カブレーノ親父のつぶやき日記」カテゴリーアーカイブ

ローマでの超短期留学(?)を終えて

先日、2週間のローマ超短期留学を終えて帰ってきた。

IMG_4814 行く前は、午前は勉強、午後は街歩きと考えていたが、午後の街歩きはあまりできなかった。

というのは、1週目は学校の都合で、金曜休校となり、その振替えで月曜から木曜の午前の授業が1レッスン分上乗せになり終わる時間が午後1時すぎになったのと、日本ほどではないもののローマも暑くて夕方まで出かける気になれなかったからだ。

日によっては、授業疲れ、暑さ疲れで、学校から帰ってからずっとホテルにこもる日もあった。

学校の授業はといえば、初日にペーパーテストとインタビューによるレベルチェックがあり、B1クラスに入ったが、これが難しい。

IMG_4864 先生の言っていることが聴き取れない。おまけに、テキストの一文を読むにしても時間が短く、設問にもなかなか答えられない。 ペルージャ留学以来久々に劣等感を味わう。

クラスメイトは、1週目は自分以外は全員ヨーロッパからで、イタリア語で話すことは苦にならないようだ。 2週目は1人日本人がいたほかはやはり全員ヨーロッパからで、中にはローマ在住5年とか、某国の在イタリア大使館員もいて、わざわざ学校に来る必要があるのかと思うほどで、全体のイタリア語能力は高そう。

初日に分厚いテキストを渡され、それに沿って2週間、条件法(condizionale)、遠過去(passato remoto)、大過去(trapassato)を勉強し、何と50ページ余も進んでしまった。

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このようになかなかしんどい授業ではあったものの、日を追うごとに少しずつ聴き取れるようにもなり、またクラスメイトとも和気藹々で過ごすことができた。

2週間の授業(実際には9日間)を受けるためではあるが、前後に若干の旅行をし、16泊18日の旅となり、ローマのほかナポリ、リボルノ、フィレンツェ、ペルージャ、ミラノを駆け足で回ってきた。いずれ、旅行記としてアップするつもりだ。

山形の山菜、山梨の野草とウンブリア特産のコラボ

昨日の夕方、雨の日曜であるにもかかわらず銀座に出かけた。

というのは、ペルージャ留学中にお世話になったKさんご夫妻から銀座イタリアン《ヤマガタ サンダンデロ》での『山菜と野草のディナー』に誘われていたからだ。

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Kさんは、山形出身で奥田シェフとは20年来の知り合いだという。

帰国されてもいつも忙しく時間がとれないので、今回このイベントにペルージャつながりで声をかけてくれたようだ。

 

山形の山菜や、山梨の野草を使ったイタリアンということだが、Kさんのご主人は生粋のウンブリア人で、彼の家で代々作られているオリーブオイルをも使う料理だった。

(このオリーブオイルは内外で賞を取っている優れものらしい)

おまけに、ウンブリア特産の黒トリュフも人生で初めてというほどふんだんに供された。

鶴岡の山菜、甲州の野草、ウンブリアのオリーブオイルについてそれぞれ興味深い解説もある。

 

《月山筍とこしあぶらのフリット》に始まり、

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ドルチェ《ヤブカンゾウの花のパンナコッタ》まで

IMG_467610品におよぶ料理も美味しく、また久しぶりに会うペルージャつながりの友人たちとの会話も楽しく、あっという間に3時間が経ってしまう。

 

Kさんご夫妻は、オリーブオイル、黒トリュフのほか、ノルチャのサラミ、生ハムなどウンブリアの特産品を紹介するために会社を立ち上げ、間もなく日本で発売するとのことだ。

http://placidi.tokyo

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今年の夏はローマで勉強&街歩き

今年の夏はローマで勉強&街歩き

 

1月半ばから日伊協会で6回コースの講座《イタリア語でワインを語ろう》を受講していた。

その最終回、授業が終わりそうなころ、なぜか《日伊協会の奨学金》が話題になった。奨学金とは、提携しているイタリアの語学学校の授業料を負担してくれるらしい。

 

カブレーノは、今も仕事をしているので『1ヵ月も休めないなぁ』と思ったが、『2週間コースもある』と誰かが教えてくれた。

応募締め切りまで3週間ほど。ダメもとで応募してみようと考えた。

 

