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Roma(ローマ)2018/7/22~27

◆行く

ローマ2週間短期留学の間の週末に、リヴォルノ、フィレンツェへの旅を終え、ローマに戻る。

F.S.M.N.駅を定刻に出たitaloは、ほぼ定刻の16時06分ローマ・テルミニ駅に到着。

ローマはフィレンツェに比べ一段と暑い。

 

テルミニ駅からは歩いて先週泊まっていたホテルに向かう。

16時半、ホテル到着。部屋は同じ1号室で、預けていたスーツケースも部屋に入れておいてくれた。

 

 

◆夕食は近くで

近くのスーパーへ行き、水とビールを買う。日本と違って冷えたビールを売っているわけではないので洗面所で水を流し、気持ちだけ冷やしてから飲む。

 

一休みしてから夕食に出かける。このピア門外側界隈は食べるところには困らない。

その中で、先週通りがかったときに外に出ていたメニューをスマホで写真を撮っておいた店《Da Checco e Lina》に行く。

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外のテーブルに座り、前菜盛合せ、海の幸のリゾットを注文。前菜盛合せだけで十分なつまみだ。

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プロセッコ1杯のあとは、シャルドネのハーフボトルを飲む。

ドルチェを頼むつもりだったがお腹いっぱいであきらめた。

 

22時すぎホテルに戻りフィレンツェからの長い一日が終わる。

 

◆2週授業1日目(月曜)

朝起きると外は雨だ。朝食をとっているいる頃は雷雨模様。

8時40分、雨の中学校へ。傘が役立つ。

 

9時ちょっと前、入口でセルビア人のクラスメートと出会いそのまま教室へ。

部屋に入ると、知らない学生が何人も。今日からの新人(?)かと思ったら、そのうち我々の教室が変更されているのがわかった。

 

階段を降り、1階の教室に行ってみるとここも知らない人たちの方が多い。実習先生は、若い男性が増え2名になった。

新しい顔ぶれは、リトアニア人男性(在ローマ大使館員)、ブラジル人女性、フランス人男性、そして日本人女性(長期留学中だが先週は旅行のため欠席していたらしい)。先生と女性の実習生は同じだ。

 

◆今週はレベル高い

配られたペーパーの穴埋め問題は、文章を読むのに時間なくよくわからない。

パソコンから流れるヒアリングも2回聞くだけでは全くと言っていいほどわからない。

レベルが高そうだ。

2週目が始まったばかり。あと4日頑張ろうと思う。

 

 

先週は金曜休校のため変則的な時間割だったが、今週は9時に始まり12時半に終わる。

 

ホテルに戻る途中、先週木曜ランチをしたカフェ《Terra Mia》に行く。

お店の人たちに歓迎された。

本日のランチ・メニューから前菜、メインを選び、今回のローマで初めてお昼にワインを飲む。前菜の生ハムは夕べと同じようなもの。

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◆ホテルでエアコントラブル

ホテルの部屋に戻ってエアコンをつけるが一向に涼しくならない。

どうやら作動していないようだ。

レセプション氏にいろいろやってもらうがどうやらだめらしい。

 

1号室から8号室へ移ることになった。

ちょっと狭い、セフティボックスがない。

また、夜シャワーを浴びるときお湯の出が良くない。

Wi-Fiもつながらないのでレセプションの前でやろうとしたら、件の彼が何とか電波を強めてくれてO.K. なかなかいい奴だ。

 

8号室に不満はあるが、明日朝チェックアウトしてテルミニ駅近くのホテルに移ることになっているので一晩だけの我慢だ。

 

結構暑かったのでこの日の午後は近くのスーパー以外はどこにも出かけず、TVをつけっ放しにしてイタリア語のヒアリングだ。

 

◆2度目の《Al Chianti》

「夕食は近場で」と思い、ちょうど1週間前に行ったトスカーナ料理の店に行く。

案内された席は前回とまったく同じ席。

前回とかぶらないように選んだのは、サルビアとポテトのフリット、キアーナ牛のカルパッチョ、カーチョ・エ・ペペのピチ。

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お供にプロセッコ2杯飲み、食後はジェラートだ。

満足満足、1時間半ゆったりと楽しむ。

 

◆チェックアウトでトラブル?

朝食を終え、チェックアウト。昨日の彼が担当だ。

2泊分カード払いでサインを求められる。『前払いで払っている』と言っても、『それは分かっている』との答え。前回(先週)はチェックアウト時にそんなことは言われなかったのだが・・・

『これで二重払いになってもいけない』と授業中もずっーと考えていた。

 

◆2週授業2日目(火曜)

どの席に着こうか考えたが、結局昨日と同じ椅子に座る。

(机はない、というか椅子に付属した板を立てる感じ)

1時間目の途中、また新人が入ってきた。ルーマニア人の男性で、もう5年もローマに住んでいるとのこと、何で学校にわざわざくるのだろう。不思議だ。

自分のように考えながら、ではなく普通にイタリア語をしゃべっている。

テキストもちゃんと読めて設問をきちんと理解している。

 

授業は、passato remote(遠過去)に進むが、果たして使うことがあるだろうか?

Cappuccetto Rosso(赤ずきんちゃん)を題材にして一人一人話を進めて行くが、どうやらヨーロッパでも地域によって少し違うみたいだ。

『日本の昔話は?』と問われたが、三太郎やかぐや姫などをイタリア語で分かるように説明するのは難しいと思い、答えなかった。

 

休み時間中は、我が同胞Sさんと話をし、明日ボローニャ広場近くのトラットリアでランチすることになった。何でも5ユーロでランチが食べられるらしい。

 

◆チェックアウト・トラブルの結末は?

授業が終わったら脱兎のごとく帰り、そのままホテル近くのピッツェリアBERBERE`へ。

結局、この店には4回ランチで訪れたことになる。

カメリエーラは憶えていてくれ、挨拶しあう。

 

ホテルにスーツケースを取りに行き、早速レセプションで例のカード払いの話。

スーツケースの中からタブレットを取り出し、ネットでカードの明細をチェック。

出がけにサインを求められたのは前払いの日付と同じで、要するに事後的にサインが必要ということで納得する。(でも先週1週目のチェックアウトの時はサインを求められなかったのだが・・・)

 

◆ホテルを移る

13時半すぎホテル・ポルタピアを出てテルミニ駅近くのホテルに歩いて移動。

真昼間とあって暑い、約15分で到着するが汗だくだ。

 

ホテルを変えた理由は、金曜に授業が終わってからペルージャに行く予定でそのためにはテルミニ駅近くが便利なこととホテル・ポルタピアには部屋にミニバー(冷蔵庫)のないことを予約後レビューで知ったからだ。

 

今度のホテルは中庭があり、部屋はそこに面したいわば離れみたいな感じだ。

《ガーデンホテル》という名前だけあって、本当に庭がある。オレンジがたわわになっている木もある。

ガーデン用テーブルも2つほどあり、いい雰囲気だ。

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それほど広いわけではないが、こんな庭がテルミニ駅のすぐ近くにあるとは思えない。

 

部屋に入ってみると、ガァーン!!

ここもミニバーがない! 予約時に設備をよくチェックしなかったからだ、あきらめるしかない。3日間我慢しよう。

 

暑いので出かける気がしないが、これまで荷物のパッキングのこともあり家族への土産を買っていないのでその調達のために屋根のあるショッピングセンター《EATALY》に行くことにした。

 

16時すぎ、テルミニからメトロB線に乗り、4つ目のピラミデで降りる。

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4年前にきたことがあるので思い出しながら歩く。

左に曲がり進むがなかなか着かない。

誰かに訊こうかとしたところ正面に見えた。

 

まず、リクエストのあったバルサミコ酢を探す。

1F、2F、3Fと順に見たものの適当なものはない。

しかし、ここは本当に広くて見るのも楽しい。

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エスカレーターは緩やかな傾斜で、あたりを見渡すことができる。

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ドルチェ系のお菓子、ヘーゼルナッツクリーム、タラネッリ、カラスミ、colatura(魚醤)など買う。袋で2つ、結構重い。

 

帰りは、《EATALY》からつながっているFSの駅構内からメトロ駅へショートカット。

袋も重いし、日差しを浴びることなく良かった。

 

18時半ごろホテルに戻る。

 

◆夜は魚料理の《Da Vincenzo》

一休みしてから、少し早いが19時半、夕食に。

どこにしようか迷ったが、結局魚料理の《Da Vincenzo》に行く。

今までも定宿に近いこともあって通算では5~6回目か。

 

定番の魚介類の前菜盛合せ、

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スカンピ、エビ、小ダコのグリルを注文し、プロセッコ、白ワインのハーフボトルを飲む。

ドルチェも頼みたいところだが、カフェで締める。

 

ドルチェを取らなかったのは、4年前にイタリア語仲間でローマ集合したとき皆で食後に行ったジェラテリアに行く気になったからだ。

 

そのジェラテリアでは、初めにコーンにチョコを流したり、2種類のジェラートを選ぶのに本物を指さすのではなく、説明書で選ぶ。最後にpanna(生クリーム)をサービスでトッピング。

いずれも初めてだ。

 

◆2週授業3日目(水曜)

今度のホテルから学校に行くのは初めて。

メトロに乗る手もあるが1駅なので歩く。

迷わず20分で学校に着く。

 

授業は昨日の続き。passato remotoは活用が面倒だ。

 

◆5ユーロランチ

同じクラスのSさんとランチに行く約束をしていたので授業が終わってから庭でしばらく時間調整。

目的のトラットリアは13時からだそうだ。

 

13時すぎに着いてみると空いているテーブル、老夫婦隣の席に案内される。

普段はもっと混んでいるらしい。今は夏のヴァカンスでどこかに出かけている人たちが多いのだろうか。

 

何も注文しなくても、水と白ワインが出てくる。コップは一つなので白ワインで乾杯。

パスタは幅広のタリアテッレでトマトソース。

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食後にドルチェ(手で食べる)とカフェ。

これで5ユーロ。要するにメニューは1種類だけだからこの金額で提供できるし、普段の人気度もわかるというものだ。

 

食後はボローニャ広場で別れ、学校まで戻るが、行きに話しながら歩いていたのでちょっと道に迷ってしまった。

 

◆暑さの中、買い物へ

夕方になっても暑さは厳しいが、買い物もあって出かける。

目的は、ネスプレッソのカプセルだ。

最近は、家族へのお土産として買うことが多い。

フィレンツェなら場所も行きやすいが、何せローマは大都会なので昨日のEATALYの帰りに寄る訳にもいかない。

とりあえず、ナツィオナーレ通りからヴェネツィア広場へと歩く。

途中の食料品店《Castroni》に立ち寄り、プロセッコを1杯飲む。

 

ヴェネツィア広場からアルゼンチン通りをすぎ、以前イタリア食材店《ピアッテイ》の岡田さんに教えてもらったチーズの店を探すが、番地をうろ覚えのため見つけられず。

通りがかった食料品で『バルサミコ酢はありますか?』と訊いたがない。

 

ここでいったん買い物はあきらめ、カフェ《サンテウスタキオ》へ行くことにした。

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小さな広場に面している。外のテーブルに座ったものの大勢の客が来たためか注文を取りにこないので店の中へ。

結局バンコで立ち飲みだ。

グラン・カフェ(2.9ユーロ)は、泡がクリーミーということでそれを除くとどうってことはない。

店内にはいろいろなものがあるが、ここのカフェのカプセル50個入り(19ユーロ)を買う。

25個入りもあったが、50個入りの方があまりかさばっていない。

 

その後、スペイン広場方向に行き、近くのネスプレッソで家族のリクエスト通りカプセルを買う。

最近のお土産定番だ。

20時ちょっと前メトロ乗り、15分でホテルに戻る。

 

◆5年ぶりの再訪

夕食はホテルで紹介されたすぐ近くの店にするか迷ったが、5年前に行った店の名前《Angela Mamma》を思い出し、同じブロックのホテル裏手にあることがわかり、そこに行く。

意外にも空いていて奥の方、黒板の前のテーブルだ。

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黒板には、グラスワインの銘柄が書かれていて、それを見ながらの一人飯。

まずプロセッコを飲みながら料理を注文。

前菜は、生ハムとモッツァレッラ、かなりの量だ。

セコンドとして、エビとカラマリ(イカ)のフリットを頼んだが、出てきたときにはビックリだ。

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滅茶苦茶、量が多い!

