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Milano(ミラノ)2009/9/12~13

Milano(ミラノ)2009/9/12~13

 

◆行く

ミラノに初めて行ったのは初めてのイタリア旅行のときの最初の2泊だった。そしてその翌年の家族旅行の時、ヴェネツィアで家族と別れてから2泊したことがある。

それ以来ミラノに降り立つことは何回もあったがいつも翌日の移動のために泊るだけだった。

今回の旅は9月5連休を利用するので9泊11日と長いし、翌日はすぐ近くのパヴィア、しかも2泊もするのであわてて移動することもなかろうと久しぶりにミラノを歩きまわることにした。

 

ホテルはいつも中央駅の近く。昨年泊ったGonzagaが部屋の割にはリーズナブルだったのでそこにしたかったが満室でとれず、ネットでいろいろ探して駅北東にあるホテルにした。

 

◆ユベントスvs.ラッツオ戦をTVで見ながら夕食

ホテルはわかりやすく飛行機がマルペンサに着陸してから2時間弱でチェックイン。

とりあえず荷物を部屋におき、フロント氏に教えてもらったピッツェリアへ。

外にも席はあったが中の席に案内される。奥行が結構ありかなりの客がいた。ちょうどユベントスvs.ラッツオ戦の中継中でユベントスのいい場面になると盛り上がる。

 

今回の旅で初めての食事なので定番の《生ハムとメロン》、《ミラノ風リゾット》そしてメインを《カジキマグロのグリル》、ワイン、カフェにする。

さすがにまわりはピッツァを食べている人が圧倒的に多い。魚介類は《海の幸盛合せ》、《エビのグリル》が美味しそうだ。明日の昼にでも、思ったが昼はやっていないとのこと、残念。

 

約1時間半の夕食だったが、この間後半27分にユベントスが1点入れ周りは一層盛り上がった。

 

◆まずドゥオモへ

夕方までのミラノ観光とあって朝食後すぐにスーツケースを預けチェックアウト。10年ぶりの観光だ。まずはメトロでドゥオモへ。屋上に上がるのが目的だ。

Milano ドゥオモ①

 

屋上へは9時から、となっていてほんの少し待てば、と思ったがそこはイタリア。20分遅れるとのこと。列から離れドゥオモ一周。

 

9時15分すぎ登り始める。

それほどきつくはない。約350歩ほどでとりあえず上に出る。それからまた少し登る。

朝、空気が澄んでいて天気もいいのでいい景色だ。

Milano ドゥオモ屋上からの眺め①

Milano ドゥオモ屋上①

てっぺんは割と広々している。周りはゴシック様式の尖塔。まるで尖塔の林に囲まれたようだ。見上げると金色に輝く聖母マリアの尖塔がすぐ上だ。

Milano ドゥオモ屋上の尖塔②

 

◆サン・サティロ教会を探し回る

ドゥオモを下りてからは王宮を抜け、ラルガ通りへ出てしまう。サンタ・マリア・プレッソ・サン・サティロ教会に行くためだが地図を見間違えたためかなり遠回りをしてしまった。トリノ通りに出てもわからず行ったり来たりする。

『歩き方』の写真が後陣であることを気づかず誤解したのだ。実はトリノ通りに出ていた花売り屋台の奥だった。かなり小さな教会だ。中は八角形、中央祭壇の絵は遠近法で奥行きがあるように見える。

Milano サン・サティロ教会ファサード

 

◆アンブロジアーナ絵画館

次はアンブロジアーナ絵画館。11時からのサンタンブロージョ聖堂での演奏会に行きたかったので10時オープンと同時に入りたかったが教会探しで時間がかかったので間に合わず、だ。

 

Milano アンブロジアーナ絵画館入場料は何と15ユーロ、イタリアでは高い(音声ガイドは1ユーロ)。入場料は高いが入ってみると絵とともにフェデリコ卿の住居を見学するという意味があることに気付いた。最近建てられた展示室もある。日本語音声ガイドでは展示室の説明があり詳しい説明は次にしてくれるが、説明している絵がどれなのかわかりにくく室内を動き回ることになってしまった。

 

カラヴァッジョの《果物籠》をじっくりと見る。静物画としてはものすごく精緻だ。枯れかかった葉、腐りかけてきた林檎、ぶどうなどまるで写真のようだ。

第5室は通りすぎてしまいそうに薄暗い。ここにはラファエロの《アテネの学堂》のデッサン(3m×8m)がある。何回も座りなおして観てしまった。

ダヴィンチの展示室は最後の部屋。ここには《楽師の肖像》がある。想像していたより小さな絵だ。

他には弟子が模写した《岩窟の聖母》、《最後の晩餐》もある。

 

最後に出口で詳細なアンケートを求められた。これはイタリアでは初めてのことだった。

 

サンタンブロージョ聖堂へ急ぐが

途中大学のあたりで大回りしたため着いたのは12時半。レンガのファサードと鐘楼が青空に映えて美しい。すでに演奏会は終わっていて日曜のためミサの真っ最中だ。

Milano サンタンブロージョ聖堂①

 

ミラノの守護聖人を祀る最古の聖堂ということで有名だが訪れたのは今回が初めてだ。ビザンチン様式で3廊式。身廊と側廊を分けるアーチはクリーム色とレンガ色で2層になっていてその他は白ですごく明るい感じがする。

ミサだったのでいったんは壁際に座ったが、説教が終わってから一回り。主祭壇には4本の柱に支えられた漆喰浮彫りの祭壇天蓋があり、その下には金細工の施された黄金祭壇がある。主祭壇下には遺骸が安置されているように見えたが本物なのだろうか?

Milano サンタンブロージョ聖堂 ミサ

 

◆サン・ロレンツォ・マッジョーレ教会

ガイドブックの地図を見ながらポルタ・ティチネーゼ通りをサン・ロレンツォ・マッジョーレ教会へと向かう。

教会の前の広場にはローマ遺跡のような円柱の列。ミラノ最古の教会は八角形の独特な形をしている。中は石造りのままで質素だ。ただ、祭壇天蓋のみ豪華に見えるが金などは施されていないようだ。

 

Milano サン・ロレンツォ・マッジョーレ教会②Milano サン・ロレンツォ・マッジョーレ教会内陣

◆ポルタ・ティチネーゼまで行ったり来たり

サン・ロレンツォ・マッジョーレ教会からポルタ・ティチネーゼ通りを下る。日曜とあってこのあたりの店はほとんど休みだ。以前、ミラノのリストランテで隣のテーブルに座ったカップルに教えてもらったおすすめの店を探してみるがわからずじまい。

ポルタ・ティチネーゼのちょっと手前の教会(あとでサンテウストルジョ教会と知る)前の広場に面したリストランテ&ピッツェリアで少し遅めのランチをとる。

Milano サンテ・ウストルジョ教会②

 

◆またまたドゥオモへ

近くにメトロがないのでお腹をこなしながらドゥオモ目指して歩く。

ドゥオモ広場をはさんで向こうに見えたドゥオモは真っ白でまるで雪のようできれいだ。

Milano 午後のドゥオモファサード

ガッレリアにも10年ぶりに行くがリストランテ、カフェやプラダ、ヴィトンなどのブランド・ショップが目につく。

Milano ヴィットリオ・エマヌエーレⅡ世のガッレリア②

本屋に寄ってGamberoRossoのリストランテ評価本を買ってメトロでホテルへ戻る

 

◆パヴィアへ

16時10分中央駅に着き予定通り16時25分のFSに乗って次の目的地パヴィアへ。

 

◆泊る

ホテル Hotel Soperga, via Soperga 24(★★★), via Soperga 24

1泊 Single 84ユーロ、venere.comで予約

◆食べる

  • お店の名前 Bel Paese, viale Brianza n20

食べたもの 前菜 生ハム&メロン、6ユーロ。メロン4切れ(多分半分)、甘くて、また生ハムもしっとりしてめちゃくちゃうまい。量が多いので完食するのが大変。

Milano Bel Paese 生ハムとメロン

プリモ ミラノ風リゾット、4.5ユーロ。ミラノ風というだけあってサフランで香り付け。お米は真っ黄色。バターの味がする。

セコンド カジキマグロのグリル、9.5ユーロ。胴体を厚さ1cm弱に輪切りしたグリル。レモン、オリーブオイル、胡椒で味付け。

Milano Bel Paese カジキマグロのグリル

コペルト(1.5ユーロ)のフォカッチャ(丸半分、4切れ)、水、ハウスワイン500ml、カフェで計27ユーロ。

  • お店の名前 Ristorante Sant’ Eustorgio, Piazza Sant’ Eustorgio

食べたもの 前菜 ムール貝とアサリのワイン蒸し、9.5ユーロ。

Milano Sant'Eustorgio ムール貝とアサリのワイン蒸し

生ハムとブフォーラ・モッツアレラのピッツァ、8ユーロ。

Milano Sant'Eustorgio 生ハムとブフォーラのピッツア

コペルト(2.5ユーロ)、グラスワイン(5ユーロ)で計25ユーロ。

きちんとしたネクタイ姿のカメリエーレがいるだけあってメニューはやや高め。

 

