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生ハム原木にチャレンジ !!

 今年も残すところわずか。

間もなく、クリスマス。家族皆で例年集まっているが、家庭内感染に気をつけ今年もそうするつもり。

そんな中、ネットショップで『生ハム原木』の半額タイムセールがあるのを知り、『クリスマスやお正月に豪華感が出ていいな』と一瞬考え、勢いでトライしてみたがもう売り切れていた。

一旦そんな気になったのであきらめきれずにいたらその数日後別のショップでちょっとだけ安く売っていたので迷わず注文。

(注文したのは、スペインのハモン・セラーノ、18ヵ月熟成、台、ナイフ付き)

 

 配送日を指定できずクリスマス前に届けばいいやと思っていたら何と注文翌日には届いた。

注文時は『4.5㎏以上』となっていたが届いたのは5.6㎏でデカくて重い。

 

 梱包のまましばらくダイニングテーブルに置いて室温に戻す。

それからYoutubeで《切り方》の映像を探し、数本見ていわば《初心者研修》を受ける。

 

 まず、台を組み立て、原木の真空パックを剥がし取り出して台にしっかりとセット。

あとは、Youtube先生に教わったように表面の脂を切り取り、生ハムを切り出す。

初めての割には意外にうまくいった。

 幅広で切り取れるのは《maza マサ》と呼ばれる《もも》の部分らしいが、それは皆が集まるときにして、練習はその反対側《contramazaコントラマサ》(すねの部分)を切り出した。

とはいえ、その部分もまだ相当ある。5.6㎏の原木を食べきるにはどのくらいかかるのだろうか。

思い出に残るイタリアでの前菜 《中部イタリア編》

 

 『思い出に残るイタリアでの前菜 トスカーナ編』、『北イタリア編』、『ローマ編』に引き続き、ウンブリアを中心とする中部イタリアで食した前菜を取り上げる。

 

 

Perugia

 

キィアーナ地方の仔牛のカルパッチョ(20ユーロ定食の前菜) Wine Bartolo Hostaria 20108

前菜盛り合わせ Trattoria Del Borgo 20109

ブルスケッタ Osteria a Priori 20109

生ハム、サラミ盛り合わせ(2人前) Osteria a Priori 20109

ブラッターにハーブ、ミニトマト (12ユーロ) Ristorante La Rosetta 20175

ムール貝、ボンゴレ、エビのワイン蒸し Locanda del Morlacchi 20187

 

バッカラのフリット Locanda del Morlacchi 20187  

エビのタルタル、フルーツ添え Locanda del Morlacchi 20187

 

 

Ancona

魚介類盛り合わせ(28ユーロの郷土料理コースの前菜、3人前) La Moretta 20079

 

Bevagna

ウンブリアの盛り合わせ(7ユーロ) Ristorante delle Mura 201112

 

Gubbio

生ハム、サラミ、Gubbio産のチーズ盛り合わせ(9ユーロ) Locandadel Cantiniere 2010年8月

 

Montefalco

前菜盛り合わせ(8ユーロ) Agriturismo Camino Piccolo 20109

 

Spello

ブルスケッタ(15ユーロのランチの前菜)Osteria Dolce Forno 20109

 

Spoleto

チーズのパイ生地巻、黒トリュフとパルミジャーノソース添え(40ユーロの伝統料理コースの前菜) Ristorante Appolinare 20108

 

Urbino

 

グアンチャーレのサルビア炒め(ワイン込み38ユーロの郷土料理の前菜) Vecchia Urbino 20079

 

San Marino

カジキマグロのカルパッチョ(38ユーロの魚コースの前菜) Ristorante L’Arengo 20109

 

思い出に残るイタリアでの前菜 《北イタリア編》

前回の『思い出に残るイタリアでの前菜 トスカーナ編』に引き続き、北イタリアで食した前菜を取り上げたい。ここでいう北イタリアは、ボローニャより北、東はトリエステまでの各地にわたっている。

 

