店の名前  Cantinetta Antinori, Pazza Antinori 3,Firenze

有名なワイナリーの直営店、17年ぶりに再訪。

食べたもの 前菜はクロスティーニ(11ユーロ)、3種のうち、ほとんど脂のパンチェッタには抵抗あった。

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プリモはトスカーナのミートソース、パッパデッレ(19ユーロ)。

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セコンドはパス。食後にチーズからブッラータ(11ユーロ)を選ぶ。

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ワインはグラスで4杯。まず、スプマンテ(5ユーロ、ボトルは23ユーロ)。

白はVeramentino,Bolgheri D.O.C.G.2013(4ユーロ、ボトルは22ユーロ)、洋梨の香り、軽くてすっきりとした味わい。

赤はMarchese Antinori, Chianti Classico Riserva D.O.C.G.2012(6ユーロ、ボトルは33ユーロ)。

最後にデザートワインとしてMoscato d’Asti(3ユーロ、ボトルは14ユーロ)。

さすがにワインは安い。

コペルトはないが、サービス料10%加算。水を含め69ユーロ

 

  • お店の名前 Pitti Gola e Cantina, Piazza Pitti 16, Firenze

カナダ人に教えてもらったピッティ宮殿前のワインバー。

飲んだものは本文の通り。

 

  • お店の名前 Rose’s, Via del Parione N26/R, Firenze

2012年、フィレンツェ1泊した際、いわば飛び込みでランチをし、夜アペリティーヴォもやっていると言われ、数時間後に再訪した思い出の店。

食べたもの 前菜はサーモンのタルタル(12ユーロ)、赤胡椒が沢山かかっている。

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プリモは飛ばしてセコンドはカジキマグロのメンチカツみたいなもの(20ユーロ)、盛り付けが素晴らしい、芸術作品のようだ。

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ワインは、ここに来る前アペリティーヴォしていたのでグラス2杯にとどめる。シチリアの白、赤はキャンティ・クラシコ(いずれも5ユーロ)。

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食後に、ティラミスとエスプレッソ(7ユーロ)。

 

水を含め、合計で53ユーロ。端数3ユーロをサービスしてくれた。

 

◆買う

お店の名前 Nespresso Boutique, Via Brune leschi, 8R, Firenze

お土産用と自分用に購入、多少かさばるが軽いので問題なし。最近は家族へのお土産はもっぱらこれ。

大半は1本3.9ユーロ、チョコジンジャーは4.5ユーロと国内で買うよりも格安。

 

お店の名前 Umberto, Via dei Guicciadini 114, Firenze

買ったもの キーホルダーを自分用に買う。

 

お店の名前 Marco, 中央市場内

買ったもの パルミジャーノ・レッジャーノ、ペコリーノ、カラスミ、生ハムなど

 

お店の名前 Conti, 中央市場内

買ったもの ドライトマト、ブルスケッタ用スパイスミックス

 

◆イタリア旅行ガイドサイト

《アーモイタリア》 http://www.amoitalia.com/

ペルージャ短期留学時からたびたび訪問、お世話になっている。

フィレンツェで皮手袋を買ったときはこのサイトのお勧めの店《Luciano》へ行った。

Bassano del Grappa(バッサーノ・デル・グラッパ)2015/11/18

Bassano del Grappa(バッサーノ・デル・グラッパ)2015/11/18

 

◆行く

バッサーノ・デル・グラッパに行くのは2回目。1回目は2002年、ヴェネツイア3日目午後半日日帰りでポンテ・ヴェッキオを見るためだけに訪れた。

今回はアーゾロから行ったが、アーゾロに着く前は『寄ってもいいかな~』程度で、行くかどうかはっきり決めてはいなかった。

ヴェネツイアからアーゾロに行くのに、モンテベルーナからバッサーノ・デル・グラッパ行きのバスに乗ったことで気持ちが固まった。

といっても、フィレンツェへ移動する途中の立寄りだ。

 

アーゾロから移動するのに肝心のバスの切符が入手できず、ついに掟破りのタクシーに乗らざるを得なかった(カブレーノの移動は電車、バスが原則)。

アーゾロから乗ったタクシーは11時05分バッサーノ・デル・グラッパ駅到着(料金30ユーロ、所要時間25分)。

 

◆まずインフォメーションへ

前回はチェントロに入らずこの駅から遠回りしてポンテ・ヴェッキオへ行ったが、今回はチェントロを見ようと思う。ところがスーツケースが邪魔だ。

タクシーの中からiマークを見つけていたのでまずそのインフォメーションへ向かう。

地図をもらい、スーツケースをお願いすると快く預かってくれた。

これでフィレンツェへ行く電車の時刻を決めることができたのでチケットを買うために駅まで取って返す。

いつもは自販機で買うが、目に入らず窓口へ行く。

料金の件で一言質問すると年配の窓口氏が急に怒り出し、不愉快。

 

◆ガリバルディ広場からリベルタ広場

インフォメーションそばのいわばメインストリートを通り、チェントロに入る。

比較的ゆったりとした通りで落ち着きを感じたが、すぐにガリバルディ広場だ。

右手には端正な姿の町の塔Torre Civica)が見える。

 