 

それまでシャルドネを飲んでいたが、ここで赤(カヴェルネ)にしようとしたらカメリエーラが合わないという。

シチリアの赤を味見させてくれたが好みの味ではないのでやめ、もう一度白にする。

カメリエーラが選んでくれたので銘柄、値段ともわからない。

 

食後は、お腹いっぱいなのでドルチェをあきらめ、カフェしようとすると例のカメリエーラが。『消化に良い食後酒がありますよ』とすすめてくれたのが、シチリアの南の島のZibibbo。

今回のローマ短期留学のきっかけになった日伊協会のワイン講座で出てきてテイスティングしたものだ。

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甘いが美味い。結構な量がある。

 

最初のカメリエーラは何となく固い感じだったが、途中からのカメリエーラはsimpaticaでとっても気持ちの良いチェーナだった。

ホテルの裏なのですぐに帰れる。東京で飲んだ時にはまったくあり得ない。

 

◆2週授業4日目(木曜)

8時半すぎホテルを出て学校に向かう。

今日も朝から暑い。5分前に学校到着。

 

授業は、遠過去(passato remote)の宿題から先立過去(trapassato )へと進む。

最初の頃より聴き取れるようになったとは思うものの、読解は相変わらず遅く全部読み切らないうちに進んでしまう。

後半は、Lucia Dallaの歌《4 Marzo 1943》、歌詞に先立過去が何回も出てくる。それを皆で歌う。

Lucia Dallaの曲は、ペルージャ留学時にも授業で聴いたことがあり、それ以来、割と好きな歌手だ。

 

◆校長先生と面談

昨日Segreteria(総務)の人から、『明日の休み時間に話がある』と言われていたので『何だろう?』と思いながら申し出ると、校長先生と話すということで。彼の部屋に通される。

それまで校長先生とは知らなかったが、校内でたびたび見かけていた男性だった。

 

どういう目的なのかわからなかったが、約20分話をする。

『いつからイタリア語を勉強しているのか?』

『東京のどこに住んでいるのか?』

『仕事は?』

最後に『イタリア語をちゃんと喋れていますよ。Bene!』とのこと。

日伊協会の奨学生だからなのか、それとも『50プラスプログラム』を勧められ資料を渡されたのでその宣伝、マーケット開拓だったのか?

 

◆3度目のランチ

授業が終わってからはランチだが、学校のすぐそばに1軒お店があるもののいつも閉まっているのでホテル近くになってしまう。ホテルも移ったのでどうしようかと思ったが、前のホテル近くの《Terra Mia》へ行く。これで3度目だ。

13時前、テーブルはほとんど空いていたが、そのうちほぼ満席になる。

今日のメニューは、前菜としてトマトのブルスケッタ、美味い。

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プリモがメインになるが、ナスとチーズのラザーニャ、トマトソース。チーズが伸びて伸びていうことなし。

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白ワインとカフェで〆て14.9ユーロ。大満足。

 

2度目でも愛想よく挨拶してくれたが、3度目ともなるとお店の人もフレンドリーだ。

 

◆ローマ最後の観光と買い物

明日は授業の最終日。授業が終わり次第、ホテルに取って返し、イタリアの我がふるさと、ペルージャに向かう予定だ。

というわけで、今日はローマで動き回る最後の日だ。

とはいえ、暑いのでしばらくホテルで休み、17時すぎに出かける。

 

目的は、少しは観光らしきことをすること、それと家族からのリクエストであるバルサミコ酢の調達だ。

バルサミコ酢についていえば、モデナのメルカートが一番いいけれど今回の旅行、ローマ滞在ではスケジュールに入れにくかった。

 

まず、歩いてヴェネツィア広場へ。

コルソ通りに進み、途中で左折し、サンテイニャツィオ教会に入り、天井画と祭壇を見る。

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IMG_5023ここは確か2回目だが、見学というよりは暑さ対策で入ったようなものだ。

 

そのまま行くとパンテオンの前に出る。

空いていそうなので入ってみる。もう何回目だろう。

 

次は本来の目的、サン・ルイージ・ディ・フランチェージ教会を訪れる。

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カラヴァッジオの三部作、《聖マタイ伝》を見るためだ。とはいえ、昨年11月に訪れたばかりだ。

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誰かが灯りのさい銭を入れると明るくなり、良く見える。

《聖マタイの召命》は、本当に光が差し込んでいるようだ。

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これで観光もどきはお終い。続いてバルサミコ酢探しだ。

昨日行った辺りに行ってみて番地を確認したところ、リストランテがありおかしいなと思った隣が探していたチーズの店。

店員さんに『バルサミコ酢はありますか?』と尋ねると”Si!“と返事があり、棚の一番上を指してくれた。

ところが、熟成年数が短く、量も多いのでやめ、大きな通りを挟んで反対側のカンポ・ディ・フィオーリへ行く。

先週見つけた食料品店へ行き、『3つか4つ欲しい』というと奥まで取りに行ってくれた。

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4つあったが、1つだけ外箱がないという。日本まで持って帰るのにかさばって邪魔なので何の問題もない。

(結局ホテルで化粧箱も外箱も捨てる)

これにて家族からのミッション終了。

ヴェネツィア広場まで歩き、No.64のバスでテルミニ駅へ。

19時半頃ホテルに戻る。

 

◆ローマ最後のチェーナ

夕食をどこにするかちょっと迷ったが、2日前に訪れた魚料理の店《Da Vincenzo》に行くことにした。近いし、美味しいからだ。

店に入る直前に雷が鳴り、雨が降り始めた。

 

前回の斜め向かい、階段そばの席。

さすがにカメリエーレは憶えてくれていて『水はフリッツアンテですね?』

プロセッコのあとは前回と同じ白、今日はワインクーラーに入れておいてくれる。

前菜は、スカンピとスズキの生仕立て。

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セコンドは鯛のグリル。食後はカフェで〆る。

 

店を出る頃には雨は上がっていて、すっかり涼しい空気に入れ替わっている。

前回同様ジェラートを食べに行くつもりだったのに忘れてしまいそのままホテルに戻る。

 

◆またまたミッション?

明日は授業最終日なので、朝学校に行く前にチェックアウトしなければならない。

ということで荷物の整理とパッキング。

 

ようやく終わって寝ようとしたところに秋からのイタリア語講座教材の映画DVDの件でメールが入る。

もう一日早ければローマで探せたのに。

明日午後にはペルージャに移動、1泊して次はミラノで1泊しかないが探してみよう。

 

◆2週5日目、最後の授業(金曜)

少し早めに学校へ。

東に向かうので、いつものように太陽がまぶしいのでサングラスをかける。

早く着いたので中庭で時間調整。結構広いし、のんびりとした雰囲気だ。

 

最後の授業が始まった。宿題のあったことをすっかり忘れていたのでそのことを言うと先生から『今日は、日本人はいない。イタリア人だ。』とからかわれた(この日は我が同胞Sさんは欠席)。

 

いつも遅刻してくる実習生が9時20分入室。

手には何やら包みがある。最後の授業なので全員にコルネットの差入れ。1時間後配り始め、いろんな種類があったようだが最後だったので選ぶ楽しみなくまったく普通のもの。でも美味しい。

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彼女の心遣いに感謝だ。

 

11時15分、最後のレッスン。

ローマ観光に関するペーパーが配られ、それをもとにpassato prossimo、imperfetto、trapassato remoto、trapassato prossimoなど時制の練習問題。

ローマ紹介の動画はまるでP.R.映画のようだ。

次にナポリの同様の動画。

こちらは何人もの登場人物がラップのような歌を歌う。

最後に登場するのは有名な歌手らしい。

ヴェスヴィオを背にギターとハーモニカできっと『ナポリは最高!!』とでもいっているのだろう。

 

そんなことをしているうちに授業が終わる。

先生はじめ1週目から一緒だったクラスメート、今週だけのクラスメートに挨拶をして別れる。

 

急いでホテルに戻り、スーツケースを受け取ってメトロのカストロ・プレトーリオ駅へ。

自販機でなかなかチケットを買えず少し焦る。

最初の電車は行き先が違うので乗れない。次の電車でティブルティーナ駅へ。

久しぶりだったせいかメトロを降りてから方向が一時わからなくなり迷子状態。なんとかバス・ターミナルに着いたのが13時30分。

14時発のバスでイタリアの我がふるさとペルージャへ向かう。

◆泊まる

ホテル Hotel Porta Pia(★★★), Via Messina 25, Roma

Booking.comで予約。Single1泊 45ユーロ、前払い。市税1泊4ユーロ。

1週目を含め、結局7泊。

朝食は別途5ユーロ。これは予約時にはわからなかった。部屋には冷蔵庫なし。Wifiが弱いのか、インターネットがつながりにくい時があった。

 

ホテル Hotel Astoria Garden(★★★), Via Vittorio Bachelet 8, Roma

Booking.comで予約。Single1泊 54ユーロ、前払い。市税1泊4ユーロ。

 

◆食べる

  • お店の名前 Ristorante Da Checco e Lina, Via Cesare Paoletti, 25/27、Roma

食べたもの 前菜盛合せ(10ユーロ)、生ハム、サラミ、モッツァレッラ、オリーブ。プリモは海の幸リゾット(9.5ユーロ)。

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ワインは、プロセッコ(3.5ユーロ)、Piemonte Mollaのシャルドネ、ハーフボトル(9.5ユーロ)。

ドルチェを頼むつもりだったがお腹いっぱいで断念、水、コペルト含めて34ユーロ。

 

  • お店の名前 AL CHIANTI, Via Ancona,17 Roma

ピア門界隈には意外にも多くのリストランテ、トラットリア、ピッツェリアがあり、ここはそんな中の1つで、ローマでありながらトスカーナ料理の店。

落ち着いた感じのいい店だ。1週目にも訪問。

www.alchianti.com

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食べたもの つまみとしてサルビアとポテトのフリット(4.7ユーロ)、自家製のポテトチップス、量が多い。

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前菜としてキアーナ牛のカルパッチョ(10ユーロ)。プリモはカーチョ・エ・ペペのピチ(9ユーロ)。セコンドはパス。

前回と同じく小さなコロッケはサービス。

食後にジェラートとシャーベット(5ユーロ)

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ワイン  前回と同じトレヴィーゾのプロセッコMALIBRANを2杯(6ユーロⅹ2)。

 

コペルト、水、カフェを含めて44.5ユーロ。

 

  • お店の名前 Hostaria Da Vincenzo, Via Castelfidardo 6, Roma

定宿のホテル・カメリアから近い魚料理の店。

食べたもの(1回目) 前菜盛合せ(14ユーロ)、ムール貝ワイン蒸し(10ユーロ)、イカ・エビのフリット(16ユーロ)とほとんど飲むときのつまみみたいなものだけどボリュームがすごい。。

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ワインは、Lazio州の白Casale del Giglio,2016 Satricoハーフ(8ユーロ)、最後にアマローネ

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水、パンを含め51ユーロ。

 

食べたもの(2回目)  スカンピとスズキの生仕立て(15ユーロ)。プリモはパス。セコンドは鯛のグリル(14ユーロ)、レモンを追加でもらう。

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ワインは、初めにプロセッコ(5ユーロ)、そのあとは、前回と同じLazio州の白Casale del Giglio,2016 Satricoハーフ(8ユーロ)

水、パン、カフェを含め48ユーロ。

 

  • お店の名前 Trattoria Angela Mamma, Via Palestro 53, Roma

2つ目のホテルと同ブロック内の店。かつて、2013年の訪れたことがあるの思い出し再訪。

食べたもの 前菜は生ハムとモッツァレッラ(10ユーロ)、かなりの量。

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エビとカラマリ(イカ)のフリット(16ユーロ)。出てきたときビックリ。めちゃくちゃ量が多い。エビ10尾は何とか完食したが、カラマリは半分も食べれない。

ワインは、プロセッコ(3.5ユーロ)、前日の《Da Vincenzo》で飲んだ白Casale del Giglio,2016 Satrico(5ユーロ)、フリットに合わせて別の白(5ユーロ)。食後酒としてシチリアの南、ランペドゥーサ島のZibibbo(5ユーロ)。

