Matera(マテーラ) 2005/9/14


 

 

◆マテーラは洞窟住居の世界遺産の町。

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この町の名前を知ったのは陣内秀信さんの『南イタリアへ!』だ。

この本を買ったのはシチリア行きを漠然と計画しているころ。当時の印象としては住民が立ち退かされた何やら廃墟のようなところ、といったものだったが、自分の頭の中では今回の南イタリアの旅では絶対にはずせないところに変わっていた。

大きな岩山のてっぺんにある十字架、これを見下ろすようにはるかに上にあって対峙しているドゥオモ。イタリアとは思えないモノクロの世界。そして3次元のだまし絵と思わせる町。これがこの町を訪れた後の率直な印象だ。

◆行く
前泊地のアルベロベッロからマテーラまでは直線距離では意外に近い。アルベロベッロのヨーコさんの話では車で1時間くらいとのことなのでツアーでは大体この2ヵ所をセットで観光するようだ。しかし、路線バスはないのでいつものように列車の旅だ。
アルベロベッロをFSE(私鉄Sud-Est線)8時28分の急行(diretto)に乗りバーリ経由FAL(私鉄Appulo-Lucane線)で向かうことにした。

定刻通りだとバーリに9時36分に着くので9時46分発のマテーラ行きにギリギリ乗れるかなと思っていたが、1つ手前の駅で停車してなかなか動かず結局間に合わず、気持ちよく?あきらめることができた。
次の列車は10時53分、1時間も待たなければいけないのでバスで行くことも考え駅前のバスターミナルで訊くとマテーラ行きのバスは駅の向こうで色はブルーだ教えてくれた。そこまで行っても待たずに乗れるかわからずないし面倒なので予定通りFALに決め切符を買う(1人4ユーロ、アルベロベッロからバーリまでも1人4ユーロ)。

FALの駅はバーリ中央駅から出て左手の建物で駅舎というより事務所ビルのような感じだ。これまた切符売場が最初わからず右往左往する。ホームは駅の2階の屋上にあり、折り返し方式でコの字型になっている。このホーム上の先頭車両が着くすぐ近くのベンチでしばし待つ。

列車は意外に早く入線した。前の方の車両に向かう人が多いので途中で切り離されるのかと不安に思い、一旦車両に上がってしまったものの慌てて降りて駅員に訊くと“Pol・・・・”、“???”、『あの女の子の後に続け!』とのこと。

その時、最初に乗った車両に行先表示板がかけられたところ、危ないところだった。前の車両に乗り込むが、あれだけ早くから待っていたのにモタモタしていたので日が当たる方の2人掛けの席しか空いていない。陽射しが強くて暑い。車窓風景は荒涼たるトスカーナという感じだ。

ほぼ定刻(12時18分)にトンネルのようなマテーラ中央駅地下ホームに着く。駅前は広々しているが時間のせいなのか人出は少ないし車もさほどでもなくどちらかといえば閑散していた。
とりあえずホテルへチェックインし荷物を置きたいところだが、予約していたホテルはサッシ・カヴェオーゾの中。手にしていたインターネットで取り出した簡単な地図ではわかるとは思えず、インフォメーションに行くことにした。看板は2方向出ていてどっちにしようか迷ったが結局は同じところ。

このインフォメーションで地図と一緒に貰ったガイドブックは今までのどの町でも貰ったことのない立派なもの、それも2種類だ。貰った地図を見ながら向かうがヴィットリオ・ヴェネト広場で間違えてローマ通りに入ってしまうなど暑い中思った以上に時間がかかる。
いよいよサッシ・カヴェオーゾの中の通りへ。右手前方の岩山の上には例の十字架(「サンタ・マリア・デ・イドリス教会」)が見える。

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ゴロゴロと転がすスーツケースがところどころ滑らずサッシの中の通りでは持ち上げなければならない。持ち上げてはは転がし、転がしては持ち上げる。