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インフォメーションで地図をもらったとき、ポンテ・ヴェッキオのほか、ここと左手のフランチェスコ教会、そしてグラッパ博物館、陶器博物館が必見ということで印をつけてくれていた。

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広場にはクリスマス・マーケットの店が出ているが平日の昼だからなのか皆閉まっている。

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そのまま進むとガリバルディ広場の先は幅が少し狭いリベルタ広場へとつながっている。

人通りは少ない。

 

◆懐かしのポンテ・ヴェッキオ

リベルタ広場から右折して進み、グラッパ博物館を左折するとポンテ・ヴェッキオ。

あいにく修理工事中で橋の上から見える欄干を含む景色はまったく絵にならない。

 

◆グラッパ博物館

一旦橋の向こうまで行って戻り、グラッパ博物館(Poli Museo della Grappa)に入る。

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ガイドがつくわけではなく順路に従って見る感じ、途中映像も見たりする。

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最後にはお決まりの売店。いろいろな種類のグラッパがある。中には木箱に入った高級そうなものも。

売店とはいえ説明する店員もおらずまぁ見学みたいなものだ。

グラッパを買いたいのはやまやまだが荷物になるので買わず、その代わりグラッパ入りのチョコレートをお土産用に買う。

http://www.poligrappa.com

 

インフォメーションでは見どころとしてストゥルム宮の陶器博物館を薦めてくれたので行ってみたが陶器にそう興味があるわけでもなし、建物入口を見るだけにとどめポンテ・ヴェッキオの雄姿を写す。

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◆また橋の向こうへ

そろそろお腹もすいてきた。

いったんは広場に戻りランチの店を探すがピンとくるところがあまりなく橋の向こうのピッツアの店に行く。

最初通りがかったとき結構人の出入りが多いと思っていたら切り売りの店だったが奥にテーブル席がある。

窓越しにポンテ・ヴェッキオが見える。それも楽しみながらもちもちっとした生地のピッツアを食べる。

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◆ドゥオモは?

食べ終えたら13時半、フィレンツェに行く電車は14時25分発。

あまり時間がない中、ドゥオモに行ってみたものの時間のせいか入ることはできない。

 

インフォメーションに寄りスーツケースを受け取って駅へ。

すでに乗るべき電車は入線済みだ。

電車に乗り込み、これにて今回のバッサーノ・デル・グラッパ再訪の旅は終了、わずか3時間少々の滞在だったがそれなりにチェントロの雰囲気を楽しむことができた。

◆食べる

お店の名前 Premiata Fabbrica, Via Angarano, 5, Bassano del Grappa

ポンテ・ヴェッキオの向こう側、奥のテーブル席とテイクアウト用の切り売りピッツァのあるピッツェリア

奥のテーブル席からは、ポンテ・ヴェッキオを横から見ることになるが真近かに眺めることができる。

アルコール飲み物は地ビールのみかなりの種類、ワインは置いていない。

食べたもの ブッファーラとアンチョビのピッツァ(8ユーロ)、ピッツァの生地が違う。白くなく噛みごたえがある。

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トレヴィーゾの地ビール(Bradipongo Ionda, 5ユーロ)。

 

◆飲む

お店の名前 Enoteca Antico Bar, Via Menarola, 3, Bassano del Grappa

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グラッパ博物館近くのワインバー。この旅では昼でもバーカロ、バール、カフェなどで飲もうと決めていたのとこの時はトイレを借りるためにも入る。プロセッコ(2.5ユーロ)。

 

◆買う

グラッパ入りのチョコレート Poli Museo della Grappaにて 2.8ユーロ×4枚。

本当はグラッパを買いたかったが重いのでチョコレートをお土産にする。

Asolo(アーゾロ)2015/11/17

 

Asolo(アーゾロ)2015/11/17

◆行く
2015年イタリアの旅で初めて訪れた町、Asolo(アーゾロ)
1か所くらいは初訪の地を組み入れなければ旅のワクワク感が薄れてしまう。
そこでヴェネツィアからもそう遠くないアーゾロを選んだ。
かつて見た雑誌の紹介記事には『薔薇色に輝く中世の町、・・・』とあった。

ヴェネツィアからのルートは電車に乗り、
①Castelfranco Veneto(カステルフランコ・ヴェネト)、
②Montebeluna(モンテベルーナ)、
③Bassano del Grappa(バッサーノ・デル・グラッパ)
のいずれかでバスに乗り換える。
バスの時刻、所要時間を考えて②のモンテベルーナから行くことにした。
ヴェネツィアからの電車を7年前に1泊した町、トレヴィーゾで乗り換える。

◆モンテベルーナからのバス
モンテベルーナには15時49分着、ホームに入る前に駅近くにバス乗り場があるのを見つけた。
電車を降り、ますバス乗り場に行くとどうやら16時発(バッサーノ・デル・グラッパ行き)のバスがあるようだ。
バスの切符はどこで買うのだろう?
イタリアの町ではこれが問題だ。
近くにいた若い男性に尋ねるとどうも駅の中らしい。さっそく駅に戻るがそれらしきところはない。
1番線ホームに面したバールに入って訊いてみると、電車の切符売り場の隣の窓口だという。
そこに行くと閉まっていたので隣の窓口で訊くと『バスの切符売り場は隣だけど今日はもう終わった』とのこと。

