カブレーノ旅行記」カテゴリーアーカイブ

旅行記一覧

歴史

海の都の物語 上              塩野七生              中公文庫

海洋都市国家としてのヴェネツィアを誕生から発展、滅亡まであますところなく伝える。

海の都の物語 下              塩野七生              中公文庫

初めて読んだのは1度目の旅行を終えてから。図書館から単行本を借りて読んだ。あまりの面白さで文庫版を購入、何回も読み直している。

 

シエナ――イタリア中世の都市       林直美    京都書院              文庫版ながら写真でいっぱい(写真:篠利幸)

 

フィレンツェ       若桑みどり           文春文庫              『世界の都市の物語』シリ-ズ。

著者は美術史が専門だけあってルネサンスの都市、フィレンツェの歴史と芸術を詳しく紹介している。文庫版カバーは安野光雅さんによる洗礼堂と鐘楼の間からみる「花の聖母」大聖堂だ。

 

ローマ    弓削達    文春文庫              『世界の都市の物語』シリ-ズ。

永遠の都市、ローマを何回か訪れたあとでようやくこの本の内容が頭に入る。ミケランジェロについてかなりページを割いているし、『ダヴィンチ・コード』のストーリーを形作っているマグラダのマリアについても詳しい。

 

ローマ人の物語 1~43   塩野七生              新潮文庫

おもしろくて次が待ち遠しかった。考えさせられることが多い。日本史よりも詳しくなりそうだ。

食文化

 

 

【食文化】

アーリオ オーリオのつくり方       片岡護    集英社文庫           アルポルトのシェフによるエッセイ

 

イタリアのすっごくおいしい!       タカコ・半沢・メロジー    光文社文庫

トマト料理にまつわるストーリーとレシピが沢山。表紙を開けると14種類ものイタリアのトマトが6ページにわたってイラストで紹介されている。

 

イタリアの老舗料理店       池田匡克              角川oneテーマ21

フィレンツェ在住の著者による歴史ある名店を訪ねオーナー、シェフ、料理を紹介。この中の数店には行ったことがある。

 

イタリア半島「食」の彷徨              西川治    角川文庫

料理写真家による料理にまつわるエッセイというよりはカラー写真つき料理本

 

イタリアワイン最高峰201連発       本間チョースケ    講談社

本間チョースケ独断選定第2弾 すべてを飲めればいいのだが

 

基本 イタリアワイン       林茂       TBSブリタニカ

イタリアワインの辞典みたいなもの。著者はサントリーのミラノ事務所長で仕事柄かイタリアワインやイタリア料理に造詣が深い。

 

フィレンツェの台所から    渡辺怜子              文春文庫

イタリアが好きの料理研究家。住んでいるフィレンツェを中心とした食文化紀行。レシピあり。

知識

【知識】

ボローニャ紀行    井上ひさし           文春文庫

文化による都市再生モデルとしてのボローニャを題材とした文明論

 

ヨーロッパものしり紀行 《くらしとグルメ》編       紅山雪夫              新潮文庫

旅の楽しみは食文化を知ること。知識があれば味わいも深まる。

ヨーロッパものしり紀行 《建築・美術工芸》編       紅山雪夫              新潮文庫

頭の中に入れておくと建物を見たときの理解が深まる。

ヨーロッパものしり紀行 《城と中世都市》編           紅山雪夫              新潮文庫

ドイツ、フランスの城や城壁都市中心だが、ローマの七つの丘、城壁、城門についても詳しく説明されている。

ヨーロッパものしり紀行 《神話・キリスト教》編    紅山雪夫              新潮文庫

『ヨーロッパものしり紀行』シリーズは、著者の博識に脱帽!キリスト教の知識が少しでもあればガイドなしの個人旅行でも伝わってくるものがある。

 

