Livorno(リヴォルノ)2018/7/20~21


◆行く

リヴォルノには、2011年ペルージャ留学時にピサに1泊したとき訪問を試みたことがある。

何の情報も持たず、駅に降り立ちとりあえずチェントロ方向に歩き、何とか大きな広場にたどり着いたもののペルージャにその日のうちに戻る時間の関係で、その広場から引き返すだけだった。

 

今回は、ローマ2週間の語学学校に通う間の週末にフィレンツェに行くつもりだったが、イタリア語仲間のMさんがリヴォルノ長期滞在中だったのでフィレンツェの前に訪れることにした。

 

初めは、金曜の授業が終わってから行くつもりだったが、急に金曜休校となったので朝ローマのホテルをチェックアウトし、向かう。

 

テルミニ駅8時15分発のitaloで、まずフィレンツェに行き、10時28分発の電車に乗換えてリヴォルノへ。車内は結構混んでいるが、ピサでほとんど降りてしまい、今度はガラガラだ。

リヴォルノには定刻の11時48分着。

 

 

◆“Lam Blu”でレプッブリカ広場

事前にメールで教えてもらっていたように駅のタバッキで市内バスの乗車券を買う。

 

駅前の停留所のどこから発車するのが不安だったが、4台目か5台目に“Lam Blu”(路線名)が来た。

12時発車、右側に座り、通りすぎるバス停の名前を確認する。

10分で7年前に来たことのあるレプッブリカ広場に到着。

 

ホテルはバス停すぐ近く。チェックインするつもりだったが、時間が早いということでバッグを預け、とりあえずリヴォルノ観光スタート。

といってもMさんに連れていってもらうだけだ。

メルカート、ドゥオモなどを通りすぎてから、地元名物料理《5&5(チンクエ・エ・チンクエ)》のランチ。

《5&5》は、ひよこ豆のトルタをフォカッチャで挟んだもので、これを食べられる店はピッツェリア同様夜の営業がほとんどで昼間やっている店は少ないらしい。

 

パリッとしたフォカッチャの中にもちっとしたひよこ豆のトルタ、中々の味わいだ。ビールがうまい。

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イタリアには何回も来ているがこんなのは初めて。

 

この日も暑く、外のテーブルにそれ以上いられないので場所を変えて屋内でカフェを飲む。

 

◆チェックインしたが

時間もちょうどよくなったのでホテルに戻りチェックイン。

 

部屋に入ってみると大きな扇風機があり、エアコンが動かない。ローマのホテルと同じくミニバーがない。これは今さらしようがないが、エアコン故障は大問題!

レセプションに戻り、『部屋を代えて欲しい』と言ったが『今日は満室だからできない』と。

1晩いてそれほど他の客にはあわなかったのだが・・・。

 

◆街歩き再スタート

ホテルのロビーで待ち合わせ、街を案内してもらう。

リヴォルノの市街地は、第2次世界大戦で空襲されたらしく、古い建物はあまりない。

 

ブラブラと海の方へ行き、海岸沿いの大きな通りを歩く。

この日の海は穏やかで、遠く船も望める。

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◆飲んで、食べて、飲んで

どんどん歩いて眺めのいいTerazza Mascagni、プールをすぎ、海に面した広場のカフェでアペリテーヴォ。

暑くてのどが渇いていたせいかプロセッコをお代わりする。

 

夕食の店を19時半で予約しているというのでまたブラブラと市街地に戻る。

お店には早めに着いたが、ちょうどオープンしたところで入れてくれた。

 

2人用のテーブルがあるにもかかわらず長いテーブルの一角に案内される。

個人レッスンの先生に予約してもらったとのことで、そこはどうやら無理して取ってくれた常連さんの席のようだ。

すぐあとから常連さんとおぼしき同年代男性3名がやってきた。

 

もちろんメニューはあるが、何回も来ているMさんに任せると、カメリエーレとやり取りをして注文している。

場所柄、全部海の幸の料理だ。

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ワインは、この店のラベルが貼られている本当の意味のハウスワインだ。

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美味しくてお腹いっぱいになる。

 

21時すぎ店を出て、運河の夜景を見てからポンチェの店へ連れていかれる。

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ポンチェって何だろう?

