2019/7 スペイン・バスクと猛暑のMilano~Firenze」カテゴリーアーカイブ

Firenze(フィレンツェ)2019/7/20~23

◆行く

2019年夏のスペイン、サン・セバスティアンとイタリアの旅も終盤となり、ボローニャから最終目的地フィレンツェに向かう。

この日は、ボローニャからラヴェンナへ日帰り旅行、それを終え、ボローニャのホテルでスーツケースを受け取り、16時50分発のitaloでフィレンツェへ。

隣の席のおば様に『スーツケースを棚に上げたら』と言われたが、『次で降りるので』と返す。

17時29分、F.S.M.N駅到着。

最近常宿としているホテルがこの日は予約とれず、以前良く利用していたドゥオモ近くのホテルにチェックイン。

 

 

◆勝手知ったるワインバーへ

それにしても暑い一日だった。部屋に入ってホッとする。

1時間ほど休んで、数回訪れているワインバーへ出かける。

 

これまでと違い、客は誰もいない。お店の人も見たことのない老夫婦だけ。

あとで尋ねると『息子は月曜に来る』とのこと。でも息子といっても以前のご主人とは年が近そうなので息子とは以前のご主人が『甥』と言ってた人かもしれない。

 

プロセッコを頼むと小さなクロスティーニが2個ついてくる。

暑かったのとのどが渇いていたので2杯目を頼んだら注いでやや少なかったせいか、そのグラスを下げ、『代わりに別のプロセッコを用意する』と。

いわば釣鐘型のボトルの封を切り注いでくれる。スマホで昨年訪れた時の写真など見せて少し話をする。

 

 

◆夕食は《財布に優しい》ワインバーへ

ホテルで一休みして、さて夕食。

どこにしようか考えたが新規開拓する気が起らず、2年前に夜・昼と訪れた《財布に優しい》ワインバー《Il Vivandiere》に行くことにする。ただ、あのあたりはわかりにくいので地図を見ながら行く。

 

店の中に入ると、当然のことながら観光客は皆無だ。それほどの席数もないので静かで落ち着く。

 

帰りは、シニョリーア広場を通ったところ、何やら音楽が。

ヴェッキオ宮殿前でコンサートをやっている。

 

 

◆2日目は日帰り小旅行

朝食後荷物をパッキングし直し、スーツケースを預けてとりあえずチェックアウト。

フィレンツェにはさらに2泊するが、2泊目、3泊目のホテルはいわば最近の定宿を予約していた(本当は3泊ともそこにしたかったが空いていなかった)。

 

この日は、友人がバカンスをすごしているリヴォルノへ日帰りの小旅行。

10時半頃の電車で向かい、19時半すぎフィレンツェに戻る。

 

朝チェックアウトしたホテルに行きスーツケースを受け取って駅方向に戻り定宿にチェックイン。

レセプションにはいつもの男性スタッフ、『やぁ、やぁ』みたいな感じで握手しながら挨拶する。

 

◆夕飯はEATALYで

21時すぎ夕食に出かける。

BSの番組で紹介されていた駅近くの肉料理の店を目指し、ようやくたどりつくと店の前に中国人らしい人たちが何人も待っている。

 

あきらめてEATALYへ行く。もう時間も早くはないので店を探したりはできない。

店内奥の食事スペースは結構混んでいて、階段下の小さなテーブルしかないがやむを得ない。

すぐ近くの家族連れ(多分イタリア人)には小さな子供がいてぐずってうるさいがしようがないか。

 

プロセッコと前菜『海の幸サラダ』を注文。

プリモは『スパゲット』にモッツアレラをプラス。

2杯目のワインは、フレスコバルディのロゼ。

 

帰りに売り場を見て、ホテルに戻る。

ホテルが近くて楽だ。

 

 

◆お決まりのミケランジェロ広場へ

朝食には一番乗り。朝食会場はレセプション兼ロビーの一角だが、オーナーがいたので挨拶、握手。もうお互いに顔は良く知っている。

 

8時40分頃、朝の散歩。というか、フィレンツェに来たときは必ず訪れるミケランジェロ広場へ。

 

ホテルを出て左へ。F.S.M.N.駅からの通りに出る。正面にはドゥオモ。

ドゥオモ広場を右折、カルツァウォーリ通りを進みシニョリーア広場へ。

ヴェッキオ宮殿では、外壁にミケランジェロの顔が彫り込まれている石を見つける。

 

ヴェッキオ宮殿の裏を通り、途中からアルノ川べりを歩き、グラーツィエ橋を渡り左折。

 

サン・ニッコロ通りに入り、サン・ミニアート門をくぐった辺りから上り坂になる。

上り切り、左に回り込むとミケランジェロ広場だ。

およそ35分で到着。

 

 

ペルージャ短期留学中に訪れて以来フィレンツェに来ると必ず歩いて登ることにしている。

いったいこれで何回目だろう。

そして、あと何回来れるのだろう。

 

天気よく、相変わらずの素晴らしい眺めだ。

 

降りてからはサンタ・クローチェ教会を目指す。

 

見慣れた名前のピッツェリアだなと思ったらローマで昨年度々利用した《Bebere》

そこにはオペラのポスターがあり、遠くてはっきりとは見えないが今日は《Traviata》。

明日帰国でなければ観に行ってもいいところだ。

 

◆トラットリアを探し回る

友人からフィレンツェでの《おすすめの店》を聞いていたのでこの辺りかと探してみる。

 

地図を広げていたら外にいたお店のご主人に『どれどれ』という感じで『あ~、この通り(Via Ghibellina)は1本向こうだよ』と教えられる。

 

その通りに行ってみるが、該当の番地には何もない。

通りにいた人に尋ねてみてもよくわからないらしい。

その通りを行ったり来たりして、今度は古本屋さんの女主人に尋ねると『その店なら閉店しましたよ。中華料理、日本食の店なら近くにあるわよ』との返事。

来る前にネットで見たときその店のURLが無くなっていたことからややあきらめていたが予想通りといえるかもしれない。

 

帰りにNespressoでお土産用にカプセルを買う。

イタリアではフィレンツェのほか、ローマ、パルマなどで買っているが東京で買うのと違ってまず番号をとる。客が多いからだろう。また、東京ではセールスプロモーションのためか必ず1杯好きなのを試飲させてくれるが、それはない。

 

その足でF.S.M.N.駅裏手のバスターミナルに行く。

明日の空港行き時刻表を確かめるためだ。

 

さて、ランチ。いつも行くネリ通りの生ハムの店、《La Prosciutteria》へ行くことにする。

 

12時20分頃、まだそれほど客はいない。

いつもの1人用アペリティーヴォのつまみを注文しようとしたら2人前だという。そんなに食べられないのでやむなく生ハム・チーズのパニーノとプロセッコを注文。

 

奥のテーブル席で食べる。

曜日、時間帯のせいなのかスタッフも見慣れた人はいない。メニューも貼りだしていない。

経営が変わったのだろうか。

 

◆Tignanelloを買うか迷う

ホテルに戻る途中、老舗食料品店《Pegna》に立ち寄る。ここはお茶、お菓子、オリーブオイル、バルサミコ酢、ワイン、生ハム、サラミ、とにかく何でもある。しかも店内が落ち着いている。

ワインの棚に、《Tignanello》を見つけた。2016年もので79ユーロ。

おととい訪れた例のワインバーでは確か118ユーロ。

ワインは重いので最近は買わないことにしているが、あとでネットで価格を調べて、スーツケースにスペースがあれば買おうかなと思う。

(ネットでも同程度の価格だったので重さを考えて結局買わず。)

 