日伊協会のHPを見ると、各地にある学校の中から行きたいところを決め、応募理由の作文を提出する必要がある。

2週間コースのある学校を選び、作文を書いたのが締め切り1週間前。

合格者にはメール連絡とのことだったが、3月末に近いある日、携帯に着信があり、すぐに出られず、かけ直すと『合格しました』との連絡だった。

 

応募時に選んでいたのは、ローマの語学学校なのでそこに2週間通うことになる。

時期はいつになるのだろうと思っていたが、先日、日伊協会に出向きお話しを伺うと、こちらの都合でいいとのこと。

ちょっと暑いかもしれないが、仕事を休みやすい夏に行くつもりだ。

去年は5月にフィレンツェで5日間、しかも12時間弱という超短期通学だったが、今年はもう少し勉強することになりそうだ。

午後はフリーなのでローマ街歩きも楽しみだ。

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フィレンツェでワイン・テイスティングにはまる

今年2度目のイタリア810日の旅から帰ってきた。

出かける前はミラノで《カラヴァッジョ展》を見ることだけ決めていて、あとの目的は美味しい料理と美味しいワインを飲むことしかなかった。

 

《カラヴァッジョ展》については予約しておけば良かったのだが、出発前何かとバタバタしていて予約しようとしたときには、希望の入場時刻がもう満員だったので朝一番に直接行ってみたが、さすがに人気があるらしく40分近く並ぶこととなった。

しかし、それでも並んだ価値があり、20点の作品を見ることができた。

さらに、帰国直前のローマでも2つの教会で観ることができた。

 

さて、それ以外の目的はというと、飲むこと、食べることなのでいつもの旅行と変わりはしないが、今回は、たまたまであるが3泊したフィレンツェで同じエノテカ(いわゆる酒屋さん)に3日連続で通ってしまった。

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まず、最初は夕飯に行く道すがら『プロセッコ€3.5、ワイン€5』の看板に気づき、時間も早かったし、どうせリストランテ(トラットリア)で飲むのだから、とアペリティーヴォ気分で入ってプロセッコを1杯飲んだ。

飲み終わりそうなときに、テーブル代わりのワイン樽に置いてある《WINE TASTING TOUR》のチラシに気づく。

『どこら辺のワイナリーに行くんだろう?』と思ってご主人に尋ねると、この店内で2時以降いつでもやっているとのこと。6種類のワインにクロティーニがついて25ユーロ、このほか3種のワインが3コース、12.515ユーロだという。

『明日か、明後日来ますね』と言って夕飯に向かった。

 

翌日、4時頃お邪魔した。昨日話したご主人はいなくて多分奥さんだと思うが、『3種のコースの方が美味しいしグラスあたりの量も多い』と言う。

そこで、《イタリアの偉大なるもの》と称したアマローネ、バローロ、ブルネッロ315ユーロをテイスティングすることにした。もちろんクロスティーニもつく。

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説明してくれたのはお店の人(あとで知ったがご主人の従兄弟)。英語がいいか、イタリア語がいいか訊かれたのでイタリア語で説明してもらい、そっちの面でも勉強になった。

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ホテルから信号を一つ渡るだけという近さなのでまた次の日夕方訪問、今度はご主人がいた。

『昨日来てくれたんだってね。昨日、自分は休みの日だったので従兄弟にやってもらったよ。』

2日続けて同じテイスティングというわけにもいかないだろうと考え、《トスカーナの赤》マレンマ、ボルゲリ、モンタルチーノのコースにする(12.5ユーロ)。

昨日の訪問については、FacebookUPしていたのでスマホのWifiパスワードをご主人に入れてもらい、見せると喜んでくれた。そうこうしているうちに昨日の従兄弟とクロスティーニを用意してくれた女性が店に現れたので挨拶。

代金を払ったら、ご主人が『1杯サービスするよ』と新しいグラスに注いでくれ、3人が日本語で『カンパーイ!』と言ってグラスを掲げる。

『半年前にもフィレンツェに来ていて近くのホテルに6泊していた。この店を知っていれば来たのに。』とお礼かたがた挨拶して店をあとにした。

話はこれで終わらない。

いったんホテルに戻って7時すぎ夕飯のためお店の前を通ると中からご主人が手を振ってくれる。

ご飯を食べ終わって9時半ころお店の横を通ったら今度は従兄弟が手を振ってくれた。

来年もフィレンツェに行く機会があったら是非また訪れたいお店だ。

 

