Mora di Bari (モーラ・ディ・バーリ) 2005/9/17
お店の名前 Niccolo Van Westerhaut, via de Amicis 3/5, Mora di Bari
FIGARO(2002年4月5日号)のとじこみ付録で《南イタリア屈指の洗練レストラン》と紹介されていた店にランチで訪問(モーラ・ディ・バーリはバーリから電車で20分)。
駅を出て道に迷ったところを親切なご夫婦に近くまで連れてきてもらう。
さて、お目当てのお店に着いたが、やっているのかどうか、何となく静かな雰囲気。不安になったその時、一人の女性が出てきたので訊いてみると「どうぞ」とのこと。
テーブル・セッティングやインテリアからみると優雅なリストランテではあるが、中はひっそりとしていて客は誰もいない。
若いカメリエーレが注文を取りにくる。例によってワインはプーリアのものという希望を出しあとの具体的な選択は任せる。
コペルトとして出されたオリーブはさすがプーリアがイタリア一の産地だけあってか、きれいな緑色で粒も大きい。
フォカッチャのようなものは表面のパルミジャーノがこんがりと焼けていて香ばしい。
前菜は恒例の海の幸サラダと車エビのカルパッチョにした。
初めてカルパッチョで車エビというのを食べたがこれは美味い。車エビの身をたたきにしたようなもので素材が新鮮で美味しいからできるのだろう。とろけるような味だ(ぜひとももう一度食べたい)。
プリモは海の幸のリゾット、セコンドはスカンピ(手長エビ)のグリル。いずれも今回のプーリア&マテーラの旅では何回か食べていて、プーリアの最後を飾るにはふさわしい。
最後にカフェでしめるが大満足。
この間、他のお客は1人のみ。
料理を注文する時に帰りの列車の時刻を伝えていたこともあって駅までカメリエーレのトゥーリオが車で送ってくれることになった。モーラ・ディ・バーリの人たちって何と親切なんだろう。
◆食べたもの
オリーブ、フォカッチャ、海の幸サラダ(7.5ユーロ)、車エビのカルパッチョ(carpaccio di gamberoni、6.5ユーロ)、海の幸のリゾット(10.5ユーロ)、スカンピのグリル(7尾、20ユーロ)、カフェ(2ユーロ×2)
2人で70ユーロ(チップ込み)
ワイン SALICE SALENTINO 2001 Riserva, CA’NTELE (10ユーロ)
時間とともに段々美味しくなる。