◆最後のアペリティーヴォ

夕方アペリティーヴォに出かけるが、その前に最後の晩餐(?)の店探し。

たまたま、フィレンツェ在住者のブログの最新記事がホテルすぐ近くのワインバー&リストランテだったのでその店を含めて3軒を候補とする。

ワインバー&リストランテはやや高級そう。

他の2軒はあとで見て決めることにし、何度か訪れているピッティ宮前のワインバーへ向かう。

どこで間違えたのか、ポンテヴェキオではなくサンタ・トリニタ橋に出てしまう。

大きく迂回したことになる。

急ぐ旅ではなし、フィレンツェの散歩だと思えばいい。

 

店内には客はいなかったがそのまま入る。

店の前で待っていたようなグループも続けて入る。

右奥のテーブル席に座り、フランチャコルタのプロセッコを注文。

例の店長らしき人も現れ、離れていたため言葉も交わさず見合って挨拶もどき。

カウンター席にすればよかったか。

帰りがけに店長から声をかけられ、『ではまた』みたいに返してワインバーをあとにする。

 

◆悪質ジェラート屋

帰り道、ジェラートを食べようとして最初に入った店は混んでいた。というより先客がもたもたしていたのであきらめ近くの別の店に入る。

 

『小』を注文すると『小は終わった。中か大だ。』という。

やむなく『中』にして、レモンとメンタを注文。いざ、払おうとしたら8ユーロだという。

ふつうの倍以上だ。

『そこにあるカップに書いてある』とカップの方を指さす。

“Incredibile!!”(信じられない!!)と言ったら何か言い返してきたので”No!!“と言うとカップごと下げた。

何も言えなければ払わざるを得なかった。

 

(結局ジェラートは夕食後近くの路地のジェラテリアで同じものをコーンで注文。2.5ユーロとまっとうな値段だった。)

 

◆最後のチェーナ

19時前、おととい行った例のワインバーで1杯飲んでからと思い行ってみると外から見えたのはおとといの老夫婦のみ。ということは今日も昨年、一昨年訪れた時のスタッフはいないようなのでパス。

 

夕食候補店の1軒、カヴール通りのトラットリアへ行く。

直前に入った女子2人もそうだったが、中の席は多分予約のためダメで、通りに面したテーブルと言われたが、この日もまだまだ暑いので遠慮する。

 

結局ホテル裏手の店《Cipolla Rossa》へ行く。

 

 

先客もいるが『どこの席でも』と言われ入って右側の壁際、3つ目のテーブル席に座る。

この店は確かBSの番組に登場し、中央市場の肉屋さんの経営だと紹介されていた記憶がある。

 

ということでセコンドには牛肉のタルタルを注文。

前菜にはブッラータ。

飲み物はプロセッコの後ハーフボトルの中からロゼを選ぶとわざわざ『ロゼですがいいですね』と確認までしてくれる。

食後のドルチェはやめ、その代わりグラッパを飲む。

 

これにてミラノそしてサン・セバスティアンから始まった夏の旅の最後のチェーナが終わる。

 

 

◆最終日午前中

帰りの飛行機は14時半すぎフィレンツェペレトーラ空港から。

前日に空港までのバス時刻を確かめていたが12時のバスに乗る予定だ。

余裕見てもホテルを11時40分に出ればいい。ということはそれまで行動できる。

 

EATALYにしようか中央市場にしようか迷ったが中央市場に行く。

2階を覗こうとしたが時間が早いせいか準備中。

1階のマルコの店でチーズを4種類買ってホテルに戻り最終パッキング。

 

ドゥオモは10時からなので10時すぎ行ってみるともう長蛇の列であきらめる。

足を伸ばしてシニョリーア広場へブラブラと歩き、帰り道1泊目ホテルのすぐそばの《Venchi》でジェラートでも食べようと思う。

何しろ今日も暑いからだ。

ちょっと並んでいて時間が気になり、チョコとメロンのジェラートを受け取り歩きながら食べ、ホテルへ戻る。

あとは12時のバスに乗るだけだ。

 

 

◆泊まる

◎ホテルの名前 Axial(★★★), Via dei Calzaiuoli 11, Firenze

Single 1泊75.2ユーロ、市税4ユーロ、Booking.comで予約。

ここには2012年、2014年、2015年、2016年も泊まったが、ドゥオモのそば、駅からも近いので5回目だ。

ただ、同じ建物のMaximというホテルと合併したらしくレセプションがそちらの階になり、チェックインに手間取る(チェックアウトも同様)。

 

◎ホテルの名前 Burchianti(★★★), Via Del Giglio, 8, Firenze

Single(standad) 2泊、前払い1泊9,228円、Expediaで予約。市税1泊につき4ユーロ現地払い。

ここは、2,011年、2017年(5月、7月)、2018年に続き5回目。

ドゥオモと駅の中間ぐらい、メディチ家礼拝堂、中央市場もすぐ近く。

 

 

◆食べる

◎お店の名前 Il Vivandiere, Via Torta 6, Firenze

2017年5月金曜夜と翌日昼の2回訪問したことがある。

  • 食べたもの 前菜はカポナータとブラッティーナ(10ユーロ)、小さなブッラータといいながら大きい。

プリモはチンギアーレのピチ(8ユーロ)、コシがありチンギアーレもたっぷり入っていて美味い。

 

実は注文時に牛肉のタルタルも食べたかったがお店の人から『あとから考えた方がいいとアドバイスされ正解だった。

ドルチェはセミフレッドのジェラート(4ユーロ)

飲んだもの ハウスワインの中から白のハーフボトル(8ユーロ)

水を含めて計33ユーロ。

 

◎お店の名前 La Prosciutteria, Via de’ Neri, 54/r, Firenze

ここ数年フィレンツェに来るたび、しかもミケランジェロ広場への行き帰りに立ち寄る生ハムの店。

  • 食べたもの パニーノ(4.5ユーロ)とプロセッコ1杯(4ユーロ)。

1人用アペリティーヴォと称した盛り合わせがなくなったので魅力度が下がる。

 

◎お店の名前 Osteria Cipolla Rossa, Via dei Conti 53r, Firenze

BS TBS《あなたの知らないイタリアへ》で紹介されていた店。

Cipollaとはタマネギのことだが、店内壁に漢字で『玉葱』と書かれた書が掲げられている。

 

  • 食べたもの 前菜はブッラータ、トマト、大粒のカッペリ盛合せ(9ユーロ)

セコンドは牛肉のタルタル、野菜添え(19ユーロ)

 

飲んだもの プロセッコ(6ユーロ)、グラッパ、ビスコッティ付き(4ユーロ)

ロゼのハーフボトル、CIPRESSETO TOSCANA 2018, SANTA CRISTINA (11ユーロ)

コペルト、水を含めて55ユーロ。

 

◎お店の名前 EATALY, Via dei Martelli 22, Firenze

  • 食べたもの 前菜は、海の幸サラダ(11.5ユーロ)。

プリモは、トマトのスパゲットにモッツアレラをプラス(10.5ユーロ)。

飲んだもの  プロセッコ(4ユーロ)、フレスコバルディのロゼ(5ユーロ)各1杯

コペルト、水を含めて34.5ユーロ。

 

 

◆飲む(ワインバー)

◎お店の名前 Vini & Delizie, Via dei Banchi 45/r, Firenze

このワインバーには2017年11月初訪、3年連続4回目。

飲んだもの プロセッコ2杯(3.5ユーロx2)

 

◎お店の名前 Enoteca Pitti Gola e Cantina, Piazza Pitti, 16, Firenze

2015年11月訪問して以来フィレンツェに来るたび再訪、今回で5回目。

月曜夕方、フランチャコルタの泡を飲む(6.5ユーロ)

