Firenze(フィレンツェ)2017/5/21~24


Firenze(フィレンツェ)2017/5/21~24

◆行く

昨年9月のイタリア旅行では友人とフィレンツェ、ローマ、ミラノ観光のあと、友人が帰国してからフィレンツェに戻り5日間《チョイ住み》を楽しんだ。

それがなかなか良かったので今回はフィレンツェに1週間滞在することにした。

とはいうものの、何回も訪れているから見るべきところは見ているのでダラダラ過ごさないために午前中は語学学校に通うことにする。

他には、ダン・ブラウン作《インフェルノ》の舞台となった場所を訪れることだ。

 

前泊地、懐かしのペルージャからフィレンツェに移動する。

ペルージャ駅11時44分発の列車は3,4分の遅れだったがフィレンツェ手前でしばらく停車、結局20分遅れで14時10分サンタ・マリア・ノヴェッラ駅に到着。

ペルージャを出る頃には雨が上がり晴れてはいたが、ホテルまでの道のりは暑くまるで夏のようだ。

10分でホテルチェックイン。

 

◆お決まりのミケランジェロ広場へ

部屋に入ってスーツケースから中身を出し、整理したり、何だかんだで15時40分頃出かける。

まず、最初に目指すのはミケランジェロ広場。ペルージャ短期留学時にフィレンツェを訪れて以来まず初めに上ることにしている。

ものすごい人出のドゥオモの前を通り、シニョリーア広場を抜け、ネリ通りを進む。

生ハムの店、《La Prosciuteria》を通りがかるとすいていそうだったので入り、アペリティーヴォ1人前とハウスワインの赤で遅めのランチとする。

パンは食べきれないほどで十分なランチだ。

 

腹ごしらえを終え、ミケランジェロ広場へ向かう。

広場は観光客で一杯というほどでもない。

しかし、何回来ても相変わらずの絶景に感動する。

真ん中にドゥオモ、少し手前左手にはヴェッキオ宮殿、右手にはサンタ・クローチェ教会

 

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アルノ川にはポンテ・ヴェッキオ。本当に絵のようだ。

17時、広場をあとにする。

 

◆学校を下見

サンタ・クローチェ広場の前を通り、明日から通う学校の方に行ってみる。

左折する通りに気づかず行き過ぎてしまい、戻って学校の入口を見つけた。

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ホテルまでの帰り道、所要時間をはかると約15分、ちょうどいい距離だ。

ホテル近くまで戻ってから辺りをぶらぶらする。

 

◆1日目のチェーナ

フィレンツェには行きたい店が沢山あるが、ちょっと疲れ気味で早く食べに行こうと出かけ、アイデアもないので昨年行ったコルソ通りのRistorante Enoteca Caffe’ Agricolaへ。

前菜は昨晩に続きブラータを、プリモは昨年同様にピチを注文、ワインはグラスで2杯。

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もちもちしたピチでお腹いっぱいになる。

 

◆チョイ住み2日目(月曜)

エアコンを切ったせいで暑くて目が覚めたりしたものの、イタリア3晩目にして久しぶりに良く眠れた。

 

◆学校へ

授業は11時からだが、初日なので10時半に来るようにとのことなので余裕をみて10時に出かける。

とはいっても早いので途中、EATALYに寄ってみた。

バルサミコ酢を見たが、残念なことにいいものはない、もちろん家族からリクエストされた白バルサミコ酢もない。

 

10時半前に《EUROPASS》に到着。レセプションで受付けをし、冊子の入った白い布バッグを受け取る。

その後、出発前にWebチェックやメールのやり取りをしたスタッフが来る。しばらくして先生が現れ、簡単なインタビュー。

申し込んでいたのは会話のクラスだったが『今日は、会話の授業がなく同時間帯の文法の授業を受けて欲しい。』とのこと、やむなし。

8番教室に連れていかれる。

そこにいたのは8人の受講生(うち男1人)と女性の先生だ。

文法の授業といってもそれをネタにした会話みたいなものだ。

そのクラスに皆いつから来ているのかわからないが、全員の名前を覚えるのが大変だ。

それぞれどこから来ているのか、何国人なのかもわからない。

休憩なしで12時40分終了。

どこにもよらずホテルに戻る。

 

◆ボーボリ庭園

チェントロのパニーノの店でランチの後、ポンテ・ヴェッキオを抜け、ピッティ宮殿前を通ってローマ門へ。

これは《インフェルノ》をなぞる町歩きだ。

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ローマ門はシエナ往復のバスで通ったことはあるが、こうして歩くのは初めてだ。

次は、INSTUTO D’ARTEからボーボリ庭園へ。暑い!!