◆買う

買ったもの “ristoranti d’Italia del Gambero Rosso ‘09” 22ユーロ (ガッレリアの本屋で)

Nespressoカプセル(3種類) 10.5ユーロ (リナシェンテのB1売り場で)

2010年カレンダー 6ユーロ (ドゥオモ広場の土産物屋で)

Firenze(フィレンツェ)2017/5/25~28

Firenze(フィレンツェ)2017/5/25~28

◆行く

昨年9月のイタリア旅行では友人とフィレンツェ、ローマ、ミラノ観光のあと、友人が帰国してからフィレンツェに戻り5日間《チョイ住み》を楽しんだ。

それがなかなか良かったので今回はフィレンツェに1週間滞在することにした。

とはいうものの、何回も訪れているから見るべきところは見ているのでダラダラ過ごさないために午前中は語学学校に通うことにした。

他には、ダン・ブラウン作《インフェルノ》の舞台となった場所を訪れることだ。

 

これはその《チョイ住み》フィレンツェ後半、4日目~7日目の日記だ。

(前半はこちら5/21 Firenze

◆チョイ住み4日目(水曜)

朝食後、中央市場へ。何しろメディチ家礼拝堂近くのホテルからは5分とかからない。

胡椒やフンギ・ポルチーニを買うつもりで行って昨日見た店を探そうとしていたら日本人スタッフに声をかけられ、教えてもらったが『自分のところにもありますよ』。

値段を訊いたら胡椒は少し安いようだ。そこで白、黒、赤、緑の4種類を買う。

さらに、フンギ・ポルチーニ、さらにはドライトマト2種類を買った。

 

学校には少し早めに出て、ドゥオモ周辺、食料品店《Pegna》の店内を見てみる。

 

さて、3日目の授業では、先生から『昨日は何をしたか?』と質問され、『友人と食事をした』と答えると、『場所は? 店の名は? 何を食べたのか?』など

矢継ぎ早に訊かれる。

(実は、翌日も翌々日も自分にだけこの種の質問があった。どうやら会話コースを申し込んだはずのカブレーノに対する配慮かもしれない。)

後半はペア・ワーク。食べ物にかかわる形容詞やイタリアの食事処を名前(リストランテ、トラットリアなど)と一致させるというもの。

前半はややしんどかったが、後半はお手のもので楽勝だ。

 

◆カルミネ教会へ

15時前、昨日閉まっていたサンタ・マリア・デル・カルミネ教会に向かう。

目的は、ブランカッチ礼拝堂だ。ここには、2度目のフィレンツェ訪問で入ったことがある。

予約もしていないが、問題なく入ることができた。

フランス人のグループがいて礼拝堂をいわば占領、中々下りないのでしばらく待つ。

礼拝堂の祭壇正面、両側の壁面の三方に《聖ペテロの生涯》が描かれている。

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とても色がきれいだ。

《アダムとイブの楽園追放》は向かって左上にある。「たしか左上の方だったな~」と前回観た記憶がよみがえってきた。

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悲しそうな二人の表情が印象的だ。

 

カルミネ教会を出てから暑い日差しの中近くをブラブラ、前から気になっていた《ラ・ベットラ》がこの界隈にあるはずと思って探すが見つからなかった。

 

◆オニッサンティ教会へ

カッライア橋を渡り、アルノ川の向こう側(といってもこちらがチェントロ側)のオニッサンティ教会へ行く。

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今日は開いていた。昨日は時間が少し早かったようで夕方は16時から開くようだ。

《聖ヒロエニムス》、《聖アウグスティヌス》を観ることはできたが、

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ギルランダイオの《最後の晩餐》が見つからないので訊くと月曜、土曜の午前中公開だといわれ、今回はあきらめた。

 

◆珍しくショッピング

帰りに、ピッティ宮殿前のワインバーでフランチャコルタの泡を1杯、お店の人と少し話をする。

 

ホテルに戻る途中、今まで何回か立ち寄っているポンテ・ヴェッキオ近くの手袋の店《Luciano》でプレゼント用の手袋購入。

次にカッライア橋にまた戻り、アーモイタリア推奨の《Roberta Pieri》で家族向けに女性用夏物のストールをお土産に買う。

アーモイタリアで紹介されていた商品がなかったが、お店の人といろいろ話しているうちに店長に電話して同じ値段にしてくれるということで何とか4枚買う。

 

◆チョイ住み5日目(木曜)

7時すぎ洗面中にスマホの電話が鳴る。『何だろう?』と出ると日本のアリタリアカスタマーセンターからだった。

ミラノからの帰国便が、マルペンサ空港管制官ストのため飛ばないという。

早朝のリナーテ空港(ミラノ)からの国内便でローマに行き、ローマから帰国して欲しいとのこと。

帰国前日までフィレンツェに滞在し、午前中の列車でミラノに向かう予定だったので早朝ミラノ発は無理、そこでローマから乗ることにした。

これをわずか数分の電話で決めたことになる。

 

授業の前にいつものように観光もどき。

9時前に出かけるがドゥオモは10時からなのでミケランジェロ広場を往復。広場からの景色は本当に好きだし、往復でいい運動になる。

チェントロに戻って《ダンテの家》へ。何度も通っているので入ってみた(4ユーロ)。

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建物が古いのに、エレベーターがついているのが驚きだ。

展示物はほとんどが説明文だ。IMG_4008

塔を示した模型地図があり、フィレンツェのかつての塔の多さを初めて知る。

7年前にペルージャに短期留学する直前にフィレンツェに数日滞在したときランチをとった場所の建物がそこに含まれていた。

ダンテの家からの眺め

ダンテの家からの眺め

 

 

帰り道ドゥオモ近くの食料品店《Pegna》に寄って家族からのリクエストのあった白バルサミコ酢のほか、バルサミコ・クリーム、個装のトローネを買う。

いったんホテルに戻ってから学校に行ったのでギリギリ11時になってしまった。

 

今日は自分以外の唯一人の男性、アメリカ人のマイクがいない。肩身が狭い感じだ。

逆に、昨日までいなかった中国人(?)女性が加わっている。

初めはペア・ワーク、次いで3人1組でペーパーの16コマの漫画をストーリーに組み立てるというもの。

うまく説明できなかったり、絵を勘違いしていたところもある。

 

授業が終わってからレセプションに寄り、15時からの課外授業《郊外散策》を申し込む。

 

◆ドゥオモ近くのランチは

ホテルへ戻りバッグを置いてランチ、外に出ていたメユーが前から気になっていたリストランテに行く。

16ユーロのセットメニューを頼んだらグラスワインと前菜だとばかり思った一皿がすべて。

美味しいけれど量が少なくだまされた感じだ。

ドルチェの代わりに食後酒で気分をはらす、これで20ユーロ、サービス料10%で計22ユーロ。

 

◆課外授業の《郊外散策》

《郊外散策》まで時間があったのでブラブラ歩く。

曲がるべき通りを気づかず行き過ぎてしまい、学校には集合時間ギリギリになってしまった。

レセプションには引率のマウリッツォ先生がいて彼に参加費(9ユーロ)を払う。

参加者は8名、大半は同じクラスの人たちだが2名は別のクラスだ。

我々のクラスの先生もグラッツエ橋の手前まで一緒に歩く。

 

朝上ったミケランジェロ広場を目指すが、まずは先日行ったジェラテリアの近くへ。

球面のようなカーブの通り(Via dei bBentaccordi)に面している建物は、かつてのローマ時代の円形劇場で、コロッセオみたいなものだそうだ。

こういうことはガイドブックにも載っていないのでやはり地元の人ならではの知識、説明だ。

建物のあちこちに小さな窓みたいのがある。これは《ワインの穴-buchette del vino》といって、その昔ワインを売るための窓だったとのこと。

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呑み助にとっては興味深い。

グラッツエ橋からミケランジェロ広場を方向へ。ここは何度も一人で歩いているが最後の階段の途中でバラの公園に入る。

ここは初めてだ。

ここから眺めるチェントロもいい。

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ミケランジェロ広場にも、サン・ミニアート教会にも寄らず進み、途中から細い山道に入る。

いろいろな草花、ハーブ、オリーブの花などマウリッツォが教えてくれる。

イタリア語の勉強にもなり、課外授業そのものだ。

授業中あまり言葉を交わさないクラスメートとも歩きながら話をする。

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天気はいいが暑い。

ぐるっと一周し、ボーボリ庭園近くのサン・レオナルド通りからベルヴェデーレ要塞へ出てサン・ジョルジョ通りを下り、グラッツエ橋たもとで解散。

ちょうど18時、3時間歩いたことになる。約11Kmの散策だった。

参加費も払っていることだし、ここらでカフェでもするのかと思ったがあっけなく別れる。

 

◆ポンテ・ヴェッキオを背にアペリティーヴォ

帰り道、3年前の中央市場でお世話になったBさんに教えてもらったポンテ・ヴェッキオすぐそばのワイン・バー《Segnorvino》で夕食の予約をしようと立ち寄ったが、歩き疲れているので夜ホテルからここまで来るのが面倒くさくなり、とりあえずそのまま入店。