 

◆買う

中央市場 La Bottega Golosaでお菓子、胡椒、ドライトマト。マルコの店でチーズ。

EATALY、Pegna ビスコッティ、トリュフチョコレート、トローネなど

Nespress  カプセル

San Sebastian(サン・セバスティアン)バル巡り編 2019/7/14~18

◆行く

7月14日から18日まで4泊5日でスペインのサン・セバスティアンに行ってきた。

弾丸ツアーではない。ミラノから往復し恒例のイタリア旅行も兼ねて行く。

バスク地方はEテレ《旅するスペイン語》で舞台になり、またBSの旅番組などでも度々紹介され、いつかは行ってみたいと思っていたのをついに実現。

このブログは『イタリア旅行記』と銘打っているが、思い出に残る旅だったので載せることにした。

 

◆ミラノからビルバオへ

計画段階では初め日本から直接バスクまで行くことも考えたが乗り継ぎ回数、所要時間からいったんイタリアに行き、一休みしてから直行便で往復することにする。

 

結局、ミラノに入り2泊してからマルペンサからビルバオ空港に向かう。

予約したのは、LCC(格安航空)のVueling。スーツケース込みで200ユーロ。もちろん機内でのドリンクサービスはない。

 

13時15分発の飛行機は15時10分ビルバオに到着。所要時間はわずか2時間。

バスでサン・セバスティアンへ。

 

◆サン・セバスティアン到着

所要時間1時間20分と聞いていたが、意外に早く16時55分、地下ターミナルに着く。

地上に出るとウルメア川、川幅が広く、おまけに水が海のように青くきれいだ。

 

川岸を歩き始めたところでインフォメーション発見。

地図を受け取り、ホテルへの行き方を教えてもらう。

『5分で着きますよ』といわれ、まさにその通り。

あまりにもスタイリッシュなので気づかずちょっと通りすぎて戻り、チェックイン。

 

 

◆初日のバル巡りは

18時頃、レセプションのスタッフにおすすめのバルを地図に印をつけてもらい、初めてのバル巡りに飛び出す。

 

旧市街の雰囲気をつかんだ上で入ったのは《Gandarias》。

食べたいピンチョスを指さすと皿を渡される。

カニ、アンチョビ、マッシュルームの3つを選びチャコリを受け取り壁側のカウンターで食べ、かつ飲む(8.7ユーロ)。

 

2軒目はちょっと歩いて《BarSport》。ちょうど全仏オープンの決勝戦放映中で店内はものすごい人数でしばしば歓声があがる。ここではフォアグラのソテーと赤ワイン(5.9ユーロ)。とろけるようで美味い。ここのスタッフは日本語をよくしゃべる。

 

3軒目は、さっき開いていなかったすぐ近くの《BordaBerri》がオープンしていることに気づき、入店。混んでいたが奥まで入り、ご主人らしき人に仔牛ほほ肉赤ワイン煮と赤ワインを注文。めちゃくちゃ美味しい。合わせて5.8ユーロと格安だ。

バル巡り、1日目の印象。

言葉ができなくても何とかなる。

ピンチョスはバゲットの上に載っているので結局パンを何切れも食べることになる。

4日間バル巡りだとあきてしまうかもしれない。リストランテを3日目に予約しておいて正解か。

 

 

◆バル巡り2日目

モンテ・イゲルド観光後、その足で旧市街へ。

サンタ・マリア教会前の《Atari》へ行く。

昼だというのにそこそこ混んでいる。

さんざん迷って選んだのは赤パプリカを挟んだハンバーガーのようなものと生ハムがトッピングされたピンチョスに白ワイン(7.9ユーロ)。これでランチ代わりだ。

 

ホテルに戻って一休み、メルカートで買ったイベリコ生ハム《PATANEGRA》をつまみにチャコリを飲む。

 

夕方再び旧市街へ。

目指す店が休みのため昨日行った《BarSport》へ。

ウニを食べたいが、スペイン語、英語で何というかわからない。ただこの店のスタッフは結構日本語をしゃべるので『ウニ、ポルファヴォール』で通じた。

あと、昨日と同じフォアグラ・ソテーにチャコリ(計9ユーロ)。

 

次は、昼の《Atari》の姉妹店、《Sirimiri》へ。

『一番人気のあるものはどれ?』と訊き、名前はよくわからないが肉を甘辛く煮絡めたものと生ハムを挟んだパニーノのようなもの、それに白ワイン(7.5ユーロ)。

 

この後、午前中場所をチェックしておいた店に行ったがここも月曜定休の模様だ。

サン・セバスティアン名物というか《ヒルダ》という青唐辛子とアンチョビのピンチョスを食べたくて適当に入った《Sevra》でチャコリとともに注文、結構辛味が強い(5ユーロ)。

 

 

いったんホテルで一休み。

20時半すぎ、ホテルから近い旧市街とは反対のGross地区にある老舗《Bergara》へ。なかなかお洒落な感じのバルだ。何か分からないけどお腹にたまらないものとして小さなグラスに入ったエビのカクテルっぽいものと白ワイン(5.5ユーロ)。

中身はなんだろう。ねっとりとした食感、クリームチーズらしきものも入っているようだ。

 

2日目はこれにて終了、5軒訪問、2日間で8軒のバルを巡った。

海辺に出て夕日が沈むのをずっと待つ。

日の入りは21時46分か47分、海に落ちる夕日がとてもきれいだ。

 

 

◆3日目はステーキ専門バルで

参考にしていたブログ “KM delicious trip” でNo.1と評されていたステーキ専門バル《Nestor》。

オープン13時とあったので10分ほど前に行ってみるともうかなりの人が並んでいる。

13時ちょうどに開き、何とかカウンターの一角を確保。左隣は若い日本人カップル。

 

お店のスタッフに、一人か確認され、そうだと答え、小さい肉を要望すると、奥から持ってきてくれた。7〜800gとのこと。頑張るしかない。付け合わせとして、お約束の生トマト、青唐辛子を注文、チャコリを飲みながら待つ。

 

焼き上がったステーキは、フィレンツェのビステッカと同じような感じ。切れ目が入っていて、10切れあり、5切れは食べなきゃと思う。

 

焼き青唐辛子は完食、生トマトは半分ちょっと、肉は6切れ食べ、まぁ目標達成か。(いずれも二人でちょうどの量だ)

右隣の外国人から英語で『頑張りましたね〜』と声かけられる。

チャコリ、赤ワインを含め47ユーロ。

この日の夜は、旧市街のリストランテを予約していたのとお腹いっぱいで夕方のバル巡りは取り止めだ。

 

 

◆最終日4日目のバル巡り

最終日のバル巡りは、《Txepetxa》から始める。昼のせいか意外にすいている。

まず、お店の人にメニューを見せられ、その一番上にあるのを『これが一番』と勧められる。

カウンターにあるのは見せるだけですぐさまピンマイク(?)で注文を伝える。奥で作っているのが見える。

カニのピンチョス、カラフルなみじん切りの野菜の乗った酢漬けのピンチョス。めちゃくちゃ美味い。バゲットが細く、切り方も工夫されていて食べやすい。

 

チャコリのあとシードルを飲み、計8.3ユーロ。

2軒目はおととい(月曜)休みだった《La Cuchara de San Telmo》へ。

混んではいたもののカウンターの一カ所に入ることができた。

フォアグラのソテーを頼むのに『フォイア』と言っても通じず『フォアグラ』と言い直したらメニューのその場所を指さしてくれる。それに赤ワインを注文。計7ユーロ。

しばらく待って出てきたら小さい。パンは別に2つ出てくる。はちみつ味の甘いソース。

 