イタリア 小さなまちの底力           陣内秀信              講談社+α文庫

30年にわたる研究過程で訪れたイタリアの北から南までの数々の町が、そこに住む人たちやイベント、多様な広場や建物、文化を中心に紹介、町の雰囲気がよくわかる。

同時にイタリアそのものの理解が深まる。何度読み返したことか。

南イタリアへ!    陣内秀信              講談社現代新書

著者はイタリア建築・都市史の専門家。副題に《地中海都市と文化の旅》とあり、ナポリ、レッチェ、マテーラ、パレルモなど14の町の歴史や町並み、建造物、市民生活が紹介されている。観光ガイドブックとは違った町の魅力を伝えていて、南イタリアへ行く気を起こさせた1冊。

地中海都市のライフスタイル           陣内秀信              NHK      2001年 NHK人間講座テキスト。

ナポリ、シエナ、ローマ、アルベロベッロ、マラケシュ、ヴェネツィアなどの地中海都市の魅力を伝える。

 

フィレンツェ・美の謎空間              宮下孝晴              NHK      1999年 NHK人間講座テキスト。

旅のノウハウ

【旅のノウハウ】
「超」旅行法  野口悠紀雄 新潮文庫
『超』○○法シリーズ?の旅行編、個人旅行に必要なノウハウが満載。いずれも我が意を得たり。著者の野口先生とは氏が一橋大学の教授時代に国立の大学通りの蕎麦屋で偶然相席になったことがある。

イタリア讃歌 手作り熟年の旅 高田信也 文藝春秋社
1998年、初めてイタリアを3週間、個人旅行するにあたって購入、熟読。随分参考にさせていただいた。

イタリア旅行の王様 河野比呂 光文社文庫
個人旅行のノウハウ、イタリア特化編。旅には《目的設定》が必要、それによりプランニングができるということを教えられる。
海外個人旅行得マニュアル 山下マヌー 小学館文庫
「海外個人旅行」という言葉を定着させた元祖らしい。目からウロコの旅テクのエッセンスがいっぱい。読み物としておもしろい。

ことば

 

【ことば】

NHK イタリア語書ける!話せる!実用文例800      木下大朗              NHK出版

書斎にはなく、いつも通勤の鞄の中。電車の中で1~2ページ読むのが日課。

 

イタリア語小辞典                            大学書林

初めてのイタリア旅行に持参したが出番は少なくそれからは本棚の隅にある。

 

イタリア語を学ぶ              白崎容子              PHP新書

イタリア語初心者向け、電車の中でも読める。

 

今すぐ話せるイタリア語 入門編              東進ブックス       CD2枚付 会話が相当早いのでお手上げ

今すぐ話せるイタリア語 応用編              東進ブックス       CD2枚付

「今すぐ話せる」ようになるのは無理?

 

伊和中辞典                         小学館    職場を変わる時に記念品としてプレゼントされる。

 

旅の指さし会話帳 イタリア           堀込玲    情報センター出版局

家族で行った旅行の時、別行動をとる妻と娘に持たせたが使用実績なし。単語を調べるには簡単でいい。

 

日常イタリア語会話ネイティブ表現              森口いずみ           語研       CD付

スラスラ出てくればいいのだが

 

日本語から引く 知っておきたいイタリア語           白崎容子、バルバラ・ピザーニ       小学館

索引もあるが、ジャンル別に単語がまとめられている。

 

初めてのイタリア旅行会話              一ノ瀬俊和           NHK出版

1997年のNHK教育テレビのイタリア語会話をもとに作られたもの、テープ別売。この本を買ったその日に偶然テープに吹き込んだダリオさんに出会い、中表紙にサインをしてもらった。

 

ひとり歩きのイタリア語自遊自在                  JTB出版事業局

気休めに持っていくが結局ホテルで荷物の中ということが多い。

 

文法から学べるイタリア語              京藤好男              ナツメ社              CD付

文法に困ったとき頼りになる

 

