Barbaresco, Piazzo(バルバレスコ) 2006年9月11日
2006年、兄弟3人でイタリアワインの銘醸地、ピエモンテへ旅した。
その4日目、バルバレスコ村を訪れ、ワイン畑の中にあるアグリツーリズモ” Cascina Brac”に宿をとる。
偶然にも、その宿のオーナー夫人の実家が”Piazzo”というワイナリーだった。しかもすぐ隣だ。
オーナーの計らいでテイスティングに誘われる。
部屋で一休み後、アグリツーリズモから出てぶどう畑を下りるような形でワインセラーの方へ行く。
向こうからジーンズをはいた実直そうな男性が待っていたかのようにやってきて『フランコです』と手をのばしてくる。こちらも名乗り握手をした。
彼がワイナリーの当主だ(宿のオーナーの義兄)。
そのまま彼について行き右手の建物に入り、テイスティング開始。
まず、シャルドネ。フランコ本人が注いでくれる。
説明はすべて英語。この地方の人、とりわけワイン・ビジネスに携わる方々は商売上英語を普通に操れることが必須のようだ。こちらは必死についていく感じだ。
日本でもデパートなどでテイスティングさせてくれることがあるが小さなグラスでほんのちょっとだが、ここでは普通のワイングラスにそこそこの量だ。
シャルドネ(Chardonnay)のあとは
Dolcetto D’Alba, SCALETTA
Barbera D’Alba, MUGIOT
Barbaresco, Riserva 2001
Barolo
と次々にテイスティングし続ける。
自家製だというサラミまでつまみとして出してくれ、テイスティングなのか飲み会なのか・・・・あっという間に1時間経ってしまう。
テイスティングはまったくのただ、申し訳ないこともあってBaroloを1本ずつ購入(18.5ユーロ)。
世界各国に輸出していて、日本ではかつては成城石井が取り扱っていたそうだ。最初のころはコンテナ1本分、今は年間2000本だという(生産能力は50万本だから日本向けは微々たるもの)。
兄が帰国してから家族で飲んだ際、姪が『このラベルのものを成城石井で買ったことがある』と言っていたとのことだった。
フランコの話では、Barbarescoの畑の広さはBaroloの1/3 、だから知名度が低い、Barbarescoは自分のところでは7,500本、ラベル枚数で制限されているそうだ。
ビジネスとしてはなかなか楽ではない印象を受けた。
http://www.piazzo.it