食べているうちにお客があっという間にいなくなり一人になったせいか、お店の人に話しかけられる。

とても陽気だ。日本に興味があり、大阪に行きたいらしい。冗談で『待っているよ~』と返す。

 

 

次はすぐ近くの《La Vina》(ラ・ヴィーニャ)。チーズケーキで有名らしい店。

となれば飲む気はない。行ってみると店内はあふれかえっている。

一個をテイクアウト。5.3ユーロ。一旦ホテルに戻る。

 

夕方出かける前にロビーでウエルカムドリンクのカヴァを飲みながらレセプションの人とイタリア語で会話。バル巡りの話になり、『初日に教えてもらったバルが見つからない』と言ったらコンスティトゥシオン広場に面した一角だと教えてくれた。

 

最後のバル巡りは、《Goiz Argi》から。割とすいている。

エビの串焼きとコロッケにチャコリ、計7.2ユーロ。

 

 

 

次は、《Gambara》、ここは対照的にめちゃくちゃこんでいてカウンターに陣取るもののなかなか相手にされない。それというのも後から来たスペイン語の女性が何人かで来ていて、まくしたてるように何品も人数分注文するからだ。

そのうちその女性が『この人の注文も訊いてあげて』みたいなことを言ってくれる。

カニのタルトとすぐそばにあったタルト(食べてみたらツナマヨ?)と白ワイン。

『カニのタルト』を頼んだところで男性スタッフが何か別のことをしたため女性スタッフに今の3つを注文。

 

全部食べ終わったころに男性スタッフがカニのタルトを温め持ってきたので、とっさにイタリア語で『もう出た』と2回言ったものの渡されたので食べる。小さいので量的には問題なし。3つで7.1ユーロ。

 

ホテルのレセプションの人が教えてくれたバルはコンスティトゥシオン広場の中だという。どうしても見つからなかったわけだ。

広場は、もと闘牛場だったらしく広場を取り囲む建物各部屋には番号がふられている。

例のバル《Astelena148》は、さっきまでいたバルの喧騒さと違って落ち着いている。

壁に書かれたメニューを見てイベリコ豚の赤ワイン煮と赤ワインを注文。イベリコ豚の赤ワイン煮はねっとりとした食感、量も多い。ワインの2杯目は邪道だが赤から白へ、シャルドネを飲み、計10ユーロ。

 

その2杯目を飲んでいる時、隣で注文している女性が日本人のようで『日本の方ですか?』と訊くとそうだという。スペイン語でよどむことなく注文していたので『こちらにお住まいですか?』と訊くとそうだとのこと。

あとで振り返るとうしろのテーブルで他の日本人女性3人と一緒だ、どうやら3人のガイドをしているようだ。挨拶して店を後にする。

 

 

初日《BarSport》のあと店内に入ってすぐ出てきた《Zumeltzegi》へ。

タコの串焼きとシードルを頼み、受け取って奥のテーブル席で飲み、食べる。

 

気に入った本日1軒目の《Txepetxa》を再訪しようかとも思ったが、もうお腹もいっぱいでこれにて4日間のバル巡り終了。

 

4日目は、チーズケーキの持ち帰りを含めて7軒。4日間で15軒(延べ16軒)巡ることができた。金額的には、ステーキ専門バルとチーズケーキを除くと、14軒で100ユーロ弱。バル巡りを観光と考えると極めてコスパのいい現地ツアーと言えそうだ。

 

 

◆泊まる

ホテル Hotel Arrizul Congress(★★★), Calle Ronda 3, San Sebastian

Booking.comで予約、Single 1泊16,923円(事前払い)、朝食なし。

避暑地のトップ・シーズンのためこの時期はどこも高め。

ロビーも部屋もスタイリッシュな感じ。

レセプション近くにカヴァを含むウエルカムドリンクがある。

 

当初、旧市街のど真ん中のB&Bを予約していたが、バスターミナルから遠いことからキャンセルしてこのホテルに予約し直した。

バスターミナルから近いこと。旧市街へ行き来するのもそう遠くないこと。Gross地区のバル巡りにも便利なことで良かった。

 

 

◆飲む

バル巡り 本文の通り。

ランキング(主に自分の好みの味、雰囲気)

  1. 《Txepetxa》
  2. 《BarSport》
  3. 《Gandarias》
  4. 《La Cuchara de San Telmo》
  5. 《Atari》
  6. 《Sirimiri》
  7. 《Astelena148》
  8. 《BordaBerri》

 

専門バル

《Nestor》 ステーキ

《La Vina》 チーズケーキをテイクアウトしただけ

 

以下は順位がつけがたいグループ

《Gambara》

《Bergara》

《Zumeltzegi》

《Sevra》

《Goiz Argi》

 

◆読む

『美食の街を訪ねて スペイン&フランス バスク旅へ』 金栗里香著 (イカロス出版)

たまたま、出発する10日前に誘われていった都内某イタリアンでシェフとの会話で今夏サン・セバスティアンに行くということがわかり、そのときシェフから『こんな本がありますよ』と教えられ購入、携行。

大いに役立つ。

 

Ravenna(ラヴェンナ)2019/7/20

◆20年ぶりのラヴェンナ

ボローニャから日帰りで行くことにしたがちょうど20年ぶりだ。

ボローニャ中央駅9時6分発の電車は定刻通り10時15分に着く。

 

駅からとりあえず歩く。ガイドブックの記事は持ってきたがその中の地図はざっくりとしている。

20年前に手に入れた地図をホテルに置き忘れたのでインフォメーションを探すが全くわからない。

 

駅からの通りはやがてチェントロとおぼしき商店街になりポポロ広場に出る。

まったく記憶が蘇らないが、すぐ近くの泊まったホテルには気が付いた。

 

◆サン・ヴィターレ教会へ

iマークを探し、通りがかりの人に教えてもらい、たどり着いた場所が何とサン・ヴィターレ教会

 

入場券はてっきり建物の近くで買えるのだろうと思い、『ではまずここから』と入ろうとしたところ庭の前の扉近くにいた係員から『入場券はすぐ近くの店で買えますよ』と言われる。

ついでにインフォメーションの場所を尋ねるがわからずじまい。『サン・フランチェスコ』と言われたが、広場のことのようでかなり遠いみたいだ。

 

ちょっと戻ったところのいわば土産物屋さんに行き、入場券購入(9.5ユーロ)とともに簡単な地図をもらう。

(この入場券は、サン・ヴィターレ教会だけではなく、ガラ・プラチディア廟ネオニアーノ礼拝堂大司教博物館サンタポッリナーレ・イン・ヌオーヴォ教会の共通券)

 

◆モザイク画のビザンチン文化

先ほどの扉を通り中庭を抜けてサン・ヴィターレ教会の中に入る。

 

20年前の記憶はかすかにある。

前回は平日夕方であまり人はいなかったが、今回は土曜昼間のせいか、それともラヴェンナ人気(?)のせいなのか大勢の観光客がいて、皆モザイク画を見上げている。

 

内部は広々としていて、天井から壁、どこもかしこも一面モザイク画で埋め尽くされている。

 

 

素晴らしい。

 

ビザンチン文化そのものだ。

 

 

次にすぐそばのガラ・プラチディア廟。

ここは小さなところで迫るようにモザイク画があるのでよく覚えている。

 

聖人や動物(鹿?)そして唐草模様の植物、花などが緻密に描かれている。

 

 

 

このあとは、ネオニアーノ礼拝堂と大司教博物館を目指して歩く。

意外に近かったようで行き過ぎてしまい、ドゥオモまで来てしまった。

いずれも今回が初めてだ。

 