ボーボリ庭園には随分前に入ったことはあるが、その時はピッティ宮殿側から入っていて、宮殿近くを見ただけだった。

今回は《インフェルノ》主人公同様こちら側から入る。

 

池の真ん中にジャン・ボローニャの《大洋の噴水》、頭上の鳥がずっと居座っている。

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そこからはちょっときつい上り。

芝生があるので日陰で休んでいる人が多い。

そこからはピッティ宮殿を見おろす感じだ。

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いったん、また上り、左に行くと《インフェルノ》でも紹介されている《ネプチューン》のある噴水池。

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その上の方には《豊穣の像》、どこかで見た感じがするが思い出せない。

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さらに進むと、きれいに刈り込まれた庭園に出る。ここからの近くの山々、森の景色がいい。

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ここには陶磁器博物館もある。ただ、なぜここにあるのかよくわからない。

下りて、ベルヴェデーレ要塞側の出入口で係員に断ってからいったん外へ出て要塞を真近かに見る。

ここは何年か前に近くまで来て入れなかったところだ。

また庭園に戻り、あとはピッティ宮殿の方に下りる。

ここからのドゥオモの眺めも良い。

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◆アペリティーヴォとチェーナ

のどが渇き冷たいワインを飲みたかったが、ピッティ宮殿前のワインバー《Pitti Gola e Cantina》は閉まっている。

あきらめてひたすら歩いてホテル近くまで戻り、朝立ち寄ったEATALYへ行き、奥で白ワインを飲む。

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1週間滞在するので部屋飲み用に、キャンティ・クラッシコ、チーズなどを買ってホテルに戻る。

 

かなり歩き回ったので夕食はホテルすぐ近くの《Ciro&Sons》へ。ホントにすぐ近くで2、3軒隣だ。

このトラットリアは、BS-TBS《あなたの知らないイタリアへ》で紹介されていた店だ。

旅行前に場所をチェックしたところホテルすぐ近くということを知り、ここで食事することを決めていた。

番組で紹介されていた《オマール海老のスパゲッティ》を食べる。

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かなり広いがテーブルの間隔は狭い。しかしにぎわっている。

 

食後すぐホテルに戻るのも何だなーと、ホテルを通りすぎドゥオモ一周。

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昼間は暑かったが、夜の風は心地よい。

 

◆チョイ住み3日目(火曜)

朝食後近くの中央市場でバルサミコ酢、白バルサミコ酢を中心に見て回る。

授業まで時間がたっぷりあるので《インフェルノ》ゆかりというか、ダンテ《神曲》ゆかりのバディア・フィオレンティーナ教会へ。

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この教会はフィレンツェに数ある教会の中で一番古いらしいが、フィレンツェには何度も来ているのに訪れるのは初めてだ。

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中にはほんの2、3人しかいない。

いったん出たもののフィリピーノ・リッピの絵《聖ベルナルドに顕われた聖母》を見逃していたことに気づき再び入る。

その絵は入って左側にあった。

《インフェルノ》最初の舞台はここの鐘楼だが、入れなさそうなので下から写真をとるだけだ。

次にダンテの家へ行ってみたが建物の前にはツアー観光客が大勢いたが中に入る人は少ない。

ダンテの家 IMG_0072 (002)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

入ろうと思ったが時間がないのであきらめ学校に向かう。

 

◆授業2日目は

レセプションで教室を確かめると昨日と同じだ。行ってみると誰もいないが、そのうち昨日と同じ顔ぶれがやってくる。

どうやら彼らは文法の授業を終え、pauza(休み時間)を過ごしていたようだ。

さて、会話の授業は1、2時間目に勉強した半過去の使い方の演習で、ペアを組み子供時代のことについて質問しあい、あとで発表するというあまりやりたくないものだ。

12時40分終了。

 

◆ピッツェリアからジェラテリアへ

ランチはプロコンソロ通りのピッツェリアへ。1998年初めてのイタリア旅行のとき訪れその翌年家族でランチをした店で数年前にも来ている。

特に美味しいというわけではないがチェントロにあって気軽に入れるピッツェリアだ。

どうやら経営が変わったようでここですら12%のサービス料をとるのに驚く。

 

いったんホテルに戻り、一休み後フィエーゾレにでも行こうかと14時半過ぎバス停のあるはずのサン・マルコ広場に行ってみるが7番線の時刻表が見つからずあきらめた。

 

全く方向を変え、オンニッサンティ教会へ行くが閉まっている。

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DEUY4635アルノ川向こうのサン・スピリト地区に行き、サンタ・マリア・デル・カルミネ教会に行くがどうやら火曜は休みのもよう。

ついていない。

 

時間はたっぷりあるのでサンタ・クローチェ広場近くのジェラテリア《Vivoli》まで足を延ばす。

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ここは古くからあるらしく外から見る限りお菓子屋みたいでジェラート売り場がそとの通りに面しているわけではない。

中に入ると左側にいろいろなジェラートがあり注文しようとしたら先にレジで代金を払うらしい。

たくさん種類があって迷って注文したのは《カフェ&Milabo》、少し甘すぎた感じがした。

 

ジェラートを食べたとはいえ外はあまりにも暑いのでホテルに戻る。

 