Milano

生ハムとメロン (6ユーロ) Bel Paese 2009年9月

サーモン、マグロ、カジキマグロのタルタル (18ユーロ) Ristorante Limone 2016年9月

牛肉のカルパッチョ (10ユーロ) Osteria Italiano 2017年11月

生ハム、サラミ盛り合わせ (9ユーロ) Salmenteria di Parma 2011年11月

アチューゲ、バター添え (10ユーロ) Ristorante Pietro e Pia 2017年11月

生ハムとモッツァレッラ (14ユーロ) Maio Bar&Bistro 2018年7月

海の幸盛り合わせ (12ユーロ) Trattoria del Pescatore 2019年7月

 

Bologna

サーモンのマリネ、野菜添え (11ユーロ) Cesari 2007年9月

24ヵ月熟成生ハム (15ユーロ) Cesari 2019年7月

 

Modena

生ハムとメロン (7ユーロ) Uva d’oro 2007年9月

カンノーリ (15ユーロ) Ristorante FINI 2007年9月

生ハム、サラミ、ペコリーノチーズ盛り合わせ (12ユーロ) Ristorante da Danilo 2014年11月

クラテッロ、ペコリーノチーズ (10ユーロ) O59 Bistro Emiliano 2019年7月

 

Parma

クラテッロ・ディ・ジベッロ (15ユーロ) Trattoria Salumeria Sorelle Picci 2014年11月

クラテッロ・ディ・ジベッロ (15ユーロ) La Forchetta Ristorante 2016年9月

 

Reggio Emilia

クラテッロ、生ハム、パルミジャーノ (10ユーロ) Ristorante Delle Notarie 2009年9月

 

Pavia

前菜盛り合わせ   Osteria della Madonna 2009年9月

 

Cremona

パルマ産のクラッチャ (11ユーロ) Locanda del Guasconi 2009年9月

 

Brescia

 

ロンバルディア産のサラミ・ミスト Trattoria il Bissone 2009年9月

 

Barolo

仔牛のカルパッチョ、ツナのソース添え  Marchesi di Barolo 20069

 

Bra

生肉とラード(Carne cruda e lardo) Osteria del BOCCONDIVINO 2006年9月

 

Torino

仔牛のカルパッチョ (12ユーロ) Ij Brande 2006年9月

 

Verona

30ヵ月熟成パルマ産生ハム、ピクルス瓶添え (15ユーロ) Antica Bottega del Vino 2017年11月

 

Padova

海の幸サラダ  Zaramella 2008年9月

マグロのカルパッチョ (8ユーロ) Pizzeria Pago Pago 2008年9月

 

Vicenza

バッカラとポレンタ (8ユーロ) Ristorante agli Schioppi 2008年9月

 

Treviso

Treviso-Beccherie-サラミのポレンタ添え

地元産サラミ、ポレンタ添え (8ユーロ)  Antico Ristorante Beccherie 2008年9月

 

Venezia

魚介類盛り合わせ (16ユーロ) Antica trattoria Poste Vecie 2015年11月

 

Asolo

 

 

 

生ハム、サラミ盛り合わせ、カルチョフィ、ペペローニの酢漬け (8ユーロ) Hostaria Ca’Derton 2015年11月

 

Trieste

マグロの生ハム (9ユーロ) Ristorante Hostaria alle Bandierette 2008年9月

思い出に残るイタリアでの前菜 《トスカーナ編》

1998年から毎年訪れていたイタリア。

時には年に2回行ったり、ペルージャに短期留学と称して2年連続で短期滞在したり、またローマでも2週間語学留学したりと思い出は尽きないが、今年のコロナウィルス禍で次回行けるのはいつだろうか?