まずドゥオモに入る。

2廊式の白っぽい内陣、クーポラからなのか光が差し込んでいてとても明るい。

 

 

ドゥオモを出てさっきの道を戻って探すと礼拝堂と博物館はすぐ手前にあった。

 

礼拝堂は小さいものの、クーポラに描かれた《キリストの洗礼を取り囲む十二使徒》のモザイク画は素晴らしい。

 

 

 

次いですぐそばの大司教博物館に入る。

博物館らしく文字の書かれた石碑板などが展示されている。

 

 

さらにサンタンドレア礼拝堂、ここのモザイク画も素晴らしい。

 

 

 

ドゥオモ近くの地図を見たところインフォメーションのかなり近くまできていたので目指す。地図はもう手にしているが目的は郊外にあるサンタ・ポッリナーレ・イン・クラッセ教会への行き方を教えてもらうためだ。

 

確かにサン・フランチェスコ広場にある。

中に入ると先客がいたので暫し待ってスタッフに教えてもらう。

バス(No.4)はすぐ近くの広場から出るとのこと。

『チケットは?』と訊かれ、往復購入(1.3ユーロx2)、手間が省けた。

 

 

運よくあまり待たずにバスが来た(12時10分発)。

ドライバーに地図を見せ、サンタポッリナーレ・イン・クラッセ教会に行くか確認する。

降りる場所は訊かなかったが、記憶では広々したところにあるのでわかるだろう。

建物は見えてきた。

停留所はかなり行き過ぎたところだ。12時27分下車。

 

◆サンタポッリナーレ・イン・クラッセ教会

教会に向かう。

 

 

手前にショップがあるものの係員のいそうな場所には誰もいない。

そのまま教会内に入ろうとすると、サン・ヴィターレ教会のときと同様『入場券を買って入るよう』言われ、ショップに戻って購入(5ユーロ)。

中に入ると、割と簡素な感じで記憶と少し違っていた。どうやら市内のサンタポッリナーレ・イン・ヌオーヴォ教会と混同していたようだ。

 

 

後陣のクーポラには緑の林、草原に羊が多数描かれている。

 

 

 

 

 

◆市内に戻る

見終えて外に出ると近くにリストランテがあったのでバスの時間によってはここでお昼にしてもいいかなと考えバス停に行き時刻表を見るとNo.4の時刻表がなくNo.176のみ。

さっき乗ってきたバスが折り返してくるかもしれないとも思い待つことにする。

12時50分頃No.176のバスがきた。行き先がRavennaとなっていたのでドライバーに確認、ホッとする。

 

この日も朝から暑い。バスの中の温度は34度、35度を行ったり来たりで暑い。

バスは、ラヴェンナ駅に到着したのでここで下車。

 

 

◆サンタポッリナーレ・イン・ヌオーヴォ教会

次に向かうのはサンタポッリナーレ・イン・ヌオーヴォ教会。

途中、サン・ジョッヴァンニ・エヴァンジェリスタ教会の前を通る。

 

 

さらに地図を見ながらローマ通りに入る。目的の場所がローマ通りに面していることは記憶にあった。

 

サンタポッリナーレ・イン・ヌオーヴォ教会に入る。

イン・クラッセ教会よりもこちらの方が華やかなモザイク画だ。

 

とはいえ、左右の壁に描かれているのは殉教者らしいので華やかな場面というわけではないのだが。

 

 

これにてビザンチン文化を訪ねる観光は終了。ポポロ広場へ。

 

◆ポポロ広場でランチ

観るものは観たし、あとは腹ごしらえをしてボローニャに戻るだけ。

広場の一番奥のトラットリアでランチ、暑いがパラソルがあるのでやはり外のテーブルにする。

冷えたプロセッコとフンギのリゾットを注文。

Wifiが使えそうなのでカメリエーレにパスワードを訊くとラヴェンナのFreeWifiがあるという。食べながらメール、ネットなどチェック。

 

◆ボローニャに戻る

帰りの電車は14時43分発だが早めに駅に行く。

電車はレジョナーレ(ローカル線)、車内は冷房もなく、うだるような暑さ。

窓が開いているものの吹き込んでくる風も猛烈に暑い!

こんな車内の暑さは、しばらく(極端に言えば数十年)経験したことがない。

 

定刻より少し遅れ、16時ボローニャ中央駅到着。

ホテルに預けていたスーツケースを受け取り今回の旅の最終目的地フィレンツェへ向かう。

 

 

◆食べる

お店の名前 Tazza D’oro Piazza del Popolo 1, Ravenna

食べたもの プロセッコ(4ユーロ)をお供にフンギのリゾット(7.5ユーロ)

 

サービス料を含め12ユーロ

 

Bologna(ボローニャ)2019/7/19~20

◆行く

ボローニャは1998年、2007年に訪れ、今回で3度目。

スペインバスクのサンセバスティアンからミラノ経由モデナにて1泊、バルサミコ酢を調達し、すぐにボローニャに移動。列車でわずか30分ほどの近いところに泊まるのは、12年前に兄弟3人旅で訪れたリストランテが良かったのでそこを再訪するのが目的だ。

 

モデナからの電車はちょっと遅れ10時50分頃ボローニャ中央駅到着。

 

◆ホテルに着いたものの

駅から割と近い12年前と同じホテルを予約していた。午前中から暑い中、記憶を頼りに10分ほどで到着。

チェックインしようとしたら『時間が早いので部屋が用意されていない』と言われ、『ありゃ~』と思ったらパソコンをにらめっこして使える部屋を見つけてくれた。

 

ところが部屋に入ってエアコンのスイッチを入れたが効かない。

レセプションに戻り、部屋を替えて欲しいといったもののエアコンを調整するとのことで待つが、結構時間がかかる。

せっかく早く着いたのに・・・・

 

◆ランチを兼ねた町歩き

1時間後の12時すぎランチを兼ねて町歩き。マッジョーレ広場を目指す。

ホテル前のメインの通り、インディペンデンツァ通りは金曜午後とあってかなりの人出だ。

東京の真夏の蒸し暑さほどではないが日差しが強く暑い。

 

マッジョーレ広場には大きなスクリーンがあり、椅子が並んでいる。どうやら夏の間毎晩映画会をやっているようだ。

 

マッジョーレ広場を抜け、12年前にランチをとった小さな広場を探しに行ってみるもののちょっと違うようだ。

奥の方にカフェがあったので、ピッツアと冷えたビールでランチ。

 

ランチのあとは、夕食を予約しているリストランテ《Cesari》を確かめに行く。

赤い入口は以前のままだ。

 

向かいのチョコレートの店《Majani》は夏休みで1ヵ月以上休んでいるようだ。

帰り道、通りの両サイドの店を珍しくウィンドゥ・ショッピング。

お土産というよりは間もなく誕生日を迎える家族へのプレゼントを探してみる。

結局、このあたりのミラノの店《BOGGI》で夕方購入した。

 

◆国立ボローニャ絵画館へ

ボローニャは3度目だし、暑いので観光する気にもならないが、自分の旅行記を読み直し、国立ボローニャ絵画館(Pinacoteca Nationale di Bologna)に行くことにする。

館内は涼しいだろうと思ったからだ。

ホテルから絵画館まで片道15分、日陰を探して歩く。

通りには気取らない雰囲気の良さげなトッラトリアがいくつもある。

残念ながら行く日にちはない。

 

 

6ユーロ払って絵画館入場。ところが自動ドアが開かない。

見ていたスタッフから『もうちょっと左へ』と手で合図される。センサーのせいか。

 