旅行イタリア語会話         井内梨絵、キアラ・カタヌート      Jリサーチ出版     CD2枚付

単語でカンタン!著者はペルージャつながりの友人

ガイドブック

【ガイドブック】
MICHELIN ITALIA 2005 MICHELIN amazon.comで購入、訪問都市のページをコピーして持参。

Gambero Rosso ’09 Gambero Rosso イタリア各地のリストランテ紹介

TRAVEL BOOKS イタリア ホテル・宿・旅籠 TBSブリタニカ ムック FIGARO ここで紹介されているホテルにも数軒泊まったことがある。
TRAVEL BOOKS イタリアレストラン TBSブリタニカ ムック FIGARO 訪問エリアのページを切り取って持っていき、訪れた店も。

ヴェネツィア  篠 利幸 ダイヤモンド社 カフェ&バーカロでめぐる、14の迷宮路地散歩ヴェネツィアでのバーカロ巡りでお世話になった。

暮らすように旅するイタリア 羽石宏美 メディアファクトリー ローマ、フィレンツェ、ヴェネツィア、ミラノを暮らす気分でのガイドブック

個人旅行 イタリア 昭文社  「歩き方」に対抗して出版された。1998年、初めてのイタリア旅行に持参。実質1日目に雨にあって濡れたことを思い出す。いまだによく見ている。

週刊ユネスコ世界遺産 No.1 ローマの歴史地区1 講談社 フォロ・ロマーノとコロッセオが中心、2度目のローマ旅行直前にアンコール刊行された。

地球の歩き方 フィレンツェとトスカーナ  ダイヤモンド・ビッグ社 旅の必携図書
地球の歩き方 南イタリアとマルタ  ダイヤモンド・ビッグ社
地球の歩き方 ミラノ、ヴェネツィアと湖水地方  ダイヤモンド・ビッグ社
地球の歩き方 ローマ  ダイヤモンド・ビッグ社

トリノ/北西イタリア サヴォワ地方  谷克二、邸景一 日経BP社 旅名人ブックスシリーズ。ピエモンテの旅のプランニングに活用、このシリーズは  地域を限定しているので情報量が多い。最終章の「旅の便利帳」も役立つ。紙質が良いため重いのが携行には難点。


トスカーナ・ワイン紀行  邸景一 日経BP社 旅名人ブックスシリーズ。3度目のイタリア旅行に持参。
ヴェネチア・北東イタリア  田辺雅文 日経BP社 旅名人ブックスシリーズ。
ボローニャ/パルマ/ポー川流域  時田慎也 日経BP社 旅名人ブックスシリーズ。行き先に合わせばらして携行したことも何回か。

ハレ旅 イタリア  朝日新聞出版 ローマ、フィレンツェ、ヴェネツィア、ミラノの観光テーマを重点的に案内

麗しの郷ピエモンテ 北イタリア 未知なる王国へ  山岸みすず、井川直子 昭文社 ピエモンテの旅のプランニングに大いに役立つ。リストランテ、ホテルはじめ豊富な情報が満載。

南イタリアに行こう  田島麻美 双葉社 イタリア在住の著者が南イタリア各地をドライブした時のエッセイ、訪問都市情報が満載されていて随分参考になった)。

Siena(シエナ) 2016/9/25

Siena(シエナ) 2016/9/25

 

◆行く

シエナは4回目。1998年初めてのイタリア旅行、2000年兄との旅行、2010年のペルージャ短期留学中、そして今回だ。

 

今回は、フィレンツェで5泊。前日ミラノからフィレンツェに着いて、夕食を共にした在住のNさんと急遽日帰りで訪れることになった。

 

◆バスはほぼ満員

朝起きてからLINEでやりとりし、11時50分S.M.N.駅外のVenchiで待ち合わせすることになった。

 

駅にはギリギリに着いたがVenchiの外の店がわからず、構内の店で店員に教えてもらう。

ほどなくNさんが現れた。

バスターミナルに行くと、12時10分発シエナ行きに大勢並んでいる。チケット(1人往復15.6ユーロ)を買うのに並び、気が気でなかったが何とか間に合い、席は通路を挟んで確保。

 

途中、車窓右側に見えるcertosaの修道院を教えてもらう。

(この修道院にはこの2日後訪れる)