 

イタリアに限らず、旅の楽しみの一つは食べることにあると思う。ふと思い出したのはリストランテやトラットリアで食べたイタリアならではの料理の数々、とりわけ前菜だ。

あの一皿の内容の濃さ、ボリュームは日本のイタリアンではなかなか味わえない。

今まで食した前菜を思い出してみることにした。なかなか多いので取りあえずフィレンツェを中心とするトスカーナの前菜を取り上げる。

 

Firenze

トスカーナ風盛り合わせ (7ユーロ) Ristorante Le Colonnie 2010年9月

前菜盛り合わせ (5ユーロ) La Proscitteria 2014年11月

その後何回か再訪しているが2019年7月このメニューはなくなっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

野菜のオリーブオイル漬け盛り合わせ (10ユーロ) Ristorante Paoli 2014年11月

クロスティーニ (11ユーロ)  Cantinetta Antinori 2015年11月

牛肉のタルタル (グラス4杯付きランチ35ユーロの前菜) Enoteca Pitti Gola e Cantina 2016年9月

スモークサーモンのカルパッチョ Trattoria Acqadotto 2016年9月

生ハム、サラミ、チーズ盛り合わせ (9.5ユーロ) il Santo Bevitore 20169

ブッラータ、生ハム、ルッコラ (14ユーロ) Ristorante Enotca Cafffe` Agricola 20175

トスカーナ風盛り合わせ (10.5ユーロ) Ristorante Ciro&Sons 2017年5月

生ハム、サラミ、ペコリーノチーズ (9.5ユーロ) Ristorante La Spada 2017年11月

生ハム (7ユーロ) Sostanza 2017年11月

ブッラータ、トマト、大粒のケッパー (9ユーロ) Osteria Cipolla Rossa 2019年7月

カポナータとブラッティーナ (10ユーロ) il Vivandiere 2019年7月

 

 

Siena

トスカーナ風前菜盛り合わせ  Trattoria Papei 2016年9月

 

Pienza

トスカーナのサラミ盛り合わせ (10ユーロ) Trattoria Da Florella 201411

Arezzo

米のスターター Buca di San Francesco 20108

トスカーナの伝統的なブルスケッタ(スターター含め8.5ユーロ) Buca di San Francesco 20108

海の幸サラダ(7ユーロ) Ristorante&Pizzeria Il Boccon del Re 20108

 

 

ペルージャ市のプロモーションビデオに友人出演

10年前の2010年とその翌年に短期留学滞在をしたペルージャ。

そのプロモーションビデオ、その名も”#LaBellezzaCiAspetta”がつい先日公開されたことをペルージャに住んでいる若き友人Aさんのブログで知った。

https://www.youtube.com/watch?v=bWmj-N_UwW0&feature=emb_logo

 

空から見る町が本当に美しい。

ガレンガの外国人大学。サンタンジェロ教会。サン・ピエトロ教会の鐘楼。水の止まっているフォンターナ・マッジョーレ、などなど。

 

そのビデオにはペルージャのオーケストラ(Orchestra da Camera di Perugia)を代表して4人(その一人がヴァイオリニストのAさん)が出演しているとのこと。

4人が演奏している場所も知っているのでとても懐かしい。

できるだけ早く訪れたいものだ。

 

 

この《カブレーノ親父のイタリア旅行記》は、ブログランキングでは『イタリア旅行』カテゴリーをメインに、『イタリア(海外生活・情報)』をサブとして登録しているが、

Aさんのブログ 《ウンブリアの風》 https://ameblo.jp/arioso-violino/ は、メインのカテゴリーとして『音楽(クラシック)』、サブは同じ『イタリア(海外生活・情報)』に登録されていて、面白いことにサブ部門ではだいたい同じような順位を行ったり来たりしている。

興味のある方は《ウンブリアの風》を訪問してみて下さい。

Milano (ミラノ)2009/9/21

◆最終日またまたミラノへ

9泊11日の最終日はブレーシアで明けた。月曜とあってクローズしているところも多く、それならばピアチェンツァに行ってみようとブレーシア駅へ行くとダイヤが大幅に乱れていたので寄り道をあきらめ、ミラノに早めに入ることにした(何と駅で2時間も待つ)。

 