水、パン、カフェを含め53.5ユーロ。

 

  • お店の名前 Ristorante Bar Pizzeria Terra Mia, Via Reggio Emilia 10, Roma

1週目授業4日目の帰り道、通りを間違え通りすぎて気になった店。

1週目にもランチで1回訪問。2週目は、月曜、木曜の2回訪問。

食べたもの(1回目)この日のランチ定食(10ユーロ)は、スモークした生ハム、カポナータとモッツァレッラ。これに白ワイン(4ユーロ)とカフェ(0.9ユーロ)で計14.9ユーロ。

食べたもの(2回目) 本文の通り。日替わり定食、白ワイン、カフェで計14.9ユーロ。

 

  • お店の名前 Pizzeria BERBERE`, Via Mantova 5, Roma

ピア門外にあるちょっとモダンな感じのピッツェリア。2017年11月にテルニ在住の友人に連れられて訪問したことがあるが、偶然にも7泊したホテルから至近距離なので1週目も含めランチで4回利用。

www.berbere.it

食べたもの ピッツア・マルゲリータ、水、カフェの定食(8ユーロ)。

 

  • お店の名前 Trattoria Guerra, Via Elenora d’Arborea 5, Roma

食べたもの 本日のランチ(本文の通り)5ユーロ。

 

  • お店の名前 Gelateria La Romana Roma 1, Via Venti Settembre 60, Roma

魚料理の店、《Hostaria Da Vincenzo》でのチェーナの後に訪れたジェラテリア。

https://www.gelateriaromana.com/34-gelateria-roma.php

食べたもの 本文の通り、ジェラート(2.2ユーロ)。

 

◆買う

◎ドルチェ系のお菓子、ヘーゼルナッツクリーム、カラスミ、タラネッリ、colatura (魚醤)などEATALY(Piazza XXV Aprile, 10)で購入

◎ネスプレッソのカプセル スペイン広場近くのネスプレッソで購入

このほか、カフェ《サンテウスタキオ》で同店オリジナルのカプセルも買ったが、家族からの評判は芳しくなかった(価格的にはネスプレッソと変わらないが)。

◎30年ものバルサミコ酢 1個59g入り48ユーロ iRuggeri(Piazza Campo de’ Fiori, 1-2,Roma)で購入

Firenze(フィレンツェ)2018/7/21~22

◆行く

リヴォルノでの『飲んで、食べて』1泊の旅を終え、フィレンツェに向かう。

16時12分発の電車は、定刻より少し遅れ、17時35分F.S.M,N駅到着。

そのちょっと前に一つ手前の駅に臨時停車(たぶんホームが決まるまでに時間稼ぎだろう)すると、近くにいたロシア人カップルから『フィレンツェの駅か?』と訊かれた。『次ですよ』と答える。

そういえば、リヴォルノの駅ホームでも、中東系のご婦人から『ローマヘ行く電車はこれですか?』と訊かれた。こっちも旅行中の外国人なんだけどな~

 

着いたホームは2番線なので出口まで遠い。

おまけに、駅を出てからインデペンデンツァ広場が工事中のため迂回させられる。

外はムアッと暑い。海に面したリヴォルノの真昼よりも暑く感じる。

 

昨年5月、11月に泊まったホテルにチェックイン。レセプションは顔なじみのエチオピア人(?)の男性。握手して『やぁやぁ~、また~』みたいな感じで挨拶。

 

◆エノテカで

昨年11月に3回も訪れたエノテカに行くつもりで出かけるが、その前にEATALYやドゥオモ近くの食料品店Pegnaに寄ってみる。

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やや遠回りした感があるが例のエノテカへ。

初めご主人は憶えてなさそうだったが、女性スタッフは憶えていてくれ、そのうちご主人もわかったようだ。

 

まず初めにプロセッコを1杯、次いでシャルドネを飲む。

美味しい。

 

 

この店は本来は酒屋さんなので、立ち上がって棚の中からVin Santoを探してみた。

みつからなかったので訊いてみるとRuffinoのものを薦めてくれたので購入。350mlと小さいので持ち帰ることができる。

 

アペリティーヴォのつもりで入ったが、ホテルにも近いことだし、リヴォルノでの遅いランチでそれほどお腹がすいてもいないし、わざわざほかのトラットリアへ行く気もなくなり、ここで夕食代わりにつまみをとることにする。

アチューゲにバター、classico mareを注文。初めはサラミ、生ハムなどのclassico terraを『頼もうとしたら2人前で量が多い』と言われ、少なめのものを尋ねたら『classico mareを半分にするから』と言われ変更。

これはマグロ、カジキマグロのカルパッチョで美味しく、つまみとしてもいい。いずれもブルスケッタのようにパンに載った感じで出てくる。

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これに合わせるワインを尋ねたら、やはり白、名前からしてドイツのものかと思ったがイタリア北部トレンティーノ産。

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少し甘い、梨の香りがする。

これを女性スタッフに行ったら『エッ?』という反応。

 

最後は、グラッパで締め、結局1時間半近くいて21時すぎホテルに戻る。

 

◆朝はいつもの山登り(?)

ローマでの2週間語学留学の谷間の週末、2泊3日の旅も最終日。しかも昼すぎにはローマ行きの電車を予約してある。

フィレンツェにはたびたび訪れているので短い滞在の中でどうしても行きたいところはあまりない。

ただ、ミケランジェロ広場だけは例外だ。

 

朝食後ホテルを出て、カルツァイォーリ通りからシニョリーア広場を抜け、ヴェッキオ宮殿ウフィッツィ美術館の間の通りを歩く。

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日曜朝とあってまだそれほどの人出ではない。

 

ネリ通りから途中で右に曲がり、アルノ川沿いからグラッツェ橋を渡り、また途中で右折、すぐ左折してサン・ニッコロ通りに入り、また右に曲がって門を抜けそのまま上り続けるいつものルートだ。

広場には9時10分ころ到着。

 

曇っているのでいつもほどの景色ではない。

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ミケランジェロ広場を後にして、来た道を戻りグラッツェ橋を渡ってからはサンタ・クローチェ教会へ。

ここも何回も来ているので中には入らず、全景、ファサード、左のダンテ像の写真を撮る。

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◆リストランテ・トラットリアを探して

友人から教えてもらったリストランテが「確かサンタ・クローチェ教会の裏の方だったなぁ」と探すがわからずじまい。

 

帰り道、教会横の通りにあるトラットリアに出ていたランチメニューが気になる。

 

ジュゼッペペ・ヴェルディ通りを渡り、以前行ったことのある財布にやさしい店を探すが通りを間違えたらしく見つからない。

西の方にそのまま進むと。小説《インフェルノ》の最初の舞台となるパディア・フィオレンティーナ教会の鐘楼が見えてきた。

(この教会には昨年5月に行ったことがある。)

 

右に曲がり次を左折して共和国広場の方向へ。

10時半にホテルに戻り、一休みしてとりあえず11時チェックアウト。

しばらくロビーでネット。

 

◆ランチはどこで

残された時間はランチのみ。

どこにするか迷うが、候補は①ピッティ宮殿前のエノテカ、②以前泊まったルレ・ウフィツィ近くの定食の店、③昨年5月に2日続けて訪れた財布にやさしい店、そして④さっき気になった《ビステッカ》のランチメニューが出ていた店など。

 

ポンテ・ヴェッキオを渡り、ピッティ宮殿前のエノテカに着いたのが11時50分。まだやっていない。少し待つが、あきらめルレ・ウフィツィ近くの定食の店へ。

ところが、店がない。どうやら変わったようだ。

 

次は、サンタ・クローチェ教会近くの《ビステッカ》の店を目指し、朝と同じようにヴェッキオ宮殿とウフィッツィ美術館の間の小道からネリ通りを歩く。

 

例のパニーノの店《All’Antico Vinaio》は、もうものすごく混んでいて路上には長蛇の列だ。

少し行くと何回も来ている生ハムの店《La Prosciutteria》がすいていたので一瞬「入ろうか」迷ったが、ランチメニュー《ビステッカ》の誘惑には勝てず、そのまま歩いて目的のトラットリアへ。

 

外のテーブルも空いていたが暑いので店内へ。

 

ランチメニューは2種類あったが、注文したのは、ビステッカの定食、グラスワイン付き。

何よりも早くワインがパンと一緒に出てくる。

 

前菜はブルスケッタ。今回の旅では10日目にして初めてトマトのブルスケッタだ。美味い。

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ビステッカは普段の一人旅では量が多すぎて注文しにくくご無沙汰していたが、今回は1人前500グラム。

それでもボリュームがある。

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13時20分頃、満足して店を出る。

 

帰り道、EATALYによりヴェネト地方の郷土菓子《sbrisolona》を買ってホテルに戻る。

 

◆ローマに戻る

14時頃ホテルを出てF.S.M.N.駅へ向かう。

14時33分のitaloでローマに戻る。

 

◆泊まる

◎ホテルの名前Burchianti(★★★), Via Del Giglio, 8, Firenze

Single(standard)、前払い9,936円、Expediaで予約、市税 1泊4ユーロ

 

◆食べる

◎お店の名前 Bistro BALDOVINO, Via di San Giuseppe,22r, Firenze

食べたもの 本文の通り。キャンティグラスワイン付きで20ユーロ。

◆飲む(ワインバー)

◎お店の名前 Vini & Delizie, Via dei Banchi 45/r, Firenze

飲んだもの プロセッコ(3.5ユーロ)、シャルドネ(4.5ユーロ)、つまみのclassico mareに合わせてトレンティーノの白(5.5ユーロ)、食後にグラッパ(5ユーロ)。

食べたもの(つまみ) アチューゲにバター(1.5ユーロ)、classico mare(1人前7ユーロ)

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買ったワイン Vin Santo(Ruffino), 350ml(16.9ユーロ)

合計で43.9ユーロだったが、歓迎の気持ちなのか、40ユーロにまけてくれた。

 

◆買う

〇ヴェネト地方の郷土菓子sbrisolona EATALY,Via de Martelli 22, Firenze

○バルサミコ酢 Pegna, Via dello Studio,26r, Firenze

Livorno(リヴォルノ)2018/7/20~21

◆行く

リヴォルノには、2011年ペルージャ留学時にピサに1泊したとき訪問を試みたことがある。

何の情報も持たず、駅に降り立ちとりあえずチェントロ方向に歩き、何とか大きな広場にたどり着いたもののペルージャにその日のうちに戻る時間の関係で、その広場から引き返すだけだった。

 

今回は、ローマ2週間の語学学校に通う間の週末にフィレンツェに行くつもりだったが、イタリア語仲間のMさんがリヴォルノ長期滞在中だったのでフィレンツェの前に訪れることにした。

 

初めは、金曜の授業が終わってから行くつもりだったが、急に金曜休校となったので朝ローマのホテルをチェックアウトし、向かう。

 

テルミニ駅8時15分発のitaloで、まずフィレンツェに行き、10時28分発の電車に乗換えてリヴォルノへ。車内は結構混んでいるが、ピサでほとんど降りてしまい、今度はガラガラだ。

リヴォルノには定刻の11時48分着。

 

 

◆“Lam Blu”でレプッブリカ広場

事前にメールで教えてもらっていたように駅のタバッキで市内バスの乗車券を買う。

 

駅前の停留所のどこから発車するのが不安だったが、4台目か5台目に“Lam Blu”(路線名)が来た。

12時発車、右側に座り、通りすぎるバス停の名前を確認する。

10分で7年前に来たことのあるレプッブリカ広場に到着。

 

ホテルはバス停すぐ近く。チェックインするつもりだったが、時間が早いということでバッグを預け、とりあえずリヴォルノ観光スタート。

といってもMさんに連れていってもらうだけだ。

メルカート、ドゥオモなどを通りすぎてから、地元名物料理《5&5(チンクエ・エ・チンクエ)》のランチ。

《5&5》は、ひよこ豆のトルタをフォカッチャで挟んだもので、これを食べられる店はピッツェリア同様夜の営業がほとんどで昼間やっている店は少ないらしい。

 

パリッとしたフォカッチャの中にもちっとしたひよこ豆のトルタ、中々の味わいだ。ビールがうまい。

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イタリアには何回も来ているがこんなのは初めて。

 

この日も暑く、外のテーブルにそれ以上いられないので場所を変えて屋内でカフェを飲む。

 

◆チェックインしたが

時間もちょうどよくなったのでホテルに戻りチェックイン。

 

部屋に入ってみると大きな扇風機があり、エアコンが動かない。ローマのホテルと同じくミニバーがない。これは今さらしようがないが、エアコン故障は大問題!