音を立てて転がしている時、突然人が現れてきて止められた。ちょうど通りに面した洞窟住居の中で映画なのか撮影をしていて、音が問題らしい。撮影が終わるまで待つわけにもいかないのでやむを得ず持ち上げて通してもらう。
そんなこんなでインフォメーションではホテルまで5分といわれたが結局30分近くかかってしまった。ホテルそのものがサッシの中にあるので着くまでに「サッシとはこういうものか」と目のあたりにする。周りを見渡すと今まで見たこともない、あり得ない光景だ。
◆見る
道中汗をかいたのでホテルで着替え、昼食をとるため田島さん(「南イタリアに行こう」の著者)ご推奨のL’osteriaを探しがてらはるか前方に見えるドゥオモ鐘楼を目指して歩き始める。
まっすぐ進むと右側にサン・ピエトロ・カヴェオーソ教会がある。その前に駐車場のような展望台ベル・シトがある。ここから眼下に見えるカヴェオーソ渓谷とその川原は荒涼たる風景だ。

渓谷を見下ろし、ドゥオモを見上げる比較的大きな道路を北の方へ歩く。我々が泊まったホテルのように洞窟住居がホテルになっていたり、食堂になっていたりするが大半は無人のサッソで中に入れないよう入口には大きな錠前で鍵がかかっている。
地図の上ではドゥオモへ抜ける小道はありそうだが、高低さもあって実際に行けるかどうかわからないがとにかく進む。L’osteriaはドゥオモの近くのようで住所も本に出ていたのだが、いくらインフォメーションで貰った地図でもサッシの中の通りの名前は出ていないのでとりあえずドゥオモを目指す。

はるか前方、上の方に見えたドゥオモがかなり近づいたところで左の小道を登り始める。結果オーライでドゥオモ横の広場に出た。広場にはクレーン車が停まっていて何か工事中のようだ。
ドゥオモ内部を見るのは後回しにして近くの小道を行ったり来たりするが目指すL’osteriaは見つからない。お腹も相当すいてきたのであきらめドゥオモへの参道のような通りを下ると視界が開けるような広場に出た(あとでわかったがここはサン・フランチェスコ・ダッシジ教会前の広場)。
広場の入口近くにバールがあり、外には珍しく人だかりがしているがどうやら観光客のようだ。そこでこのバールをパスし広場を出て右に曲がってみる。もうこのあたりはサッシ地区ではないようだ。通りに面した建物も全く普通の建物だ。少し歩いたところで目についたリストランテに入る。

もうお昼時は外れているものの小さな店内はほぼ満席だ。壁をみると映画のスチール写真らしきものが何枚か飾られている。相棒がいうにはメル・ギブソンの《パッション》だそうだ。《パッション》はキリストの最後の12時間と復活が描かれ、この地マテーラで撮影されている。この店の人も何か協力をしたのかもしれない。

前菜、パスタ、地ワインの昼食をとって一息ついた。

ここから一旦ホテルへ戻ることにし、サッシ方向という標識にしたがったところ、ドゥオモを山頂とするとふもとを逆周りで歩いてしまう。

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探し回っていたL’osteriaがサッシの路地にあった。しかし休みだったのであれ以上探し回らなくて良かった。

そのうち雨が降ってくる。

ホテルで一休み。少しまどろんでから雨の中をサッシ観光へ出かける。まず洞窟住居、カーサ・グロッタに入る(1人1.5ユーロ)。伝統的な家具の置かれた昔の住居だ。昔の、といっても1956年まで農民が住んでいたところ。

内部にいたスタッフから“ジャパニーズ?”と訊かれ「そうだ」と答えると日本語の説明テープが始まった。

今や誰も住んでいないので壁の白さや意外な広さも感じるが実際に家族何人かと馬がいたことを考えると劣悪な環境だったことがわかる。何しろ一部屋がすべてなのだから。

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この後、岩の上の教会に行こうとして少し上り始めたところで雨が激しくなりあきらめてまたホテルへ戻る。