12時39分発の列車は20分遅れ、さらに20分遅れでミラノ中央駅到着。荷物を預ける場所がわからず手間取り駅の外に出たのは15時15分。

特に見たいものがあるわけではないのでとりあえずレプッブリカ広場を目指す。28度と結構暑い。

 

ランチにしようと歩きながら適当な店を探す。

『歩き方』に出ていたスピーガ通りの食料品店はわかったが説明されているような立食コーナーなどない。そのまま歩き続け、いったん脇道に入るが戻りスカラ座へ。ここからグルッと回ったものの適当な店がなく、いつの間にかドゥオモ前に出てしまう。

 

さすが世界の観光地だけあってドゥオモ周辺、ガッレリアいずれも観光客でいっぱいだ。少し外れたところのバールで発泡性の白ワインとパニーノで遅いランチにする。

 

◆イッテQの撮影現場に遭遇

ドゥオモそばのリナシェンテを覗いてみる。地下の家庭用品はかなりもの、種類が豊富だ。

再びのガッレリアでは何やら日本とおぼしきTV撮影クルーに遭遇。主役はベッキーだ。帰国後《イッテQ》の撮影だと知った。

Milano イッテQ撮影現場

この日の夜の帰国便では宮川大輔と一緒になるが撮影現場では気づかずTVを見て知った。

 

メトロで中央駅に戻り、シャトルバスでマルペンサに向かい9泊11日の一人旅を終える。

このところイタリア映画三昧

新型コロナウィルスの感染が世界中で拡大し、とりわけイタリアの状況はひどそうだ。

 

今年のイタリア旅行は祝日の並びを考え9月中旬のつもりだったが、いつ収まるかわからない現状では、今年はあきらめざるを得ないか。

 

いずれにしても、世界中早く収束してもらいたいものだ。

 

  ペルージャ短期留学を終えて以来イタリア語を続けて勉強しようと、某大学の社会人向けイタリア語講座に8年通っている。

 

3月初めに前期の授業が終わり、本来なら先週から新年度の授業が始まることになっていた。新型コロナウィルス感染防止のため『3週間遅らせる』という連絡があり、その数日後に『完全中止』という連絡があった。

 

イタリアにも行けそうもなく、イタリア語の授業もなくなってしまった。

 

今、週3日都心で仕事をしているが、先々週からテレワークならぬ自宅待機。一方、仕事のない日に通っているスポーツクラブは休会中。

 

ということで時間はたっぷりあるので、DVDをレンタルし、イタリア映画を中心に映画三昧の日々を送っている。

 

イタリア語の勉強のつもりもあったが、ほとんど聴き取れず日本語字幕に100%頼っているが、いずれも面白い。

 

◎ここ10日ほどで観たイタリアがらみの映画

 

 《いつだってやめられる 7人の危ない教授たち》3部作

 

 《ナポリの隣人》

 

 《家族にサルーテ》

 

 《帰ってきたムッソリーニ》

 

 《愛と銃弾》

 

 《幸福なラザロ》

 

《イタリアが呼んでいる》

 

《トスカーナの休日》

Firenze(フィレンツェ)2019/7/20~23

◆行く

2019年夏のスペイン、サン・セバスティアンとイタリアの旅も終盤となり、ボローニャから最終目的地フィレンツェに向かう。

この日は、ボローニャからラヴェンナへ日帰り旅行、それを終え、ボローニャのホテルでスーツケースを受け取り、16時50分発のitaloでフィレンツェへ。

隣の席のおば様に『スーツケースを棚に上げたら』と言われたが、『次で降りるので』と返す。

17時29分、F.S.M.N駅到着。

最近常宿としているホテルがこの日は予約とれず、以前良く利用していたドゥオモ近くのホテルにチェックイン。

 

 

◆勝手知ったるワインバーへ

それにしても暑い一日だった。部屋に入ってホッとする。

1時間ほど休んで、数回訪れているワインバーへ出かける。

 

これまでと違い、客は誰もいない。お店の人も見たことのない老夫婦だけ。

あとで尋ねると『息子は月曜に来る』とのこと。でも息子といっても以前のご主人とは年が近そうなので息子とは以前のご主人が『甥』と言ってた人かもしれない。

 

