Firenze(フィレンツェ)2012/11/21~22


◆行く

2010年、2011年のPerugia短期留学時にしばしば訪れたフィレンツェを留学以来初めて訪れる。

ローマ、テルミニ駅から9時45分発のVenezia S.L. 行きの列車でフィレンツェに向かう。

F.S.M.N.駅には定刻より少し早めの11時12分に到着。

 

予約しているホテルはドゥオモのすぐ近く。番地をよく確認できず大きな通りにあるにもかかわらず見つけるのに時間がかかってしまう。それでも11時半にホテルにチェックイン。駅からも近い。

 

◆ランチ&定番観光

12時すぎホテルを出てランチの店探し。メモしていたトラットリアを2軒探し、見つけたものの何となくパス。東に向かって歩いているうち1軒のバール発見。”no coperto”とあったので入る。入ってみるとバールではなくてリストランテ。この店《Rose’s》でリゾット、赤ワインのランチとする。

 

さて、ほぼ1年ぶりの観光。まずは、ペルージャ滞在時にフィレンツェに来ると必ず訪れたミケランジェロ広場へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何度来てもいい。今日は雲一つない快晴だ。

日本人カップル(だと思うが)がウェディングの写真を撮っている。

 

ピッティ宮の美術館に行こうと思っていたが、あまりの絵の多さを知っているのでやめ、一回ホテルに戻ってからサン・マルコ美術館に行ってみるがもう終わっていた。

 

◆珍しくショッピング

やむを得ず、サン・ロレンツォ教会界隈へ向かう。革製品屋台の店で小銭入れを見て回り、小さめのものを買う。

どういうわけか中央市場は閉まっている。

ベネトンでお土産用のTシャツを買ったあとは、妻からリクエストのあったマフラーを買いにポンテ・ヴェッキオ近くの店に行き購入。この店はペルージャ滞在時に革手袋を買いに来たことがある。

 

◆まずアペリティーヴォ

ホテルで一休みしてから昼の店にアペリティーヴォに行くことにして、出かける前にレセプションでその近くのお店を数軒教えてもらう。

 

まずは、トルナブオーニ通りを歩くが、途中サンタ・トリニタ広場に立つ《正義の柱》像とその上に見える上弦の月が幻想的だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

教えられた店の1軒《il Latini》は店の前に若い人が大勢並んでいたのであきらめ、もう1軒の《La Spada》の店の中に入り、20時で予約。急ぎ足で5分でRose’sについたのが19時半。

お昼のお姉さんがいたので『アペリティーヴォしたい』と告げる。

『カウンターの上のパンにレバーペーストは自分で取って食べて』と言われたのでつまみはそれだけかと思い2つ食べる。そのうち、かわきものが出てきて、さらにサラミ、ブルスケッタ、チーズのお皿がどんど出てくる。

およそ20分後、飲み干したところに『もう1杯?』と訊かれたが『20時にリストランテを予約しているので』、『どこ?』、『il Spada』と答えると『La Spadaね』と定冠詞を直される。

 

◆チェーナ

20時ちょっとすぎ《La Spada》に着く。フィレンツェはコンパクトな町で良い。

空いている。4人掛けのテーブルには先客(アメリカ人?と日本人?女性のカップル)。左隣のテーブルには老人のカップル、あとで話しかけられたがイギリス人のようだ。

 

アペリティーヴォでお腹を満たしているのでアンティパストはパス。プリモもパスタ類は無理っぽいのでミネストローネを注文する。この時、カメリエーレから『リボリータを試したことがないないらどうか?』と言われ、突然の質問に『?』。メニューの写真を指さしてくれる。もちろん試したことはあるし、おまけにパンが入っていてお腹一杯になりそうなので断る。

セコンドは豚肉のスカロピーネ、グリル野菜添え。

 

 

 

 

 

 

 

 

ワインはハーフボトルが何種類かあった中から選ぶ。

 

ミネストローネは結構大きな器に入っている。食べ始めると、隣の若い男性が『美味しいか?』、『美味しいよ!』。

セコンドは特別美味しいというほどではないが、ミネストローネも含め野菜を沢山とることができた。

 

