Spello(スペッロ)2010/9/19
◆行く
今日は天気があまり良くない。予報では雨。『雨で出かけてもなぁ』と思いつつ、ペルージャ滞在の残り日数は限られてきたのでスペッロに行くことにした。電車で30分で行けるからだ。
スペッロは、前日モンテファルコから良く見えた。というのは町が丘にへばりつくようにあったのを見ていて、それが帰りの電車の中からアッシジの手前だったのでスペッロとわかったからだ
ペルージャ駅に向かうころにはちょっとだけれど青空も見える。
10時25分の電車は10時53分着。駅からは歩いてもたいしたことはないと知っていたので歩く。
10分もかからず旧市街の入り口の一つ、PortaUrbicaに着いた。
そこから、チェントロの表示板にしたがって細い道を上がって行くとカヴール通りに出た、メインの通りだ。メインといってもそれほど広いわけではない。
◆あっという間の町歩き
すぐインフォーメーションが見つかったので地図をもらう。小さな可愛い町にふさわしい小さな地図だ。
そこを出ると広場(共和国広場)があって、広場に面して市庁舎がある。
1階(イタリアでいうTerra)に入ってみると、通路部分の両側には発掘されたような石の彫刻などが白い壁に塗りこまれた感じて展示?されている。
この町もアッシジの町と良く似たややピンクぽい石造りの建物が多い。
いつの間にかチェントロをすぎてしまい、いい景色が見えるところに出た。カップッチン広場だ。
そばにはサン・セヴェリーノ教会、12世紀の建物だそうだ。ファサードはシンプル。残念なことに閉まっている。
そのうち旧市街の外れ、PortaMantonaraまで出てしまう。
近くの教会だと思ったところは修道女に『ここは教会ではないから入れないですよ』と言われた。
小さな路地をぶらぶら散策、たまに袋小路に入り込み、あと戻りしたりする。そうこうしているうちにまたチェントロに戻った。
◆チェントロでは
チェントロには彫刻がさりげなく展示されているし、絵などのアートの店も町の規模の割には多いみたいだ。
カヴール通りに1軒の手作りの蝋燭の店をみつけた。外から覗いただけだがどれも手作りのようだ。外に飾られていた作品はまるでアートのようで驚いた。
チェントロでは、サン・タンドレア教会に行く。13世紀の建物のようだ。
後陣はモザイクとともにフレスコ画で飾られている。また、右側廊には《玉座の聖母子》などのフレスコ画がある。
昼時になったのでカヴール通りのオステリアでランチ。
日曜なので店は休みのところもあるが観光客目当てなのか意外に開いている店、それもノンストップのところもある。
ペルージャでは食料店は日曜休みなので、夕食用のサラミのほかパンチェッタ、朝食用のパンなどを買う。
昼頃から雨がポツリ。すぐやんでみたり、また降り始めたりで、町歩きを切り上げ、15時すぎの列車でペルージャに戻った。わずか4時間の滞在だったが、こういう町ほど1泊するのがいいのかもしれない。
◆食べる
お店の名前 Osteria Dolce Forno, Via Cavour, Spello
ランチのセット・メニューから選ぶ。前菜に5種類のブルスケッタ、プリモはフンギのストロンゴッツィ。これにグラスワインで計15ユーロ。