◆カンピドーリオ広場へ
2013年の旅はローマから始まる。
ペルージャに行き、また戻ってからウィーンへ往復する旅だ。
前日、成田からの直行便でローマに着き長い一日を過ごして実質初日を迎える。
9時すぎにテルミニ駅ほど近いホテルを出る。目指すは、カンピドーリオ広場とその中にあるカピトリーニ美術館、カピトリーナ絵画館。
ナツィオナーレ通りを歩き、いつも立ち寄る食料品店Castroniを覗いてみる。それからトラヤヌス記念柱、マーケットの横を通ってエマヌエーレ2世記念堂の前を通り、緩やかな階段を上がってカンピドーリオ広場へ。
ホテルを出てから実質30分くらいか。気持ち良い朝の散歩みたいなものだ。
《マルクス・アウレリウス帝の騎馬像》(レプリカ)が広場中央に、広場の左右が美術館、絵画館。
美術館の切符売り場で『一緒に絵画館も観れますか?』と訊くと『もちろん。ただし、カラヴァッジョの《洗礼者ヨハネ》は貸出中』と言われる(入館料合わせて13ユーロ)。
特別展として《アルキメデス展》中。
そのせいか学校行事で来ている小中学生が多い。
当時の実験したものの再現、水を使った時計(これは映像)が興味深い。
美術館(自分にとっては博物館)の中に、ローマを象徴する例の狼の乳を飲む双子の像《カピトリーノの牝狼》がある。意外に小さい。これが本物だと知る。
広い中庭には《騎馬像》の本物。緑青にところどころ黄金色で本物であることを感じさせる。
周囲には昔の遺跡が取り込まれている。さすが、古代ローマの中心地だ。
◆カピトリーナ絵画館
上に上がるとようやく絵画館。
作者を確認しながら観賞するがすべてを観るわけにもいかない。
ようやくカラヴァッジョの絵のある部屋(第7室)に入室。
《未来を予言するジプシー》はとても綺麗で繊細なタッチで描かれている。
係の男性に『写真を撮っていいですか?』と訊くと許可がでたのでスマホで撮る。
それから逆戻りしていくつかの絵を再度観賞する。
第3室のティントレットの《マッダレーナ》、《荊の冠》、《鞭打》、《キリストの洗礼》などなど。
次は下に降りて地下でつながっている新宮へ。
まず地上の中庭に。
横たわった《マルフォーリオ》を観てから建物(カピトリーニ美術館)の中に入り、彫刻を観る。
驚くほど沢山ある。
《瀕死のガリア人》、
小部屋の《カピトリーノのヴィーナス》、
大広間には中央に《幼児ヘラクレス》、《ケンタロウス》、周囲には3人(?)1組の意味ありげな彫刻がいくつもある。
廊下にもいろいろある。《ヴィーナス》、《剣をさやから取り出し折れている青年》など。
外に出て隣のサンタ・マリア・イン・アラチェリ教会に入る。内部は広々としている。
◆魚料理のプランゾ
プランゾ(ランチ)は、4年前にクレモナで知り合いペルージャ留学を勧められたローマ在住のNさんと約束。お店はホテル近くなので一旦戻り、リストランテ ”da Vicenzo”に向かうがちょっと遅刻のようだ。
前菜、プリモを注文。いずれも美味しい。食後にカフェ、これについてきたビスコティーニが美味い。
会計してからレモンチェッロのサービス。
時間のあまりない中、美味しいプランゾだった。
◆午後も美術鑑賞三昧
15時半、Nさんにすすめられたドーリア・パンフィーリ宮に行く。ガイドブックでは17時までだったので急ぐ。今日2度目のヴェネツィア広場近くだ。
元々は邸宅で部屋を見る感じだけれど絵もいっぱいだ(入館料11ユーロ)。
英語のオーディオガイドを借り、さわりだけ聴く。
Ball roomは床が木。
廊下にも絵が沢山ある。本当に沢山だ。よっぽどお金があったのだろうな。
ようやく最後の部屋にカラヴァッジョの作品が3点ある(1点は複製、しかも前の部屋にもあった)。