レセプションに戻り、『部屋を代えて欲しい』と言ったが『今日は満室だからできない』と。

1晩いてそれほど他の客にはあわなかったのだが・・・。

 

◆街歩き再スタート

ホテルのロビーで待ち合わせ、街を案内してもらう。

リヴォルノの市街地は、第2次世界大戦で空襲されたらしく、古い建物はあまりない。

 

ブラブラと海の方へ行き、海岸沿いの大きな通りを歩く。

この日の海は穏やかで、遠く船も望める。

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◆飲んで、食べて、飲んで

どんどん歩いて眺めのいいTerazza Mascagni、プールをすぎ、海に面した広場のカフェでアペリテーヴォ。

暑くてのどが渇いていたせいかプロセッコをお代わりする。

 

夕食の店を19時半で予約しているというのでまたブラブラと市街地に戻る。

お店には早めに着いたが、ちょうどオープンしたところで入れてくれた。

 

2人用のテーブルがあるにもかかわらず長いテーブルの一角に案内される。

個人レッスンの先生に予約してもらったとのことで、そこはどうやら無理して取ってくれた常連さんの席のようだ。

すぐあとから常連さんとおぼしき同年代男性3名がやってきた。

 

もちろんメニューはあるが、何回も来ているMさんに任せると、カメリエーレとやり取りをして注文している。

場所柄、全部海の幸の料理だ。

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ワインは、この店のラベルが貼られている本当の意味のハウスワインだ。

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美味しくてお腹いっぱいになる。

 

21時すぎ店を出て、運河の夜景を見てからポンチェの店へ連れていかれる。

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ポンチェって何だろう?

飲んでからわかったが、熱々のカフェにはアルコールが入っている。リキュールだそうだ。

強いが、甘い。

 

これにて今日の予定終了。大回りをして、ドームが半分割れている教会《Cisternone》の前で別れる。

よく歩いた一日だ。

 

ホテルの部屋のエアコンがダメなので窓を開けてみたが、広場の周りを走る車の音がうるさく、やむを得ず扇風機をつけ寝た。

疲れていたせいか暑いのにわりとよく眠れたようだ。

 

◆メルカートをぶらつく

朝食後、地図を見ながらメルカートへ。

外には衣料品の店が沢山出ている(あとでわかったが、野菜、果物の店が出ているところもあった)。

 

メルカートはなかなか重厚で大きな建物だ。

中には、パン屋、チーズの店、生ハムの店、肉屋、食料品店、雑貨屋、それにもちろん魚屋、ムール貝の店などなど。

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さすがに、魚の種類が多い。

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IMG_4916イタリアのメルカートは見ているだけで楽しい。

 

いったんホテルに戻り、とりあえずチェックアウト。

 

前日同様ロビーで待ち合わせ、メルカートの周りを抜け、アッティアス広場のカフェでエスプレッソのグラニータを飲む。

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これは美味しい。作るのに手が込んでいるのに3ユーロとは安い。

この店はいろんな選手権で入賞しているらしく壁には多くの賞状が飾られている。

 

◆ランチでまたフリット

ガイドさんは、いろいろ考えてプランを練ってくれていたらしくその最後はフリットの店でのランチ。

夜の方が候補店はもっとあるらしいが、昼やっている店は少ないとのこと。

その中でも人気店に案内してくれた。

 

小さな店で、外のテーブルが一つ空いていたが、通り抜ける風が心地よい。

夕べ食べたフリットとほぼ同じものを頼むが、ここはここで美味い。

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フリットをつまみ代わりにプロセッコのボトルを空ける。

 

2度目(?)のリヴォルノは観光よりも食べること、飲むことが中心となってしまった。

しかし、考えてみると旅は食べることが大きな目的だ。

 

これにてリヴォルノ観光終了。ホテルに戻り、バッグを引き取ってレプッブリカ広場からバスに乗り、駅へ向かう。

次の目的地は、フィレンツェだ。

 

◆泊まる

ホテル Hotel Ariston(★★★) Piazza Della Repubblica 13, Livorno

Booking.comで予約。Single、76.5ユーロ、現地払い。

ロケーション的には悪くはないが、夏の暑いときにエアコン故障とは・・・。

 

◆食べる

  • お店の名前 Pizzeria Costalli di STURLA MARCO, Via Strozzi 10, Livorno

食べたもの チンクエ・エ・チンクエ(3.5ユーロ)。

水、コペルトを含め2人で13ユーロ。

 

  • お店の名前 Cantina Senese, Borgo dei Cappccini 95, Livorno

Mさん一押しの店で、夏期休業にならないか心配していたほど。

食べたもの 海の幸カルボナーラ、カニのニョッキ、バッカラのフリット、カラマリのフリット

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ワインは、白ボトル(6ユーロ)

水を含め2人で38ユーロとコスパ抜群。

 

  • お店の名前 Siamo fritti, Via del Cardinaleb32, Livorno

食べたもの バッカラのフリット、カラマリとガンベロのフリット、ポテトのフリット(計19ユーロ)

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飲んだもの プロセッコをボトル(10ユーロ)で。

 

◆飲む

  • お店の名前 La Baracchina Bianca, Piazza S.Jacopo Acquaviva 19, Livorno

飲んだもの アペリティーヴォ(1人7ユーロ)としてプロセッコ(追加は6ユーロ)。

 

  • お店の名前 La Ponceria, Via Borra 40, Livorno

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http://www.laponceria.it/

飲んだもの ポンチェ。リヴォルノ名物のリキュール入りの熱いカフェ(3ユーロくらい)。

 

  • お店の名前 Coffee Square 33, Piazza Attias 29/33, Livorno

飲んだもの エスプレッソのグラニータ(3ユーロ)

 

 

Roma AL CHIANTI

 

Roma  AL CHIANTI

Roma(ローマ)2018/7/16, 2018/7/23

 

お店の名前  AL CHIANTI, Via Ancona,17 Roma

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2018年7月のイタリア旅はローマに2週間滞在、Porta Pia近くのホテルに泊まっていた。

その界隈には意外にも多くのリストランテ、トラットリア、ピッツェリアがあり、ここはそんな中の1つで、ローマでありながらトスカーナ料理の店。

落ち着いた感じのいい店だ。

通りがかりに見つけ、良かったので1週間後に再訪。

www.alchianti.com

 

◎1度目

◆食べたもの 前菜としてトスカーナのクロスティーノ(6ユーロ)。ブルスケッタのようなものだが塗っているのは何だろう。レバーのようだが臭みはない。サービスとして小さなコロッケ。

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ランチが遅かったのでプリモはパス。

セコンドは、トスカーナの肉、キアーナ牛のタルタル(18ユーロ)。

これは、かなりの量がある。

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◆ワイン  『プロセッコかスプマンテを』とグラスで頼んだら、トレヴィーゾのプロセッコMALIBRANをボトルで開けてくれた(6ユーロ)。量も多い。

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このあと、赤ワインをグラスで(5ユーロ)。

店内を見ると、黒板にグラスワインが泡、白、赤が数種類書かれていた。

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コペルト、水、カフェを含めて41.5ユーロ。

 

外のテーブルも空いていたが、中の窓際の席にした。これは大正解。

というのは、突然の雷雨で外のテーブルのお客は途中で中に移動していたからだ。

窓際の席でも、窓が開いていたので多少降り込んだほど。

 

◎2度目

窓際のまったく同じ席に座る。

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◆食べたもの 前菜として、サルビアとポテトのフリット(Scartate e fritte、4ユーロ)、自家製の大量のポテトチップ。ちょっと失敗、食べきれない。

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前菜はもう一つ、キアーナ牛のカルパッチョ(10ユーロ)。

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プリモは、カーチョ・エ・ペペのピチ(8ユーロ)。カーチョ・エ・ペペといえばローマ料理のはずだが、トスカーナのピチということで選ぶ。

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前回同様小さなコロッケはサービス。

セコンドはパス。

食後にドルチェとしてジェラートとシャーベット(5ユーロ)。

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◆ワイン  黒板の中から1週間前のプロセッコを見つけ2杯(6ユーロⅹ2)。

 

コペルト、水を含め44.5ユーロ。

Napoli(ナポリ)2018/7/14~15

 

◆行く

ローマの語学学校に2週間通うため授業が始まる3日前にローマに着いたが、計画時点で、『ずっとローマにいるのも何だなぁ』と思い、2018年夏のイタリア旅2日目は20年ぶりにナポリに行くことにしていた。

 

テルミニ駅11時15分発のitaloは20分ほど遅れて発車、Napoli Central駅には15分遅れの12時40分到着。

 

7年前にサレルノに行くとき、乗り換えで時間がありちょっとだけこの駅構内を見てみて駅が新しくなっていたのは知っていたが、今回メトロに乗ろうとして様変わりでしかも広い。メトロの乗り場を探すのに一苦労する。

 

◆メトロで

トレド駅へは1号線、ようやくガリバルディ駅の改札口を見つけ入ってみると相当深い。

 

どうやら始発のようだ。

座れたが、3つ目の駅から自転車3台の親子3人が乗り込んできたのには驚いた。

メトロは新しいようだが、車両外側はありがちな落書きだ。

 

ガリバルディ駅から4つ目、トレド駅で下車。

出口までのエスカレーターの天井を見上げると、Eテレ《旅するイタリア語》でも紹介されていた地上へ続く穴。ちょっと幻想的な感じだ。

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◆ホテル探しも一苦労

地上に出ると、そこはトレド通り。番地を頼りに予約していたホテルを探すが、その番地の建物には小さな扉が開いているのみ。

中に入ってみると、そこは建物ではなく土間のような感じ。突き当り奥に階段があるがどう見てもホテルがあるとは思えない。

いったん外に出て近くを探し回る(幸いにもスーツケースはローマのホテルに預けてきたので荷物はトートバッグのみで身軽だが)。

かなり方向違いのところに別のホテルがあったので訊いてみると、番地を確かめてくれ、しかも隣のバールの名前まで教えてくれた。

行ってみるとまさにさっきの建物だ。

 

さっきと同じように中に入り、奥の階段そばまで行ってみると『当ホテルに御用の方はこのベルを押さずに・・・』とあり、ホテルのあることがわかる。

 

ナポリのこの日の暑さは半端ではない(今回の滞在16日間で一番暑かったかもしれない)。

しばらくホテルで休んでからランチしがてら街歩きに出かける。

 

◆海の方へ

まず、腹ごしらえだ。ホテルのレセプションでいくつか教えてもらったお店の中で海に近い魚料理のトラットリアへ行く。

 

外はパラソルの下でも暑そうなので中のテーブルにするが中も涼しくはない。むしろ暑い。

 

プロセッコ、パスタ、水を注文。

魚料理もすすめられたがやんわりと断る。

海の幸のパスタはさすがに美味い。

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カメリエーレはちょっと調子がいい。

『イタリアに住んでいるのか?』とか、どういうわけか『家族はイタリア人か?』など話しかけてくる。

 

食事のあと、何も考えていなかったので、とりあえず海の方へ行ってみる。

20年前に見たような気もするお城の前に出た。

どっしりとしたやぐらのような塔が3本見える。

《アンジュー家の城》だ。

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ゆるやかな坂道を上って中に入って、すぐ戻る。

 

次にプレシビート広場に向かう。

 

◆思いがけずオペラのチケット入手

その途中、サン・カルロ劇場の前を通ると、オペラのポスターが貼られているではないか。

よく見るとその日が公演初日で、演目は《リゴレット》だ。

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14年前、ヴェローナアレーナ野外オペラで観たことがあり、ストーリーも大体わかっている。

 

窓口が開いていたので、ダメ元でチケットがあるか訊いてみると残っているとのこと。ほぼ舞台正面の3階パルコ前列席を手に入れた(40ユーロ)。

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◆20年ぶりのプレシビート広場

ゆったりとした半円形の柱廊の広場には20年前にも来た。

この日は暑く、そのせいか広場前にいる人は少ない。

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静かな雰囲気だ。

 