館内は思ったほど涼しくはない。また、初めのうちは祭壇画が多く、足も疲れる。

どうも絵を鑑賞というよりは自分が知っている画家の作品を観ようとしているようだ。

 

『作者、作品名など』が書かれたものが小さくて読みにくい。

“copia da Raffaello”とあるのを”colpa”と読み間違え、係りの人に質問してしまう。

親切にも『奥の方にラファエッロの本物の絵がありますよ』と教えてくれた。

それがこれ。

 

 

暑さのせいなのか足が疲れているせいかざっと観た感じだ。

帰り道も暑い。

 

ホテルに戻って冷えたプロセッコを飲みながら一休み。

 

◆リストランテ再訪

20時にリストランテをメールで予約していたので19時50分ホテルを出る。

マッジョーレ広場のスクリーン前にはもう映画を待っている人たちがいた。

 

 

 

20時すぎにリストランテ《Cesari》到着、中に入ると20時開店のはずなのに多くのテーブルがうまっている。

すぐ対応してくれたカメリエーラは名前を訊いたりしたのに『コントローラーが対応するから』と言うので待つ。

その間もう一人に声を掛けられ、『満席だ』と言われる。予約していることをまた言い、コントローラーなる人物がやってきてやっと話が通じた。

 

3カ所ほどテーブルを示されたので店内中央のテーブルを選ぶ。

 

見渡すと12年前とまったく変わっていない。

壁にはワインセラーのようにワインが沢山並んでいる。

 

一方、変わったのは店内の雰囲気。客が多かったせいもあるが、お店の人が忙しく動き回り、またその服装もカジュアルで以前感じたような優雅さはみられない。

 

メニューを渡されしばらく考えて注文。

前菜には24ヵ月熟成の生ハム、ものすごい量だ。

お供は冷えたプロセッコ1杯。グラスで頼んだが、ボトルの封を切ってテイスティングさせてくれる。

 

プリモは飛ばし、セコンドに《季節のメニュー》から仔牛ほほ肉の白ワイン煮。

 

赤ワイン煮が定番だが白ワイン煮はどんな感じだろう。味の濃厚さからいうとやはり赤ワインか。

 

プロセッコの次は、赤のハーフボトルが唯一あったサンジョヴェーゼを頼む。

ラベルを見ると”Umberto Cesari”とあったのでカメリエーラに『ファミリアですか?』と尋ねると『オーナーの兄弟がやっているワイナリーで、今そこにいますよ』と。右横二つ隣のテーブルで食事中だった。

(帰国後12年前の旅行記を見て気づいたが、その時ここで飲んだワインもそうだった)

 

ドルチェを食べ、お勘定する。

いつもはカードで払うが現金をほとんど使っていなかったので現金で払い店を後にする。

 

21時45分ごろマッジョーレ広場を通りがかると映画上映が始まったばかりのようだ。

セリフが英語なのでアメリカ映画か?イタリア語の字幕がついている。

 

◆翌朝ラヴェンナへ

早めに朝食をとり、チェックアウト。荷物を預けて20年ぶりのラヴェンナに行く。

昨日モデナを出る前は、ボローニャに着いてすぐ行こうか、それとも今日フィレンツェに移動する前にするか迷っていたが結局今日にすることにした。

 

9時06分発の列車でラヴェンナに向かう。

 

◆ラヴェンナから戻りフィレンツェへ

16時、ラヴェンナからボローニャ中央駅に戻る。

ホテルに行く前にitaloのチケット購入、16時50分発、18番線だ。50分あれば何とか間に合うだろう。

ホテルに戻り、スーツケースを受け取って駅に行くと16時25分、余裕だ。

ただ、18番線のホームは結構遠い。ホーム着16時37分。

 

Italoは1~2分遅れたか。

今回の最終目的地フィレンツェへ向かう。

 

◆泊まる

◎ホテル Zanhotel Regina(★★★), Via Indipendenza 51

1泊Single 95ユーロ、Booking.comで予約。市税4ユーロ。

ボローニャ中央駅からもマッジョーレ広場にも近くロケーションが良い。 部屋の窓から8月8日広場がすぐそこに見える。

◆ 食べる

◎リストランテ

お店の名前 Cesari, Via de’ Carbonesi,8ミシュラン フォーク2本の店 http://www.da-cesari.it/

食べたもの

前菜 24ヵ月熟成の生ハム 15ユーロ

セコンド 《季節のメニュー》から仔牛ほほ肉の白ワイン煮 18ユーロ   白くフワッとしたオムレツ風の付け合わせ。

ドルチェ 栗のソルベット 6ユーロ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワイン プロセッコ 5ユーロ

Ca’Grande, SanGiovese Superiore,Umberto Cesari ハーフボトル10ユーロ

水を含め57ユーロ。

◆買う

  • ポロシャツ BOGGIにて

Modena(モデナ)2019/7/18~19

◆行く
モデナは、今回は3年ぶり、5回目。家族からメルカートでBertaniのバルサミコ酢が欲しいとリクエストがあったからだ。1回目はともかく2回目以降はバルサミコ酢の調達が目的だ。もちろん、ゆったりとした町の雰囲気も良い。

前泊地は、スペインバスクのサンセバスティアン。往きと同じようにビルバオ空港から直行便でミラノに戻る。

ほぼ定刻にマルペンサに到着。13時のバスでミラノ中央駅へ向かう。
1時間でミラノ中央駅到着、バスから降りると暑い。避暑地のサンセバスティアンから移動したのでことさら暑さを感じる。

14時台の電車は数本あったが、乗り換えのない14時48分発のRegionaleにする。
最近はもっぱら事前にネット予約しているが、飛行機が遅れる場合も想定し久しぶりに駅の自販機で乗車券購入。

16時45分、モデナ到着。ホテルは近いので5分後にはチェックイン。

◆町歩きとアペリティーヴォ
17時半、メルカート営業時間確認とアペリティーヴォを兼ねて出かける。
夕食は2回訪問したことのある《Danilo》にしようと考えていたが、出がけにレセプションでいくつかリストランテ、トラットリアを教えてもらう。
《Danilo》の前を通ると、夏休み中で残念。

ドゥカーレ宮殿から真っすぐ伸びる通りを進み、右折して大きな通り(via Emillia)に入る。
ほどなく左手に世界遺産のグランデ広場だ。

ここを通りぬけメルカートへ。
もちろん平日のこの時間はクローズしている。
入口に書かれている営業時間を確認してから来た道を戻る。

アペリティーヴォは、ドゥカーレ宮殿近くの元薬局のカフェテリアで。
ここは以前アペリティーヴォをしたことがあり、その翌朝にはカフェを飲んだことがある。

プロセッコが冷えていて美味い。
つまみがどっさり出てきたのと、スイスイと飲んだので2杯目注文。

マグナムボトルの最後だったせいか全部注いでくれた。思わず”Bravo!!”。
心地よいアペリティーヴォを終え、いったんホテルに戻る。

◆夕食はビストロで
20時ちょっと前、想定していた店は休みなので店探しも含め出かける。
レセプションで教えてもらった数軒を現地チェックしたが何となくぴんとこない。
トリップアドバイザーで見たプーリアの店は悪くはないが、モデナでプーリア料理っていうのもな~。
結局、ドゥカーレ宮殿近くで夕方通りがかった小さなビストロに入る。以前はなかったかもしれない。

