1998年から毎年訪れていたイタリア。昨年からのコロナウィルス禍のせいで次回行く計画を立てる気すら起きない。
そんな状況でできることは過去の旅行を振り返ることくらいか。そこでここでは今まで観たカラヴァッジョの作品をまとめてみた。
イタリアで絵を観るといえば、美術館か教会で何か所も巡ることになるが、まれに展覧会に遭遇し一挙に観れることもある。
◆ミラノ PalazzoReale《カラヴァッジョ展》
カラヴァッジョについては、2017年11月ミラノのPalazzoRealeで開催中の《カラヴァッジョ展》を観た。出発前にネット予約を試みたが取れず寒い中約1時間待ったのを思い出す。
全部で20点、イタリア各地はおろか、ニューヨーク、ロンドンの美術館所蔵の作品もあり訪れた甲斐があった。
カラヴァッジョは《光の画家》といわれるが、正にその通り。中心人物にスポットライトがあたっていて、表情や視線がよくわかり、一瞬を写真で切り取ったかのようだ。
イタリアでは珍しくこの展覧会は撮影禁止。
なので、売店の展示物を写す。
◆ミラノ ブレラ美術館
2019年7月ブレラ美術館を久しぶりに訪れ、《エマオの晩餐》鑑賞。
◆ローマ サン・ルイージ・ディ・フランチェーゼ教会
ここには、左側奥の礼拝堂に《聖マタイ》3部作が描かれている。2012年11月、2017年11月、2018年7月の3回訪れているが何度観ても素晴らしい。
2012年11月上記の《聖マタイ》3部作を観たあとこちらに移動、《巡礼の聖母》鑑賞。
◆ローマ カピトリーナ絵画館
2013年10月《未来を予言するジプシー》鑑賞。
◆ローマ ドーリア・パンフィーリ宮美術館
2013年10月《洗礼者ヨハネ》、《エジプトへの逃避途中の休息》鑑賞。
◆ローマ コルシーニ宮美術館
2013年10月《洗礼者ヨハネ》鑑賞
◆ローマ サンタ・マリア・イン・ヴァリチェッラ教会(ヌオーヴァ教会)
2013年10月、コルシーニ宮美術館のあと歩いていたエマニュエル2世通りに面していたこの教会、何となく入ってみたら『カラヴァッジョ!!』という声が聞こえ、行ってみると《キリストの降架》を思いがけず鑑賞。《歩き方》には出ていなかった。あとで知ったがこの教会はルーベンスの作品だらけでこれはルーベンスの模写らしい。それにしても良くできている。
◆ローマ ヴァティカン美術館
2016年9月《キリストの降架》鑑賞。上のヌオーヴァ教会のものと全く同じだがこちらがカラヴァッジョ作。
◆ローマ サンタ・マリア・デル・ポポロ教会
2017年11月《聖パオロの改宗》、《聖ピエトロの逆さ磔》鑑賞
◆フィレンツェ ウフィッツィ美術館
ここは数回訪れているが、2016年9月イタリア初めての友人を案内したときの写真。
《メドゥーサ》、《バッカス》鑑賞。
◆ナポリ セヴァアロス・スティリアーノ宮美術館
2018年7月たまたま泊まったホテル近くにある貴族邸宅だった美術館で《聖ウルスラの殉教》鑑賞。
◆ウィーン 美術史美術館
イタリアではないが2013年10月ウィーンの美術史博物館で《ロザリオの聖母》など鑑賞。
残念だったのは、2001年7月にシラクーサを訪れた際1泊のため時間なく州立美術館を訪れることできず《聖女ルチアの埋葬》を見逃したことだ。