バス乗り場に戻ると16時のバスが来ている。
乗り込み、運転手に『切符が欲しい』というと、『バスの中では売っていない』。
『売り場は閉まっていて買えない』といってみたが、オレは知らんという態度。
このバスを逃すわけにはいかないので『乗ることはできるか?』というと黙認みたいな感じだったので乗り込む。

『アーゾロに行きたいがどこで降りたらいいか教えて欲しい』と言うと、『2ヵ所あるからどっちかなぁ?』。
ドゥオモの近く、だというと最前列に座っていたおばさまが『それならCa’Vescovo』と教えてくれた。
検札がこないことを願いつつ、運転手に『まだか』確認しつつ、およそ30分後、運転手が『ここだよ』と教えてくれる。
そこは、さっきまで乗っていたバスが走っていた県道みたいなところでクルマはバンバン流れている。
近くにはイタリアには珍しい(?)ショッピングセンター。

◆アーゾロまでのしんどい山登り
チェントロ方面という目玉のような表示板だけが頼りだ。
とりあえず、クルマが途切れたところで県道を渡り、県道から折れる道路(通り、ではない)を進む。
というか登る。
時折クルマがくると道路脇によけ、スーツケースを引っ張りながら登る。
持っている地図はチェントロのものだけ、町は山の上の方ということは知ってはいたが山の上までは遠そうだ。
しばらくすると、アグリツーリズモの建物があり、まだまだ先だと思い知らされる。
そのうち右手にスペースがあり、看板があったので行ってみたものの地図ではない。
その先で道路が狭くなりクルマをとめるための一時停止信号があった。
『チェントロの端っこくらいまでは来たのかもしれない』。
その先は市街地だ。歩道ですれ違ったおばさまにホテルの場所を訊き、道が間違っていなかったことを知る。

ホテルを見つけチェックインするときあまりにも汗をかいていたのでレセプション氏から『外は雨でも降っているのか』とからかわれた。
バスを降りてから山道、地図なし、荷物ありの25分間だった。
下からチェントロまでのバスがあるのをあとで知る。
しかし、こんなに面倒であることをわかっていたら絶対に訪れなかっただろう。

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◆アペリティーヴォへ
チェックインするなり『今日はどこで夕飯をつもりだ?ほとんどの店が休みだよ。すぐ近くのビッレリアにしなさい。ステーキも安くてうまいし』と言われた。
彼は英語でしゃべり、こちらは英語とイタリア語で答える。
面倒なので2度目に会った時は『英語はできない』と言っておいた。

リストランテ探しとアペリティーヴォをかねて町歩きに飛び出したが彼の言う通り休みの店が多い。
人が入っているようなバールも見当たらない。
小さな町だ。
昨年のピエンツァと同じく『わざわざ来たのに・・・』という感じだ。

そんな中、ちょっと奥まったところに《Henry’s Bar》というバール兼リストランテがあったので恐る恐るドアを開ける。
客は誰もいない。入ってすぐのカウンターにいた男性に『いいですか?』と尋ねると『どうぞ』と返事があった。
カウンター席に座る。いわゆるイタリアの町なかにあるバールのカウンターではない。

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プロセッコを飲む。地元のものだというがめっぽう美味い。
つまみはフォカッチャ、どちらかというとパンに近いがこれも美味い。
あまりのおいしさに2杯飲む。
奥には小洒落たリストランテとしてのテーブル席の部屋があり『夕食の候補にもなるなぁ』と思った。

◆夕食
ホテルに戻り、1時間ほどしてから夕食に出かける。
ホテル近くのビッレリアは外から覗いてみたがちょっとイメージ違いだ。
開いている店もそう多くはなく結局ビッレリアのブロックでちょうど対角線上にあるオステリアに入る。
外から店の中が見え、入り口近くのカウンター付近に若い人が数人いたが客ではなさそうに見えた。
『開いていますか?』と訊くと『どうぞ』と招き入れられた。
割と広い店でゆったりした感じだ。奥のテーブルに座る。

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前菜に生ハム・サラミの盛り合わせ、

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プリモはメニューの解読に時間がかかったがポルチーニのリガトーニを注文。

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さらにセコンドを頼もうとしたらカメリエーラから『プリモの量が多いのでとりあえず食べてから』とストップされる。
このカメリエーラ(シェフの奥さん?)は髪の色が赤め、とてもきれいな人だ。
結局、リガトーニの量が多くセコンドは頼まずじまい。

