Firenze(フィレンツェ)2023/9/2~3


◆行く

フィレンツェはイタリアで訪れた町の中で一番好きなところ。イタリア初めての孫を連れていくには絶対外せない。それともう一つ、アパートで《チョイ住み》をしてみたいということ。本来は1週間は滞在したいが、スケジュールの関係で4泊となり、初めてAirbnbでアパートを予約する。

 

◆フィレンツェ、そしてアパートまでの想定外の道のり

モデナからボローニャでFrecciaRossaに乗り換える予定だったが、満席で乗車券を買えず、やむを得ず13時58分発のRegionale(ローカル線)に乗る。途中2回も乗り換えてフィレンツェには予定より2時間も遅く着くことになる。

 

ボローニャ着14時26分、ここで15時10分発プラート行きに乗り換える予定がホームが見当たらない(出発案内を見ても存在しない)。ネットで見たのをそのままスマホメモに書き込んでいたのを見てみると・・・何と連絡バスのようだ。

それからが大変、スーツケースをSくんに預け、どこからそのバスが発車するか駅前を探すがわからない。駅の中に戻って何人かに尋ね、ようやくバス乗り場がわかる。この日は異常に暑く、バスを待つ間直射日光をまともに受け、暑いったらありゃしない。

 

とはいえ、一旦発車してしまうとバスの旅も悪くはない。高速道路を走る。そうこうしているうちに16時35分、どこかの駅に着く。

プラート着は17時20分のはずだけど、ここはどこだろうとスマホで地図を見ると何とプラート駅に早く着いていた。

駅の中に入り、次のフィレンツェ行きの電車をチェックすると16時42分、1本早く乗れた。

ということで、アパートのオーナーに到着時刻が早まることをメールで連絡(Airbnbのいいところは日本語で書いて送っても先方にはイタリア語で届く)。

 

17時14分フィレンツェ(F.S.M.N)到着、駅中のタバッキでバス券を買おうとした取り扱っていない、外のバールで買い、バスにしようかトラムにしようか迷ったりして時間がかかる。結局バスにしたが、乗ってから3つ目のバス停すぎたところで路線が違っていることがわかり、運転手さんに2つ先で降りることを勧められる(No.6に乗るべきところNo.6Bに乗ってしまった)。

そこからGoogleMapsを見ながらアパートへ急ぐ。結局、オーナーのSimoneさんを待たせてしまう。

 

◆居心地よさそうなアパート

階段を上がり、アパートに入るとそこがダイニングキッチン、その奥右手にバスルーム(意外に狭い)、リビングルーム(机、65インチTV、ソファベッドがあっても広い)、さらにその奥がベッドルーム、かなりゆったりしている。

 

Simoneさんからいろいろ説明を受け、こちらからも質問する。気になった洗濯機は、キッチンのシンクとガスレンジの間にあり、使い方を教えてもらう(滞在中大活躍)。

 

最後に、ウェルカムドリンクとしてワインを1本いただく。

 

 

◆ミケランジェロ広場でノリノリ

カブレーノがフィレンツェを訪れる時のいつものルールは『まず、ミケランジェロ広場に登ること』。

予定より2時間遅く着き、早く出たくてSくんに何回も促すがなかなか出られない。

紙の地図を頼りに歩くが、初めてのエリアなので少し遠回りしたようだ。

日が暮れる前に着きたいが、途中写真を撮ったりで遅れ気味。サン・ニッコロ通りに入り来慣れた道だと思ったのも束の間、サン・ニッコロ門をすぎてから何となく違う。自動車道路のようで大きなカーブを上る。

帰り道わかったが、以前の階段ルートはなくなっていた。

日が暮れる直前の景色がいい、ところがようやく広場に着いたもののSくんは眼下の景色には目もくれず、広場でやっている何かのコンサートの方に行き、他の人たちと同じように体を動かしノリノリの感じだ。

 

ようやく景色を見てから広場の中央、ダヴィデ像を見て広場から下る。

 

もう20時半、スーパーが21時までらしいのでGoogleMapsであわてて探し、今晩と翌朝必要な食料品を買う。

モデナで生ハムをたっぷり買い込んできて本当に良かった。

 

◆アパート飯第1弾

21時半すぎから飲み始める。まず、冷えたビールで乾杯。つまみは、もちろん生ハム。ほかにスーパーで調達したペコリーノチーズ。イワシの酢漬け。ワインはいただいたChianti。炭水化物はモデナのBertaniでもらった菓子パン、スーパーで買ったインスタントのリゾット。食後にイチゴという1日目の夕食だ。

 

◆2日目朝は別行動から

朝食後Sくんはランニング、あとで聞くと、ミケランジェロ広場に行ったらしい。その間、こちらはサンタンブロージョ市場を目指すが、途中で日曜のためまだ開いていないのを知りスーパーに行く。

戻るとアパートの前でSくんとばったり。

 

◆ドゥオモからシニョリーア広場へ

荷物を置いてから、ドゥオモの方に出かける。アパートを出てから2ヵ所ほど曲がってセルヴィ通りに入ると向こうにドームが見える。Sくんはランニングで近くまで来たらしい。

ドゥオモを通り過ぎ、EATALYに行く。

 

Sくんは、チーズ用ナイフセットを買う。こちらは食料品中心に見て、Sくんが食べたがっていたオリーブを買う。

 