《マグダラのマリア》
《若き洗礼者ヨハネ》
《エジプトへの逃避途中の休息》
同じ部屋には、ティツァーノ作《マグダラのマリア》、ヴァザーリ作《キリスト降架》、フィリッポ・リッピ作《受胎告知》、ラファエロ、ティントレットの作品が展示されている。
フィリッポ・リッピの《受胎告知》はそれまで観ていたものと違って左右逆なのが印象に残った。
これにてほぼ一日の美術鑑賞はおしまい。
ローマ観光訪問のお約束としてトレヴィの泉を見てからバルベニーニ広場、バルベリーニ宮(国立古典絵画館)の前を通り、9月20日通りを経てホテルに戻る。
◆夕食は
さて、チェーナ。どこにするか、サン・ロレンツォ、テスタッチョ、あるいはホテル近くと考え、テスタッチョに行くつもりで出かけたものの途中で気が変わり、近くの店に行く。これが一人旅のいいところか。
ホテルの1本後ろの通りにあるトラットリア《Al Camoscio d’Abruzzo》、20時ちょっと前入店。
案内されたのは入ってすぐの、グリル野菜の置かれた2人席。ワインを注いだり、ドルチェを盛るのがよく見える。どうやら家族経営のようだ。
前菜は海の幸サラダ、プリモはローマ名物カルボナーラ、セコンドはサルティンボッカを選ぶ。
注文するとき「お母さん」から『何か野菜を付け合わせにする?アーティチョークはどう?』。ちょうど食べたかったのでお願いする。これは軸も柔らかく絶妙。
約1時間。ドルチェは断り、カフェで締める。
お勘定は、お母さんが注文書を持ってきて目の前で電卓をたたく。
カード精算の時、30代女性(多分娘か嫁)に『アーティチョークがとても美味い。』というと喜んだのか『どこから来たの?』と訊かれ『東京から。日本人です。』
『私たちは東京に住んでいたことがある。あと大阪、京都、奈良、神戸も良かったわ・・・』と盛り上がる。
『日本に来たらお会いしましょう』と言うと『メールアドレス教えてください。』と言われる。
◆泊まる
◎ホテル Camelia Hotel(★★★), Via Goito, 36, Roma
テルミニ駅から近い、ホテル周辺には食べる店、ワインバーもあり、いわばローマでの定宿。
予約ルートは不明、doubleで1泊87ユーロ、市税2ユーロ。
◆食べる
◎お店の名前 Hostaria da Vincenzo, Via Castelfidardo, 6, Roma
食べたもの 前菜は①カジキマグロの燻製にルッコラ添え(14ユーロ)、②かぼちゃの花のフリッ ト、アンチョビ詰め(2ユーロ)、2品をシェア。
プリモは自分は海の幸リゾット(10ユーロ)、Nさんはポルチーニのパスタ(10ユーロ)
飲んだもの ハウスワイン白500ml(4ユーロ)、レモンチェッロ
コペルト、カフェ、水込み、2人で48ユーロ
この店はローマには数少ない(?)魚料理の店。この3日後1人で夕食のため再訪。その後ローマに行くたび訪れている。
◎お店の名前 Torattoria Al Camoscio d’Abruzzo, Via Castelfidardo, 74/76, Roma
食べたもの 前菜は海の幸サラダ(9ユーロ)、大半がイカ、味があまりしないので塩を頼む。
プリモはローマ名物カルボナーラ(9ユーロ)、まずまず。セコンドはサルティンボッカ(10ユーロ)、これは美味しい。付け合わせにアーティチョーク(4.5ユーロ)。
飲んだもの ハウスワイン赤(Montepulciano d’abruzzo) 500ml(6ユーロ)、あまりおいしなく少し残す。
コペルト、カフェ、水込み、42.5ユーロ