隣の老人が肩をたたいてきた。窓の外を指すので『何ですか?』と訊くと、聞き取りにくかったが、城塞の町モンテリッジョーニだという。

イタリアでは山の中腹に町が本当に多い。

 

シエナのチェントロには13時50分頃到着。

ここまでバスで来たのは16年ぶり、その頃のバスターミナルとは何となく違う感じがしたのでNさんに先に降りてもらい確認してもらう。

どうやら場所が変わっていたようだ。

 

◆町歩き

とりあえずバンキ・ディ・ソプラ通りをブラブラと歩くと、三方を端正な建物に囲まれたサリンベ-ニ広場の前に出る。奥の建物は歴史ある銀行のはずだ。

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そのすぐ先にはブロンズの狼像を載せた円柱のあるトロメイ広場

 

さらに進み、階段を下りて行くとカンポ広場だ。

ここは何度訪れても素晴らしい。独特な形もいいし、ゆるい傾斜も何となくいい。

天気が良く、プッブリコ宮殿、マンジャの塔が青空に映えてとてもきれいだ。

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◆日本語をしゃべるカメリエーレ

時間も時間だし、お腹もすいてきたのでお昼にすることにした。

食べるところの情報を何も持ってきていないので、カンポ広場からの通りをいくつかチェックし、最後に見たところの奥の店がにぎわっていて良さそうだったのでそこにする。

 

混んでいてテーブルが見つからなかったが食事を終えたばかりの片づける前の席を示された。

席は決まったもののなかなか注文を取りにこない。

現れたカメリエーレは何と日本語がうまい。

訊いてみると九州、四国、北海道など日本各地に住んでいたとのこと、しかも奥さんは日本人だというので当然か。

それぞれビール、キャンティで乾杯、トスカーナの生ハム等盛り合わせ、チンギアーレのパッパデッレを食べる。

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◆再び町歩き

腹ごしらえもして、カンポ広場を抜け、ドゥオモへ。

カンポ広場、マンジャの塔は、最初とは別の方向になるが、こちらも良い。

 

ドゥオモに向かう途中、音楽好きなNさんに言われて入ったのがキージ・サラチーニ宮。4度目のシエナにして初めて入る。

中庭があり、天井のモザイク画がきれいだ。

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2階には音楽院があるとのこと。

 

ドゥオモの前ではアフリカ(?)ドラムのイベント開催中。

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ドゥオモの中に入ろうとしたが、休みなのかよくわからないが入れない。時間がそうあるわけでもないのであきらめる。

 

サン・ドメニコ教会を眼下に見てから、下りて行ってみる。

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内陣はガランとした印象の記憶があったがその通りだった。

 

サン・ドメニコ教会からの帰り道、土産物屋でお土産を購入。

 

◆帰りのバスは

降りたバス停に戻ろうとしたがなかなかわからなかったが、ひょんなことで出た。

17時40発のバスに乗ろうとしたが大勢待っている。

乗れるか不安になったが、同時刻にRapid(急行)が出るとのことでそちらに乗る。

急行だけあってノンストップだが、フィレンツエのPorta Romanaをすぎてから、特に駅近くの渋滞がひどく2時間以上かかり19時50分頃到着。

シエナ休日の旅を終えた。

 

◆食べる

  • お店の名前 Trattoria Papei, Piazza del Mercato, 6, Siena

食べたもの 前菜はトスカーナの生ハム等盛り合わせをシェア、

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プリモは2人ともチンギアーレのパッパデッレ。飲物はビール、キャンティ2杯。コペルト込みで計39ユーロ

 

このお店、混んでいて繁盛店のようだが、帰り際ご主人がスタッフ全員に対して怒りまくるという事態。スタッフは『またか~』みたいな感じ。

 

◆買う

  • お店の名前 Iannone, via della Sapienza 88, Siena

買ったもの 木製のスプーン・フォークセット 4組、Tシャツ

Prato(プラート) 2007/9/15

◆行く

2007年イタリアの旅、最終宿泊地のボローニャで2泊し、あとはミラノから帰国するだけ。

兄、弟との3人旅だったが、弟は昨日帰国し、最終日はふたり旅だ。

兄とボローニャでのんびりしても良かったが、見どころもほとんど訪れたので日帰りでプラートに行くことにした。

(普通なら距離的にはフィレンツェから行くべきところだが・・・)