前菜にクラテッロとトスカーナのペコリーノチーズ。

プリモは『本日のメニュー』からムール貝のリゾット。
セコンドはイカのフリットにしたかったが、アペリティーヴォでつまみを結構食べていたので食べられないと思いパス。

ワインは、近くのテーブルの人が飲んでいた泡のロゼ。2杯目はプリミティーヴォにする。
気取らない小さな店で、料理もワインも美味しかった。

◆メルカート・アルビネッリでミッション完了
朝食後、8時半すぎメルカート・アルビネッリへ出かける。何しろこれが旅のミッションだ。
入口は2ヵ所あり、これまではBertaniの売り場を探しまわった記憶もあるが今回は入った入口のせいか真っすぐ先に見えた。

する必要もないのだが、すすめられてバルサミコ酢テイスティング。
リクエストのあった40年物のほか、乾燥ポルチーニ(傘のみで軸、石づきなし)、カラスミの粉を買う。
『ここで買うのは5回目』など言い、沢山買ったせいか買うつもりで最後に注文したバルサミコ酢クリームをお店の責任者から『あなたへのギフト』と言われ、2本もいただいた。
“Grazie mille!!”
ホテルまでの道のり、結構重い。

◆ボローニャへ向かう
ホテルに戻り、チェックアウト。モデナ滞在は、わずか16時間。

10時05分の電車に乗る。ボローニャまでは近い。
順調に走っていたのに10時半ころ停車、何かあったらしい。2回ほどアナウンスがある。
結局10分ほど遅れてボローニャ到着。

◆泊まる
◎ホテル Hotel Principe(★★★),Corso Vittorio Emanuele, 94, Modena
Hotels.comで予約、Superior Single,返金不可の前払い65ユーロ(7,955円)、市税3ユーロ

◆食べる
◎お店の名前 059 Bistrot Emiliano, Via Antoio Scarpa,4,Modena

食べたもの 前菜はクラテッロとトスカーナのペコリーノチーズ(10ユーロ)。プリモはムール貝のリゾット(10ユーロ)。ムール貝は見当たらず、多分出汁なのだろう。ミニトマトの酸味が美味い。

ワインはグラスで地元の泡ロゼ、Vecchia Modena(5ユーロ)、そのあとにプリミティーヴォ、Vinosia Orus 2018(6ユーロ)。いずれも初めにテイスティングさせてくれた。
水、コペルトを含め35ユーロ。

◆飲む
◎お店の名前 Cafetteria Dorogheria Giusti, Via Farini, 83, Modena
飲んだもの アペリティーヴォとしてプロセッコ(5ユーロx2)

◆買う
◎お店の名前 Ristorazione Bertani(Mercato Albinelli内, Via Luigi Albinelli, 13, Modena)
http://www.mercatoalbinelli.it/
買ったもの 40年物バルサミコ酢数本、

乾燥ポルチーニ100g(傘のみで軸、石づきなし)、カラスミの粉など合計270ユーロ、店長さんからバルサミコ酢クリーム2本プレゼントされる。

Milano(ミラノ)2019/7/12~14

◆行く

2019年夏のスペイン・バスクとイタリア旅、どう行こうか考え、先にバスクのサン・セバスティアンへ行き、それからイタリアに行くことにした。

しかし、日本からサン・セバスティアンまで一気に行くには時間がかかる。そこでまずミラノに入り、1、2泊してからビルバオまで直行便で往復することにした。ミラノ1泊ならばマルペンサ近くに泊まるのがいいが、1泊しても翌日ビルバオまでの直行便がなさそうなので結局ミラノに2泊することにした。

 

ミュンヘン乗り継ぎでミラノ入りしたが、乗継便の出発がかなり遅れ、マルペンサ着20時すぎ。スーツケースをピックアップし、バスに乗り、中央駅着21時50分。

22時ちょうど、中央駅すぐ近くのホテルにチェックイン。

それから食べに行くつもりだったが(店も決めていたが)、長旅の疲れもあり時間も遅いのでやめる。

 

◆21年ぶりに訪れたのは

ミラノでまる一日時間がある。21年ぶりに近郊の町、ベルガモに行ってみようかと『歩き方』の該当ページをコピーして持ってきていた。

ところが、朝食後外に出てみるとかなり暑い。そこでベルガモへの遠出はやめにして、これまた21年ぶりにブレラ美術館に行くことにする。

 

中央駅のタバッキでメトロ1日券を買い、ドゥオモ駅まで行く。

地上に出て、真っ白なドゥオモのファサードを眺めてからV.エマヌエーレⅡ世のガッレリアを通る。

観光客は相変わらず多い。

スカラ広場を抜け、スカラ座の右手の通りを進むとブレラ美術館だ。

 

◆ブレラ美術館

9時半頃ブレラ美術館入場(入場料12ユーロ)。

パンフレットを参照しながら作品を鑑賞する。

作品が多いので名前を知っている作者を中心にゆっくりと見る。

ベッリーニ《ピエタ》

マンテーニャ《死せるキリスト》

ジェンティーレとベッリーニ《アレッサンドリアの聖マルコの説教》

ラファエッロ《聖母の婚姻》

カラヴァッジョ《エマオの晩餐》

 

11時15分頃ブレラ美術館をあとにする。

 

 

ガッレリアそしてドゥオモ経由でパルマの生ハムの店に行く。

あらかじめネットでランチタイムは11時半開店と一応確かめていたので、途中書店《LaFertlinelli》に寄りDVD売り場を見て時間調整。店に着くとまだ閉まっている。

12時オープンのようだ。

ドゥオモ方向に戻り、向かいのデパート《LaRinascente》で時間をつぶしてから例の店を再訪。

ちょうどオープンしたところだ。

 

入ってすぐのテーブルに案内される。

ここに座って見えたのは、生ハム類をテイクアウトしに買いに来る人が多いということだ。

さて、ランチ。

注文したのは、前菜として24ヵ月熟成の生ハムとフィノキオのサラミ、プリモはカボチャのトルテッリ。飲み物はプロセッコのあとはもちろんランブルスコ、これはパルマの飲み方で、どんぶりで出てくる。

次から次に客がやってくる。あとから来た人が先に出て行く。回転が速い。やはり人気の店だ。

1時間ほどいて、ドゥオモ駅からメトロでホテルに戻る。

 

ホテルでは部屋のWifiが少し弱く、ロビーに降りてネットを使う。

 

◆1年ぶりにEATALYへ

中央駅そばのホテルからは少し遠いがEATALYへ歩く。

まず大きな通り(Via V.Pisano)を共和国広場まで行き、右折。

このあたりは再開発地区なのか、広々としているし、ミラノには珍しく高層ビルが何棟も建っている。その道路がトンネルに入る交差点で左折する。

日差しが強くて暑い。あまり普段かぶることはないが日よけをかねて帽子をかぶったほどだ。

間もなく左にEATALYが現れる。EATALYへは昨年と逆コースだったが何とか到着。

 

入ってはみたもののまだ旅は始まったばかり。おまけに明日からスペイン・バスクに行く、とあれば何も買う気にならない。一通り見るだけだ。

 

◆ナヴィリオ運河も暑い

EATALYをざっと見て、ガリバルディ駅へ移動。初めての道のりだが意外にすぐわかる。

ここからメトロ2号線に乗り、3年前に友人Yくんと行った時と同じようにポルタ・ジェノヴァ駅で降りる。

どっちに進むか一瞬迷ったが、ナヴィリオ運河につながる通りを思い出し、進む。

運河にかかる橋を渡り、両岸をほぼ1周。それにしても暑い。

 

 

途中、教会があったので入ってみた。サンタ・マリア・デッラ・グラツィエ・ナヴィリオ教会

どこかで聞いたような名前だ。

古い教会のようだがステンドグラスが現代的だ。

 

来る前は、運河を見ながらアペリティーヴォでもと思ったが、心地よい風でもあるならともかく、あまりの暑さでやめにする。

ナヴィリオ運河の雰囲気もやはり夜のほうがいいようだ。

 

ということで予定より1時間くらい早く、17時半ホテルに戻る。

 

◆メトロの中でラテンを聴かされる

今回の旅、初めての夕食はミラノ在住の友人Nさんとポルタ・ロマーナ近くの店で。

 

予約時間は20時。お店で待ち合わせ、ということでメトロ3号線に乗りポルタ・ロマーナ駅に向かう。

混んでいたが2駅か、3駅目で座れた。

その直後に、車内に音楽の大音響が。誰かの携帯からか?それにしては音がデカい。車内放送?