ホテルはゆったりとしたスペース。することもなくベッドに横になっているうちに眠る。寒くなって毛布を取り出し本格的に眠ってしまう。
その間、雷鳴と雨音が激しい。
目が覚め、ダイニング・ルームの窓から外を覗くと例の岩山の十字架のあたりにも稲妻が光り、何かおどろおどろしい光景だ。
しかし、まさにマテーラでしか見られない景色だと思うと泊まった甲斐もあったというものだ。

20時をすぎ、しばらく様子を見ていると小降りになったので夕食に出かける。

雷雨のせいで急に冷え込んできたので半袖シャツの上にカステッラーナ・グロッテ観光のために持ってきたウィンドブレーカーを着込む。

「駱駝」の創刊号で紹介されていたリストランテにする。駅からホテルへ向かう途中偶然見つけていたので場所はわかっていた。店はすぐそこだ。予約はしていなかったが、幸いなことに入口近く右手の席に案内される。
中二階のような席もあるようだったがほとんど満席で我々のテーブルと隣の死角のようなところにあるテーブルがあいているだけ。そこもそのうち30前後の若い男性2人で埋まる。仕事の話だろうか一生懸命話し込んでいる。見渡したところ雰囲気的にも観光客はいないようだ。

ビジネスマンのようにピシッとスーツを着込んだオーナーが注文を取りにくる。前菜盛り合せ、プリモは小海老とフンギのトゥロフィ(と書かれていたような気がする、ショートパスタ)、セコンドにはスズキのアクア・パッツア、ミックス・サラダ、を選ぶがワインだけはオーナーに相談し、この地方のワインを選んでもらった。
前菜盛り合せはここでも次から次へと出てくる。「駱駝」で写真入りで紹介されていたカプンティのエジプト豆ペースト和えも5皿のうちの1皿。
オーナーの仕草がちょっと気取っている。雰囲気といい味といい、また機会があったら訪れたい良いリストランテだった。

◆朝のマテーラ
目が覚めて窓を開けると空が明るく白みはじめている。窓から洞窟教会の姿が徐々に見えてくるが幻想的というよりは映画の場面に出てくるようなおどろおどろしさ。

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朝の散歩に出かける。夕べの激しい雨のせいか、すがすがしい。

サン・ピエトロ・カヴェオーソ教会前のベル・シトからカヴェオーソ渓谷を望み、引き返して昨晩のリストランテを通りすぎるとそこは、サン・フランチェスコ・ダッシジ教会。何とその裏は昨日ドゥオモから下りて来た広場。ドゥオモまでも近い。

景色を見る限りは随分遠くに感じるが目の錯覚か。3次元のだまし絵のような町だ。

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近くのプルガトリオ教会を皮切りにサン・ジョヴァンニ・バティスタ教会、サン・ロッコ教会のファサードだけ駆け足で見る。

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ついでに朝市を覗いてみた。店の数は多くはないが一応のものは揃っているようだ。

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ホテルに戻るのにサン・フランチェスコ・ダッシジ教会裏の広場の右側降り口から行ってみたら驚くほどホテルは近かった。

ホテルでの朝食後、午前中の時間を何回も外から見ていた洞窟教会やドゥオモの見学にあてることにした。
まず、洞窟教会、サンタ・マリア・デ・イドリス教会へ行く。時間が早くてまだ開いていなかったが、そのうち一人の男性が鍵を持って現れる。入場料がいるらしい。サッシの幾つかの場所を見る数で金額が決まっているようだ。3ヵ所用1人5ユーロのものを買う。これでドゥオモも見られるかというとドゥオモは無料だという。指定された3ヵ所は教会というよりは博物館だとのことで納得。
ここは大きな岩の中をくり抜いて教会にしている。壁には少し色あせたフレスコ画がある。
この教会を出て、次はサンタ・ルチア・アッレ・マルヴェ教会へ。ここでは別の係員が英語で説明してくれる。3廊式というのか3つの部屋になっている。ビザンチン様式のフレスコ画。
最後の1ヵ所はコンヴィチニオ・ディ・サンタニオ。何ヵ所も入口がある。ここは洞窟をさらに奥まで何本も掘っていてすごく広い。奥の方はロープが張られていて進めないようになっている。
壁にはフレスコ画も数々描かれていた。ここには修行僧が大勢いたのだろう。