 

Bさんからは『テラス席がおススメ』と聞いていたがテラス席近くに案内される。

そのうち空いたのでテラス席に替えてもらう。

プロセッコと《Pappa al Pomodoro》を注文。

テラス席は風が強い。

ポンテ・ヴェッキオを背にしてグラッツエ橋、アルノ川の流れを眺める。こちらの方が景色が良い。

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たまに振り向きポンテ・ヴェッキオを眺める。

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《Pappa al Pomodoro》はフィレンツェ郷土料理なので頼んだが、やや塩気が強い。また、上にかかっているモッツァレラ(?)が少し冷たいのでちょっとがっかり。

プロセッコのあとは白を1杯飲んで店を出る。

まぁまぁお腹もいい感じになったのであとは数日前に買った赤ワインが飲みかけであるのでそれをホテルの部屋で飲むことにする。

 

◆チョイ住み6日目(金曜)

フィレンツェには日曜朝までいるが、このホテルは連続で予約とれずとりあえずチェックアウトしなければならない。

また土曜の午後にはここに戻るので朝食後荷物をスーツケースとトートバッグに分ける。

いつものように授業前に外に出かける時間もないので部屋で昨日の宿題的なもの、ストーリーを作文などする。

◆最後の授業

教室に入ると昨日の《郊外散策》で一緒だったカナダからの中国人、そして先生の友人(見習い?)もいて机は満杯状態だ。

 

昨日と同じ3人でストーリーを作文。そのあとは全体が2グループに分かれ、5人のメンバーが順番に札を取り、そこに書かれているテーマについて説明するというもの。

2番目に当たり、何と『トスカーナ料理のリストランテに行って何を食べたか?』というお題。

2日目以降毎日説明させられていたので先生も苦笑だ。

 

これが1時間近くあったので何回か回る。途中からはぺアになってやり取りをする。

『電車のコンパートメントの中で話しかけられる』というお題が当たった時は、相方に指名されたオランダ人のおば様のイタリア語がなまっていて聞き取りにくく進まない。

 

12時40分授業が終わる。今日が最終日なのは、自分のほかに2週間コースだったマセリとリザの2名。

先生、マセリとハグして挨拶、5日間の超ミニ留学(?)を無事終えた。

 

◆1泊だけホテル移動

ホテルに戻り、トートバッグのみ受け取り昨年泊まったシニョリーア広場近くのホテルに向かう。

広場には大勢の観光客がいる。

今日も天気が良い。

ホテルのレセプションには昨年会ったことのある日本人女性スタッフがいた。

部屋は昨年とまったく同じで、まるで帰ってきたかのようだ。

 

先日見つけていたホテル近くのトラットリアでランチ。

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2種類選んで10ユーロというプリフィックス定食はリーズナブル、ワイン2杯、水、カフェで締めて25ユーロ。

 

午後は、家族へのお土産用の買い物などして過ごす。

 

◆ワインバーのはしご

17時半まえに、ホテルからポンテ・ヴェッキオを渡ってすぐのワインバー《Le Volpi e l’Uva》へ。

18時までの席と言われ、そう長居をするつもりもないので了解。

プロセッコと小さなパニーノを注文。

18時ちょっと前にここを出て、《Enoteca Fuori Porta》へ行く。

ここは、ミケランジェロ広場に向かう途中門を出たところにあり以前からずっと気になっていたところだ。

 

時間が早いので店は中も外もすいている。にもかかわらずなかなか注文を取りに来ない。

まず、ソアヴェとクロスティーニを頼む。2杯目を頼むときも何となくそんな感じだ。

ちょっと居心地がよくない。

そんな中、気分を癒してくれたのはテーブルまで寄ってきた小鳥だ。

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もう少し食事をするつもりだったがやめ、夕暮れのミケランジェロ広場に行く。

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19時半を回っているのにまだ日が上の方にあり、昼間とあまり変わらない。

 

多少つまみも食べているのでそのままホテルに戻っても良かったが、たまたま帰り道にワインバー《Il Vivandiere》を通りがかったので入ってみる。ここは数日前に通り気になっていたところだ。

 

そう広くはないが、奥行きがある。先客は2組。

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ここは居心地がいい。

BGMの音楽がなんと60年代だ。そこでカメリエーラに『若い頃、これらの音楽を聴いていた。』というと驚かれた。

『○○歳くらいだと思っていました。』

 

21時すぎ、ここを出てホテルに戻る。部屋で冷えたビールを飲む、今日はいささか飲みすぎだ。

 

◆チョイ住み7日目(土曜)

今日も天気が良い。

泊まっているホテル・ウフィッツィの朝食ルーム隣のサロンから見下ろすシニョリーア広場がまぶしい。

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一晩だけの宿泊でまた昨日までいたホテルに戻るため早めにチェックアウト、元のホテルに行く。

オーナーには『1泊でチンクェ・テッレにでも行っていましたか?』と言われたので『このホテルが1日だけ予約できなかったので市内のほかのホテルに行っていたんですよ』と返す。まだ部屋が準備できていないとのことで、しばらくロビーでカフェとビスコッティをいただく。

 

10時すぎ、ドゥオモ観光に出かける。今回の滞在でまだ中に入っていなかったからだ。

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行列の最後尾に並ぼうとどんどん進むと、何と後陣を少し回ったところまでの長い列だ。

途中で2つの列に分かれ並んでいたところは有料のライン、横の列に入り、並び初めてから40分待ちで入場。

 

昨年もそうだったが、ロープが張られクーポラの下の方には入れない。

辺りを見回し、《傭兵隊長の騎馬像》の2枚の絵やその近くの《ダンテ》が描かれた絵を見る。

 

その後、ドゥオモ界隈のお店でお土産用のお菓子など買いホテルに戻ってみるがまだ部屋の掃除が終わっていない。あと30分と言われ、今度は何回も通った中央市場へ。

チーズ、カラスミ、白バルサミコ酢など最後の買い物だ。

 

ホテルに戻り、ようやく部屋へ。唯一のバルコニー付き(中庭に面している)なので宿泊代はちょっと高い。

ただ、部屋はそれまで5泊した部屋にくらべ狭い(べッドも短いようだった)。

 

◆最後のランチは夕べの店で

預けていたスーツケースの中身を取り出し、また中央市場で買ったものをとりあえず冷蔵庫に入れ、まるで旅の初日に戻った気分だ。

そこで遅めのランチに出かける。目指す店は夕べのワインバーだ。

 

2日続きとあって歓迎してくれた。

つまみ(コペルト代わり)のクロスティーニ、チンギアーレのピチももちもちして美味い。

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ドルチェはティラミス・アル・リモーネ、これも美味しい。

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◆本当の最後の買い物

ここ数年、家族からのお土産リクエストはネスプレッソのカプセルだ。今の為替レートだと日本で買うより相当安い。

ただかさばるのでいつも最後の最後に買うことにしている。

店は、チェントロにありすぐ近い。

店に入ると番号札を取らなければならないが、取り忘れていてお店の人に言われた。

 

帰り道、昨年までよく泊まったホテル隣の《Venchi》で、チョコレートを量り売りで買う。背の高いお兄さんがいて、いろいろ相談に乗ってくれ、どれでも100gあたり6ユーロとのこと。バルサミコ酢入りを試食させてもらい、2個ずつ入れてもらう。

これにて本当に買い物終了だ。

 

 

◆フィレンツェでローマ料理?

今晩がフィレンツェ最後なのでNさんをLINEでチェーナに誘っていたが『仕事が終わり次第』と返信があり、意外に早く『ホテル入口で待っている』と連絡があった。

 

さて、どこに向かうか。ポンテ・ヴェッキオ向こうのワインバーでアペリティーヴォをするか、それとも近くのEATALYにしようか、歩きながら相談をしてEATALYに行くことにした。

 

EATALYには先日ワインを飲んだ売り場奥下のトラットリア的なところと上の階のL’OSTERIA DI SOPRAがあり、上の階では月替わりでイタリア各地の店が出店しているらしい。

双方のメニューを見て結局上の階のリストランテにした。

この日はローマ近郊の店《Bon ‘Ora》で当然のことながらローマ料理だ。

時間が早いせいかしばらく放っておかれる。

どういうわけか蚊がいる。刺されたのは友人の方、自分より先に刺される人は珍しい。

 

さて、ようやく注文。選んだのは30ユーロのテイスティング・コース。

 

まず、ズッキーニのスープ。塩味の効いたカリカリベーコンが中央に、そしてペコリーノチーズが全体を覆っている。美味しい。

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プリモは、ストロッツァプレティ(strozzapreti) という生パスタのアマトリチャーナ、パスタはねじった形。トマトとバーコンのソースが絶品。量が多いがあまりの美味しさで2人ともペロッと食べる。

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セコンドは、カッチャトラ・ストラチェッティ(cacciatora straccetti)という細切り仔牛を、フレッシュ・ハーブ、ニンニク、エシャロットと共にソテーされたもの(というより軽く煮込んだ感じの食感)。ルッコラが添えられている。これまた美味しくあとのことを考えずに完食。

