Modena(モデナ)2023/9/1~2


◆行く

今回のイタリア旅行を計画し始めたのは2月中旬、それを知ったバルサミコ酢大好きの家族からモデナに行ってバルサミコ酢を4年ぶりに調達することを頼まれる。そこで、ミラノからフィレンツェの間に1泊して、アルビネッリ市場(Mercato Storico Albinelli)に行くことにした。

 

モデナに行くのは何と6回目。観光目的は初めての2007年のみ。あとはもっぱらバルサミコ酢を買うために訪れている。買うだけなら1泊する必要はないといえばないが、このメルカートは早い時間に閉まってしまうのと、旅行中スーツケースを引っ張って駅から往復するにはちょっと遠すぎるからだ。

 

ミラノ中央駅発14時5分のFrecciaRossaは少し遅れて15時26分モデナに到着。降りるとミラノに比べ夏の暑さだ。

駅が少し変わっていたのか反対側の出口に出てしまい知らない景色に戸惑う。

駅の中に入り直し、出ると見慣れた景色だ。いつもは駅から割と近いホテルに泊まるが、9月観光シーズンのせいか料金が高く、今回は初めてのエリアのR&Bを予約している。

R&Bには事前に到着予定時刻を訊かれていたほぼその時刻、16時到着。すぐには見つからず、地元の方2人に尋ねて探してもらう。

 

◆ちょっとだけ観光

17時頃出かける。チェントロに出るまで初めてのエリア。タリョ通り(Via Taglio)を歩く。両側にいろいろなお店があり、なかなか良い。通りに傘を飾りつけているところもある。

そのうち見覚えのある広場に出る。初めてモデナを訪れた時、着いてすぐランチをした店の前だ。

 

正面からドゥオモに入る。後陣から内陣、地下納骨堂など見学。Sくんは本堂で蠟燭を供えている。

 

 

ドゥオモを出てからSくんは付属の鐘楼に上りたいというのでその間グランデ広場で待つ。鐘楼を見上げていると、手を振っているのが見えた。

あとで聞くと、最上階までは行けないらしく、手を振ったところまでらしい。

 

◆大満足のアペリティーヴォ

18時すぎ、何回か訪れたローマ広場近くのカフェテリアでアペリティーヴォ。いつもは中に入るが、外のテーブル席にする。プロセッコを頼むと、イタリアのアペリティーヴォらしく沢山つまみがついてきてSくんは大満足だ。

結局2杯ずつ飲む。今回の旅行中、No.1のアペリティーヴォとのこと。

ぶらぶらしながらR&Bに一旦戻る。

 

◆夕食もお気に入りの店で

モデナにはお気に入りのリストランテがある。4年前に来た時は残念ながら夏休み中で休業していた。今日はそんなことはないだろうと、夕方店の前を通り営業していることを確認。

 

さて、お店に入ると前と同じようにオーナーがスタッフにいろいろ指示してテーブル席に案内される。

何と前回と同じ部屋、ほぼ同じテーブルだ。

 

前菜盛り合わせ(Antipasto della casa)

Sくんは野菜のスープ、自分はブロードに入ったトルテッリーニ。セコンドはフィレ肉のバルサミコ酢かけ、牛肉のカルパッチョをそれぞれ頼む。やはり、この店は美味しい。

ワインは軽く1本空いたので、別のハーフボトルを飲む。

食後にジェラートをシェア、というか、Sくんはお腹いっぱいですぐギブアップ。

大満足してR&Bに帰る。

 

◆2日目、いざメルカートへ

モデナ訪問、宿泊最大の目的であるアルビネッリ市場に朝食後向かう。R&Bを出ると小さな広場には野菜、チーズ、生ハム、ワインなどの市。さらに、タリョ通りに行くと花、サボテン、球根などの店が出ている。

あとで、チェントロにはもう少し規模の大きい園芸市が開かれているのを知る。

 

アルビネッリ市場に着き、一回りするが目当てのBertaniバルサミコ酢の店がわからない。この市場は入り口が2か所あり、どっちから入るかで市場内がまったく違って見える(自分だけか)。なかなか見つからないので別のお店の人に訊いたら何とそのすぐ裏側、恥ずかしい。

 

買うものは決まっているのであとは個数を伝えるだけ。いつものように同じ店で乾燥フンギ・ポルチーニとドライトマトを買ってR&Bに置きに戻り、荷物をパッキングする。

 