プロセッコを頼むと小さなクロスティーニが2個ついてくる。

暑かったのとのどが渇いていたので2杯目を頼んだら注いでやや少なかったせいか、そのグラスを下げ、『代わりに別のプロセッコを用意する』と。

いわば釣鐘型のボトルの封を切り注いでくれる。スマホで昨年訪れた時の写真など見せて少し話をする。

 

 

◆夕食は《財布に優しい》ワインバーへ

ホテルで一休みして、さて夕食。

どこにしようか考えたが新規開拓する気が起らず、2年前に夜・昼と訪れた《財布に優しい》ワインバー《Il Vivandiere》に行くことにする。ただ、あのあたりはわかりにくいので地図を見ながら行く。

 

店の中に入ると、当然のことながら観光客は皆無だ。それほどの席数もないので静かで落ち着く。

 

帰りは、シニョリーア広場を通ったところ、何やら音楽が。

ヴェッキオ宮殿前でコンサートをやっている。

 

 

◆2日目は日帰り小旅行

朝食後荷物をパッキングし直し、スーツケースを預けてとりあえずチェックアウト。

フィレンツェにはさらに2泊するが、2泊目、3泊目のホテルはいわば最近の定宿を予約していた(本当は3泊ともそこにしたかったが空いていなかった)。

 

この日は、友人がバカンスをすごしているリヴォルノへ日帰りの小旅行。

10時半頃の電車で向かい、19時半すぎフィレンツェに戻る。

 

朝チェックアウトしたホテルに行きスーツケースを受け取って駅方向に戻り定宿にチェックイン。

レセプションにはいつもの男性スタッフ、『やぁ、やぁ』みたいな感じで握手しながら挨拶する。

 

◆夕飯はEATALYで

21時すぎ夕食に出かける。

BSの番組で紹介されていた駅近くの肉料理の店を目指し、ようやくたどりつくと店の前に中国人らしい人たちが何人も待っている。

 

あきらめてEATALYへ行く。もう時間も早くはないので店を探したりはできない。

店内奥の食事スペースは結構混んでいて、階段下の小さなテーブルしかないがやむを得ない。

すぐ近くの家族連れ(多分イタリア人)には小さな子供がいてぐずってうるさいがしようがないか。

 

プロセッコと前菜『海の幸サラダ』を注文。

プリモは『スパゲット』にモッツアレラをプラス。

2杯目のワインは、フレスコバルディのロゼ。

 

帰りに売り場を見て、ホテルに戻る。

ホテルが近くて楽だ。

 

 

◆お決まりのミケランジェロ広場へ

朝食には一番乗り。朝食会場はレセプション兼ロビーの一角だが、オーナーがいたので挨拶、握手。もうお互いに顔は良く知っている。

 

8時40分頃、朝の散歩。というか、フィレンツェに来たときは必ず訪れるミケランジェロ広場へ。

 

ホテルを出て左へ。F.S.M.N.駅からの通りに出る。正面にはドゥオモ。

ドゥオモ広場を右折、カルツァイウォーリ通りを進みシニョリーア広場へ。

ヴェッキオ宮殿では、外壁にミケランジェロの顔が彫り込まれている石を見つける。

 

ヴェッキオ宮殿の裏を通り、途中からアルノ川べりを歩き、グラーツィエ橋を渡り左折。

 

サン・ニッコロ通りに入り、サン・ミニアート門をくぐった辺りから上り坂になる。

上り切り、左に回り込むとミケランジェロ広場だ。

およそ35分で到着。

 

 

ペルージャ短期留学中に訪れて以来フィレンツェに来ると必ず歩いて登ることにしている。

いったいこれで何回目だろう。

そして、あと何回来れるのだろう。

 

天気よく、相変わらずの素晴らしい眺めだ。

 

降りてからはサンタ・クローチェ教会を目指す。

 