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ドルチェは、マリア・ルイーザ風カスタード。ドルチェは別腹といいつつ食べる。

ワインはボトルで頼んだものの食べるのに夢中で空けることができない。

 

お腹いっぱいで十分満足いくチェーナとなった。

EATALY近くの信号で別れる。

 

◆チョイ住み終了

これにて2017年5月のイタリア旅は実質終了、明日は帰国のためにローマ、フィミチーノ空港に向かうだけだ。

 

 

◆泊まる

◎ホテルの名前Burchianti(★★★), Via Del Giglio, 8, Firenze

Single(standad) 5泊、前払い1泊9,311円、Hotels.comで予約

Single(バルコニー付き)1泊、前払い11,725円、Hotels.comで予約

市税 1泊3.5ユーロ

 

◎ホテルの名前 Relais Uffizi (★★★)Ciasso Del Buco, 16, Firenze

Single 1泊前払い105.29ユーロ、市税3.5ユーロ、Hotels.comで予約

朝食ルーム隣のサロンからシニョリーア広場を見下ろすことができる。

 

 

◆食べる

◎お店の名前 Ristorante La Spada, Via della Spada,62/r, Firenze

水曜夜訪問、サンタ・マリア・ノヴェッラ広場からすぐ近くの気取らない店。

入口が2ヵ所あり、中は相当広い。

http://www.laspadaitalia.com/it/

  • 食べたもの 前菜は、本日の前菜でアーティチョークを固めたもの(9.5ユーロ)、それとトスカーナ―風盛合せ(9ユーロ)。
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プリモは、トマトとモッツァレッラソースのペンネ(9.5ユーロ)とスパゲッティ(9ユーロ)。

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セコンドはペポーゾ(13.5ユーロ)、美味しいがもうお腹いっぱいで半分くらい残す。

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ドルチェもカフェもパス。

ワインは、Vino Nobile di Montipulciano(25ユーロ)

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コペルト、水を含めて2人で82ユーロを80ユーロにサービスしてくれた。

 

◎お店の名前 Il Vivandiere, Via Torta 6, Firenze

金曜夜と翌日昼の2回訪問

  • 食べたもの(金曜夜) アペリティーヴォから始まって3軒目だったので軽くしたつもりだが、リーブ、ペコリーノ、オレンジ、セロリなどのサラダ(6ユーロ)と牛肉のタルタル(13ユーロ)。
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IMG_4078ワインはグラスでカベルネ1杯、食後にビスコッティつきヴィンサント。

 

水を含めて計29ユーロ。

  • ランチで食べたもの 本文の通りでチンギアーレのピチ(7ユーロ)、ティラミス(4.5ユーロ)。ワインはプロセッコ(4.5ユーロ)。

水を含めて計17ユーロ。

 

◎お店の名前 L’Oste della Bon ‘Ora, EATALY Firenze内

EATALY FirenzeのL’OSTERIA DI SOPRAにて月替わり出店のリストランテ。

本来の店は、ローマ近郊カステッリ・ロマーニにあり、以前(2014年11月)ワイナリー訪問で訪れたフラスカーティから車で10~15分のところらしい。

そこへも一度行きたいものだ。

◎食べたもの 本文の通り

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ワインは、グラス、ボトル各種(たぶんローマ周辺ワイナリー)あった中から

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Compagnia di Ermes Lazio Rosso Cesanese,2011 QUERCETO(17ユーロ)を選ぶ。

コペルト、水込み、2人で82.5ユーロ

 

◎お店の名前 Ristorante IL CAMINETTO, Via dello Studio, 34/r, Firenze

ドゥオモ近くの路地に面した店、木曜ランチで訪問。

  • 食べたもの 16ユーロのセットメニュー(グラスワインと前菜だとばっかり思った一皿がすべて)。

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食後にデザートワイン(4ユーロ)、サービス料10%で計22ユーロ。

 

◎お店の名前 Tummiturbi, Via Lambrtesca, 22/r, Fitenze

1泊だけしたホテル・ウフィッツィのすぐ近くの店、金曜ランチで訪問。場所柄に似あわず観光客はあまりいない。

  • 食べたもの 二つのグループから1品ずつ選ぶプリフィックス定食。

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  • IMG_4042生ハムとメロン、アスパラガスのリゾットを選び、グラスワインを白赤1杯ずつ、最後にカフェを飲み、水を含めて計25ユーロ。

 

◆飲む(ワインバー)

◎お店の名前 Enoteca Pitti Gola e Cantina, Piazza Pitti, 16, Firenze

2015年11月訪問して以来フィレンツェに来るたび再訪、今回で4回目。

水曜夕方、フランチャコルタの泡を飲む(6.5ユーロ)

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◎お店の名前 Signorvino, Via del Bardi, 46/r, Firenze

以前お世話になったBさんおススメの店。

アルノ川に面したテラス席で景色とワインを楽しむ。

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プロセッコ(4ユーロ)、シャルドネ(3.5ユーロ)、パッパ・アル・ポモドーロ(10ユーロ)、

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コペルト、水を含めて計21.5ユーロ。

レジで会計時にロゴ入りワイン・オープナー(5ユーロ)をみつけたので購入。

 

◎お店の名前 Le Volpi e l’Uva, Piazza Rossi, 1, Firenze

金曜夕方アペリティーヴォで訪問、前年9月に続き2度目。

 

小さなパニーノ(2.5ユーロ)をつまんでプロセッコ(4.5ユーロ)を飲む。

 

◎お店の名前 Eroteca i Fuori Porta, Via Monte alle Croci, 10/r, Firenze

何年も前からミケランジェロ広場に向かうたびに気になっていた店。

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ようやく念願かなって入ってみたが客あしらいが悪くがっかり。

クロスティーニ(6.5ユーロ)をつまみにソアヴェ(4.5ユーロ)、Vino Nobile di Montepulciano(1/4、9.5ユーロ)を飲む。

 

◆学ぶ

◎学校の名前 EUROPASS, Via San’Egidio, 12, Firenze

https://www.europassitalian.com/

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会話クラス、週10時間(11:00~12:40)、100ユーロ(HPによると2018年2月現在130ユーロのようだ)。Webで申し込んだが、その前にテストを受ける。

クラスの概要は本文の通り。

 

◆買う

 

○女性用春夏用ストール Roberta Pieri, Via del Fossi, 1, Firenze

イタリア旅行サイト《アーモイタリア》で紹介されている店

○革手袋 Luciano, Via Por Santa Maria 10r, Firenze イタリア旅行サイト《アーモイタリア》で紹介されている店、ペルージャ短期留学時に家族へのお土産として購入して以来数回買ったことがある。

○Tシャツ BENETTON, Via dei Cerrtani 60/62r, Firenze この店でもたびたび購入

○Tシャツ La Prosciuteria, Via de’ Neri, 54/r, Firenze

いつも生ハムを食べに行く店のいわば宣伝的なTシャツをお土産に購入(1枚13ユーロ)

○チーズ、カラスミ Formaggio e Prosciutto MARCO, Mercato Centrale S. Lorenzo, Via dell’Ariento, Firenze この店も《アーモイタリア》で紹介されていて、この時で3回目の買い物。

○白バルサミコ酢、紅茶、トローネなど Pegna, Via dello Studio,26r, Firenze

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○トローネ Pasticceria Migone, Via Calzaiuoli,85/87r, Firenze

 

○ドライトマト、乾燥フンギポルチーニ、胡椒 中央市場で購入

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○ネスプレッソカプセル Nespresso, Via dei Brunelleschi, 8/r, Firenze

○チョコレート Venchi, Via Calzaiuoli, 65/r, Firenze

このほかドゥオモそばのLindtでも購入

○ワイン、チーズなど EATALY, Via Dei Martelli 22, Firenze

○インスタント・リゾット  スーパーConad

 

◆読む

◎羽石宏美 著 『暮らすように旅するイタリア』(メディアファクトリー社)

2001年出版であるが、変化のそう激しくないイタリアでは今でも役に立つ。書店では売っていないのでAmazonで中古本を購入。

◎アーモイタリア旅行ガイド《AMOITALIA》

http://www.amoitalia.com/

イタリア旅行の都度、何かと参考にし、また割引情報、事前予約などお世話になっているサイト

 

Firenze(フィレンツェ)2017/5/21~24

Firenze(フィレンツェ)2017/5/21~24

◆行く

昨年9月のイタリア旅行では友人とフィレンツェ、ローマ、ミラノ観光のあと、友人が帰国してからフィレンツェに戻り5日間《チョイ住み》を楽しんだ。

それがなかなか良かったので今回はフィレンツェに1週間滞在することにした。

とはいうものの、何回も訪れているから見るべきところは見ているのでダラダラ過ごさないために午前中は語学学校に通うことにする。

他には、ダン・ブラウン作《インフェルノ》の舞台となった場所を訪れることだ。

 