食後にティラミスを食べ満足して店を出るが、ホテルは目と鼻の先なのですぐに帰れる。

◆朝の町歩き前に

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ホテルのスタッフは昨晩の男性からおば様(あとで79歳だと知った)に変わっていた。
朝食後の話題は、どうやってバスの乗車券を手に入れるかだ。
ここからは下まで(昨日降りたCa’Vescovoまで)は黄色いバスがありその切符は車内で買えることはわかった。
問題はその先、バッサーノ・デル・グラッパまでの切符だ。
ちょうどホテル近くに黄色のバスが停まっていて、レセプションにいたおば様に『あのドライバーに尋ねてきな』とけしかけられ行ってみた。
バッサーノ・デル・グラッパまでの乗車券はないのでタバッキで買うように言われ、すぐそばのタバッキに行くと『扱っていない、バスの中で』とのこと。
今日も苦労しそうだ。

◆朝の町歩き
町歩きはまずすぐ近くのカテドラル。

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内陣の《聖母被昇天》がヴェネツイアの《サンタ・マリア・グロリオーサ・ディ・フラーリ教会》のものと全く同じ構図。
ガリバルディ広場の大きな松の木はクリスマスツリーの準備を始めたところだ。

向かったのは、昔の(EX)サン・ピエトロ修道院、その上のRocca(砦)へ。
きつい登りだが途中の見下ろしたような景色はいい。
Roccaに着いたが早すぎて門の鎖がかかっていて入ることができない。
1時間後に開くのはわかったがそんなに待つわけにもいかずあきらめて下山。

チェントロに下りて、あとはホテルでもらった地図を頼りに、カノーヴァ通りを歩く。
この町からどこかにつながるいわば幹線道路のようだ。
カーブしたところにサンタ・カテリーナ教会があり、通りの名前がサンタ・カテリーナ通りに変わる。
その先にヴィラ(Villa de Mattia)があるが通りを挟んだ庭園が素晴らしい。庭園だけでなくそこから見える景色もいい。

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さらに行くと16世紀に建てられたという小さなロンゴバルダの建物があった。

再びチェントロに戻ってガリバルディ広場すぐそばのカフェに入る。
店の中のテーブル席にはご年配の紳士、ご婦人で占められている。
バスの乗車券のことを知りたかったのでカウンターでいい。
 乗車券をどこで買えるか訊いてみたもののやっぱりわからない。

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◆結局はバスをあきらめる
ホテルに戻り、10時10分発の下へ行くバスに乗るつもりでチェックアウト。
おば様が『どうだった?』と訊くので『ダメみたい』。
そのとき外を歩いている男性が英語もしゃべれるし知っているかもしれない、といわれ、無理やり出される。
その男性は『なんのこっちゃ!』と思ったかもしれないが『わからない』と。

ホテルに戻ると彼女は『じゃ、タクシーで。20~30ユーロよ』というのでお願いしたのはいいが、タクシーの電話番号を調べるのに何冊ものメモ帳をひっくり返す。
ついにあきらめ、遅れていた10分発のバスがきたところでおば様は飛び出し、ドライバーと何か話して戻ってきた。
どうやらタクシーの連絡先が載っているパンフレットをもらってきたようだ。

ようやくタクシー会社と連絡がとれ、35ユーロを30ユーロにまけてもらい、タクシーを待つ。
5分といっていたが15分近く待つ。

その間、おば様といろいろ話をする。
『プロフェッソーレ?』(もちろん違うが)
『どこでイタリア語勉強したの?』
『年は?』
『私はいくつに見える?』
おかげでイタリア語のいい勉強になった。

思いがけず山登りをしたり、バス(特に乗車券)にも苦労し、滞在時間も短かったが思い出に残る町となった。

10時40分タクシーがきておば様と別れ、バッサーノ・デル・グラッパに向かう。

◆泊まる
ホテル Hotel Duse (★★★), Via Robert Browning 190, Asolo
Single 60ユーロ、Booking.comで予約
チェントロど真ん中でガリバルディ広場すぐそば、部屋の窓からはカテドラルも見える。

◆食べる
お店の名前 Hosteria Ca’Derton, Piazza d’Annunzio 11, Asolo
食べたもの 前菜は生ハム・サラミなど盛り合わせ、付け合わせにカルチョフィ、ペペローニの酢漬け(8ユーロ)。

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プリモはポルチーニのリガトーニ(8ユーロ)。うまいが食べているうちにリガトーニが少し柔らかくなってくる。これで満腹のためセコンドはパス。
ドルチェはティラミス(4ユーロ)。グラスの中に作っているのでフワッとしている。
ハウスワインは軽めだというのでやめ、地元のマルベックを250ml(5ユーロ)。
水、カフェを含め、計27ユーロとそれまでのヴェネツイアに比べると半額以下。

◆飲む
お店の名前 Henry’s Bar, Valcagnata 200, Asolo
アペリティーヴォで訪れる。なかなか雰囲気のいい店。
飲んだもの 地元のプロセッコ2杯(6ユーロ)
https://www.facebook.com/henrysbarasolo

Venezia(ヴェネツィア)2015/11/15~17

 

Venezia(ヴェネツィア)2015/11/15~17

◆行く

イタリアへの旅も2度のペルージャ滞在を含めると18回目、かなり多くの町に行っている。訪れていないのはサルデーニャ島とか北イタリアの山の方とか行きにくいところしか残っていない。