見慣れた名前のピッツェリアだなと思ったらローマで昨年度々利用した《Bebere》

そこにはオペラのポスターがあり、遠くてはっきりとは見えないが今日は《Traviata》。

明日帰国でなければ観に行ってもいいところだ。

 

◆トラットリアを探し回る

友人からフィレンツェでの《おすすめの店》を聞いていたのでこの辺りかと探してみる。

 

地図を広げていたら外にいたお店のご主人に『どれどれ』という感じで『あ~、この通り(Via Ghibellina)は1本向こうだよ』と教えられる。

 

その通りに行ってみるが、該当の番地には何もない。

通りにいた人に尋ねてみてもよくわからないらしい。

その通りを行ったり来たりして、今度は古本屋さんの女主人に尋ねると『その店なら閉店しましたよ。中華料理、日本食の店なら近くにあるわよ』との返事。

来る前にネットで見たときその店のURLが無くなっていたことからややあきらめていたが予想通りといえるかもしれない。

 

帰りにNespressoでお土産用にカプセルを買う。

イタリアではフィレンツェのほか、ローマ、パルマなどで買っているが東京で買うのと違ってまず番号をとる。客が多いからだろう。また、東京ではセールスプロモーションのためか必ず1杯好きなのを試飲させてくれるが、それはない。

 

その足でF.S.M.N.駅裏手のバスターミナルに行く。

明日の空港行き時刻表を確かめるためだ。

 

さて、ランチ。いつも行くネリ通りの生ハムの店、《La Prosciutteria》へ行くことにする。

 

12時20分頃、まだそれほど客はいない。

いつもの1人用アペリティーヴォのつまみを注文しようとしたら2人前だという。そんなに食べられないのでやむなく生ハム・チーズのパニーノとプロセッコを注文。

 

奥のテーブル席で食べる。

曜日、時間帯のせいなのかスタッフも見慣れた人はいない。メニューも貼りだしていない。

経営が変わったのだろうか。

 

◆Tignanelloを買うか迷う

ホテルに戻る途中、老舗食料品店《Pegna》に立ち寄る。ここはお茶、お菓子、オリーブオイル、バルサミコ酢、ワイン、生ハム、サラミ、とにかく何でもある。しかも店内が落ち着いている。

ワインの棚に、《Tignanello》を見つけた。2016年もので79ユーロ。

おととい訪れた例のワインバーでは確か118ユーロ。

ワインは重いので最近は買わないことにしているが、あとでネットで価格を調べて、スーツケースにスペースがあれば買おうかなと思う。

(ネットでも同程度の価格だったので重さを考えて結局買わず。)

 

◆最後のアペリティーヴォ

夕方アペリティーヴォに出かけるが、その前に最後の晩餐(?)の店探し。

たまたま、フィレンツェ在住者のブログの最新記事がホテルすぐ近くのワインバー&リストランテだったのでその店を含めて3軒を候補とする。

ワインバー&リストランテはやや高級そう。

他の2軒はあとで見て決めることにし、何度か訪れているピッティ宮前のワインバーへ向かう。

どこで間違えたのか、ポンテヴェキオではなくサンタ・トリニタ橋に出てしまう。

大きく迂回したことになる。

急ぐ旅ではなし、フィレンツェの散歩だと思えばいい。

 

店内には客はいなかったがそのまま入る。

店の前で待っていたようなグループも続けて入る。

右奥のテーブル席に座り、フランチャコルタのプロセッコを注文。

例の店長らしき人も現れ、離れていたため言葉も交わさず見合って挨拶もどき。

カウンター席にすればよかったか。

帰りがけに店長から声をかけられ、『ではまた』みたいに返してワインバーをあとにする。

 

◆悪質ジェラート屋

帰り道、ジェラートを食べようとして最初に入った店は混んでいた。というより先客がもたもたしていたのであきらめ近くの別の店に入る。

 