前泊地、懐かしのペルージャからフィレンツェに移動する。

ペルージャ駅11時44分発の列車は3,4分の遅れだったがフィレンツェ手前でしばらく停車、結局20分遅れで14時10分サンタ・マリア・ノヴェッラ駅に到着。

ペルージャを出る頃には雨が上がり晴れてはいたが、ホテルまでの道のりは暑くまるで夏のようだ。

10分でホテルチェックイン。

 

◆お決まりのミケランジェロ広場へ

部屋に入ってスーツケースから中身を出し、整理したり、何だかんだで15時40分頃出かける。

まず、最初に目指すのはミケランジェロ広場。ペルージャ短期留学時にフィレンツェを訪れて以来まず初めに上ることにしている。

ものすごい人出のドゥオモの前を通り、シニョリーア広場を抜け、ネリ通りを進む。

生ハムの店、《La Prosciuteria》を通りがかるとすいていそうだったので入り、アペリティーヴォ1人前とハウスワインの赤で遅めのランチとする。

パンは食べきれないほどで十分なランチだ。

 

腹ごしらえを終え、ミケランジェロ広場へ向かう。

広場は観光客で一杯というほどでもない。

しかし、何回来ても相変わらずの絶景に感動する。

真ん中にドゥオモ、少し手前左手にはヴェッキオ宮殿、右手にはサンタ・クローチェ教会

 

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アルノ川にはポンテ・ヴェッキオ。本当に絵のようだ。

17時、広場をあとにする。

 

◆学校を下見

サンタ・クローチェ広場の前を通り、明日から通う学校の方に行ってみる。

左折する通りに気づかず行き過ぎてしまい、戻って学校の入口を見つけた。

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ホテルまでの帰り道、所要時間をはかると約15分、ちょうどいい距離だ。

ホテル近くまで戻ってから辺りをぶらぶらする。

 

◆1日目のチェーナ

フィレンツェには行きたい店が沢山あるが、ちょっと疲れ気味で早く食べに行こうと出かけ、アイデアもないので昨年行ったコルソ通りのRistorante Enoteca Caffe’ Agricolaへ。

前菜は昨晩に続きブラータを、プリモは昨年同様にピチを注文、ワインはグラスで2杯。

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もちもちしたピチでお腹いっぱいになる。

 

◆チョイ住み2日目(月曜)

エアコンを切ったせいで暑くて目が覚めたりしたものの、イタリア3晩目にして久しぶりに良く眠れた。

 

◆学校へ

授業は11時からだが、初日なので10時半に来るようにとのことなので余裕をみて10時に出かける。

とはいっても早いので途中、EATALYに寄ってみた。

バルサミコ酢を見たが、残念なことにいいものはない、もちろん家族からリクエストされた白バルサミコ酢もない。

 

10時半前に《EUROPASS》に到着。レセプションで受付けをし、冊子の入った白い布バッグを受け取る。

その後、出発前にWebチェックやメールのやり取りをしたスタッフが来る。しばらくして先生が現れ、簡単なインタビュー。

申し込んでいたのは会話のクラスだったが『今日は、会話の授業がなく同時間帯の文法の授業を受けて欲しい。』とのこと、やむなし。

8番教室に連れていかれる。

そこにいたのは8人の受講生(うち男1人)と女性の先生だ。

文法の授業といってもそれをネタにした会話みたいなものだ。

そのクラスに皆いつから来ているのかわからないが、全員の名前を覚えるのが大変だ。

それぞれどこから来ているのか、何国人なのかもわからない。

休憩なしで12時40分終了。

どこにもよらずホテルに戻る。

 

◆ボーボリ庭園

チェントロのパニーノの店でランチの後、ポンテ・ヴェッキオを抜け、ピッティ宮殿前を通ってローマ門へ。

これは《インフェルノ》をなぞる町歩きだ。

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ローマ門はシエナ往復のバスで通ったことはあるが、こうして歩くのは初めてだ。

次は、INSTUTO D’ARTEからボーボリ庭園へ。暑い!!

ボーボリ庭園には随分前に入ったことはあるが、その時はピッティ宮殿側から入っていて、宮殿近くを見ただけだった。

今回は《インフェルノ》主人公同様こちら側から入る。

 

池の真ん中にジャン・ボローニャの《大洋の噴水》、頭上の鳥がずっと居座っている。

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そこからはちょっときつい上り。

芝生があるので日陰で休んでいる人が多い。

そこからはピッティ宮殿を見おろす感じだ。

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いったん、また上り、左に行くと《インフェルノ》でも紹介されている《ネプチューン》のある噴水池。

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その上の方には《豊穣の像》、どこかで見た感じがするが思い出せない。

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さらに進むと、きれいに刈り込まれた庭園に出る。ここからの近くの山々、森の景色がいい。

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ここには陶磁器博物館もある。ただ、なぜここにあるのかよくわからない。

下りて、ベルヴェデーレ要塞側の出入口で係員に断ってからいったん外へ出て要塞を真近かに見る。

ここは何年か前に近くまで来て入れなかったところだ。

また庭園に戻り、あとはピッティ宮殿の方に下りる。

ここからのドゥオモの眺めも良い。

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◆アペリティーヴォとチェーナ

のどが渇き冷たいワインを飲みたかったが、ピッティ宮殿前のワインバー《Pitti Gola e Cantina》は閉まっている。

あきらめてひたすら歩いてホテル近くまで戻り、朝立ち寄ったEATALYへ行き、奥で白ワインを飲む。

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1週間滞在するので部屋飲み用に、キャンティ・クラッシコ、チーズなどを買ってホテルに戻る。

 

かなり歩き回ったので夕食はホテルすぐ近くの《Ciro&Sons》へ。ホントにすぐ近くで2、3軒隣だ。

このトラットリアは、BS-TBS《あなたの知らないイタリアへ》で紹介されていた店だ。

旅行前に場所をチェックしたところホテルすぐ近くということを知り、ここで食事することを決めていた。

番組で紹介されていた《オマール海老のスパゲッティ》を食べる。

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かなり広いがテーブルの間隔は狭い。しかしにぎわっている。

 

食後すぐホテルに戻るのも何だなーと、ホテルを通りすぎドゥオモ一周。

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昼間は暑かったが、夜の風は心地よい。

 

◆チョイ住み3日目(火曜)

朝食後近くの中央市場でバルサミコ酢、白バルサミコ酢を中心に見て回る。

授業まで時間がたっぷりあるので《インフェルノ》ゆかりというか、ダンテ《神曲》ゆかりのバディア・フィオレンティーナ教会へ。

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この教会はフィレンツェに数ある教会の中で一番古いらしいが、フィレンツェには何度も来ているのに訪れるのは初めてだ。

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中にはほんの2、3人しかいない。

いったん出たもののフィリピーノ・リッピの絵《聖ベルナルドに顕われた聖母》を見逃していたことに気づき再び入る。

その絵は入って左側にあった。

《インフェルノ》最初の舞台はここの鐘楼だが、入れなさそうなので下から写真をとるだけだ。

次にダンテの家へ行ってみたが建物の前にはツアー観光客が大勢いたが中に入る人は少ない。

ダンテの家 IMG_0072 (002)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

入ろうと思ったが時間がないのであきらめ学校に向かう。

 

◆授業2日目は

レセプションで教室を確かめると昨日と同じだ。行ってみると誰もいないが、そのうち昨日と同じ顔ぶれがやってくる。

どうやら彼らは文法の授業を終え、pauza(休み時間)を過ごしていたようだ。

さて、会話の授業は1、2時間目に勉強した半過去の使い方の演習で、ペアを組み子供時代のことについて質問しあい、あとで発表するというあまりやりたくないものだ。

12時40分終了。

 

◆ピッツェリアからジェラテリアへ

ランチはプロコンソロ通りのピッツェリアへ。1998年初めてのイタリア旅行のとき訪れその翌年家族でランチをした店で数年前にも来ている。

特に美味しいというわけではないがチェントロにあって気軽に入れるピッツェリアだ。

どうやら経営が変わったようでここですら12%のサービス料をとるのに驚く。

 

いったんホテルに戻り、一休み後フィエーゾレにでも行こうかと14時半過ぎバス停のあるはずのサン・マルコ広場に行ってみるが7番線の時刻表が見つからずあきらめた。

 

全く方向を変え、オンニッサンティ教会へ行くが閉まっている。

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DEUY4635アルノ川向こうのサン・スピリト地区に行き、サンタ・マリア・デル・カルミネ教会に行くがどうやら火曜は休みのもよう。

ついていない。

 

時間はたっぷりあるのでサンタ・クローチェ広場近くのジェラテリア《Vivoli》まで足を延ばす。

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ここは古くからあるらしく外から見る限りお菓子屋みたいでジェラート売り場がそとの通りに面しているわけではない。

中に入ると左側にいろいろなジェラートがあり注文しようとしたら先にレジで代金を払うらしい。

たくさん種類があって迷って注文したのは《カフェ&Milabo》、少し甘すぎた感じがした。

 

ジェラートを食べたとはいえ外はあまりにも暑いのでホテルに戻る。

 