◆ドゥオモを見る
初めてドゥオモに行った前日とは違ってホテルからの道のりは短くて本当に近い。
ドゥオモの中は3廊式だが残念なことに側廊は修復中だ。白い壁に金の縁取りが豪華な印象を与える。ファサード裏側祭壇には《キリストを膝にかかえた聖母マリア》の大きな画。左右の祭壇の下に部分にはキリスト生誕の場面が描かれている。後陣天井画はだまし絵のフレスコ画。

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ファサードのバラ窓は中から見るととてもきれいだ。

ドゥオモ通りを下りサン・フランチェスコ・ダッシジ教会へ。教会の左側にバジリカータ特産店が開いていたので立ち寄る。スペースの小さな店でお店の人は男性1人だけ。いろいろ特産品を説明してくれ、インターネット画面でホームページを見せてくれる。日本語ページもあるとのことだったがそのパソコンでは日本語変換ができず見ることはできなかった。ここでお土産として食後酒とオリーブオイルを買う。
サン・フランチェスコ・ダッシジ教会のファサードはバロック様式。中に入ってみると内部はスタッコ装飾だ。

次に国立ドメニコ・リドーラ博物館に向かったが間違えて、美術館(入場料1人2ユーロ)に入ってしまう。どちらもイタリア語での名前が“Museo Nazionale ”から始まるからだ。美術館では17世紀のキリスト教絵画、彫刻、法服が展示されている。1階に降りて学芸員に案内されたのは近代画だったので遠慮しつつパスして、本来のMuseoへ行く。
この博物館はマテーラ出身のドメニコ・リドーラ医師が個人としてマテーラ中で収集した石器時代から4世紀くらいまでのいろいろなものが展示されている。中でも黒地に茶色やクリーム色などくっきりとしかもきれいな絵が描かれた壷が沢山あったのが印象的だ。この時期にはさすがに訪れている人は少なく一層館内は広く感じられる。

これでマテーラでの観光はお終い、ホテルに戻ってスーツケースを受け取り見つけておいたリストランテで昼食。
14:18発の列車で旅の最終目的地バーリへ向かう。

◆泊まる
ホテル La Casa Di Lucio (★★★★) ,Via S.Pietro Caveoso 66, Twin 120ユーロ
(www.lacasadilucio.com)
「駱駝」で紹介されていて、世界遺産サッシのホテルというのが良さそうだったのでホームページからメールで予約。
14号室となってはいるが、1DKの独立した家。コテージというわけではなくサッシ長屋の1軒といった趣。ベッドルームは天井に大きな羽根のシーリング・ファン、アジアンテイストのモダンなインテリアで外観からはとても想像もつかない。
フロントは別の棟。朝食を取ったところは同じ並びの2軒ほど離れた部屋。よくありがちなブッフェスタイルではなく決まりきったものがサーヴされる。ややボリュームが少ない。
キッチンの窓から見えた別の建物に職人が入り工事中だったがオーナーがいろいろ細かい点を指示していていずれ1室(軒)増えることになりそうだ。
ロケーションといいゆったりとした広さといいなかなか良いホテルでまたマテーラに行くことがあれば是非泊まりたいお勧めのホテル。

 