『小』を注文すると『小は終わった。中か大だ。』という。

やむなく『中』にして、レモンとメンタを注文。いざ、払おうとしたら8ユーロだという。

ふつうの倍以上だ。

『そこにあるカップに書いてある』とカップの方を指さす。

“Incredibile!!”(信じられない!!)と言ったら何か言い返してきたので”No!!“と言うとカップごと下げた。

何も言えなければ払わざるを得なかった。

 

(結局ジェラートは夕食後近くの路地のジェラテリアで同じものをコーンで注文。2.5ユーロとまっとうな値段だった。)

 

◆最後のチェーナ

19時前、おととい行った例のワインバーで1杯飲んでからと思い行ってみると外から見えたのはおとといの老夫婦のみ。ということは今日も昨年、一昨年訪れた時のスタッフはいないようなのでパス。

 

夕食候補店の1軒、カヴール通りのトラットリアへ行く。

直前に入った女子2人もそうだったが、中の席は多分予約のためダメで、通りに面したテーブルと言われたが、この日もまだまだ暑いので遠慮する。

 

結局ホテル裏手の店《Cipolla Rossa》へ行く。

 

 

先客もいるが『どこの席でも』と言われ入って右側の壁際、3つ目のテーブル席に座る。

この店は確かBSの番組に登場し、中央市場の肉屋さんの経営だと紹介されていた記憶がある。

 

ということでセコンドには牛肉のタルタルを注文。

前菜にはブッラータ。

飲み物はプロセッコの後ハーフボトルの中からロゼを選ぶとわざわざ『ロゼですがいいですね』と確認までしてくれる。

食後のドルチェはやめ、その代わりグラッパを飲む。

 

これにてミラノそしてサン・セバスティアンから始まった夏の旅の最後のチェーナが終わる。

 

 

◆最終日午前中

帰りの飛行機は14時半すぎフィレンツェペレトーラ空港から。

前日に空港までのバス時刻を確かめていたが12時のバスに乗る予定だ。

余裕見てもホテルを11時40分に出ればいい。ということはそれまで行動できる。

 

EATALYにしようか中央市場にしようか迷ったが中央市場に行く。

2階を覗こうとしたが時間が早いせいか準備中。

1階のマルコの店でチーズを4種類買ってホテルに戻り最終パッキング。

 

ドゥオモは10時からなので10時すぎ行ってみるともう長蛇の列であきらめる。

足を伸ばしてシニョリーア広場へブラブラと歩き、帰り道1泊目ホテルのすぐそばの《Venchi》でジェラートでも食べようと思う。

何しろ今日も暑いからだ。

ちょっと並んでいて時間が気になり、チョコとメロンのジェラートを受け取り歩きながら食べ、ホテルへ戻る。

あとは12時のバスに乗るだけだ。

 

 

◆泊まる

◎ホテルの名前 Axial(★★★), Via dei Calzaiuoli 11, Firenze

Single 1泊75.2ユーロ、市税4ユーロ、Booking.comで予約。

ここには2012年、2014年、2015年、2016年も泊まったが、ドゥオモのそば、駅からも近いので5回目だ。

ただ、同じ建物のMaximというホテルと合併したらしくレセプションがそちらの階になり、チェックインに手間取る(チェックアウトも同様)。

 

◎ホテルの名前 Burchianti(★★★), Via Del Giglio, 8, Firenze

Single(standad) 2泊、前払い1泊9,228円、Expediaで予約。市税1泊につき4ユーロ現地払い。

ここは、2,011年、2017年(5月、7月)、2018年に続き5回目。

ドゥオモと駅の中間ぐらい、メディチ家礼拝堂、中央市場もすぐ近く。

 

 

◆食べる

◎お店の名前 Il Vivandiere, Via Torta 6, Firenze

2017年5月金曜夜と翌日昼の2回訪問したことがある。

  • 食べたもの 前菜はカポナータとブラッティーナ(10ユーロ)、小さなブッラータといいながら大きい。

プリモはチンギアーレのピチ(8ユーロ)、コシがありチンギアーレもたっぷり入っていて美味い。

 