◆夕食は2度目のIl Santo Bevitoreで

フィレンツェ3日目にして在住の友人Nさんと夕食。

仕事が終わってホテルの前まできているという。

特にどこに行くか考えていないというので、昨年秋ペルージャに住んでいるAさんと遅めのランチで訪れたアルノ川向こうの《Il Santo Bevitore》へ向かう。

開店より少し早く着きすぎ10分ほど待つ。待っている人は他にも何組かいた。

オープン直前にお店の人があらわれたので予約リストに名前を入れてもらう。

 

外は暑いが、中は涼しい。エアコンの風が当たり、むしろ寒いくらいだ。

前菜は自然派の生ハム盛合せをシェア、プリモはリゾット、トルテッリをそれぞれ注文。

セコンドは牛肉のカルパッチョ、2皿に分けてきてくれたが、ひょっとして2人分注文したかと思わせる量があり本当に美味しいい。

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この店は名前が示すように居酒屋みたいな雰囲気なのに料理は盛り付けも良く、また美味い。

帰りはチェントロまで歩き、レップブリカ広場近くでNさんと別れる。

 

(後半に続く5/25 Firenze

 

 

◆泊まる

◎ホテルの名前Burchianti(★★★), Via Del Giglio, 8, Firenze

Single(standad) 5泊、前払い1泊9,311円、Hotels.comで予約

Single(バルコニー付き)1泊、前払い11,725円、Hotels.comで予約

市税 1泊3.5ユーロ

 

◆食べる

◎お店の名前 Ristorante Enoteca Caffe’ Agricola, Via del Corso, 27/r , Firenze

前年9月友人との旅行で訪れたカジュアルな感じの店を再訪。

  • 食べたもの 前菜はブラータとパルマ生ハム、ルッコラ(14ユーロ)。

プリモは悩んだ末にサルシッチャ、黒トリュフのピチ(13ユーロ)、もちもち感がして美味しいがいささかお腹いっぱい。

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ドルチェもカフェも入らない。

ワインは、グラスでプロセッコ、キャンティ各1杯(いずれも5ユーロ)

コペルト、水を含め40.5ユーロ。

 

 

◎お店の名前 Ristorante Ciro&Sons, Via del Giglio, 28r, Firenze

BS TBS《あなたの知らないイタリアへ》という番組で紹介されていた店、探そうと思ったらホテルから数軒先、歩いて1分というところ。月曜夜訪問。

店内は広いがそこに沢山のテーブルがあり、しかも大勢の客でにぎわっている。

http://www.ciroandsons.com/

  • 食べたもの 前菜はトスカーナのアンティパスト(生ハム、チーズ、ブルスケッタなど、10.5ユーロ)。

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  • プリモは番組で紹介されていたオマール海老のスパゲッティ(19ユーロ)。

白ワイン500ml(15ユーロ)、食後にレモンチェロ(3ユーロ)。

水、サービス料込みで57.5ユーロ。サービス料は何と15%!

 

◎お店の名前  il Santo Bevitore, Via di S.Spirito, 64/66r,Firenze

http://ilsantobevitore.com/

前年9月に、ペルージャ在住のAさんと遅めのランチで訪問、夜来てみたいと思ったのでNさんと火曜チェーナで再訪。

  • 食べたもの  前菜は自然派の生ハム盛合せ(15ユーロ)、定番の生ハムのほか、白ワインで熟成させたコッパ、プラート産のモルタデッラ。モルタデッラは今まで食べた中ではしっかりとした味で美味しい。

プリモはシーフードのリゾット(11ユーロ)、芯が残っていて美味しい。

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Nさんはアスパラのトルテッリ(11ユーロ)、1個もらったが、醤油のようなソース、実はブロード煮つめたもの。中身はうずら肉、うずらの卵。

セコンドは牛肉のカルパッチョ(15ユーロ)、初めから2皿に分けてサーヴされる。

居酒屋みたい雰囲気なのに盛り付けも良く美味しい。

ドルチェはセミフレッド(7ユーロ)をシェア。

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ワインは初めにスパークリング(7.5ユーロx2)、

ボトルはSan Giorgio, CIAMPOLETO, Rosso di Montalcino 2014(27ユーロ)、やや軽め。

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コペルト、水、カフェ込み、2人で97ユーロ。

 

◎お店の名前 La Prosciutteria, Via de’ Neri, 54/r, Firenze

ここ数年フィレンツェに来るたび、しかもミケランジェロ広場への行き帰りに立ち寄る生ハムの店。

  • 食べたもの アペリティーヴォ用盛合せ(5ユーロ)とハウスワイン赤1杯(2.5ユーロ)。

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◆学ぶ

◎学校の名前 EUROPASS, Via San’Egidio, 12, Firenze

https://www.europassitalian.com/

会話クラス、週10時間(11:00~12:40)、100ユーロ(HPによると2018年2月現在130ユーロのようだ)。Webで申し込んだが、その前にテストを受ける。

クラスの概要は本文の通り。

 

◆読む

羽石宏美 著 『暮らすように旅するイタリア』(メディアファクトリー社)

2001年出版であるが、変化のそう激しくないイタリアでは今でも役に立つ。書店では売っていないのでAmazonで中古本を購入。

Perugia(ペルージャ)2017/5/20~21

Perugia(ペルージャ)2017/5/2021  

◆行く

ペルージャは、2010年、2011年に短期留学をすごした町。いわばイタリアでのふるさとみたいなところだ。

以来毎年そのふるさとを訪れているが、昨年(2016)の旅行はイタリア初めての友人と一緒だったこともあり訪れず、今回は2年ぶりだ。  

今回(20175)のイタリア行の目的はフィレンツェで《チョイ住み》し、1週間語学学校に通うことだったのでその前に行くことにした。

 

前日、日本からミラノに到着。1泊して朝、ペルージャに向かう。  

ミラノからは結構遠い。 935分発のItaloでフィレンツェへ。15分遅れで1140分サンタ・マリア・ノヴェッラ到着。

ここで、ペルージャまでの乗車券を買い、1213分発のReggionaleに乗り、定刻より78分遅れの1430分ペルージャ駅到着。

ミラノを出てからもう5時間かかっている(いつもはローマからバスで行き、2時間ちょっとだ)。  

 

◆バスに乗り遅れミニメトロで

ペルージャの町、チェントロにはここからバスかミニメトロ(モノレール)に乗る必要がある。

駅前にイタリア広場行きのバスを確認して乗車券を買って戻ったらバスはもう発車してしまっていた。

やむなく、ミニメトロへ。ところが、ミニメトロで降りことがあってもここから乗ったことなく乗り場を探し、また降りる駅を確かめるのに右往左往する。

ミニメトロは次々に来るので意外に早く、チェントロに近い駅Pincettoに着く。そこからは結構あるがイタリア広場近くのホテルには15時前にチェックインできた。  

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◆お茶からアペリティーヴォに変更

ホテルの部屋に入ると、Wifiが自動でつながりすでにペルージャ在住の3人からLINEが入っている。

読んでみると、ヴァイオリニストのAさん、この日の夜アッシジでコンサートを控えているためチェントロの老舗カフェでお茶をすることになっていたのだが・・・・体調悪くコンサートに備えるため家で休みたいとのこと。これはやむをえない。

もう一人からは時間を17時半に遅らせたいとのこと、ならばお茶ではなくアペリティーヴォをすることになった。  

それまでの間、時間があるのでチェントロ界隈を懐かしむようにぶらぶらする。

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imageGROMでジェラートを食べてからいったんホテルに戻り、渡すものを携えて待ち合わせ場所に向かう。

17時半すぎ、1人現れAndrei、2Fのワインバーへ。 ほどなくもう一人の友人も現れる。

スパークリングを飲みながら久しぶりの話に花が咲いた。 2人ともその後の予定があり19時終了、次回の再会を約束して別れた。  

 

◆夕食はホテルで

実は泊まったホテルは、2000年初めてのペルージャ、留学時の初日、その後のペルージャ訪問時にいつも利用しているのだが、ホテルのリストランテで夕食をとったことがない。

アペリティーヴォのときに、二人から『夕食はどこで?』と訊かれ、いつも皆で訪れる店の名を言ったら『最近は予約で一杯でたぶん入れない。だったらホテルのリストランテはどう?』と言われた。

どうやら、リストランテの経営が変わって美味しいらしい。

 

ということで部屋で休んだ後、20時すぎリストランテに行く。  

さすがに地元の人に勧められただけあって、美味しい。

とりわけ友人一押しのエトロスキ・タリアータは、ただ焼いただけの肉にオリーブオイルをかけ、4種類の塩をふるというシンプルな一皿だが、これがすこぶる美味い。 image image

 

十分満足するチェーナだった。  

 

◆朝のペルージャ散歩

短期滞在時は、運動不足解消もかねて随分歩き回ったものだ。 頭の中にはそのルートがしっかりと残っている。  

8時半頃から散歩に出かける。 まずは、サン・ドメニコ教会、そしてサン・ピエトロ教会へと下る。

それからまたカヴール通りを戻り、914日通りをぐるっとまわり途中から左に入って、そのうち住んでいたボン・テンピ通りを通って大聖堂に出る。 大聖堂から下り、右に曲がってプリオーリ通りを進む。