 

とりあえず、8時すぎチェックアウト。ボローニャ駅に着いたのは8時20分ごろ。

プラート行きは遅れていたものの間に合わず次は9時20分発。チケットを買ってから一旦外に出るが、駅周辺には見るべきものは何もないので待合室で待つ。

 

次の電車も10分遅れ、そのまま遅れてプラート中央駅到着。

 

◆チェントロへ

「歩き方」の地図を頼りにチェントロを目指す。

駅前の噴水のある公園を抜け、橋を渡る。

大きな通り(Viale Vittorio Veneto)を進むとほどなくサン・マルコ広場。

ここをすぎるとモニュメントの右奥が皇帝の城(Castello dell’Imperatore)。

Prato カステッロ・デッリンペラトーレ

その隣がサンタ・マリア・デッレ・カルチェリ教会だ。

Prato サンタ・マリア・デッレ・カルチェリ教会

中に入ってみたがミサの最中だったので遠慮してすぐに出る。

この教会のすぐ近くにインフォメーションがあるはずなのであたりを見回すとすぐにわかり、地図をもらう。

 

この地図を見てドゥオモへ。

Prato ジュゼッペ・ガリバルディ通り

左折して進むとまさにドゥオモの右側に出た。

 

◆ドゥオモ

ドゥオモは白い大理石と緑の大理石でできている。

Prato ドゥオモ

ファサードのタンパンにはロッビアのテラコッタ。

Prato ドゥオモ ロッビアのテラコッタ

右角にはミケロッツオ作の《聖母の腰帯の説教壇》。

Prato ドゥオモ 聖母の腰帯の説教壇

説教壇の周りには踊る子供たちの彫刻で装飾されている。

 

中に入る。

後陣のステンドグラスやフレスコ画がとてもきれいだ。

主祭壇に近づこうとしたら後ろから声がかかる。有料(3ユーロ)だとのこと。

プラートゆかりのフィリッポ・リッピの筆になるフレスコ画が素晴らしい。

音声ガイドもあったが英語なので借りなかった。

主祭壇には大勢の年配の一群がガイドの説明に聞き入っているのでしばし待つ。

パンフレットの絵を見比べてみたので見どころを外さないですんだ。

 

パンフレットの1ヵ所の絵を指してどこにあるか尋ねたら、『入口の左、礼拝堂(パンフレットでは1番)』とのこと。

ここでもチケットをチェックされる。

礼拝堂祭壇にあるピサーノの《聖母子像》は、大きな台の上にあり、像そのものは小さい。

 

◆付属美術館

ドゥオモを出て左の入口が付属美術館(博物館)で、そこにはもとになったサント・ステファノ教会の一部が公開されている。

入ってすぐのところには讃美歌の楽譜、聖職者の法衣なども展示されている。

ドゥオモ正面右角の説教壇の周りにあったドナテッロ作《踊る子供たち》はレプリカで本物はここにあった。

よく見ると、7つのシーンで構成され総勢34人の子供たちがいる。

 

◆町歩き

市立美術館があると思ったPalzzo Comunaleに行ってみたが見つからない。

Prato コムーネ広場

たぶん場所を間違えたのだろう。広場には、結婚式の人たちがおおぜいいた。

 

この通りをさらに進むとサン・フランチェスコ教会

Prato サン・フランチェスコ教会

中は驚くほど質素で何の装飾もない。

 

広場をはさんだこの向かい側が、初めに見た皇帝の城とサンタ・マリア・デッレ・カルチェリ教会だった。

城を見ようかと花壇を上がりはじめたものの、ボローニャまで戻る電車までの時間があまりなさそうのでやめ、駅へ向かう。

 

◆戻る

駅には12時20分ごろ到着、12時41分の電車でボローニャへ戻る。

結局、プラートには2時間程度の滞在だったので次回はフィレンツェから往復してゆっくり観たいものだ。

 