実は注文時に牛肉のタルタルも食べたかったがお店の人から『あとから考えた方がいいとアドバイスされ正解だった。

ドルチェはセミフレッドのジェラート(4ユーロ)

飲んだもの ハウスワインの中から白のハーフボトル(8ユーロ)

水を含めて計33ユーロ。

 

◎お店の名前 La Prosciutteria, Via de’ Neri, 54/r, Firenze

ここ数年フィレンツェに来るたび、しかもミケランジェロ広場への行き帰りに立ち寄る生ハムの店。

  • 食べたもの パニーノ(4.5ユーロ)とプロセッコ1杯(4ユーロ)。

1人用アペリティーヴォと称した盛り合わせがなくなったので魅力度が下がる。

 

◎お店の名前 Osteria Cipolla Rossa, Via dei Conti 53r, Firenze

BS TBS《あなたの知らないイタリアへ》で紹介されていた店。

Cipollaとはタマネギのことだが、店内壁に漢字で『玉葱』と書かれた書が掲げられている。

 

  • 食べたもの 前菜はブッラータ、トマト、大粒のカッペリ盛合せ(9ユーロ)

セコンドは牛肉のタルタル、野菜添え(19ユーロ)

 

飲んだもの プロセッコ(6ユーロ)、グラッパ、ビスコッティ付き(4ユーロ)

ロゼのハーフボトル、CIPRESSETO TOSCANA 2018, SANTA CRISTINA (11ユーロ)

コペルト、水を含めて55ユーロ。

 

◎お店の名前 EATALY, Via dei Martelli 22, Firenze

  • 食べたもの 前菜は、海の幸サラダ(11.5ユーロ)。

プリモは、トマトのスパゲットにモッツアレラをプラス(10.5ユーロ)。

飲んだもの  プロセッコ(4ユーロ)、フレスコバルディのロゼ(5ユーロ)各1杯

コペルト、水を含めて34.5ユーロ。

 

 

◆飲む(ワインバー)

◎お店の名前 Vini & Delizie, Via dei Banchi 45/r, Firenze

このワインバーには2017年11月初訪、3年連続4回目。

飲んだもの プロセッコ2杯(3.5ユーロx2)

 

◎お店の名前 Enoteca Pitti Gola e Cantina, Piazza Pitti, 16, Firenze

2015年11月訪問して以来フィレンツェに来るたび再訪、今回で5回目。

月曜夕方、フランチャコルタの泡を飲む(6.5ユーロ)

 

◆買う

中央市場 La Bottega Golosaでお菓子、胡椒、ドライトマト。マルコの店でチーズ。

EATALY、Pegna ビスコッティ、トリュフチョコレート、トローネなど

Nespress  カプセル

バスク風チーズケーキを作ってみた

最近、バスクチーズケーキが人気らしい。

今年の夏、サン・セバスティアンに行った者としては『へぇー』と思うが、サン・セバスティアンで食べたのは旧市街のバル《La Vina》でだけだった。ほかにどんな店があるのかは知らないが、とにかく《La Vina》はチーズケーキが評判のバルだ。

 

昼に数軒ハシゴをした後に訪れ、このバルでは何も飲み食いせずにチーズケーキを持ち帰りで注文、ホテルで食べた。

 

先日、読売新聞土曜夕刊にスペイン料理シェフによる《バスク風チーズケーキ》の作り方が紹介されていた。それを読むと、それほど難しそうでもない。そこでチャレンジすることにした。

 

我が家にあるケーキ型は大きすぎるので中サイズのものを買い、材料のクリームチーズ、生クリームを揃え、レシピの通りやってみる。

確かに作業工程は少ないが、400グラムのクリームチーズを滑らかになるまで混ぜるのは結構力がいる。

卵、砂糖、生クリームを加えて混ぜ、ケーキ型に入れ、オーブンで焼くと完成。

思ったより焦げ目がつきすぎたとはいうものの中々いい出来だ。

 

粗熱を取ってから冷蔵庫に入れたあと常温に戻し、食べたが成功といっていい味だった。