両隣の客が帰ったあと誰もいなくなったが、そのうち40歳前後の男たちが10人ほどやってくる。クラス会か、昔の仲間の集まりだろうか。にぎやかだが、不快ではない。

 

カフェを頼んでしめる。

帰り道は近いが11月下旬夜ということもあって寒い。ダウンもマフラーもしなかったので襟元が

寒い。

 

◆サン・マルコ美術館

朝食後、パッキングしてから8時すぎ朝の散歩に出かける。

まず、シニョリーア広場へ。わずか2分だ。朝方とあって風が冷たいのでホテルに戻り、ダウンを着こみマフラーをつける。

 

昨日終わっていたサン・マルコ美術館に行く。すでに開いていた(入館料4ユーロ)。

まず、回廊(キオストロ)を回りながら壁のフレスコ画を見る。右奥の部屋に入ると大きな祭壇画。この美術館(修道院)を代表するフラ・アンジェリコの作、この部屋はほとんどが彼の作品のようだ。

向かって左の壁には、ハイテクのディスプレイがあり観たい場所の情報が出てくる。

 

2階への入口がわからず訊いてみると売店やトイレ方向と同じドア。

入ると売店、ここは修道院の小食堂でギルランダイオの《最後の晩餐》がある。

 

2階に上がるために右に曲がると階段の先にフラ・アンジェリコの《受胎告知》、14年前に観た記憶が蘇ってきた。

2階は修道院の僧房で、一つ一つにキリスト関連のフレスコ画がある。

ずっと奥には、院長サヴォナローラの部屋があり、使っていた椅子などが展示されている。

1時間ちょっと鑑賞して外に出る。

 

◆メルカートへ

ホテルへ戻る途中、昨日閉まっていた中央市場へ行く。

目指すは食料品店《Conti》。勧められたのは赤玉ねぎのジャム(9ユーロ、チーズにつけるものらしい)、味見して買う。ほかには昨年買ったドライトマト200g(6.7ユーロ)。

 

この時まで10時55分の列車(次の目的地はModena)にしようと思っていたが、もう少し町歩きすることにしてドゥオモ入場。朝なので人は少ない。これで何回目だろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カレンダーを買い、ホテルに戻りチェックアウト。

 

◆いざモデナへ

10分ほどでF.S.M.N.駅に着き、早速乗車券を買おうとしたが目指していた11時30分の列車がない。

ホーム近くの自販機にはジプシーが小銭をねだりにやってきて本当にメンドくさい。

窓口は混んでいるので部屋の中の自販機に並び、11時55分発の切符を買う。Bolognaで乗り換えだ。

発車10分ほど前にホームが決まり、乗り込み、モデナに向かう。

 

◆泊まる

◎ホテル Hotel Axial(★★★), Via Dei Calzaiuoli, 11, Firenze

Single 70ユーロ、市税3ユーロ

ロケーションが良く宿泊代も比較的安く、このホテルにはその後何回か宿泊。

◆食べる

◎お店の名前 Ristorante Rose’s, Via Del Parione 26r, Firenze

食べたもの リゾット(7ユーロ)、グラスワイン(4ユーロ)、水(1.5ユーロ)、カフェ(1.5ユーロ)で計14ユーロ

この店には夕方アペリティーヴォ(5ユーロ)で再訪。

 

◎お店の名前 Ristorante La Spada, Via della Spada, 62r, Firenze

食べたもの プリモはミネストローネ(6.5ユーロ)、

セコンドはScaloppine(12ユーロ)、これは豚肉の薄切りに野菜のソース、付け合せにグリルしたナス、ポテト、ズッキーニ添え。

飲み物は、Vino Mobile di Montalcinoハーフボトル(12ユーロ)、

カフェ(1.5ユーロ)

水、コペルトを含め34ユーロ

 

◆買う

◎お店の名前 Luciano Gloves, Via Por Santa Maria, 10, Firenze

買ったもの カシミヤのマフラー

 

◎お店の名前 Conti, Mercato Centrale, Firenze

買ったもの 赤玉ねぎのジャム、ドライトマト

 

◎お店の名前 Benetton、Via Cerretani, 60/62r, Firenze

買ったもの Tシャツ2枚

 

◎お店の名前 NESPRESSO, Via Dei Calzaiuoli 56r, Firenze

買ったもの ネスプレッソのカプセル3本