ここは、20108月に1カ月間通った校舎があるから懐かしい。  

 

すでに小雨を感じていたが本降りではないものの濡れてくるのでプリオーリ通りの《聖ルカのアーチ》の手前で引き返す。

ホテルに戻り1040分チェックアウト。  

雨はすっかり上がり青空になっている。 平日ならイタリア広場からバスに乗る方がいいが、日曜でバスが少ないのでミニメトロで駅に向かう。 ミニメトロは早い、ペルージャ駅には11時前に着いた。

1144分発の列車は3,4分遅れていたがその列車でフィレンツェに向かう。  

◆泊まる

ホテル Albergo Ristorante La Rosetta(★★★), Piazza Italia, 19, Perugia TwinSingle use 55ユーロ(前払い6,575円)、Hotels.comで予約  

◆食べる お店の名前 Ristorante La Rosetta(★★★), Piazza Italia, 19, Perugia

食べたもの 前菜はブッラータにハーブ、ミニトマト(12ユーロ) image       

 

 

 

セコンドはエトルスキ・タリアータ(19ユーロ)。これは超うまい。

ワインはハーフボトルなく、地元ワイナリーのサンジョヴェーゼをグラス2(5ユーロⅹ2)

コペルト、水、カフェ込みで48ユーロ。  

◆飲む お店の名前 Vivace, Corso Vannucci, 48, Perugia 飲んだもの アペリティーヴォで10ユーロ

ポケット・コーヒー(Pocket Coffee)

◆ポケット・コーヒー(Pocket Coffee)

 

初めて食べたのは2年ほど前にイタリアからのお土産でいただいたとき。

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チョコレートの中に甘いエスプレッソが入っている。

いわば、ウィスキーボンボンのエスプレッソ版といったところか。

 

『これはいい』とイタリアに行くたびに探すが手に入らない。

(2017年5月、帰りのマルペンサ空港の売店で見つけたのは似て非なるものだった)

 

2017年11月イタリアの旅、ほぼ最終日、ローマで降りたメトロの出口通路で大々的に宣伝されていた。

そこで、帰り道試しにナツィオナーレ通りに面したスーパーに入ってレジで訊いてみたところあるという。

18個入り、5.7ユーロ、ただし225gとやや重い。

お土産として何個か買いたかったが、もう帰国前日でスーツケースがパンパンでしかも重いのがわかっていたのでやむなく1個にとどめた。

ドライトマト(pomodori secchi)

◆ドライトマト(pomodori secchi)

 

料理用のカラブリア産やシチリア産の比較的大きなドライトマトも買ってくるが、ワインのつまみとして買ってくる小さなドライトマト。

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初めて買ったのは、ペルージャ留学時ペルージャへ移動する直前にフィレンツェの中央市場で。

そのときお店の人に水に戻さずそのまま食べられることを教えてもらった。

以来、イタリアに行くたびに自分用、家族用に買ってくる。

かさばらないしつぶれても問題ない。おまけに日本で買うより安い。

オリーブ・オイルにつけておくとさらにつまみ感が増す。

天日干しなので食べる前にさっと水洗いした方がいい。

Firenze Soatanza

Firenze(フィレンツェ)2017/11/20

 

お店の名前 Trattoria Sostanza, Via del Porcellana 25r, Firenze

 

この店は《All about》やフィレンツェ在住・食の評論家池田匡克氏の《イタリアの老舗料理店》でも紹介されており、何回かフィレンツェを訪れたとき店の前も通りすぎたこともあるが入ったことはなかった。

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今回の旅行に行くちょうど1週間前、職場で誘われて会社近く日本橋茅場町のイタリアンに行った。イタリアに行くことがお店の人の耳に入り、オーナーから『フィレンツェ』に行くのだったらSostanzaへ是非』と言われメニューのコピーまで渡された。

(研修旅行だったらしくかの池田氏に連れて行かれたらしい)

予約必須であること、《アーティチョークのオムレツ(正しくはトルティーノ)》を食することをアドバイスされた。

 

メールやネットで予約では予約できなそうなので現地へ行ってから予約するしかない。

フィレンツェ滞在は日曜午後~水曜朝まで、一方お店は日曜定休なので月曜ランチ営業中に行って予約するか、電話またはホテルに頼むしかない。

月曜朝オーニッサンティ教会のギルランダイオ《最後の晩餐》を観た帰り道たまたま通りがかがったらシャッターが開いていて店内で掃除をしているのが見えた。入口近くに人がいたのでノックしドアを開けてもらい、予約したい旨話すと『いつ、何時で』と聞かれ予約完了。

 

◆食べたもの

前菜は生ハム(7ユーロ)、今回の旅行で食べた生ハムの中では厚さと言い味わいの濃さといい一番美味しかった。

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プリモはパスタのミネストローネ(9ユーロ)。野菜の姿かたちはまったく見えずとろっとろのスープだ。ショートパスタがごくわずかな量入っているだけでまさにスープ。カメリエーレが『胡椒、オリーブオイルは?』と訊いてきて『Si!』と答えると入れてくれる。

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セコンドは迷わず名物の《アーティチョークのトルティーノ》(16ユーロ)。卵で作られたお皿の中のアーティチョークは肉みたいな食感。その卵部分もこれまたとろっとろで美味い。

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(隣のトルコ人ご婦人は、あまりにも美味しかったのか同じものを即追加していた!)

ドルチェはパスし、ヴィンサントとビスコッティ(10ユーロ)でしめる。

ワインはハウスワイン赤1/4(4ユーロ)

コペルト、水込みで51ユーロ。

 

◆雰囲気

話には聞いていたが、店内の感じは相当クラッシックで白いタイルの壁、長いテーブル、カメリエーレの服装も時代がかっている。

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そして何といっても、長いテーブルに相席で食事中そのテーブルで話が弾むということではないだろうか。

自分の場合は、奥左のテーブルで椅子は壁側のいわばベンチの中央。先客は若いカップルで女性が斜め前、男性は右側いわゆる誕生日席で英語が聞こえる。後から来た3人は、ご婦人と男性2人。彼らは長いテーブルの奥の方の一角を囲んで座る。

その3人が話している言葉はまったくわからず想像もつかない。

そのうち、その左隣に座った男が肩を軽くたたいて英語で話しかけてくる。彼らはトルコ人の親子だった。母親はイスタンブールに住んでいて、隣の男性は香港に住んでいるという。

東京から来たというと右側の男性が反応、ニューヨークから来たという。『ニューヨークはリトル東京、東京じゃ下北沢が好き』だと言う。斜め前の彼女はアジア系かなーと思っていたら日系ハーフだという。

それから3組が会話を始める。

さすがにトルコ語、日本語は飛び交わないが、英語、イタリア語で国際交流をした。

フィレンツェでワイン・テイスティングにはまる

今年2度目のイタリア810日の旅から帰ってきた。

出かける前はミラノで《カラヴァッジョ展》を見ることだけ決めていて、あとの目的は美味しい料理と美味しいワインを飲むことしかなかった。

 

《カラヴァッジョ展》については予約しておけば良かったのだが、出発前何かとバタバタしていて予約しようとしたときには、希望の入場時刻がもう満員だったので朝一番に直接行ってみたが、さすがに人気があるらしく40分近く並ぶこととなった。

しかし、それでも並んだ価値があり、20点の作品を見ることができた。

さらに、帰国直前のローマでも2つの教会で観ることができた。

 

さて、それ以外の目的はというと、飲むこと、食べることなのでいつもの旅行と変わりはしないが、今回は、たまたまであるが3泊したフィレンツェで同じエノテカ(いわゆる酒屋さん)に3日連続で通ってしまった。

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まず、最初は夕飯に行く道すがら『プロセッコ€3.5、ワイン€5』の看板に気づき、時間も早かったし、どうせリストランテ(トラットリア)で飲むのだから、とアペリティーヴォ気分で入ってプロセッコを1杯飲んだ。

飲み終わりそうなときに、テーブル代わりのワイン樽に置いてある《WINE TASTING TOUR》のチラシに気づく。

『どこら辺のワイナリーに行くんだろう?』と思ってご主人に尋ねると、この店内で2時以降いつでもやっているとのこと。6種類のワインにクロティーニがついて25ユーロ、このほか3種のワインが3コース、12.515ユーロだという。

『明日か、明後日来ますね』と言って夕飯に向かった。

 

翌日、4時頃お邪魔した。昨日話したご主人はいなくて多分奥さんだと思うが、『3種のコースの方が美味しいしグラスあたりの量も多い』と言う。

そこで、《イタリアの偉大なるもの》と称したアマローネ、バローロ、ブルネッロ315ユーロをテイスティングすることにした。もちろんクロスティーニもつく。

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説明してくれたのはお店の人(あとで知ったがご主人の従兄弟)。英語がいいか、イタリア語がいいか訊かれたのでイタリア語で説明してもらい、そっちの面でも勉強になった。

