Orvieto(オルヴィエート)2017/11/23
◆行く
2017年秋のイタリア、8日目はまるまる一日ローマ。
朝起きたときに、ローマ市内散歩・美術館巡りにするか日帰りでオルヴィエートに行くか迷ったが、往復電車の中で足を休めることができそうなのでオルヴィエート行きにする。
オルヴィエートには、2000年夏にペルージャからモンテプルチアーノに行く途中に寄ったことがあり、2回目だ。
テルミニ駅には電車発車10分前の8時50分到着。切符の自販機を探し、1estホームへ。このホームは遠い!
ギリギリに乗車。座ると、座席指定でもないのに外国人が『あなたの席か?』と訊いてくる。どうやら同時刻のFrecciarossaと間違えているようだ。間もなく列車のドアがしまる。彼は無事に降りられただろうか?
◆オルヴィエート到着
定刻の10時14分着。すぐにフニコラーレに乗る(往復2.6ユーロ)。
イタリアで初めて席をゆずられた。喜んでいいのか・・・。
フニコラーレを降りるとバスが待っている。前回はここからチェントロまで歩いたが、今回は目の前のバスに乗る。
そのおかげでドゥオモに着いたのは10時半にもなっていない。
すぐ前の案内所で地図を手に入れる。
◆相変わらず素晴らしいドゥオモ
2000年夏以来17年ぶりのドゥオモだ。ファサードの美しさに相変わらず目を奪われる。
まず、ドゥオモの外観を写すが、前回も感じたけれどドゥオモ広場が狭くてなかなか全景がおさまらない。
その後、中に入る(拝観料4ユーロ)。
右礼拝堂の壁や天井一面に描かれたシニョレッリ、フラ・アンジェリコのフレスコ画を見る。
次いで左礼拝堂へ移る途中で正面祭壇手前翼廊にある彫刻《La Pieta》を見る。
その後、左礼拝堂へ。やはり、三方壁一面にフレスコ画が描かれ、
祭壇正面には聖遺物箱が置かれている。
ファサードも素晴らしいが、内部の作品も素晴らしい。また、入場している人も少なく落ち着いて拝観することができて良かった。
◆町歩き
ドゥオモを見た後は地図も見ながら町歩きだ。
ドゥオモ前の通りを左に曲がるとカヴール通り。このあたりがチェントロのまさに中心部のようで店が軒を連ねている。
レップブリカ広場にはサンタンドレア教会、市庁舎が隣接していて、塔が印象的だ。
そのうち、町はずれの高台(オルヴィエートの町自体が山の上だが)に出る。
サン・ジョヴェナーレ教会の裏手はビュー・ポント。ちょうど、そこにはプライベート・ガイドのついたアジア系カップルも観光中。
見おろした眺望がいい。
その近くの州立エノテカは分からずじまい。
チェントロに戻る途中、17年前にランチをしたリストランテ《Al Pozzo Etrusco》の前に出るが、その名前には記憶があるものの周りの雰囲気にはあまり記憶がない。
再訪したくもあったが、まだオープンしてないようで入るのはあきらめる。
◆チェントロ近くでランチ
チェントロに戻る途中、カヴール通りの行きに気になっていたオリーブオイルの店《Bartolomei》でランチ。
1階は、オリーブオイル、ワインを中心とした特産品の売り場がメインでいくつかのテーブルもあったが、案内されたのは2階で、席に着くと1階の売り場が見下ろせる。
チンギアーレのタリアテッレと地ワインOrvietoClassicoを注文。これに、オリーブオイルの新物と焼いたパンがついてくる。
さすがに皆美味い。
◆帰路へ
ランチを終えると12時半を回っていたので観光は終わりにして、ローマに戻ることにする。
カヴール通りをまっすぐ歩いてフニコラーレの駅へ。たしか、17年前も通った記憶がある。
13時10分のフニコラーレに乗り、オルヴィエートの駅へ。
ローマ行きの電車は15分遅れ、ローマ・テルミニ駅には15時50分着。
オルヴィエート日帰りの旅を終える。
◆食べる
◎お店の名前 Oleoteca con cucina Bartolomei, Corso Cavour 49, Orvieto
食事の間、ほかにお客はいなくて1人だったが非常に居心地のいい店。
http://www.oleificiobartolomei.it/it/oleoteca/
●食べたもの チンギアーレ(いのしし)のタリアテッレ(9ユーロ)
ワインはグラスでOrvietoClassico(4ユーロ)
コペルト込みで14.5ユーロ