すでに始まっている珍道中


今回の孫とのイタリア&マルタ旅行。十数年前からの一人旅と同様に航空機、ホテル手配は自分一人でやった。

 

2週間前にマルタ行き航空券を見たら先に取った孫の日程が1週間間違っていることに気づく。

すぐネット上で変更しようとしたが、変更できない。正確には手続きそのものが存在しない。

やむを得ず、慣れない英語でエアマルタ宛てにメールをすると自動応答メールには『返信には10日以上かかる』とのこと。気長に待ち12日目にメールを受け取ると『コールセンターで対応するので電話して下さい』と想定外の返事。

 

時差を考え、翌日(昨日土曜)夕方電話してみると、日本でも各種コールセンターでありがちな自動音声による応答で、まず言語を選ぶ。英語は1、イタリア語は2、……。

不得意ではあるが英語を選ぶと、次は用件で何番かを選ぶ。速すぎでよくわからない。

2回聴いて何とか選ぶとお決まりの『混雑しています。このままお待ちください』みたいなアナウンスが何度も繰り返される。

 

国際電話で料金もかかるし平日に掛け直そうか思ったころにようやくオペレーターが出る。

そこからが大変だ。事情説明し、向こうの返答を待ち、聴き取れないところは聴き直す。

さらに間違えて別の日の便になっても困るし、マルタからの帰りの便名も訊かれ、答えたものの帰りの便を変更されるのはもっとまずい。とにかく慣れない英語で必死に喋るしかない。

何とか予定の便に変更できたようで変更手数料が伝えられる。『クレジットカードで払いたいがリンク先をメールで教えて欲しい』と言ったら『クレジットカードの番号、その他を読み上げてください』とのこと。

数字16桁、名前までは良かったが有効期限の年2桁で引っかかる。

2時間以内に変更内容をメールで送るからメールアドレスを教えて欲しいと言われこれも読み上げる。

最後に挨拶をして電話を切ると通話時間は37分ちょっと(待ち時間10分を含め)。

1時間後、変更内容確認メールがきてほっとした。

 

最近英会話に力を入れている孫が『自分が電話したい』と言っていたがその出番なく変更ができたこと、また出発前だけどこのことが思い出の一つになるかもしれない。

そのことを息子に伝えたら『珍道中がすでに始まってますな』だと。