11月ともなればましてなおさらだ。

ということでいろいろ考えてヴェネツィアに行くことにした。前回(2008年)はパドヴァからトリエステに移動する最中にちょっと寄り道しただけだが、それも入れると5回目になる。

 

前泊地のペルージャを9時53分発のフィレンツェ行きに乗る。2度のペルージャ滞在時にはよくフィレンツェに出かけたものだが、距離の割に遠い。時間がかかる。

フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅では接続にハラハラする場面もあったが予定通り12時15分発のESに乗り換えることができた。

指定席のボックスには1人中東系の女性がいただけだが彼女は次のボローニャで下車。あとはずっと一人。パドヴァまでは定時だったがその後遅れ、6分遅れて14時26分ヴェネツィア・サンタ・ルチア駅到着。

 

◆ホテルまでの道のり

駅を出るとすぐ大運河があり、そこにヴァポレット(水上バス)乗り場がある。今までならばそれに乗るところだが、以前に比べると料金がものすごく高くなっていたのと予約していたホテルがいわば島の内側のためヴァポレットの停留所から距離があるのでヴェネツィアに着く前から歩こうと決めていた。

 

まず大運河にかかる橋を渡る。スーツケースがあるものの今回は小さめでしかも軽いのでそれほど苦にはならない。

とりあえずヴェネツィア特有の矢印看板を確認してリアルト目指して歩く。

 

リアルトまでの途中、2回ほど『これでいいのか?』とわけがわからなくなる。

とりわけ2回目はサン・ジャコモ・テットリオ教会の広場をすぎてから例の看板が《Al vapoletto》となっていて不安になり、戻って近くのお菓子屋さんの店員に篠さんの本(書名は『ヴェネツィア カフェ&バーカロでめぐる、14の迷宮路地散歩』、以下『篠さんガイド本』という)を見せて教えてもらう。

 

また、リアルトに近づいてからは魚市場に出てしまった。

ここは以前来たことがあるのでリアルト橋はそう遠くはない。

橋に近づいてみると日曜のせいなのか、世界の観光地のせいなのかものすごい人出だ。

人ごみの中、リアルト橋を渡るのはスーツケースを持ち上げているので大変。

 

橋を下りてから右に曲がるが、川岸ではなく普通の路地に入ってしまいあとは適当にいくしかない。

小さな広場(サン・ルカ広場)に出たら目の前にH&M、もう大丈夫、ホテルはその裏側だ。

15時10分、ホテルにチェックイン、サンタ・ルチア駅から40分近くかかったがある意味楽しかった。

 

◆バーカロ訪問1軒目は

車中、ローマで会った友人からもらったドライフルーツで小腹を満たしていたもののお腹もすいている。

レセプションで近くの店を教えてもらったが日曜だからなのか、中途半端な時間だからなのか休み閉まっている。

以前(1998年初めてヴェネツィアを息子と訪れたとき、そしてその翌年家族みんなで訪れたとき)行ったことのある”Al Volt”も割と近くて通りがかったがここは準備中。

その前の通りを進むと川岸に出たのでリアルト橋に向かう。

 

橋の向こうに何軒かのバーカロがあるのはわかっていたので行ってみるとアーケード街の店は休み。

反対側の篠さんガイド本に載っていたサン・ジャコモ・ディ・リアルト教会前の広場の店は開いているものの店の前からものすごく混んでいて気後れし、隣の店《Ancora》に入る。

プロセッコとつまみに生ハムのブルスケッタ、ポルペッティで遅いランチ代わりとする。

 

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◆定番のサン・マルコ広場へ

リアルト橋とはまったく反対の方向だけれど定番のサン・マルコ広場に行ってみることにした。

そのまま向かうのではなく、ホテルからの道を確認しようとまず一旦ホテル近くに戻り、サン・マルコ広場に向かう。

途中、BSの番組で見たゴンドラ溜りに出た。何艘かのゴンドラが出番を待っているのがちょっと絵になる。

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そこからすぐ、サン・マルコ広場の西側に出た。

 

路地から突然抜け出たようにサン・マルコ広場に入ったのでその大きさと美しさを感じる。

かなり向こうに鐘楼がすくっと立ち景色がいい。

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日曜の夕暮れ時とあってそれほどの人出ではないが観光客の多くは中国人のようだ。

 

鐘楼を右に曲がり、小広場へ。

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あとは、海沿い(スキアヴォーニ河岸)を初めて訪れたころを懐かしみながらズンズン歩く。

そろそろ暗くなってきた。

かなり行ったところで左折し、町の中に入る。

あたりには何軒かのリストランテ、トラットリアがあり偶然どのガイドブックにも出ている有名店もあったが一人で入るにはちょっと高そう。

 

ふたたび海側に戻りもと来た道でホテルに帰った。

 