飲んでからわかったが、熱々のカフェにはアルコールが入っている。リキュールだそうだ。

強いが、甘い。

 

これにて今日の予定終了。大回りをして、ドームが半分割れている教会《Cisternone》の前で別れる。

よく歩いた一日だ。

 

ホテルの部屋のエアコンがダメなので窓を開けてみたが、広場の周りを走る車の音がうるさく、やむを得ず扇風機をつけ寝た。

疲れていたせいか暑いのにわりとよく眠れたようだ。

 

◆メルカートをぶらつく

朝食後、地図を見ながらメルカートへ。

外には衣料品の店が沢山出ている(あとでわかったが、野菜、果物の店が出ているところもあった)。

 

メルカートはなかなか重厚で大きな建物だ。

中には、パン屋、チーズの店、生ハムの店、肉屋、食料品店、雑貨屋、それにもちろん魚屋、ムール貝の店などなど。

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さすがに、魚の種類が多い。

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IMG_4916イタリアのメルカートは見ているだけで楽しい。

 

いったんホテルに戻り、とりあえずチェックアウト。

 

前日同様ロビーで待ち合わせ、メルカートの周りを抜け、アッティアス広場のカフェでエスプレッソのグラニータを飲む。

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これは美味しい。作るのに手が込んでいるのに3ユーロとは安い。

この店はいろんな選手権で入賞しているらしく壁には多くの賞状が飾られている。

 

◆ランチでまたフリット

ガイドさんは、いろいろ考えてプランを練ってくれていたらしくその最後はフリットの店でのランチ。

夜の方が候補店はもっとあるらしいが、昼やっている店は少ないとのこと。

その中でも人気店に案内してくれた。

 

小さな店で、外のテーブルが一つ空いていたが、通り抜ける風が心地よい。

夕べ食べたフリットとほぼ同じものを頼むが、ここはここで美味い。

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フリットをつまみ代わりにプロセッコのボトルを空ける。

 

2度目(?)のリヴォルノは観光よりも食べること、飲むことが中心となってしまった。

しかし、考えてみると旅は食べることが大きな目的だ。

 

これにてリヴォルノ観光終了。ホテルに戻り、バッグを引き取ってレプッブリカ広場からバスに乗り、駅へ向かう。

次の目的地は、フィレンツェだ。

 

◆泊まる

ホテル Hotel Ariston(★★★) Piazza Della Repubblica 13, Livorno

Booking.comで予約。Single、76.5ユーロ、現地払い。

ロケーション的には悪くはないが、夏の暑いときにエアコン故障とは・・・。

 

◆食べる

  • お店の名前 Pizzeria Costalli di STURLA MARCO, Via Strozzi 10, Livorno

食べたもの チンクエ・エ・チンクエ(3.5ユーロ)。

水、コペルトを含め2人で13ユーロ。

 

  • お店の名前 Cantina Senese, Borgo dei Cappccini 95, Livorno

Mさん一押しの店で、夏期休業にならないか心配していたほど。

食べたもの 海の幸カルボナーラ、カニのニョッキ、バッカラのフリット、カラマリのフリット

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ワインは、白ボトル(6ユーロ)

水を含め2人で38ユーロとコスパ抜群。

 

  • お店の名前 Siamo fritti, Via del Cardinaleb32, Livorno

食べたもの バッカラのフリット、カラマリとガンベロのフリット、ポテトのフリット(計19ユーロ)

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飲んだもの プロセッコをボトル(10ユーロ)で。

 

◆飲む

  • お店の名前 La Baracchina Bianca, Piazza S.Jacopo Acquaviva 19, Livorno

飲んだもの アペリティーヴォ(1人7ユーロ)としてプロセッコ(追加は6ユーロ)。

 

  • お店の名前 La Ponceria, Via Borra 40, Livorno

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http://www.laponceria.it/

飲んだもの ポンチェ。リヴォルノ名物のリキュール入りの熱いカフェ(3ユーロくらい)。

 

  • お店の名前 Coffee Square 33, Piazza Attias 29/33, Livorno

飲んだもの エスプレッソのグラニータ(3ユーロ)