メインストリートのカルツァイウォーリ通りを歩いてシニョリーア広場へと進む。広場の《コジモ1世騎馬像》の周りが白いもので囲まれている。あとで知ったが、修復直後らしい。

 

 

◆運よくウフィッツィ美術館へ

旅行計画中にSくんに《何をしたいか?》訊いたところ『美術館』もその一つで、フィレンツェならウフィッツィ美術館だろうとこの日の予約を取ろうとした。ところが、この日は無料開放とのこと。月曜は定休だし、あとは火曜しかない。普段でも混んでいて並ぶのに無料開放だと一体何時間並ぶのだろう。閉館に近い時間帯に並び、ダメなら火曜日に並ぼうと思っていた。

 

ところが、12時すぎシニョリーア広場から見る限りあまり並んでいない。『これはチャンス!』とばかり、ウフィッツィ美術館の列に加わる。

 

入場前の手荷物検査でSくんがEATALYで買ったばかりのチーズ用ナイフセットが引っかかり、退館時返却ということで一時預かりとなる。

 

さて、名画鑑賞。4回目か5回目だけど何度観てもいい。

ジョット《玉座の聖母子》

ボッティチェッリ《プリマヴェーラ》

 

このあと折り返すが、ポンテ・ヴェッキオが眼下に見える。

 

 

ヴェッロキオとレオナルド・ダ・ヴィンチ《キリストの洗礼》

レオナルド・ダ・ヴィンチ《受胎告知》

ミケランジェロ《聖家族》

ラファエッロ《ひわの聖母》

カラヴァッジョ《バッカス》

◆さてランチ

鑑賞終了、一時預かりのチーズ用ナイフを返却してもらい退館。お腹もすいている。

以前3度行ったことのある《財布にやさしい店  il Vivandiere》にしようと行ったが、14時をすぎていたため閉店まじかということで断られる。その方向まで来てはほかに手持ちのカードは少ない。5年前サンタ・クローチェ教会にほど近いビステッカ・ランチをした店を思い出し、行ってみる。中に入ると2軒隣の別の店(姉妹店)に連れて行かれる。

 

そこで遅いランチをとる。途中、団体客がきて奥の方の部屋に入って行く。間口は狭いが奥行がありそうな店だ。

 

 

◆ピッティ宮殿前のワインバー

夕方はそれぞれまた別行動。家族へのお土産を買っている最中Sくんから『何時くらいに帰る?』とLINEがあり続けて『ヴェッキオ宮殿行く気ない?』ときたので大急ぎで戻るが、調べたらもう閉館しているようだ。

 

それではアペリティーヴォしようと出かける。この日は日曜日、チェックしていたワインバーは休みのところが多い。ピッティ宮殿前の店はやっている。

ポンテヴェキオを抜け、ピッティ宮殿前のワインバーへ行く。

 

あわよくば、ペアリング付きのコースが食べられるといいなと思ったが混んでいる。

見慣れたマスターがいたので『私を覚えていますか?』と言ってみたけど・・・。

席はいっぱいそうなので『1杯だけ』とお願いすると予約ノートをチェックし『この席で30分なら』とのこと。日曜営業の人気店だからやむを得ない。

Franciacortaを1杯ずつ飲んで店を後にする。

 

◆アパート飯第2弾

2日目の夕食はSくんのリクエストでリゾットを作る。自宅では度々作っていてまぁまぁ好評のようだが、食材(お米、玉ねぎ、固形スープ、パルミジャーノチーズ)を持ってきていないのでスーパーで調達。具材のドライトマトはモデナで買ったものを使う。パルミジャーノはスーパーですりおろしてもらわなかったのでSくんにやってもらう。

 

ガスレンジは4台あり一番手前のを近いからという理由で使ったところ火力が弱いレンジらしく倍くらいの時間がかかってしまう。

他の食べ物は昨日とほぼ同じだが、つまみとしてオリーブとタラッリーニが加わる。

 

 

 

◆泊まる

◎Airbnb Margherita&Simoneさんのアパート

4泊で124,176円(税込み)、本文の通りF.S.M.N.駅からはちょっと遠い(荷物なければ歩ける距離)

かなり広いコンドミニアム(リビングルーム、ベッドルーム、ダイニングキッチン、バスルーム)で住み心地良い。

一応普通の鍵も渡されたが、スマホのアプリで解錠できる。各自のスマホで解錠できるので別行動のときは便利。

最終日のチェックアウトは10時。ただ、ホテルと違って荷物を預かってはくれない。いくつかの有料預かり所をメールで教えてくれた。

 

◆食べる

◎お店の名前 Trattoria il Francescano,  Largo Piero Bargellini,16, Firenze

食べたもの アスパラガスのリゾット(15ユーロ)

 

ラザーニャ(12ユーロ)

飲み物はビール(6ユーロ)、プロセッコ(7ユーロ)

水、コペルト含めて46ユーロ

 

◆飲む

◎お店の名前 Pitti Gola e Cantina, Piazza Pitti, 16, Firenze

アペリティーヴォのつもりでFranciacorta(7ユーロ×2)を飲む。

 

◆買う

◎お店の名前 Benetton, Via del Cerretani, 57/59, Firenze

買ったもの 家族へのお土産、Tシャツ3枚

 

◎お店の名前 EATALY

買ったもの オリーブ

 

◎お店の名前 CONAD

食料品、水、ワインなど何回か購入