◆リストランテ探しに一苦労

ホテルの部屋でいつものように夕食の店をどこにするか、トリップアドバイザーも見ながら考え、18時半過ぎ出かける。

目指したのは、ホテルからはかなり離れているがBS番組で紹介されていた店とその近くの店の2軒、

リアルト橋を渡らずに進み、サンティ・アポストリ教会の近くだ。

教会はすぐわかったが、その裏というので行ってみるもののまったくわからない。

あきらめて教会近くの店を見たりしているうちに、「通り」の名前を見つけたのでその近くへ行ってみると、第1候補の店、発見。

入って『1人』と伝えると席に案内される。その時、日本語で『お元気ですか?』。

それからも別のカメリエーレも片言の日本語を話す。

番組では《地元で人気の店》と紹介されていたが、結構日本人も来ている店だということ、観光客中心の店だということがわかった。

 

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ヴェネツィア名物料理を食べ(詳しくは◆食べる、にて)、超満腹になり、21時頃店を出てホテルに戻る。

 

◆朝の観光は《かたつむり》から

ヴェネツィア訪問も5回目、ともなると一般的な観光はする必要がない。

たまたまホテルの近くに《かたつむり》といわれる面白い建物があるというのでそこに行ってみることにした。

本当の名前は、《コンタリーニ・デル・ボーヴォロ階段、Scala Contarinidel Bovoro》、ボーヴォロというのはヴェネツィア方言で《かたつむり》のことらしい。

昨晩のリストランテ探しと同様に住所、とりわけ番地を頼りに探す。

すぐ近くとたかをくくっていたがなかなかたどりつけない。

地図をみて、マンニ広場からの方が行きやすいかと思って行ってみたら建物の正面に出たので裏に回ってようやく発見。

さっき、このすぐ近くまで来ていた。

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《かたつむり》と表されるらせん状の階段が見えるが、外から見るだけで中に入ることはできない。

◆次はアカデミア美術館

サン・マルコ広場へ出るつもりがフェニーチェ劇場へ出てしまう。そこからぶらぶら歩き、サン・ステファノ広場に出る。

その先にはアカデミア橋。木造でゆったりとした橋は初めて来た時と印象はかわらない。

橋の上からの大運河の眺めが素晴らしい。まったく絵になる。さすが水の都、ヴェネツィアだ。

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アカデミア美術館は、17年ぶり。入場料は何と15ユーロ、それに音声ガイドを借りる(6ユーロ)。

入ってみてもほとんど記憶がない。

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展示されている作品が多いので音声ガイドのある作品のみ鑑賞。

ベッリーニの《サン・マルコ広場の祝祭行列》が、当時のサン・マルコ広場を忠実に再現しているのがいい。

隣の21室はカルパッチョの展示だ。この赤の使い方から例の料理の名前になった理由がよくわかる。

《聖母マリアの神殿奉献》ティツアーノ作

《聖母マリアの神殿奉献》ティツアーノ作

約2時間かけて鑑賞した。

 

◆すぐ近くのサルーテ教会

美術館の次は、サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会へ。

大運河の景色がいい。

この教会は大運河の反対側から見るとそのクーポラが大きくて特徴がある。

 

内部は八角形でガランとしている。

ティントレットの大作があるはずだが二回りほどしたが、どこにあるのかわからない。

これにてアカデミア界隈の観光はお終い。

 

◆パニーニでランチ

篠さんガイド本には沢山のバーカロ、バール、カフェが紹介されている。

2泊3日という短い日程の中で何軒訪問できるだろうか?

その中に《ヴェネツィアで一番美味しいパニーニの店》というのがあったのでそこに行くことにした。

場所は昨晩のリストランテとリアルト橋の間くらいだ。

 

店の前に着くとちょうど老夫婦が入るところ、続いて入る。店内には2、3組の先客がいる。

最初はちょっと居心地がつかめない。

バッカラと野菜のパニーノを確認してからハウスワインの白を注文。

そのうち奥の数人が帰り、隣の男性(ワインの営業マン)、ほぼ同時に入った英語をしゃべる老夫婦(たまに来るようでお土産持参)、あとからオーナーの友だち(結構楽しい人)が来る。

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和やかな空気になってきたので『この本を見て来た』と篠さんの本をオーナーに見せたら『彼は金曜(3日前)にここに来ていた、東京で写真の展覧会があるというので日本へ帰ったよ』と。

それから少し距離が縮まったような感じで楽しいランチとなった。

 

◆《聖母被昇天》

腹ごしらえのあとは、サンタ・マリア・グロリオーザ・ディ・フラーリ教会だ。

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ここの《聖母被昇天》(ティツィアーノ作)を見るためだ。

問題は、どのように間違いなくたどり着くかということだが、ここでも篠さんガイド本が役立った。

地図が詳しいからだ。おかげで迷うことなく着いた。

 

この教会は恐らく3回目か4回目だが、今回初めて拝観料が必要だった(3ユーロ)。

《聖母被昇天》は何度見ても素晴らしい。

構図といい、色彩といい素晴らしく、500年近くも前の作品とは思えない。

 

フラーリ教会を出たあとはホテルへ戻って一休み。

 

◆バーカロ巡り

16時過ぎバーカロを巡るつもりでホテルを出る。

目指すは《Cantina do Mori》、有名店で以前にも行ったことがある。

入ってみると大勢の客がいてそのほとんど観光客っぽい。

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混雑する中を何とか注文してさっと引き上げる。

 