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ホテルから信号を一つ渡るだけという近さなのでまた次の日夕方訪問、今度はご主人がいた。

『昨日来てくれたんだってね。昨日、自分は休みの日だったので従兄弟にやってもらったよ。』

2日続けて同じテイスティングというわけにもいかないだろうと考え、《トスカーナの赤》マレンマ、ボルゲリ、モンタルチーノのコースにする(12.5ユーロ)。

昨日の訪問については、FacebookUPしていたのでスマホのWifiパスワードをご主人に入れてもらい、見せると喜んでくれた。そうこうしているうちに昨日の従兄弟とクロスティーニを用意してくれた女性が店に現れたので挨拶。

代金を払ったら、ご主人が『1杯サービスするよ』と新しいグラスに注いでくれ、3人が日本語で『カンパーイ!』と言ってグラスを掲げる。

『半年前にもフィレンツェに来ていて近くのホテルに6泊していた。この店を知っていれば来たのに。』とお礼かたがた挨拶して店をあとにした。

話はこれで終わらない。

いったんホテルに戻って7時すぎ夕飯のためお店の前を通ると中からご主人が手を振ってくれる。

ご飯を食べ終わって9時半ころお店の横を通ったら今度は従兄弟が手を振ってくれた。

来年もフィレンツェに行く機会があったら是非また訪れたいお店だ。

 

ミラノでカラヴァッジョ展

 

あと数週間後に控えた今年2度目のイタリア旅行。

特に『何をどうする』ということもないが、最初にミラノに2泊するので間の1日をどう過ごそうか、『ベルガモにでも行ってみようか』と考えていたら、カラヴァッジョ展が開かれていることを知った。

場所は、Palazzo Reale、ドゥオモのすぐ近くなので行きやすい。

 

カラヴァッジョの作品は、ローマの美術館、教会を中心にいろいろ見ているが、作品が一ヵ所に集まる展覧会は初めてだ。とても楽しみだ。

 

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そんなプランが固まったとき、イタリア文化会館でイタリアの美術史家による《カラヴァッジョの秘密》と題する講演会があることを知り、これを聴きに行くことにした。

これで予習(?)もバッチリ、ミラノでの展覧会をいっそう楽しめることができそうだ。

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Parma(パルマ)2016/9/29~30

Parma(パルマ)2016/9/29~30

Modena(モデナ)2016/9/29

 

◆行く

Parmaは多分3回目、2002年9月初めてのときはGenovaからMantovaに向かう途中ほんの数時間立ち寄り、2回目は2014年秋に1泊している。

今回は14泊16日の旅、最終宿泊地だ。目的は、パルマで美味しい生ハムを食べること、そして近場のModenaでバルサミコ酢を買うことだ。

 

Firenze S.M.N.9時30分発のFrecciaRossaでBolognaまで行き、Reggionaleに乗り換え11時25分パルマ到着。

 

重くなったスーツケースを引っ張り、ホテルへ向かうが結構しんどい。

 

◆モデナへ

チェックインして荷物を部屋に置いてすぐに駅まで戻りモデナに行くつもりだったが、ホテル側の対応悪くすぐに出かけられない。

 

しばらく待ったもののモデナに行く電車を逃せないので、スーツケースを預けて出かける。

しかし、暑い!ジャケットを脱ぎたい!

12時56分発の電車は13時33分モデナ到着。

 

◆メルカートで

メルカートに急ぐ、何せメルカートは14時か14時半には終わってしまうからだ

 

メルカート到着、14時ちょうど。

 

中に入るともう閉まっている店が多い。

以前ここで買ったバルサミコ酢の店が見つからず、ほかのお店で教えてもらう。

そこはまだやっていた。

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バルサミコ酢を、40年物大小2本ずつ、20年物1本、それとフンギポルチーニ100gを注文、計198ユーロ。

カードで払おうとしたら機械にはねられる、別のカードでもダメ。旅の終盤とあって現金の手持ちも多くない。

Bancomart(ATM)で現金を引き出すように言われ、お店の人は『待っている』と言ってくれた。

さんざん探してドゥオモ近くのBancomartを見つけ、自分の番になりまず銀行国際カードで150ユーロ引き出しを入力、黙って待っていたがどうやらダメ。次にクレジットカードで試みるがこれも引き出せず。

しようがない、現金がいくらあるか確かめるとほぼ150ユーロ。これでは全部は買えない。

メルカートに戻って『ダメだった』と言って、40年物大(100ml)をあきらめ小(40ml)4本とフンギポルチーニを半分に減らしてもらい計117ユーロ。

残りの現金は30ユーロ余だ。

 

モデナで昼を食べ、ワインを飲もうと思ったが、パルマに戻ることにした。

電車のチケットは行き同様カードで買え、問題なし。

(Bancomartで引き出せなかった理由は分からないが、メルカートでクレジットカードが使えなかったのはメルカートの営業時間が14時までだったせいではないだろうか)

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そんなトラブルがあったせいか、モデナのメルカートには何回も来ているのに、駅までの帰り道、迷ってしまい途中まで親切なご婦人に連れてきてもらう。

15時25分の電車で16時03分パルマに戻る。

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◆ランチの代わりにアペリティーヴォ

ホテルに戻り、ようやく自室に入る。

一休みして、ガリバルディ広場近くのネスプレッソの店で買い物。

そのあと2年前に訪れたとき友人から教えてもらったリストランテ“La Forchetta”を探すが、意外に簡単に見つかる。2年前はせっかく教えてもらったのにあいにく休みだった。

ということで、夕食の店は決まった。

 

そこでようやくアペリティーヴォだ。

ルイージ・カルロ・ファリーニ大通り(Strada Luigi Carlo Farini)に面した、2年前に立ち飲みしたエノテカで今度は外のテーブル席に座る。時間が早いのでほかには客はまだいない。

スプマンテのあとは白、つまみはTartine(パンに具をのせたもの)とポルペッティで小腹を満たす。

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アペリティーヴォを終え、近くをブラブラしホテルに戻る。

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◆待望のチェーナ

友人Yさんが『死ぬまでにもう一度行きたい店』と絶賛した例のリストランへ。

予約していないので早めに19時半頃店に行く。外のテーブルには誰もいない。中もほとんどいないが、先客がいてお店の人に『1分待って』といわれる。

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席はレジ、ワイン棚そばのテーブル。そのうちどんどん混み出してきた。

 

メニューを見てどのように食べようかじっくり考える。

外せないのはご当地生ハムの最高級品クラテッロ・ディ・ジベッロ。

プリモはパスし、セコンドは魚料理を選ぶ。

クラテッロ・ディ・ジベッロはとろけるようで本当に美味しい。これだけでいい。

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この店でこれを食べるだけの目的で最終宿泊地をパルマにした甲斐があったというものだ。

 

充分満足して『最後の晩餐』を終える。

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これにて、2016年14泊の旅を終え、翌朝ミラノから帰国。

結局予定通りだが、パルマでもモデナでも観光は全くしていない。

 

 

◆泊まる

ホテル Hotel Button ★★★ Borgo della Salina,7, Parma Booking.comで予約、Single57.6ユーロ

◆食べる

●お店の名前 La Forchetta Ristorante, Borgo San Biagio 6D, Parma

http://www.laforchettaparma.it/la-forchetta.php

 

2年前パルマに移動したことをfacebook上で知ったペルージャつながりの友人からこの店を強く勧められたもののあいにく定休日だったので果たせず今回訪問しようと決めていた。

 

食べたもの

前菜は、ご当地生ハムの最高級品クラテッロ・ディ・ジベッロ(14ユーロ)、とろけるようで本当に美味しい。

プリモはパス。

セコンドは魚料理を選ぶ。ヒラメの切り身にジュレのようなソースがたっぷり。

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ワインはまずプロセッコを1杯、そのあとはランブルスコのハーフボトル。

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ドルチェは、帰り道ジェラテリアにでも寄ろうと思っていたが、カメリエーレのすすめ上手により、レモン・シャーベット。カフェでしめる。

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コペルト、水を含め49.5ユーロ。

コペルトといえば、パンが美味しかった。中でも黒パンが美味しかった。

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この店を教えてくれた友人が『死ぬまでにもう一度行きたい店』といった理由がわかる。

 

◆飲む

●お店の名前 Enoteca Fontana, Str. Luigi Carlo Farini, 24, Parma

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飲んだもの・つまんだもの 本文の通り 7.5ユーロ

 

◆買う

●お店の名前 Gastronomia Famiglia Bertani, Via Albinelli,13, Modena

買ったもの バルサミコ酢40年物小4本(1本27.2ユーロ)、乾燥フンギポルチーニ45g(8.5ユーロ)

●お店の名前 Nespresso Boutique Parma,Piazza Garibaldi, 23, Parma

買ったもの Nespressoのカプセル16本65.6ユーロ

●お店の名前 La Prosciutteria, Str. Luigi Carlo Farini, 9, Parma

買ったもの パルミジャーノ・レッジャーノ300gⅹ2(17.8ユーロ)