プレシビート広場を出て海岸、サンタ・ルチアへ。

暑いことは暑いが、せっかくここまできたのだからと《卵城》へ行くことにする。

海岸通りから海の向こうにヴェスーヴィオ山が見える。

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◆卵城

《卵城》は海岸に突き出た小島にある。海岸には水着姿で楽しんでいる人たちがいた。

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長い橋を渡り《卵城》の中に入るが、暑いのと《卵城》の屋上まで結構遠そうだったのでゆるやかな階段を途中でやめ、引き返そうとしたが、せっかく来たんだからと、また上り始める。

 

広い屋上に出ただろうと思っていたが、何のことはない、入口付近の砲台の上だった。

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海も見えないこともないが、正面に見えるのはナポリの山の市街地だ。

ヴェスーヴィオ山は少しかすんでいるが《卵城》からの景色もいい。

 

 

《卵城》のあとは、逆戻りしてトレド通りをホテル方向へ。

暑いけど、土曜の夕方とあって、トレド通りはものすごく混んでいる。

途中、ジェラテリアで木苺のジェラートを食べ、17時頃ホテルに戻って一休み、少しまどろむ。

 

 

◆眠気の中、オペラ

公演は20時から。

サン・カルロ劇場向かいのカフェでアペリティーヴォ兼軽い夕食をとって劇場へ。

 

10分ほど前に行くと、もうかなりの人出。

きちんととした服装の人も見かけるが時期も時期なのでカジュアルな感じの人の方が多い。

 

何回か劇場スタッフに尋ねて3階のパルコNo.18に入り、席に着く。

すでに着席していたイタリア人カップルと挨拶。

客席は、平土間はともかく全体的にはすいているみたいだ。我々のパルコも8人席だが3人だけ(第2幕の途中から数人入ってきたが、これは多分上の階から移ってきたのだろう)。

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いよいよ始まると、時差ボケのせいもあって眠気が襲ってくる。

21時10分、第1幕終了し、20分の休憩。

席にいてもしようがないので下に降りてみる。

一番下の階の左手奥に行ってみると大広間があり、さらにその奥には観客のためのバールや、水を売っているところがある。

いずれもものすごく混んでいる。

 

第2幕後の休憩時間には、ここのバールでプロセッコ(10ユーロ)を飲んで生き返った。グラスをもらって離れようとしたら呼び止められ、つまみを渡される。

 

第3幕は眠気もすっかり消え、楽しむことができた。

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リゴレット役もブラーヴォだが、ジルダ役もブラーヴァだった(観客からのかけ声と同じく語尾活用している)。2人とも声量がすごい。

 

まさか、ナポリでオペラを観るとはこの日まで予想もしていなかったが、良い思い出になった。

 

 

◆朝の散歩でスパッカ・ナポリ

宴会場みたいな朝食会場で朝食。部屋からは見えなかったトレド地区がベランダから良く見える。

ゆるやかな上りの細い路地だ。

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街歩きに出かける。

目指すは、スパッカ・ナポリドゥオモだ。20年前に来たときは訪れていないはずだ。

 

その前に、昨日ホテルで教えてもらったピニャセッカ通りのピッツェリアを探す。

なかなか見つからなかったが、最初通りがかりに写真を撮った魚屋の隣だということがわかったもののこの時間ではまだ開いていない。

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スパッカ・ナポリ方向に行こうとしていたのにトレド通りを進み過ぎ、気づいたらダンテ広場まで行ってしまう。

そこでその先の国立考古学博物館に行くことも考えたが、見学時間を考えるとチェックアウトの11時までに戻れるかわからないので、初めの予定通りスパッカ・ナポリに行くことにする。

 

いくつかの道を曲がり、何とかジェズ・ヌオヴォ教会の前に出た。

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これをまっすぐ進む通りがスパッカ・ナポリだ。

日曜の朝9時、とあってまだ閉まっている店も多く、歩いている人も少なくて、映像などで見る雰囲気を感じない。

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スパッカ・ナポリを通り抜け、ドゥオモ通りを左折すると右側にドゥオモが見えてきた。

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中に入ってみると、右側にサン・ジェンナーロ礼拝堂があるが、日曜午前なのでミサが行われている。

ゆっくりと全体を見る。ドゥオモだから当然のことだろうが内部の装飾は豪華だ。

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来た道を戻り、再びスパッカ・ナポリを歩く。幾分開いている店も多くなってきているようだ。

途中、美味しいと言われるナポリ・カフェを味わいたいと思い、カフェを飲む。

 

サンタ・キアラ教会に入ってみたが、内部は簡素な感じだ。

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行きに通りすぎただけのジェズ・ヌオヴォ教会にも入る。なかなか見事な装飾だ。

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朝早い時間帯とあってそれほど暑くはない。たまに心地良い風もあって気持ちのいい散歩だった。

 

10時10分すぎホテルに戻り、とりあえずチェックアウト。

 

カラヴァッジョを観に

トレド通り、ホテルすぐ近くにカラヴァッジョの絵のある美術館があるので行ってみる。

セヴァロス・スティリアーノ宮美術館だ。元は、貴族の邸宅だったらしい。

1階では、ダヴィンチの特別展が開かれている。

 

カラヴァッジョの《聖ウルスラの殉教》は上のフロアだ。

この絵は最晩年の作品で、1610年に描かれている。

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会場内ではどこからも光をあてていないのにウルスラの胸元にスポットライトがあたっているかのようだ。

現代なら、1眼レフで高速シャッターを切り、写し撮ったようなものか。

 

館内の、その他ナポリ派の作品はざっと見る感じで美術館をあとにする。

 

 

◆ピッツアあきらめ魚料理

ホテルのレセプションでいくつかピッツェリアを教えてもらったが、1軒は遠すぎ、近くの店はカジュアルっぽくてやめ、朝開いていなかったピニャセッカ通りの店に再度行ってみたもののどうやら休みのようだ。

その界隈を歩き、ワイン樽の上に置かれていたメニューが気になって見ていると、お店の人に声を掛けられ、少し早いが結局その店でランチにする。

魚づくしの定食(20ユーロ)でまぁまぁだった。

 

ナポリで本場ナポリ・ピッツアを食べられなかったのは残念だったが、これにて1泊2日ナポリの充実した旅は終わり。

14時20分発のitaloでローマに戻る。

 

◆泊まる

◎ホテルの名前 Hotel Principe Napolit’amo, Via Toledo 148, Napoli

Hotels.com で予約、ダブルルーム、事前支払いで9,410円。

本文の通り、探すのにものすごく苦労した。知っていれば、ロケーションはいい。

チェックインの際、汗をかいていたので冷たいオレンジジュースを用意してくれた。

渡された鍵には3本、部屋の鍵、ホテル入口白い扉の鍵、そして建物1階の入口の鍵、ということは外出時3本の鍵を持っていかなければならない。

部屋には、ミニバーも、セフティーボックスもない。

ロビーの自販機には水のほか、冷えたスパークリングワイン(200ml、1.5ユーロ)がある。

 

◆食べる

◎お店の名前 Trarttoria Pizzeria Casa Viscardi, Via S.Brigida N.57/59, Napolia

食べたもの 海の幸パスタ(10ユーロ)

プロセッコ(4ユーロ)、水、コペルトで17ユーロ。

 

◎お店の名前 Trattoria Pizzeria Addu‛ Fratemo ,Gradini SanLiborio, 21, Napoli

食べたもの 海の幸定食。前菜3種でムール貝の白ワイン蒸し、小いわしのマリネ、タコとミニトマトの煮込み。最初の2種はかなりの量。

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プリモはボンゴレ・スパゲッティ、これは美味い。アサリもたっぷり入っているが半分近くは口が閉まっているのは残念。

水(920ml)、白ワイン(たぶん1/4)も含み、20ユーロ。

 

細い路地のテーブルで食べたが、道行く近所とおぼしき人が、『この店は美味しいんだよ~』と声をかけて行く。

通りがかりに入った店にしては良かった。

 

◆観る

◎オペラ 《リゴレット》、詳しくは本文の通り。3階ほぼ舞台正面パルコ席の前列で40ユーロ。

 

◎カラヴァッジョ 《聖ウルスラの殉教》、詳しくは本文の通り、入場料5ユーロ。

トリュフ味チョコレート(Tartufini dolci)

◆トリュフ味チョコレート(Tartufini dolci)

 

初めて買ったのは2017年秋、フィレンツェのPegnaで10個入りを家族へのお土産として。

トリュフが入っているかといえば入っていない。チョコレートかといえばそうでもない。

でもまろやかでとろけるような感じ。

今回(2018年夏)家族からリクエストがありローマのEATALYで買う。

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評判が良かったので大きなパッケージの20個入り(6.8ユーロ)にした。

Roma(ローマ)2017/11/22~24

◆行く

2017年2度目のイタリア、ミラノからヴェローナを回ってフィレンツェ、最後はローマだ。

フィレンツェでのホテルに戻り、最終パッキング。買ったものが多くてなかなか閉まらない。 9時15分チェックアウト、F.S.M.N.駅へ向かう。

Italoのブースに行ってホームを尋ねるが『まだわからない』と。 案内板を見ると5分遅れの模様、9時47分ようやく13番線と決まった。 結局8分遅れて10時ちょうどの発車、今年2度目のフィレンツェに別れを告げる。

11時すぎ席を立ち上がる人が見え始めた。てっきりテルミニ駅11時50分頃到着と思っていたのはまったくの勘違い、11時25分到着。ほぼ定刻。

9号車はF.S.M.N.では結構歩かされたが、テルミニでは前の方だった。

 

いつも泊まる定宿のホテルには10分ほどで着く。

チェックインしたものの初めて見る愛想のないフロント氏いわく『部屋の準備ができていない。14時から』。 それがわかっていれば、フィレンツェに昼までいれば良かったのに。

◆街歩きしながらDVD探し

どこかでランチをしようと共和国広場を目指したのに11月20日通りを通ったら少し離れてしまい、左折して共和国広場に向かう途中、大型書店《La Feltrinelli》発見。例のDVD(イタリア語講座教材の映画)を探すが、そこにはなく、隣り合わせの2軒目で1枚見つけ購入。あと2枚見つける必要がある。

共和国広場からナツィオナーレ通りを歩き、食材店《Castroni》でランチにする。 入って右カウンターの先に食べ物のショーウィンドゥがある。パスタ数種類の中からアチューゲのオレキエッテキィと白ワインを注文、奥のテーブルでランチ、8.1ユーロとは安い。

IMG_4459   14時まではまだ時間があるので、ローマに来たら必ず立ち寄るいわばお約束のトレヴィの泉へ。 相変わらずの人出だ。

IMG_4463 その帰り道、ナツィオナーレ通りで書店《iBS》を見つけたので、お店の人にDVD売り場を教えてもらい割に早くゲットできた。1枚しかなかったが何と4.99ユーロ。残りはあと1枚だ。

トレヴィの泉からおよそ30分でホテルに戻り、部屋(102)に入り、荷物を開けたり、休んだり。 この部屋は今までカメリアで泊まった部屋の中では広い。特に、バスルームが広い。

カラヴァッジョを観に

一休みしたので15時すぎNo.62のバスでチェントロへ。 チケットを買ってからバス停まで戻ったが、あとでよく見ると停留所一つ分歩いたようだ。

コルソ通りパンテオンに近いところで降りる。 とりあえずの目的はサン・ルイージ・ディ・フランチェーゼ教会のカラヴァッジオ《聖マタイ 3部作》を見ることだ。

以前一度見ているが、1ヵ月前に東京イタリア文化会館での講演会も聴いていたので再訪することにした。

まず、遠く離れたところから見てそれから礼拝堂に近づく。

IMG_4465   正面から見たり、横から見たり。 正面は、《聖マタイと天使》

IMG_4467礼拝堂の左は有名な《聖マタイの召命》、この絵の中で誰が聖マタイなのか論争がある、左手の指が誰を指しているかどうかの解釈らしい。

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礼拝堂右は《聖マタイの殉教》

IMG_4466 この数日前にミラノ2日目、《カラヴァッジオ展》を観て来た。ここのような祭壇画は取り外せないので現地でしか見ることができない。

未だに残念なのは、シラクーザのドゥオモにカラヴァッジョの絵があったのに時間があまりなく見なかったことだ(当時はまだ興味が少なかったかもしれない)。

IMG_4470 ナヴォーナ広場を通り抜け、その南の方に書店があったような気がしてちょっと探しまわるがこれは記憶違いだった。

次にサンタ・マリア・マッダレーナ教会IMG_4471 バロック様式末期といわれるファサードが何となく重厚感がある。

小腹もすいたのでそのすぐ近くでアペリティーヴォ、5ユーロの白ワインはあまりおいしくない。

◆ミッション完了

ブラブラとコロンナ広場に向かい、コルソ通りを渡ったところの大きな建物に入る。たしか。ここにはいろいろな店もあって書店Feltrinelliもあった気がする。

Feltrinelliはすぐにわかり、売り場でスタッフに尋ねると目当てのDVDを探し出してくれ、これにてミッション完了。

 