◆食べる
●リストランテ
お店の名前 Ristorante Il Cantuccio, Via Delle Beccherie, 33
食べたもの 前菜盛合せ(4皿)カポナータ、生ハムとモッツァレラ、ズッキーニのマリネ、オリーブ2種類(8ユーロ)
カヴァッテリ(のような形のショートパスタ)軽くバジルとトマト・ソース、
餃子かわんたんの親分みたいなニョッキ、ゴルゴンゾーラのソースでポルチーニ味
(プリモ2品で14.5ユーロ)
ワイン Achelandro 2003(Fantana Rossa)バジリカータの地ワインでサンジョヴェーゼとモンテプルチアーノのブレンド、何と8ユーロ、値段の割に美味い
コペルト、水、コーヒー 2人で計37ユーロ

お店の名前 Ristorante Rivelli, Via Casalnuovo 27
(www.ristoranterivelli.com)
食べたもの 前菜盛合せ(5皿)ペペロンチーノをカラッと揚げたもの、ポテトをペペロンチーノで調理したもの、カプンティ(舟形のショートパスタ)のエジプト豆ペースト和え、豆腐のようなチーズ(モッツァレラではない)、あと1品(5皿で何と9ユーロ)
プリモ トゥロフィの小海老・フンギのソース(8.4ユーロ) これは美味しい。この日までの今回の旅でのプリモでは一番か。
セコンド スズキのアクアパッツァ(10ユーロ)
ミックス・サラダ
デザート(チョコレートケーキ、レモンケーキ) いずれもしつこくない味。
エスプレッソ(0.8ユーロ)とグラッパ(3ユーロ)
ワイン Carato Venusio Aglianico con vulture 2001 (Venosa)  20ユーロ

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(翌日、特産品店で14.8ユーロで売っていた)
2人で計58ユーロ

お店の名前 Il Terrazzino sui Sassi, Vico San Giuseppe, 7
食べたもの 前菜盛合せ(生ハム2種類とサラミ、5ユーロ)、プリモはトマトソース味のオレキエッテのグラタン(6ユーロ)、セコンドはスカンピのグリル(冷凍もの、4尾、8ユーロ)、ミックス・サラダ(3ユーロ)、ハウスワイン(5ユーロ)、コーヒー、水、コペルト込み、2人で計34.5ユーロ

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「歩き方」に「バリサーノ地区の見晴らしがいい」と出ていたので昼食で訪れる。
外のテーブルにしたので確かに景色はいいが風が強かったのが難点。料理はまぁまぁ。オレキエッテのグラタンが美味しかった。
時間がない人にはパノラマを楽しむことができるかもしれない。

◆買う
Sambuco (Parco Nazionale del Pollino) 食後酒 50ml 7.5ユーロ
オリーブオイル 250ml 4,5ユーロ
このあとバーリでお土産用にこの大きさのオリーブオイルを探したが、イタリアの家庭用に小さすぎるのか見つけることができなかったので1本だけでも買えたのは正解。
お店 Paloi food&beverage, Uffici in vico ? Cappuccini,1/A
(www.paolifood.it)

ワイン Covo dei Briganli, AGLIANICO DEL VULTURE 2000 24.6ユーロ

 

◆読む
・南イタリアへ!―地中海都市と文化の旅
陣内 秀信
4061494465

著者はイタリア建築・都市史の専門家。副題に《地中海都市と文化の旅》とあり、ナポリ、レッチェ、マテーラ、パレルモなど14の町の歴史や町並み、建造物、市民生活が紹介されている。観光ガイドブックとは違った町の魅力を伝えていて、南イタリアへ行く気を起こさせた1冊。

・『駱駝』創刊号 (小学館 880円)
2005年6月10日発行、《南イタリア縦断大特集 食遺産・名画遺産の旅》にひかれて購入。今回のレッチェ〜アルベロベッロ〜マテーラ〜バーリの旅の準備中タイミング良く出たので随分参考にした。ホテル、リストランテ選びに活用。