そのうち生歌が聴こえてくる。音響は伴奏だ。曲は昔懐かしい『何とか(?)のルンバ』。

混んでいて初めはわからなかったが、太めのおばさまが、歌いながら紙コップを持ってドア3つ分を動き回る。

声はいい。しかし、ビックリだ。

ドゥオモの次の駅で降りていった。

電車の中でアコーディオン弾きが紙コップというのはよくあるが、メトロの中では初めてだ。

あとでNさんに訊いてみるとミラノではたまに遭遇するらしい。

 

◆チェーナはサルデーニャの海鮮料理

ポルタ・ロマーナ駅から地図を見ながら店を探す。地上に出るとどっちに進んでいいのかわからず右往左往する。

今回はポルタ・ロマーナからほど近いサルデーニャの海鮮料理の店《Trattoria del Pescatore》を希望し、Nさんに頼んで電話で予約してもらっていた。

住宅街に入り込んだようなところに店があった。

外から見ると間口が広い。左側がトラットリア、右側がロブスター・バールのようだ。

少し早めだったので近くをブラブラして時間調整、5分ほど前に戻ると何組か待っている。ほぼ同じくしてNさんも現れる。

 

20時ちょうどにドアが開き、中に入る。予約していることを告げるとテーブルに案内される。

メニューを渡され、メインは名物のカタラーナ(ロブスター、正確にはオマール海老とトマト、玉ねぎのオリーブオイル和え)に決めていたが、前菜、プリモを何にするか迷う。

 

前菜は、海の幸盛り合わせと魚のカルパッチョ。

プリモはさんざん迷ったあげく、2人同じもの、パケッリのペスカトーレを注文。

これでかなりお腹がふくれたところにカタラーナ登場。

注文するときカメリエーレが”uno?”と訊いてきたが、2人で1皿で十分だ。Nさんは早々にギブアップ、一人で0.8人分くらい食べたかな。

この量ならプリモはシェアするか、飛ばしても良かったくらいだ。

周りを見るとほとんどの人がこれを食べている。近くのカップルは、もっと大きなお皿だったので多分2人前だろう。

 

食後にドルチェか食後酒をすすめられたので食後酒にしたが、アマーロ、ミント、レモンチェッロの3種類あるという。試すか訊かれたので、最初の2種をお願いしたところ、いくつものグラスとボトル2本を持ってくる。

結局この試飲で終わってしまったが、まさか勘定についていないとは思わなかった。

 

気がついたら23時近く。勘定を払いに行くと食事中気になっていた年輩のカメリエーレがそばにいたので年齢を尋ねると『65歳、30年以上勤めている』との返事だった。最後に握手をして店を後にする。

 

ポルタ・ロマーナ駅に向かう途中、バスで帰るNさんと別れ、メトロでホテルに戻る。

長い一日だった。

 

◆朝の買い物のあとスペイン・バスクへ

ミラノに2泊してスペイン・バスク(ビアリッツ空港)に向かう朝。

マルペンサには10時半~11時に向かえば良い。

中央駅構内には書店の《LaFertlinelli》が入っていて、ガッレリアの店に加え昨日のうちにDVD売り場を見ていた。

気になる映画DVDがあったので、イタリア語講座仲間にもメールで訊いてみたところ欲しいというので朝食後買いに行く。2枚9.99ユーロだったので講座仲間の分も含め購入。

 

ホテルに戻りパッキングして、10時半チェックアウト。

10時43分マルペンサ行き乗り場に着く。係員にいつ出発するか訊いたら10時50分とのこと。少し遅れて出発。昨日EATALYに歩いた途中のトンネルに入る。

11時50分、マルペンサT1に到着。

13時15分発のブエリング航空でビルバオへ向かう。

 

◆泊まる

◎ホテル Hotel Michelangelo(★★★), Piazza Luigi di Savoia, 6, Milano

中央駅近くの設備いい大型ホテル。

Expediaで予約、Single2泊でキャンセル可の事前払い25,442円、市税10ユーロ。

2018年7月、意外に安かったので宿泊。2019年7月は、前年に比べ多少高かったが駅近ということで予約。

ジャグジー付きバスタブ、バスローブ、スリッパあり、ミニバーの飲物(水、ジュース)無料。

朝食もまずまず。

駅近ということからかツアー利用なのか日本人が多い印象。

 

 

◆食べる

◎お店の名前 Salsamenteria di Parma, Via San Pietro all’Orto, 9 Milano

2016年9月、2017年11月に続き3度目の訪問。

食べたもの 生ハムとサラミの盛合せ(9ユーロ)、カボチャのトルテッリ(9.5ユーロ)。

ワインは、プロセッコ(5ユーロ)とランブルスコ180ml1杯(5.5ユーロ)

コペルトを含め30ユーロ

 

◎お店の名前 Trattoria del Pescatore, Via Atto Vannucci, 5, Milano

(http://www.trattoriadelpescatore.it/)

40年以上の歴史を持つサルデーニャ海鮮料理の店。

この店を知ったのは、杉山明日香さんの著書『ワインの授業 イタリア編』で大絶賛されていたからだ。

予約は電話のみということでミラノ在住のNさんに頼んだが、予約受付の時間帯も決められていて予約が取れるまで何日もかかったとのこと。大変な人気店のようだ。

 

  • 食べたもの 前菜は、海の幸盛り合わせ(12ユーロ)と魚のカルパッチョ(12ユーロ)。海の幸盛り合わせは、エビマヨ、サーモン、タコにポテト、さらにムール貝が別皿でついてくる。カルパッチョは、マグロと白身魚、多分ヒラメか。新鮮で美味しい上にボリュームもある。  

プリモはパケッリのペスカトーレ(12ユーロx2)を注文。サルデーニャ特産のボッタルガ(からすみ)がたっぷりかかっている。これも美味くて量も多い。

そのあとにセコンドのカタラーナ (38ユーロ)。本文の通り、かなりのボリューム。

ワインは、ハウスワインと称しているがMonti産のDOCG(16ユーロ)で美味しい。

1本あけたが、飲み干せなくとも飲んだ量で払えるようだ。会計を頼んだらワインクーラーに入っていたボトルを出して確認していた。もちろん空になっていたのだが。

 

名物(?)のパンは、杉山さんの言う通り丸太のようでデカい。二人で1本の半分。食べやすいよう切れ目が入っている。食べきれない。

2人で、コペルト、乾杯のプロセッコ(7.5ユーロx2)、水を含め112ユーロ。

 

◆買う

映画DVD “perfetti sconosciti” (邦題『大人の事情』)ほか 《LaFertlinelli》で購入。

 

◆読む

◎杉山明日香 著『ワインの授業 イタリア編』(リトルモア社)

『1週間でイタリアワインがわかる!』と、20州を6章に分け解説。非常に分かりやすい。

『フランス編』も読んだが、イタリアワインほどフランスワインを飲まないこともあってやや専門的に感じた。