IMG_4478   ◆飲み直しのアペリティーヴォ

ミッション完了のあとは、再びトレヴィの泉に出て、ナツィオナーレ通りを共和国広場の方に向かう。 ランチ代わりに立ち寄った《Castroni》のバンコで飲み直す。

IMG_4477 今度はプロセッコ(3ユーロ)だ。これに小さなクロスティーニがいくつも出てくる。またまた、アペリティーヴォだ。20時にチェーナの約束をしているので少しにとどめる。

共和国広場に面したEATALYを覗いてから18時半ホテルに戻る。

◆彼氏いわくローマで一押しのピッツェリア

この日の夕食はペルージャ短期留学最初の年に知り合ったMさんととることになっている。

19時45分すぎ、Mさんが彼氏の車で迎えに来てくれた。 彼氏の運転でピア門外のピッツェリアへ連れていかれる。

彼氏いわく『最近食べたピッツアの店ではローマで一番』だと。

ピッツェリアとしては何となくモダンな感じの店だ。

IMG_4483 Mさんとは2年ぶり、彼氏も含め3人で日本語、イタリア語のちゃんぽんながら会話が弾む。22時15分すぎ店を出てホテルまで送ってもらう。ホテルまで意外に近かった。

◆ローマ2日目はオルヴィエート

市内散歩&美術館巡りにするか、オルヴィエートへ行くか迷ったが、往復の電車の中で足を休めるのでオルヴィエートへ行くことに決めた。

9時の電車でオルヴィエートへ向かう。

(オルヴィエート旅行記(11/23)Orvieto で)

14時50分、テルミニ駅に戻り、途中スーパーに寄ってからホテルに帰る。

◆またまたカラヴァッジョ

一休みしてから、メトロに乗り、ポポロ広場へ。

IMG_4514   カラヴァッジョの絵があるサンタ・マリア・デル・ポポロ教会に入る。

IMG_4512 何回か来てみたが、開いているのは初めてだ。

もちろん目的はカラヴァッジョ礼拝堂の2つの作品《聖ピエトロの逆さ磔》《聖パオロの改宗》だ。

 

IMG_4508 IMG_4509   ◆トレヴィの泉そばの教会でのコンサート

前日、トレヴィの泉に行ったとき目の前の教会、サンティ・ヴィチェンツォ・エ・アナスタシオ教会で17時半からコンサートが行われることを知った。

IMG_4462 時間も丁度いい。

スペイン広場を経て教会に着いたのが17時30分。

何ともう始まっていた。教会の中は聴衆でいっぱいだ。

どうやら17時開始に変更となっていたようで、17時50分に終わってしまう。 わずか20分だったがまぁまぁ良かった。

出演者はバリトン、ソプラノ各1名。小柄だがかなりの声量だ。 終わって聴衆が教会を出るときには、その二人が挨拶をして見送っていた。   帰り道、ナツィオナーレ通りの《Castori》で昨日に続いてプロセッコを飲んでからホテルに戻る。

◆最後のチェーナ&ジェラート

19時半すぎホテル近くの《Hostaria Vicenzo》へ。 ここは魚料理の店、ホテルから近いこともあって今まで何回も訪れている。

前菜盛合せ、ムール貝ワイン蒸し、イカ・エビのフリットに白ワイン、最後にアマローネで〆る。 帰りにジェラテリアに寄り、今回の旅で最後のジェラートを味わってからホテルに戻る

◆朝の便で帰国の途へ

帰国便はフィミチーノ10時55分発のフィンランド航空だ。 少し余裕をもって7時半にはテルミニ駅を出たい。   7時の朝食前にチェックアウト。朝食を10分で食べ、テルミニ駅へ。 7時35分のレオナルド・エクスプレスでフィミチーノに向かう。

8時07分到着。8時15分、チェックインカウンターに着いたが、チェックインは8時半からとのこと。 少々あせってホテルを出てきたようだ。

ゲートでは約1時間も待ってしまう。10時10分バスにて搭乗。

11時にヘルシンキに向かって離陸、8泊の旅を終え、帰国の途につく。

◆泊まる ホテル Hotel Camelia(★★★), Via Goito 36, Roma

1泊目Expediaで予約。Single、6,419円、2泊目Hotel.comで予約7,993円。いずれも事前払い。テルミニ駅から近いし、清潔感あるホテルなので、最近はローマではもっぱらこのホテル。

◆食べる

  • お店の名前 Pizzeria BERBERE`, Via Mantova 5, Roma

ピア門外にあるちょっとモダンな感じのピッツェリア。いくつかの都市に店舗があるようだ。

www.berbere.it

食べたもの つまみとして、アチューゲにバター、オリーブ、カボチャとフンギのスープを3人でシェア。これはすべて連れてきてくれた彼氏に任せる。

IMG_4479 ピッツァは各自1種類注文、自分はモッツァレッラのいわばマルゲリータにする。生地が黒っぽく、もちっとしている。 IMG_4480 食後にドルチェ。

ワインは、運転のため飲めない彼氏に遠慮し、泡、白それぞれ1杯ずつ。

レシートが手許にないので金額は詳細不明、3人で60~70ユーロくらい。

  • お店の名前 Hostaria Da Vincenzo, Via Castelfidardo 6, Roma

ホテルから近い魚料理の店。

食べたもの 前菜盛合せ(14ユーロ)、ムール貝ワイン蒸し(10ユーロ)、イカ・エビのフリット(16ユーロ)とほとんど飲むときのつまみみたいなものだけどボリュームがすごい。。 IMG_4520

 

IMG_4523ワインは、Lazio州の白Casale del Giglio,2016 Satricoハーフ(8ユーロ)、最後にアマローネ IMG_4524 水、パンを含め51ユーロ。

◆買う DVD “SE DIO VUOLE”、la Feltrinelli, iBS-Libraccioなどで3枚購入

Orvieto(オルヴィエート)2017/11/23

Orvieto(オルヴィエート)2017/11/23

 

◆行く

2017年秋のイタリア、8日目はまるまる一日ローマ。

朝起きたときに、ローマ市内散歩・美術館巡りにするか日帰りでオルヴィエートに行くか迷ったが、往復電車の中で足を休めることができそうなのでオルヴィエート行きにする。

 

オルヴィエートには、2000年夏にペルージャからモンテプルチアーノに行く途中に寄ったことがあり、2回目だ。

 

テルミニ駅には電車発車10分前の850分到着。切符の自販機を探し、1estホームへ。このホームは遠い!

ギリギリに乗車。座ると、座席指定でもないのに外国人が『あなたの席か?』と訊いてくる。どうやら同時刻のFrecciarossaと間違えているようだ。間もなく列車のドアがしまる。彼は無事に降りられただろうか?

 

◆オルヴィエート到着

定刻の1014分着。すぐにフニコラーレに乗る(往復2.6ユーロ)。

イタリアで初めて席をゆずられた。喜んでいいのか・・・。

フニコラーレを降りるとバスが待っている。前回はここからチェントロまで歩いたが、今回は目の前のバスに乗る。

そのおかげでドゥオモに着いたのは10時半にもなっていない。

すぐ前の案内所で地図を手に入れる。

 

◆相変わらず素晴らしいドゥオモ

2000年夏以来17年ぶりのドゥオモだ。ファサードの美しさに相変わらず目を奪われる。

まず、ドゥオモの外観を写すが、前回も感じたけれどドゥオモ広場が狭くてなかなか全景がおさまらない。

IMG_4484

 

その後、中に入る(拝観料4ユーロ)。

右礼拝堂の壁や天井一面に描かれたシニョレッリ、フラ・アンジェリコのフレスコ画を見る。

IMG_4487

 IMG_4486

次いで左礼拝堂へ移る途中で正面祭壇手前翼廊にある彫刻《La Pieta》を見る。

IMG_4488

 

その後、左礼拝堂へ。やはり、三方壁一面にフレスコ画が描かれ、

IMG_4489

 

祭壇正面には聖遺物箱が置かれている。

IMG_4490 

右側には、リッポ・メンミの板絵《慈悲の聖母》がある。 IMG_4493

 

 

ファサードも素晴らしいが、内部の作品も素晴らしい。また、入場している人も少なく落ち着いて拝観することができて良かった。

 

◆町歩き

ドゥオモを見た後は地図も見ながら町歩きだ。

ドゥオモ前の通りを左に曲がるとカヴール通り。このあたりがチェントロのまさに中心部のようで店が軒を連ねている。

 

レップブリカ広場にはサンタンドレア教会、市庁舎が隣接していて、塔が印象的だ。

IMG_4499

そのうち、町はずれの高台(オルヴィエートの町自体が山の上だが)に出る。

サン・ジョヴェナーレ教会の裏手はビュー・ポント。ちょうど、そこにはプライベート・ガイドのついたアジア系カップルも観光中。

見おろした眺望がいい。

 IMG_4500

その近くの州立エノテカは分からずじまい。

チェントロに戻る途中、17年前にランチをしたリストランテ《Al Pozzo Etrusco》の前に出るが、その名前には記憶があるものの周りの雰囲気にはあまり記憶がない。

再訪したくもあったが、まだオープンしてないようで入るのはあきらめる。

 

◆チェントロ近くでランチ

チェントロに戻る途中、カヴール通りの行きに気になっていたオリーブオイルの店《Bartolomei》でランチ。

1階は、オリーブオイル、ワインを中心とした特産品の売り場がメインでいくつかのテーブルもあったが、案内されたのは2階で、席に着くと1階の売り場が見下ろせる。 IMG_4505

チンギアーレのタリアテッレと地ワインOrvietoClassicoを注文。これに、オリーブオイルの新物と焼いたパンがついてくる。

IMG_4507

さすがに皆美味い。

 

◆帰路へ

ランチを終えると12時半を回っていたので観光は終わりにして、ローマに戻ることにする。

カヴール通りをまっすぐ歩いてフニコラーレの駅へ。たしか、17年前も通った記憶がある。

1310分のフニコラーレに乗り、オルヴィエートの駅へ。

ローマ行きの電車は15分遅れ、ローマ・テルミニ駅には1550分着。

オルヴィエート日帰りの旅を終える。

 

◆食べる

◎お店の名前 Oleoteca con cucina Bartolomei, Corso Cavour 49, Orvieto

食事の間、ほかにお客はいなくて1人だったが非常に居心地のいい店。

http://www.oleificiobartolomei.it/it/oleoteca/

●食べたもの チンギアーレ(いのしし)のタリアテッレ(9ユーロ)

       ワインはグラスでOrvietoClassico(4ユーロ)

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コペルト込みで14.5ユーロ

 

Firenze(フィレンツェ)2017/11/19~22

Firenze(フィレンツェ)2017/11/19~22

◆行く

ヴェローナ1泊の旅を終え、フィレンツェに向かう。フィレンツェには、この年5月に1週間滞在したばかりだ。

 

11時52分、ヴェローナ・ポルタ・ヌオーヴァ駅を出たFrecciargentoは、定刻の12時42分ボローニャ・チェントラーレ駅到着。ここで乗り換えだ。

着いたホームは新しい地下ホームで、次の電車が3番線からというのは表示板で分かったが、その3番線はいったいどこにあるのだろう?

