◆行く
2017年2度目のイタリア、ミラノからヴェローナを回ってフィレンツェ、最後はローマだ。
フィレンツェでのホテルに戻り、最終パッキング。買ったものが多くてなかなか閉まらない。 9時15分チェックアウト、F.S.M.N.駅へ向かう。
Italoのブースに行ってホームを尋ねるが『まだわからない』と。 案内板を見ると5分遅れの模様、9時47分ようやく13番線と決まった。 結局8分遅れて10時ちょうどの発車、今年2度目のフィレンツェに別れを告げる。
11時すぎ席を立ち上がる人が見え始めた。てっきりテルミニ駅11時50分頃到着と思っていたのはまったくの勘違い、11時25分到着。ほぼ定刻。
9号車はF.S.M.N.では結構歩かされたが、テルミニでは前の方だった。
いつも泊まる定宿のホテルには10分ほどで着く。
チェックインしたものの初めて見る愛想のないフロント氏いわく『部屋の準備ができていない。14時から』。 それがわかっていれば、フィレンツェに昼までいれば良かったのに。
◆街歩きしながらDVD探し
どこかでランチをしようと共和国広場を目指したのに11月20日通りを通ったら少し離れてしまい、左折して共和国広場に向かう途中、大型書店《La Feltrinelli》発見。例のDVD(イタリア語講座教材の映画)を探すが、そこにはなく、隣り合わせの2軒目で1枚見つけ購入。あと2枚見つける必要がある。
共和国広場からナツィオナーレ通りを歩き、食材店《Castroni》でランチにする。 入って右カウンターの先に食べ物のショーウィンドゥがある。パスタ数種類の中からアチューゲのオレキエッテキィと白ワインを注文、奥のテーブルでランチ、8.1ユーロとは安い。
14時まではまだ時間があるので、ローマに来たら必ず立ち寄るいわばお約束のトレヴィの泉へ。 相変わらずの人出だ。
その帰り道、ナツィオナーレ通りで書店《iBS》を見つけたので、お店の人にDVD売り場を教えてもらい割に早くゲットできた。1枚しかなかったが何と4.99ユーロ。残りはあと1枚だ。
トレヴィの泉からおよそ30分でホテルに戻り、部屋(102)に入り、荷物を開けたり、休んだり。 この部屋は今までカメリアで泊まった部屋の中では広い。特に、バスルームが広い。
◆カラヴァッジョを観に
一休みしたので15時すぎNo.62のバスでチェントロへ。 チケットを買ってからバス停まで戻ったが、あとでよく見ると停留所一つ分歩いたようだ。
コルソ通りのパンテオンに近いところで降りる。 とりあえずの目的はサン・ルイージ・ディ・フランチェーゼ教会のカラヴァッジオ《聖マタイ 3部作》を見ることだ。
以前一度見ているが、1ヵ月前に東京イタリア文化会館での講演会も聴いていたので再訪することにした。
まず、遠く離れたところから見てそれから礼拝堂に近づく。
正面から見たり、横から見たり。 正面は、《聖マタイと天使》。
礼拝堂の左は有名な《聖マタイの召命》、この絵の中で誰が聖マタイなのか論争がある、左手の指が誰を指しているかどうかの解釈らしい。
礼拝堂右は《聖マタイの殉教》。
この数日前にミラノ2日目、《カラヴァッジオ展》を観て来た。ここのような祭壇画は取り外せないので現地でしか見ることができない。
未だに残念なのは、シラクーザのドゥオモにカラヴァッジョの絵があったのに時間があまりなく見なかったことだ(当時はまだ興味が少なかったかもしれない)。
ナヴォーナ広場を通り抜け、その南の方に書店があったような気がしてちょっと探しまわるがこれは記憶違いだった。
次にサンタ・マリア・マッダレーナ教会。 バロック様式末期といわれるファサードが何となく重厚感がある。
小腹もすいたのでそのすぐ近くでアペリティーヴォ、5ユーロの白ワインはあまりおいしくない。
◆ミッション完了
ブラブラとコロンナ広場に向かい、コルソ通りを渡ったところの大きな建物に入る。たしか。ここにはいろいろな店もあって書店Feltrinelliもあった気がする。
Feltrinelliはすぐにわかり、売り場でスタッフに尋ねると目当てのDVDを探し出してくれ、これにてミッション完了。
ミッション完了のあとは、再びトレヴィの泉に出て、ナツィオナーレ通りを共和国広場の方に向かう。 ランチ代わりに立ち寄った《Castroni》のバンコで飲み直す。
今度はプロセッコ(3ユーロ)だ。これに小さなクロスティーニがいくつも出てくる。またまた、アペリティーヴォだ。20時にチェーナの約束をしているので少しにとどめる。
共和国広場に面したEATALYを覗いてから18時半ホテルに戻る。
◆彼氏いわくローマで一押しのピッツェリア