◆夕食は2度目のIl Santo Bevitoreで

フィレンツェ3日目にして在住の友人Nさんと夕食。

仕事が終わってホテルの前まできているという。

特にどこに行くか考えていないというので、昨年秋ペルージャに住んでいるAさんと遅めのランチで訪れたアルノ川向こうの《Il Santo Bevitore》へ向かう。

開店より少し早く着きすぎ10分ほど待つ。待っている人は他にも何組かいた。

オープン直前にお店の人があらわれたので予約リストに名前を入れてもらう。

 

外は暑いが、中は涼しい。エアコンの風が当たり、むしろ寒いくらいだ。

前菜は自然派の生ハム盛合せをシェア、プリモはリゾット、トルテッリをそれぞれ注文。

セコンドは牛肉のカルパッチョ、2皿に分けてきてくれたが、ひょっとして2人分注文したかと思わせる量があり本当に美味しいい。

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この店は名前が示すように居酒屋みたいな雰囲気なのに料理は盛り付けも良く、また美味い。

帰りはチェントロまで歩き、レップブリカ広場近くでNさんと別れる。

 

(後半に続く5/25 Firenze

 

 

◆泊まる

◎ホテルの名前Burchianti(★★★), Via Del Giglio, 8, Firenze

Single(standad) 5泊、前払い1泊9,311円、Hotels.comで予約

Single(バルコニー付き)1泊、前払い11,725円、Hotels.comで予約

市税 1泊3.5ユーロ

 

◆食べる

◎お店の名前 Ristorante Enoteca Caffe’ Agricola, Via del Corso, 27/r , Firenze

前年9月友人との旅行で訪れたカジュアルな感じの店を再訪。

  • 食べたもの 前菜はブラータとパルマ生ハム、ルッコラ(14ユーロ)。

プリモは悩んだ末にサルシッチャ、黒トリュフのピチ(13ユーロ)、もちもち感がして美味しいがいささかお腹いっぱい。

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ドルチェもカフェも入らない。

ワインは、グラスでプロセッコ、キャンティ各1杯(いずれも5ユーロ)

コペルト、水を含め40.5ユーロ。

 

 

◎お店の名前 Ristorante Ciro&Sons, Via del Giglio, 28r, Firenze

BS TBS《あなたの知らないイタリアへ》という番組で紹介されていた店、探そうと思ったらホテルから数軒先、歩いて1分というところ。月曜夜訪問。

店内は広いがそこに沢山のテーブルがあり、しかも大勢の客でにぎわっている。

http://www.ciroandsons.com/

  • 食べたもの 前菜はトスカーナのアンティパスト(生ハム、チーズ、ブルスケッタなど、10.5ユーロ)。

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  • プリモは番組で紹介されていたオマール海老のスパゲッティ(19ユーロ)。

白ワイン500ml(15ユーロ)、食後にレモンチェロ(3ユーロ)。

水、サービス料込みで57.5ユーロ。サービス料は何と15%!

 

◎お店の名前  il Santo Bevitore, Via di S.Spirito, 64/66r,Firenze

http://ilsantobevitore.com/

前年9月に、ペルージャ在住のAさんと遅めのランチで訪問、夜来てみたいと思ったのでNさんと火曜チェーナで再訪。

  • 食べたもの  前菜は自然派の生ハム盛合せ(15ユーロ)、定番の生ハムのほか、白ワインで熟成させたコッパ、プラート産のモルタデッラ。モルタデッラは今まで食べた中ではしっかりとした味で美味しい。

プリモはシーフードのリゾット(11ユーロ)、芯が残っていて美味しい。

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Nさんはアスパラのトルテッリ(11ユーロ)、1個もらったが、醤油のようなソース、実はブロード煮つめたもの。中身はうずら肉、うずらの卵。

セコンドは牛肉のカルパッチョ(15ユーロ)、初めから2皿に分けてサーヴされる。

居酒屋みたい雰囲気なのに盛り付けも良く美味しい。

ドルチェはセミフレッド(7ユーロ)をシェア。

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ワインは初めにスパークリング(7.5ユーロx2)、

ボトルはSan Giorgio, CIAMPOLETO, Rosso di Montalcino 2014(27ユーロ)、やや軽め。

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コペルト、水、カフェ込み、2人で97ユーロ。

 

◎お店の名前 La Prosciutteria, Via de’ Neri, 54/r, Firenze

ここ数年フィレンツェに来るたび、しかもミケランジェロ広場への行き帰りに立ち寄る生ハムの店。

  • 食べたもの アペリティーヴォ用盛合せ(5ユーロ)とハウスワイン赤1杯(2.5ユーロ)。

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◆学ぶ

◎学校の名前 EUROPASS, Via San’Egidio, 12, Firenze

https://www.europassitalian.com/

会話クラス、週10時間(11:00~12:40)、100ユーロ(HPによると2018年2月現在130ユーロのようだ)。Webで申し込んだが、その前にテストを受ける。

クラスの概要は本文の通り。

 

◆読む

羽石宏美 著 『暮らすように旅するイタリア』(メディアファクトリー社)

2001年出版であるが、変化のそう激しくないイタリアでは今でも役に立つ。書店では売っていないのでAmazonで中古本を購入。