エスカレーターで2階分上がったら、1~11番線ホームの階に出た。この移動に5分もかかった。

 

13時03分発車、フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅には5分遅れの13時45分到着。

 

14時には5月にも泊まった勝手知ったるホテルにチェックイン。

 

◆いつものようにミケランジェロ広場へ

14時半すぎ街歩き開始。

カルツァイウォーリ通りからシニョリーア広場へ、そのままネリ通りを抜けアルノ川を渡ってミケランジェロ広場を目指す。

2010年、2011年のペルージャ短期留学中にフィレンツェを訪れたときからの定番ルートだ。

 

途中、ネリ通りの《All’Antico Vinaio》のパニーニを求める人の待ち行列がすごい!通りが溢れかえっている。カブレ―ノも何年か前に訪れたことがあるがそのときは普通に買え、店内で食べることができたのだが(店舗が増えたにもかかわらず、この最近の人気・混雑は圧倒的な安さではないだろうか)。

その先のよく行く《La Prosciutteria》も混んでいるのでそのままミケランジェロ広場へ。

 

天気良く、いい景色だ。ミケランジェロ広場からの眺めには、相変わらず魅了される。

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◆《La Prosciuteria》で遅めのランチ

帰り道《La Prosciutteria》で遅めのランチ。この店は数年前に通りがかり、それ以来フィレンツェを訪れる度に寄っていて何回目だろう。

ランチといいながら注文したのは1人前の《アペリティーヴォ》(生ハム、チーズなどの盛り合わせ)とハウスワイン。

IMG_4380

お腹を満たしたあとはブラブラしながらホテルに戻る。

ホテル近くに大型書店《La Feltrinelli》があるのでヴェローナに続いてイタリア語講座教材の映画“SE DIO VUOLE”のDVDを探すが残念ながら見つからない。

 

 

◆トスカーナワインのつまみ付きツアーのお誘い

ホテルで一休みしてから18時すぎEATALYへ。どんなお土産がいいか見るためだ。

夕食はそのEATALYでも良かったが、あまりの喧騒さでほかにいくことにした。というのは前日のヴェローナでの夕食の店が騒がしかったので二日続けては嫌だったからだ。

 

どこにしようかと考え、以前行ったことのあるサンタ・マリア・ノヴェッラ広場向こうのトラットリア《La Spada》に行くことにする。

途中、酒屋さんがあり『プロセッコ€3.5、ワイン€5』の看板に気づき、時間も早かったし、『どうせトラットリアで飲むのだから先に飲んでも同じ』とアペリティーヴォ気分で入ってプロセッコを1杯飲む。

IMG_4381

飲みながら何気なく、テーブル代わりのワイン樽に置いてあるチラシを見ると《WINE TASTING TOUR》と書いてある。

よく読むと、どこかに出かけるわけではないようだ。帰りがけオーナーに『いつ、どこで?』尋ねると、『毎日この店でやっている』との返事。

時間が『14時から』となっているのでそれも確かめると『一人なら15時でも、16時でもいい』と。

6種類のワインにクロティーニがついて25ユーロ、このほか3種のワインが3コースで12.5~15ユーロだという。

『明日か、明後日来ますね』と言って店をあとにし、トラットリアに向かう。

 

◆初日は《La Spada》で夕食

目指すトラットリアは2度目ということもあって割と早く見つかった。

前回は、入ってすぐ右側の席だったが、ずっと奥の部屋のテーブルに案内される。

思っていた以上に広い。

 

定番の生ハム・チーズ盛り合わせとフンギ・ポルチーニのリゾット、ワインはすでにプロセッコを飲んできているので、グラスで白、赤1杯ずつ。

食後にはティラミスとカフェ。

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まぁまぁ満足したフィレンツェ初日の夕食となった。

 

イタリアに来る直前に、職場からほど近い茅場町のイタリアンに行った際、お店のオーナーがイタリア行きを聞きつけ『フィレンツェに行くならぜひ行ってもらいたい店がある。』と勧められた《Sostanza》が近くのようなのでホテルに戻る前に場所を確認する。

以前から何回も歩いていた通りだった。

 

21時すぎホテルに戻る。5月にこのホテルに1週間滞在したがそのとき言葉を交わしたエチオピア人(?)の従業員と再会、彼の方から握手を求めてくる。

 

◆フィレンツェ2日目

日本を発つ前は、この日はPisaPratoに行くつもりだったが、夕べのエノテカでのワインツアーにできれば参加したいと考え、やめることにした。

この日は月曜日、月曜と土曜の午前中のみ公開されるオニッサンテイ教会ギルランダイオ《最後の晩餐》を見に行くことにした。今まで曜日が合わず見ることができなかったからだ。

 

9時からなのでその前にホテルすぐそばのメディチ家礼拝堂に行ってみたが開いていない。

外は寒い。特に顔に当たる風が冷たい。

時間調整もありまずポンテ・ヴェッキオを目指す。

いったん渡り、右折して進み、次のサンタ・トリニタ橋でまたアルノ川を渡り、川沿いを歩く。

アルノ川ではたまに見かけるが、ボートの練習をしている。

 

◆ギルランダイオ《最後の晩餐》

オニッサンテイ教会の正面が見えるところで日本人女性2人が教会の扉を開けようとしているが閉まっているようだ。

『歩き方』をよく読むと、左側に入口があるらしい。その通りだった。

回廊のところでここの人らしい女性と出会ったので訊いてみると『開いていますよ』。

 

入口で名前を記帳し、部屋の中に入る。目指す《最後の晩餐》は一番奥にある。

ダヴィンチのものを見慣れているせいか、構図などちょっと違う。

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小学生がこの絵の前で大作を見ながら絵を描いている。おそらくは授業の一環なのだろう。引率の人に子供たちの年齢を訊くと、7歳、8歳とのこと。恐るべし、イタリアの芸術教育!

 

◆想定外の《Sostanza》予約

簡単に見終わったのでプラートに行くことにして駅に向かう。

教会を出てすぐの通りに入るとこれが《Sostanza》の通り。店の前を通りかかると、中で掃除をしている人がちょうどドア近くにいたのでノックすると開けてくれた。

『今晩予約したい』と言うとO.K.だった。希望の時間を訊かれオープン同時の19時半にしてもらう。

 

 

◆Prato取り止めPistoia

そのまま駅に向かう。サンタ・マリア・ノヴェッラ教会を回り込んで駅へ。

この時点では頭の中で行き先をプラートからピストイアに変えてしまっていた。

(プラートには行ったことがあるため)

駅構内の出発表示板を見ると、ピストイア方面は9時47分発、あと2分しかない。

自販機の位置が以前と変わっていたのであわてて探し購入。刻印をしたが壊れていたのか印字されない。もうほかの刻印機を探す時間もないので電車に乗る。

検札がくるとまずい、何事もなければいいが。とりあえず、自分で日付、時刻を記入しておいた。

結局、検札は来なかった。

 

(ピストイア旅行記(11/20)Pistoia で)

 

◆DVD1枚手に入れる

ピストイア発12時22分の列車でフィレンツェに戻る。

約50分でF.S.M.N.駅到着。

そのままホテルに戻るつもりが駅からの地下道にあるCD店の店頭で例の映画DVDを1枚見つけた。レジに行きほかにないか訊いたが残念ながら現物のみとのこと、とりあえず購入。

 

◆中央市場でランチ

一休みしてから中央市場へ。5月に来た時知り合ったお店の人とも会ったあと2階に行ってランチにする。2階には何回も来ているが、ここで食べるのは初めてだ。

ハンバーガー屋さんに並び注文(8.5ユーロ)、トマト、玉ねぎ、サラダをはさみ、ソースはケチャップとマスタードぽいもの。

何をどうするとか、リストランテやトラットリアでの注文より難しい。生きた語学力が必要だ。

飲物は別のバールで赤ワイン(4.5ユーロ)を注文。その近くのテーブルで食べる。うまい!

肉はトスカーナのキアナ牛、美味しくないわけはない。

 

◆ちょっとEATALYへ

中央市場からEATALYに移動、以前イタリア土産でもらい前回帰りのマルペンサ空港で見つけたDESCOのビスコッティを見つけたので棚にあった分全部(といっても5袋)と、ヴェローナのリストランテでカフェについてきたズブリゾローナ(sbrisolona)もあったので購入。いずれも軽くて荷物にはならない。

 

◆待望のワインツアー

特に予約していたわけではないが15時45分頃、例のバンキ通りのエノテカへ行く。

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行ってみるとご主人はいない。応対してくれた女主人(?)には、18時からのMikiツアーの予約客と間違えられ、初めは話がかみ合わない。

 

6種類(25ユーロ)のテイスティングにするつもりだったが、女主人から《Grande(イタリアの偉大なるもの)》コースを勧められたのでそれにする。ワインは3種類、ブルネッロ、バローロ、アマローネと確かにグランデだ(15ユーロ)。

息子と思われる男性が熟成期間とか、いろいろというか、きちんと順番に説明してくれる。初めに英語にするか、イタリア語がいいか訊かれたのでイタリア語で説明してもらい、そっちの面でも勉強になった。

IMG_4405

テイスティングといいながらもワイングラスにそこそこ注いでくれる。

さすがに、グランデだけあってどれも美味しい。

つまみのクロスティーニは何と7種類だ。

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夕食を19時半に予約しているのであまりお腹いっぱいにはなりたくないが・・・・。

およそ30分のツアー(?)を終える。

 

◆《Sostanza》で国際交流のチェーナ

予約は19時半、余裕をみて15分前に出かけるが、またどこかで道に迷う。それでも19時半前に着いた。

目の前で入っていった中国人3人は、予約していなかったと見え、すぐに出てくる。

店内の感じは相当クラッシックで白いタイルの壁、長いテーブル、カメリエーレの服装も時代がかっている。

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案内されたのは奥左のテーブルで椅子は壁側のいわばベンチの中央。先客は若いカップルで女性が斜め前、男性は右側いわゆる誕生日席で英語が聞こえる。後から来た3人は、ご婦人と男性2人。彼らは長いテーブルの奥の方の一角を囲んで座る。

奥その3人が話している言葉はまったくわからず想像もつかない。

そのうち、その左隣に座った男性が肩を軽くたたいて英語で話しかけてくる。彼らはトルコ人の親子だった。母親はイスタンブールに住んでいて、隣の男性は香港に住んでいるという。話が弾み、そこに先客のカップルも話に加わってきた。

東京から来たというと右側の男性が反応、ニューヨークから来たという。『ニューヨークはリトル東京、東京では下北沢が好き』。斜め前の彼女はアジア系かなーと思っていたら日系ハーフだという。

さすがにトルコ語、日本語は飛び交わないが、英語、イタリア語で国際交流をした。

この店に来ようと思うきっかけとなった茅場町のイタリアンで『是非これを食べてきて!』とすすめられた《アーティチョークのトルティーノ》をメインにして、

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生ハム、パスタのミネストローネを食べる。

いずれも美味い。食後には、ヴィンサントとビスコッティで締める。

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一人旅にしてはなかなか楽しく、思い出に残るチェーナとなった。

20時45分頃、店を出てホテルに戻る。

 

◆フィレンツェ3日目

フィレンツェ訪問も回を重ね、しかもこの5月にはまるまる1週間滞在していたので特に何をしたいというわけではない。

そんなわけで、朝食後すぐ近くの中央市場に行き、5月にもお世話になったピノキオの店でドライトマト、袋詰めチョコレート、カラスミ、胡椒など買いこむ。

結構荷物になったので一旦ホテルに置きに戻る。

 

◆合間にメディチ家礼拝堂へ

ホテルのすぐ近くにメディチ家礼拝堂があり、5月も含めて何回も通りがかったものの開いていないようだったが、今日は開いている。

19年前の家族旅行の時に訪れて以来だが、入り口付近のクーポラはまったく覚えていない。

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ここには、ミケランジェロの傑作《昼と夜》、《夕暮と曙》があるが、これはよく覚えている。

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IMG_4424偉大な芸術家はすごい!本人が亡くなっても何百年も作品がそのまま残り、見る者に感動を与える。

 

◆買い物再開

またまたEATALYへ。前日に棚にあったビスコッティを全部買い占めた(?)がさらに追加購入など。時間が早いのでまだレジが開いていないのでバールで代金を払う。

次は、ネスプレッソだ。以前も来ているのに気づかず、ハードロックカフェを通りすぎ、1区画ぐるっと回ってしまう。家族からそれぞれリクエストのあったカプセルを購入。かさばるので再びホテルへ戻る。

ホテルが近いのは便利でいい。

◆今回2度目のミケランジェロ広場

さて、時刻はまだ10時。時間がたっぷりあるので、散歩をかねてフィレンツェ滞在中のお約束、ミケランジェロ広場へ。

いつものように、シニョリーア広場からネリ通りを抜け、アルノ川を渡り、サン・ニッコロ通りを進み右折して城壁の門をくぐり、ゆるやかな階段を上がるとミケランジェロ広場だ。

今日は曇っていて、景色は今一つか。

広場を下りてからはサンタ・クローチェ地区の方へ行き散策を楽しんだ後、ホテルに戻る。

 

 

13時、ランチに出かける。目指したのはピッティ宮殿前のワインバー。

行ってみたら閉まっていて休みのようで残念!