この日の夕食はペルージャ短期留学最初の年に知り合ったMさんととることになっている。
19時45分すぎ、Mさんが彼氏の車で迎えに来てくれた。 彼氏の運転でピア門外のピッツェリアへ連れていかれる。
彼氏いわく『最近食べたピッツアの店ではローマで一番』だと。
ピッツェリアとしては何となくモダンな感じの店だ。
Mさんとは2年ぶり、彼氏も含め3人で日本語、イタリア語のちゃんぽんながら会話が弾む。22時15分すぎ店を出てホテルまで送ってもらう。ホテルまで意外に近かった。
◆ローマ2日目はオルヴィエートへ
市内散歩&美術館巡りにするか、オルヴィエートへ行くか迷ったが、往復の電車の中で足を休めるのでオルヴィエートへ行くことに決めた。
9時の電車でオルヴィエートへ向かう。
(オルヴィエート旅行記(11/23)Orvieto で)
14時50分、テルミニ駅に戻り、途中スーパーに寄ってからホテルに帰る。
◆またまたカラヴァッジョ
一休みしてから、メトロに乗り、ポポロ広場へ。
カラヴァッジョの絵があるサンタ・マリア・デル・ポポロ教会に入る。
もちろん目的はカラヴァッジョ礼拝堂の2つの作品《聖ピエトロの逆さ磔》、《聖パオロの改宗》だ。
前日、トレヴィの泉に行ったとき目の前の教会、サンティ・ヴィチェンツォ・エ・アナスタシオ教会で17時半からコンサートが行われることを知った。
スペイン広場を経て教会に着いたのが17時30分。
何ともう始まっていた。教会の中は聴衆でいっぱいだ。
どうやら17時開始に変更となっていたようで、17時50分に終わってしまう。 わずか20分だったがまぁまぁ良かった。
出演者はバリトン、ソプラノ各1名。小柄だがかなりの声量だ。 終わって聴衆が教会を出るときには、その二人が挨拶をして見送っていた。 帰り道、ナツィオナーレ通りの《Castori》で昨日に続いてプロセッコを飲んでからホテルに戻る。
◆最後のチェーナ&ジェラート
19時半すぎホテル近くの《Hostaria Vicenzo》へ。 ここは魚料理の店、ホテルから近いこともあって今まで何回も訪れている。
前菜盛合せ、ムール貝ワイン蒸し、イカ・エビのフリットに白ワイン、最後にアマローネで〆る。 帰りにジェラテリアに寄り、今回の旅で最後のジェラートを味わってからホテルに戻る
◆朝の便で帰国の途へ
帰国便はフィミチーノ10時55分発のフィンランド航空だ。 少し余裕をもって7時半にはテルミニ駅を出たい。 7時の朝食前にチェックアウト。朝食を10分で食べ、テルミニ駅へ。 7時35分のレオナルド・エクスプレスでフィミチーノに向かう。
8時07分到着。8時15分、チェックインカウンターに着いたが、チェックインは8時半からとのこと。 少々あせってホテルを出てきたようだ。
ゲートでは約1時間も待ってしまう。10時10分バスにて搭乗。
11時にヘルシンキに向かって離陸、8泊の旅を終え、帰国の途につく。
◆泊まる ホテル Hotel Camelia(★★★), Via Goito 36, Roma
1泊目Expediaで予約。Single、6,419円、2泊目Hotel.comで予約7,993円。いずれも事前払い。テルミニ駅から近いし、清潔感あるホテルなので、最近はローマではもっぱらこのホテル。
◆食べる
- お店の名前 Pizzeria BERBERE`, Via Mantova 5, Roma
ピア門外にあるちょっとモダンな感じのピッツェリア。いくつかの都市に店舗があるようだ。
食べたもの つまみとして、アチューゲにバター、オリーブ、カボチャとフンギのスープを3人でシェア。これはすべて連れてきてくれた彼氏に任せる。
ピッツァは各自1種類注文、自分はモッツァレッラのいわばマルゲリータにする。生地が黒っぽく、もちっとしている。 食後にドルチェ。
ワインは、運転のため飲めない彼氏に遠慮し、泡、白それぞれ1杯ずつ。
レシートが手許にないので金額は詳細不明、3人で60~70ユーロくらい。
- お店の名前 Hostaria Da Vincenzo, Via Castelfidardo 6, Roma
ホテルから近い魚料理の店。
食べたもの 前菜盛合せ(14ユーロ)、ムール貝ワイン蒸し(10ユーロ)、イカ・エビのフリット(16ユーロ)とほとんど飲むときのつまみみたいなものだけどボリュームがすごい。。
ワインは、Lazio州の白Casale del Giglio,2016 Satricoハーフ(8ユーロ)、最後にアマローネ 水、パンを含め51ユーロ。
◆買う DVD “SE DIO VUOLE”、la Feltrinelli, iBS-Libraccioなどで3枚購入