◆2日目の街歩き

ミッションを終え、再度街歩き。ドゥカーレ宮殿に行く。ここは昨日アペリティーヴォした店のすぐ近くだ。中には入れないので外観を含めてSくんの写真を撮る。

ドゥカーレ宮殿前を右に(東に)進み、次の大きな通りを右折。少し歩くとモデナ出身のパヴァロッティ肖像の前に出る。

ここで一旦別れ、R&Bへ行きチェックアウト(といっても誰もいない。スーツケースをロビーに出し。鍵を置くだけ)。

 

次の待ち合わせは11時45分グランデ広場なのでエステ家美術館の方へ行ってみる。途中の右側の広場は園芸市。

美術館手前のサンタゴスティーノ教会入り口付近には結婚式に出席するような人々を見かける。

 

この日から4日間フィレンツェのアパート住まいなので滞在中におかず、つまみとして食べる生ハムを買おうと再びアルビネッリ市場に行き、ハム・サラミなどの店で生ハム2種を買い込む。

 

◆ランチも

Sくんと落ち合って夕べの店に行くが『あと10分後』といわれ、2007年に行った店に行くがここは『12時半から』とのことで、夕べの店に行くことにしてしばし公園で時間調整。

カメリエーレには『また来てくれてありがとう』と迎えられる。

ランチも美味しかった。

 

◆フィレンツェへ向かう

フィレンツェには13時38分の電車に乗ることにしていたのでイタリアとしては早いランチを終え、13時前にはR&Bに戻って荷物をピックアップし、駅に向かう。

今度は、Sくんのスーツケースが不調で引っ張るのに力が要り、駅まで行くのが大変そう。

ようやく駅に着いて自販機で切符を買おうとしたら乗り換えのFrecciaRossaが満席で買えない。次のFrecciaRossaも満席でのようだ。

結局、買えたのは13時58分発、2回乗り換えのRegionale。これだと17時52分着だがやむを得ない。フィレンツェのアパート・オーナーとはアパート前待ち合わせなのでメールで連絡をする。

 

◆泊まる

◎R&B Il Fonticolo, Via Castelmaraldo, 65, Modena

Booking.comで予約、Twin 117ユーロ、現地払い

個人経営のR&B、部屋はゆったりしているが、関係者がどこにいるかわからない。

朝食はいわれた時間より遅い。渡された鍵でなかなか開かず連絡先も知らず困った。

 

◆食べる

◎お店の名前 Risorante da Danilo, Via Collellini, 31, Modena

1日目夕食

食べたもの 本文の通り

ワイン Lambrusco di Sorbara(15ユーロ)、Barbera d’Alba(ハーフボトル、10ユーロ)

水、コペルト含め108ユーロ

 

2日目ランチ

食べたもの

ハム・サラミ盛り合わせ(10ユーロ)、

タリアテッレ・ボロネーゼ(10ユーロ)、

フンギのリゾット(10ユーロ)

ワイン Lambrusco di Castelvetro(ハーフボトル、8ユーロ)

水、コペルト含め46ユーロ

 

◆飲む(アペリティーヴォ)

◎お店の名前 Caffeteria Drogheria Giusti, Via Farini, 83, Modena

プロセッコ(6ユーロ×2×2杯)、つまみ(サンドイッチ、タラッリ、ポテトチップ、フォカッチァ、ほか)

 

◆買う

◎お店の名前 Ristorazione Bertani (Mercato Albinelli内, Via Albinelli 13, Modena)

買ったもの 40年物、20年物バルサミコ酢数本、乾燥ポルチーニ(傘のみ、石づきあり 各50g)、ドライトマト500gなど合計268ユーロ、店長さんからバルサミコ酢クリーム1本とお菓子4個プレゼントされる。

◎お店の名前 Da Sergio (Mercato Albinelli内, Via Albinelli 13, Modena)

買ったもの パルマ産生ハム300g、クラテッロ・ディ・ジベッロ(culatello di Zibello) 200g 計34.5ユーロ

かなりの人気店のようで少し順番待ち。値段を訊く時間もなかった。いずれにしてもクラテッロは相当高い。日本では、イタリア産生ハム類は輸入禁止で食べることができないのでイタリアではしっかり食べるつもりで購入。