近くにはほかにもバーカロはあるが休みだったり準備中だったりで次を探して歩き回る。

そのうちに1軒のAntica Trattoriaの看板を見つける。

外の《本日のメニュー》に惹かれたのと、普通はたどり着けないだろうと夕食はこの店にしようと決めた。

 

バーカロはあきらめたものの帰りの途中でそれらしき店があったので入る。

つまみ(チケッティ)が目に入らなかったので本日2個目のパニーノをつまみにまたプロセッコを飲む。

 

◆2日目のチェーナ

ホテルに戻り、さっきの店をトリップアドバイザーでチェックすると、意外や意外、多くの日本語の評価がある。

 

とはいえ、それでもなお自分の中では”Antica Trattoria”という言葉が頭を離れず、18時50分過ぎ店へ向かう。

コートを預けているうちに、同時に別の方から若い日本人女性2人。

そして案内されたテーブル隣には学生のような若い日本人男性4人が食事中。あらら・・・。

《隠れ家的》と思ったのはまったくの勘違いだったようだ。

そして、《本日のメニュー》も実は前日のものだった。

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とはいえ、それなりにヴェネツィア料理を味わった。

 

◆朝のメルカートへ

2泊3日の最終日の朝、目覚めたのが早く朝食まで時間があったので7時ころリアルト橋たもとのメルカートに行ってみることにした。

日中あれだけ混雑しているリアルト橋には人影はまばら、下手すると誰もいない瞬間もある。

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メルカートの魚市場も野菜の店もようやく準備が始まったところ。ヴェネツィアの朝は意外に遅いようだ。

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一通り見て、きびすを返してサン・マルコ広場と海に行ってみる。

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今日は気温が低くサン・ジョルジョ・マッジョーレ島も少しかすんでいる。

 

◆朝から1杯

朝食後、再びサン・マルコ広場へ。

サン・マルコ寺院は9時半かららしく待つのもいやなのでスキアヴォーニ河岸を進み、おととい入った路地に行く。

篠さんガイド本で《観光の中心からはずれた小粋な店》と紹介されている店を探す。

ようやく見つかり、トイレにも行きたくなったので入ってその旨告げると『トイレはない、そこにそうかいてあるだろ』とつれない。

やむを得ず近くでバールを探し、トイレを借りてからカフェを1杯、こういう点イタリアは実に面倒だ。

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つれなくされたものの『あとで来るから』といった手前、先ほどの店に戻る。

《小粋な店》というよりは普通のバールの感じだ。常連客が3人ほどいた。

店主は一生懸命テイクアウト用のパニーニを作っている。

白ワインを1杯飲んで店を出る。

 

 

このあとは篠さんガイド本のコースに沿ってサン・マルコ寺院へ。

途中、小運河沿いに良さげなトラットリアを見つける。

サン・マルコ寺院の裏側に出たので回り込んで入る。

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拝観するのは4回目、2002年以来だ。

比較的すいていたが、無料で拝観できるのは1階のみだ。

とはいえ、クーポラは高く、モザイクがすごい。柱のアーチなどもモザイクだ。

 

◆買い物のあとは最後のランチ

いったんホテルに戻り、チェックアウト。スーツケースを預けて最後の仕事(?)。

早朝見に行ったメルカートへ再度行き胡椒を買う。

これからさらに北に行くことを考え、リアルト橋の店で自分用にマフラーを購入。

 

それから急ぎ足でさっき通りがかりに見つけた運河沿いのトラットリアへ向かう。

実は名前をうろ覚えのままホテルへ戻ったときに”San Giorgio”だと思ってトリップアドバイザーでチェックしたところ評価が高かった。

行ってみると”Ai Grecia di Giorgio”と全く別の店。

時間も限られているので”San Giorgio”を今さら探すわけにもいかず運河沿いの席に座る。

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2種類の定食からヴェネツイアらしい方を選び最後のランチとした。

 

◆次の目的地Asoloへ

ちょっと急いで食べた感じがするが、ホテルに戻りスーツケースを受け取り着いたときとほぼ逆ルートでサンタ・ルチア駅に向かった。

14時31分発のTreviso行きで初めての町Asoloへ向かう。

この時点でAsoloにたどり着くのにあんなに苦労するとは全く予想もしていない。

 

 

◆泊まる

ホテル Hotel Al Codega ★★★★ Corte Del Forno Vecchio – San Marco 4435, Venezia、

TwinのSingle use 1泊80ユーロ、ほかに市税1泊4.5ユーロ Booking.comで予約

リアルト橋とサン・マルコ広場の中間に位置し、入口はわかりにくいもののわかってしまうとロケーションの良さを感じる。

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レセプション、部屋も良く朝食の内容もヴェネツィアらしさを感じた居心地のいいホテル。

部屋は広くてきれいで家具や設備もいい。テレビ画面は鏡の中だ。

機会あれば次回もここに泊まりたい。

 