そこで前回5月に行った当時1泊だけしたホテル近くのトラットリアへ。

この店は、プリモとセコンドから1品ずつ選んで10ユーロと格安だ。

混んではいたが何とか入ることができた。

白ワインをグラスで1杯、食後のカフェで17ユーロと、美味しくてしかも財布にやさしい。

 

ランチの後は、夕食の心配。フィレンツェ最後なので、ちょっと歩くが好きな店ということで、昨年秋ランチで、この5月夕食で訪れた店《il Santo Bevitore》へ予約をしに行く。

また、ポンテヴェキオの辺りに戻り、旅行記メモを書くためもあってワインバー《La volpe e I’uva》へ。

11月後半という季節がらなのか外にテーブルがない。やむなく、中のカウンター席に陣取るが何となく書きづらい。Vernaccia(5ユーロ)を1杯飲み終え、店を出る。

15時すぎだが外は寒い!

ウフィッツィ美術館前の石段に座ってメモするが、すぐ近くのヴァイオリン演奏が心地よい。

 

ブラブラしてホテルに戻ると、3日目にしてオーナー氏がいて半年ぶりに会う。

『旅行?仕事?』、『今日はどこに行った?』など矢継ぎ早の質問が繰り出される。こういう家庭的なところがいい。

ロビーでカフェを飲み、一休み。

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◆再びテイスティング

17時頃だっただろうか。アペリティーヴォに行くといって、例のエノテカに行く。歩いてすぐだ。

今日はご主人がいる。

『昨日来てくれたんだってね。昨日、自分は休みの日だったので従兄弟にやってもらったよ。』

2日続けて同じテイスティングというわけにもいかないだろうと考え、《トスカーナの赤》マレンマ産(サンジョヴェーゼ)、ボルゲリ産(カヴェルネ、メルロー、シラー)、モンタルチーノ産(サンジョヴェーゼ)のコースにする(12.5ユーロ)。3つの中では、カヴェルネがメインのボルゲリが好みだ。

IMG_4434

昨日の訪問をFacebookにUPしていたのでスマホのWifiパスワードをご主人に入れてもらい、見せると喜んでくれた。そうこうしているうちに昨日の従兄弟とクロスティーニを用意してくれた女性が店に現れたので挨拶。

代金を払ったら、ご主人が『1杯サービスするよ』と新しいグラスに注いでくれ、3人が日本語で『カンパーイ!』と言ってグラスを掲げる。

 

それからまたいろいろと話も弾む。

つたないイタリア語もほめられた。

 

『半年前にもフィレンツェに来ていて近くのホテルに泊まっていた。この店を知っていれば来たのに。』とお礼かたがた挨拶して店をあとにする。

 

話はこれで終わらない。

いったんホテルに戻って19時すぎ《il Santo Bevitore》へ行くためお店の前を通ると中からご主人が手を振ってくれる。

さらに、夕飯を食べ終わって21時半ころお店の横を通ったら今度は従兄弟が手を振ってくれた。

フィレンツェに行く機会があったら是非また訪れたいお店だ。

 

◆《il Santo Bevitore》での夕食

この店には、2016年9月にランチ、2017年5月に夕食で訪れ、3回目だ。

少し早く着きすぎたので界隈を歩き時間調整する。

案内されたテーブルは、何と5月とまったく同じ席だ。

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奥の方に座ったら、真正面が厨房入口、中の作業が丸見えだ。

IMG_4448

日本人らしきスタッフがいる。ほかにも1人いる。

気になり、カメリエーラに『日本人スタッフは何人?』と訊くと、3人だという。

隣のテーブルが2つ空いているにもかかわらず厨房入口が正面なので、初めは席が良くないと思ったが、ずっと厨房をみることができ、なかなか面白かった。

 

アンティパスト、セコンド、ドルチェそれにワインの食事を終え、お勘定にする。

その時カメリエーラに『日本人スタッフによろしく』と言ったせいか、1人が厨房入口近くまでやってきたので『ご馳走さまでした。頑張って下さい。』と声をかけた。

21時すぎ店をあとにする。

IMG_4455

◆フィレンツェ最終日

今日は10時前のitaloでローマに移動する日だ。

 

フィレンツェ最後の買い物は、ローマではどこで買っていいかわからないのでアーモイタリアに出ている《マルコの店》でチーズを買うことだ。

 

この店で買うのも4回目くらいか、フランチェスカに対応してもらう。定番のパルミジャーノとペコリーノを買う。

ペコリーノは、4種類味見をさせてもらい3番目の買うことにしたが、肝心の『3番目』の単語が出てこない。フランチェスカが“terso”と言い直してくれた。

 

ホテルに戻り、最終パッキング。買ったものが多くてなかなか閉まらない。

9時15分チェックアウト、F.S.M.N.駅へ向かう。

 

Italoのブースに行ってホームを尋ねるが『まだわからない』と。

案内板を見ると5分遅れの模様、9時47分ようやく13番線と決まった。

結局8分遅れて10時ちょうどの発車、今年2度目のフィレンツェに別れを告げる。

 

◆泊まる

◎ホテルの名前  Burchianti(★★★), Via Del Giglio, 8, Firenze

Single(standard) 3泊、前払い1泊8,024円、Hotels.comで予約

市税 1泊3.5ユーロ

 

◆食べる

◎お店の名前 La Prosciutteria, Via de’ Neri, 54/r, Firenze

ここ数年フィレンツェに来るたび、しかもミケランジェロ広場への行き帰りに立ち寄る生ハムの店。

  • 食べたもの アペリティーヴォと称する盛合せ(5ユーロ)とハウスワイン赤1杯(2.5ユーロ)。

 

◎お店の名前 Ristorante La Spada, Via della Spada,62/r, Firenze

水曜夜訪問、サンタ・マリア・ノヴェッラ広場からすぐ近くの気取らない店。

入口が2ヵ所あり、中は相当広い。

http://www.laspadaitalia.com/it/

●食べたもの 前菜は生ハム、サラミ、ペコリーノ盛合せ(9.5ユーロ)。

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プリモはフンギ・ポルチーニのリゾット(10ユーロ)、芯が残っていて美味しい。

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ドルチェはティラミス(5ユーロ)。

ワインは、グラスでトスカーナの白(3.5ユーロ)、Rosso di Montalcino (5.5ユーロ)各1杯。

コペルト、カフェ込みで37.5ユーロ。

 

◎お店の名前 Sostanza, Via del Porcellana 25r, Firenze

この店は《All about》やフィレンツェ在住・食の評論家池田匡克氏の《イタリアの老舗料理店》でも紹介されており、何回かフィレンツェを訪れたとき店の前も通りすぎたこともあるが入ったことはなかった。

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今回の旅行に行くちょうど1週間前、職場で誘われて会社近く日本橋茅場町のイタリアンに行った。イタリアに行くことがお店の人の耳に入り、オーナーから『フィレンツェ』に行くのだったらSostanzaへ是非』と言われメニューのコピーまで渡された。

(研修旅行だったらしく、かの池田氏に連れて行かれたらしい)

予約必須であること、《アーティチョークのオムレツ(正しくはトルティーノ)》を食することをアドバイスされた。

話には聞いていたが、店内の感じは相当クラッシックで白いタイルの壁、長いテーブル、カメリエーレの服装も時代がかっている。

そして何といっても、長いテーブルに相席で食事中そのテーブルで話が弾むということではないだろうか。

 

●食べたもの

前菜は生ハム(7ユーロ)、今回の旅行で食べた生ハムの中では厚さといい、味わいの濃さといい、一番美味しい。

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プリモはパスタのミネストローネ(9ユーロ)。野菜の姿かたちはまったく見えずとろっとろのスープ。

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セコンドは迷わず名物の《アーティチョークのトルティーノ》(16ユーロ)。卵で作られたお皿の中のアーティチョークは肉みたいな食感。その卵部分もこれまたとろっとろで美味い。

(隣のトルコ人ご婦人は、あまりにも美味しかったのか同じものを即追加していた!)

ドルチェはパスし、ヴィンサントとビスコッティ(10ユーロ)でしめる。

ワインはハウスワイン赤1/4(4ユーロ)

コペルト、水込みで51ユーロ。

 

◎お店の名前 Tummiturbi, Via Lambrtesca, 22/r, Fitenze

5月に1泊したホテル・ウフィッツィのすぐ近くの店、3日目ランチで訪問。場所柄に似あわず観光客はあまりいない。

●食べたもの 二つのグループから1品ずつ選ぶプリフィックス定食。トマトのパッパデッレ、サルシッチャとファジョーリを選び、グラスワインを白1杯、最後にカフェを飲み、計17ユーロ。

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◎お店の名前  il Santo Bevitore, Via di S.Spirito, 64/66r,Firenze

http://ilsantobevitore.com/

本文の通り3回目の訪問。

m食べたもの 前菜はブッラータ(10ユーロ)。青い野菜を煮たものの上に結構大きなブッラータが2つ。

 

プリモはパス。

セコンドは牛のタルタル(16ユーロ)、ボリュームがある。肉に少し筋があったようだ。

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ドルチェはチョコレートケーキとジェラート(7ユーロ)。

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ワインは、ボルゲリのハーフ(12ユーロ)。

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コペルト、水、カフェ込み、51.5ユーロ。

 

◆飲む(ワインバー)

◎お店の名前 Vini & Delizie, Via dei Banchi 45/r

1日目夕食前に通りがかり、プロセッコ1杯(3.5ユーロ)。その時《WINE TASTING TOUR》なるものを知り、翌日は《Grande》(15ユーロ)、そしてまた翌々日も訪問、《トスカーナの赤》(12.5ユーロ)に一人ツアー(?)参加。

詳しくは本文にて。

 

◎お店の名前 Le Volpi e l’Uva, Piazza Rossi, 1, Firenze

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前年9月、今年5月に続き3回目の訪問。

季節がらか外のテーブルがなく、店内カウンターでVernaccia(5ユーロ)を飲む。

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◆買う

●DESCOのビスコッティ、粉パルミジャーノチーズ、チョコレートなど

EATALY,Via de Martelli 22, Firenze 滞在中何回も訪問、購入

 

●Tシャツ BENETTON, Via dei Cerrtani 60/62r, Firenze この店でもたびたび購入

●チーズ、カラスミ Formaggio e Prosciutto MARCO, Mercato Centrale S. Lorenzo, Via dell’Ariento, Firenze 《アーモイタリア》で紹介されていて、この時で4回目の買い物。

●紅茶、チョコレートなど Pegna, Via dello Studio,26r, Firenze

●トローネ Pasticceria Migone, Via Calzaiuoli,85/87r, Firenze

●ドライトマト、乾燥フンギ・ポルチーニ、胡椒、カラスミ 中央市場のピノキオの店 La Bottega Golosaで購入

●ネスプレッソカプセル Nespresso, Via dei Brunelleschi, 8/r, Firenze

◆読む

◎羽石宏美 著 『暮らすように旅するイタリア』(メディアファクトリー社)

2001年出版であるが、変化のそう激しくないイタリアでは今でも役に立つ。書店では売っていないのでAmazonで中古本を購入。

◎池田匡克 著 『イタリアの老舗料理店』(角川ONEテーマ21)

◎アーモイタリア旅行ガイド《AMOITALIA》

http://www.amoitalia.com/

イタリア旅行の都度、何かと参考にし、また割引情報、事前予約などお世話になっているサイト