Roma Il Ristorante L’Oste della Bon’ora

Roma  Il Ristorante L’Oste della Bon’ora

 

Firenze(フィレンツェ)2017/5/27

お店の名前 Il Ristorante L’Oste della Bon’ora , Viale Vittorio Veneto 133, Grottaferrata , Roma

http://www.lostedellabonora.com/

実はローマ郊外、フラスカーティから車で10分ほどのところにあるこの店には行ったことはない。

訪問日付にあるようにフィレンツェで訪れた。どういうことかというと、フィレンツェの《EATALY》2階に月替わりでイタリア各地(?)のリストランテがまるごと出店。たまたま、ローマ在住経験のある友人とこの日《EATALY》に行ってみたらこの店が出店、ローマ料理を食べられるということで訪問。

友人は、今度はローマ近郊の本物の店を訪れ、レポートしてくれるとのことだ。

◆食べたもの コース料理(30ユーロ)

1皿目は、ズッキーニのスープ、塩味の効いたカリカリベーコンが中央に、そしてペコリーノチーズが全体を覆っている。

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2皿目、ストロッツァプレティ(strozzapreti)という生パスタのアマトリチアーナ。パスタはねじった形、トマトとベーコンのソースが絶品。量が多いが2人ともあまりの美味しさでぺロッと食べる。

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3皿目はいわゆるセコンド、カッチァトラ・ストラッチェッティ(cacciatora straccetti)という細切り仔牛をフレッシュ・ハーブ、ニンニク、エシャロットと共にソテーされたもの(というより軽く煮込んだ感じの食感)。ルッコラが添えられている。

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これまた美味しくあとのことを考えずに完食。

4皿目はドルチェ、マリア・ルイーザ風カスタード。ドルチェは別腹といいつつ食べる。

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すべて食べ終わったころには2人とも超満腹状態。

 

◆ワイン グラス、ボトル各種(たぶんローマ周辺ワイナリー)あった中から

Compagnia di Ermes Lazio Rosso Cesanese,2011 QUERCETO(17ユーロ)

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あまりの食の多さで飲み切ることができない。

 

コペルト、水を含めて2人で82.5ユーロ

Firenze Trattoria Acquacotta

Firenze(フィレンツェ)2016/9/27

お店の名前 Trattoria Acquacotta, Via De’ Pilastri 51r, Firenze

数年前のNHKの《チョイ住みフィレンツェ》に登場したトラットリア。行ってみたいと思いつつ店の名前が映像ではなかなかわからなかったが録画したものを何回か再生してようやく確認でき2016年の旅で訪問。

実は前日に場所を確認がてら行ってみたところ定休日の模様。

この日は少し早い時間だったがブラブラと行ってみると店の前に1組のカップルがいる。時間は18時55分。店のオープンは19時。

なので近くで時間をつぶしてから入店。もう何組か座っている。

入って左の部屋、Cantina(ワイン貯蔵庫)入り口前のテーブルに案内される。

イタリアで夕食をとるには早い時間のはずなのに割と早く席は埋まってきたようだ。

インテリアは明るく、雰囲気も良い、だからと言って気取っているわけではない。カメリエーラも感じが良い。

 

◆食べたもの 前菜はスモークサーモンのカルパッチョ、かなり量が多くお皿いっぱいに盛り付けられている。真ん中にはトマトとアボカド。

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プリモはパス。

セコンドは、牛肉のキャンティ煮込み、付け合わせにポテトフリット(前菜とセコンド、合わせて32ユーロ)。

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煮込みと言いながら、レア感が残り、うまい。

ドルチェはフルーツ(パイン、マンゴー、ホウズキ)とジェラート、ホウズキを食べるのは初めてだ(6ユーロ)。

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ワインは、食前にプロセッコ、セコンドに合わせChianti Classico(Castello di Radda, 2013)のハーフボトル(16ユーロ)。食後酒(たぶんアマローネ、4ユーロ)。

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コペルト、水を含めて62ユーロ。