◆食べる

お店の名前 A la Vecia Cavana, Rio Tera‵S.S. Apostoli 4624, Venezia

BS番組で『地元で人気の店』として紹介された店。あとで篠さんガイド本でも紹介されているのに気づいた。

トリップアドバイザーで調べた住所と地図を頼りに探したが、通りを間違えたらしく見つけるのにかなり苦労する。

中の雰囲気は良く、ピアノ演奏もありそれなりの店ではあるが、カメリエーレの押しつけがましさ、慣れなれしさがあり、あまり印象はよくなかった。

食べたもの 前菜はヴェネツィア名物、いわしのマリネ(10ユーロ)。

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プリモも名物、イカ墨のスパゲッティ(15ユーロ)。

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メインは鯛(orata)のグリル(22ユーロ)。

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ウエルカム・ドリンクはオレンジ・ジュースっぽい。

ワインはカベルネのハーフボトル(15ユーロ)。

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コペルト(3.5ユーロ)、水(3ユーロ)で合計68.5ユーロ。

注文するときのカメリエーレはかなり押しつけがましい(というより、こちらに考える時間を与えようとしない感じ)。

イカ墨パスタの段階でお腹がかなりいっぱい、鯛のグリルは何とか食べたが付け合わせのポテトはとても食べられない。

『グリルもいいが、鯛ならば和食で料理する方が美味しいな』と思いつつ食べる。

周りのテーブルには、食後のチーズ、ケーキなどワゴンで勧めにきていたが、『お腹いっぱいなので』と断る。

 

お店の名前 Antica Trattoria Poste Vecie, San Polo 1608, Venezia

隠れ家的でなかなかたどり着かないだろうと思ったが魚市場に面した表の入口があり全然隠れ家ではなかった。

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上の昨日の店に比べると、カメリエーレが黒服ということで高級感がある。

建物内部はかなり古そうで歴史がありそう。

 

食べたもの 外に出ていた《本日のメニュー》は昨日のものだったらしく、惹かれた《リアルト市場の魚の前菜》はなかった。

前菜はシーフード盛り合わせ(むきエビ、サーモン、イワシの酢漬け、タコ、セロリ、ルッコラなど、16ユーロ)。

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プリモはスカンピのリゾット、最初は2人前からといわれ断られ、別のものを頼んだがあとからフランス人夫妻が頼むのでOKとなり変更した(15ユーロ)。

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ワインはハーフボトルもあったが、昼から何杯も飲んでいるのでグラスで白、赤1杯ずつ(6ユーロx2)。

ドルチェとしてレモンのジェラートにウオッカ、プロセッコを注いだもの(6ユーロ)。

コペルト(3ユーロ)、水(4ユーロ)で合計56ユーロ。

プリモを変更したにもかかわらず案の定勘定書は間違っていたので指摘して直してもらう。

 

お店の名前 Trattoria “Ai Grecia” di Travoglioni Giorgio,Fond.taS.Lorenzo, Castello,4988-89, Venezia

本文の通り、小運河沿いを歩いていて見つけた店。運河沿いで食べるのはヴェネツィア ならでは。

食べたもの 定食が17ユーロと21ユーロの2種類あり、どちらもプリモ、セコンドを何種類かの中から選ぶプリフィクス・スタイル。

17ユーロの方はプリモもセコンドもありきたりだったので21ユーロのヴェネツィア定食にした。

プリモはスパゲッティ・ヴォンゴレ、セコンドは魚介類のフリット、付け合わせは野菜盛り合わせを選ぶ。

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いずれも美味しかった。

ワインはグラスワインがなかったので、いろいろやりとりしてValpocicellaのハーフボトルを半分にしてもらう(4ユーロ)。

(ふだんならハーフボトルはゆうに飲めるがこの日はあまり時間がなかったので)

合計25ユーロ。

 

◆飲む(バーカロ、バールなど)

お店の名前 Ancora、San Polo,120, Venezia

飲んだもの・つまんだもの プロセッコ(4ユーロ)、ブルスケッタ(1ユーロ)、ポルペッタ(2ユーロ)

お店の名前 Osteria Enoteca I Rusteghi, San Marco 5513, Venezia

飲んだもの・つまんだもの ハウスワイン白(5ユーロ)、バッカラと野菜のパニーノ(4ユーロ)

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お店の名前 Cantina do Mori, Calle dei Do Mori, San Polo 429, Venezia

飲んだもの・つまんだもの プロセッコ、マグロのポルペッタ、チーズで6.6ユーロ

 

お店の名前 Barcollo, San Polo 219, Venezia

飲んだもの・つまんだもの プロセッコ、生ハムのパニーノで4ユーロ

 

お店の名前 Cantina Antica Vigna, Castello 3818, Venezia

飲んだもの 白ワイン(4ユーロ)

 

◆買う

お土産として、ジャンドゥイオッティ、Majaniのチョコ、Tシャツ、胡椒など。

寒さ対策として自分用にマフラー。

 

◆読む

本の名前 『ヴェネツィア カフェ&バーカロでめぐる、14の迷宮路地散歩』 篠利幸著 ダイヤモンド社 1600円+税

今回の旅の目的をバーカロめぐりと決め、そのガイド本として出発直前に購入。

目的にピタッとはまっているのでとても役立った、また各エリアの地図が精緻で迷わずたどり着くことができた。