ミラノでカラヴァッジョ展

 

あと数週間後に控えた今年2度目のイタリア旅行。

特に『何をどうする』ということもないが、最初にミラノに2泊するので間の1日をどう過ごそうか、『ベルガモにでも行ってみようか』と考えていたら、カラヴァッジョ展が開かれていることを知った。

場所は、Palazzo Reale、ドゥオモのすぐ近くなので行きやすい。

 

カラヴァッジョの作品は、ローマの美術館、教会を中心にいろいろ見ているが、作品が一ヵ所に集まる展覧会は初めてだ。とても楽しみだ。

 

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そんなプランが固まったとき、イタリア文化会館でイタリアの美術史家による《カラヴァッジョの秘密》と題する講演会があることを知り、これを聴きに行くことにした。

これで予習(?)もバッチリ、ミラノでの展覧会をいっそう楽しめることができそうだ。

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今年2回目のイタリアはマイレージで

イタリアに行き始めてから20年目、魅せられて毎年行っているが、今年はすでに5月に行った。

年内にもう一度行ければいいなと思っていたが、陸マイラーとしてクレカで貯めていたマイレージの有効期限が9月から毎月切れていくことに気づいた。

そこで、そのマイルを使って特典航空券を取れるなら行ってみようと考えた。

 

貯めていた日系エアラインではイタリア便はないので提携エアラインということになる。

HPから予約しようとしたができないことがわかり、電話してみる。

希望する日程・提携エアラインでは難しかったが、何とか希望日の前日夜出発の中東系エアラインで予約することができた。

しかし、あとでよく計算すると日本を出てから向こうの空港に着くまでほぼ24時間。

しかも、普通に仕事を終えてからの搭乗だ。これでは体力が持たない。

 

そこで休暇の日程を1日早めて、夜出発を昼出発に代え、所要時間の短い提携エアラインに何とか変更することができた。

最初の予約便のキャンセル料がかかったがやむを得ない。ただ経路変更により必要マイル数が5,000マイル少なくてすんだから同じようなものだ。

 

行きはミラノ、帰りはローマからにしたがその間の日程をどうするかはしばらく考えるつもりだ。

写真を入れ替える

 

自分でこのブログを見ていて、何となく写真がボケ気味だと感じていた。

去年、スマホを変えてみたり、スマホよりは画素数の多いデジカメにしてみたりしたが一向に変わらない。

ようやく気付いたのが、写真をUPするときのサイズ指定が小さかったこと。

 

そこで2ヵ月ほど前から時間のあるときに少しずつ写真を入れ替えた。

写真を入れ替えながら、文章も読み直して単純なミスを直したり段落を入れたりしたので結構時間がかかった。

地道な作業だったがそれもようやく終わった(一部に小さな写真やボケているのがあるがそれは元の写真に問題があるということ)。

 

一段落したので今年5月の旅行記にとりかかるつもりだ。

 

記念すべき20年目のイタリア訪問の旅から帰国

記念すべき20年目のイタリア訪問の旅から昨日帰国した。

旅の初めと終わりにちょっとしたトラブル(到着日の予約していたホテルに部屋がなかった、帰国便がマルパンサ空港管制官ストライキのため運休)があったほかは、天気に恵まれ、初夏のペルージャ、フィレンツェを楽しむことができた。

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とりわけフィレンツェでは1週間、久しぶりの語学学校とまるで暮らしているかのような気分を味わうことができた。

 

途中現地でこの日記を書こうと思い立ちタブレットで投稿したが、どういうわけか『サーバーに拒否』されできなかった。その日記がこれだ。↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

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イタリアに来てからちょうど1週間、もうあと数日で帰るだけだ。

今回は、懐かしのペルージャに1泊してフィレンツェに移動してからはずっと居続けている。旅ではない。

何も予定がないと無駄に過ごしてしまいそうなので、語学学校に通っていた。月曜から金曜まで午前中100分の授業だったがそれも終わり。わずか5日間だったが、8人のクラスメートとも楽しく勉強できた。

昨日は、学校のアクティビティに参加し、城壁の外をトスカーナの風景を眺めながら3時間、11kmのウォーキング。

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疲れたが、引率のスタッフや参加者のクラスメートとも言葉を交わしなかなか楽しかった。

フィレンツェに来る前は、授業の終わった午後からはプラートやアレッツォなど近くの町に行こうと考えていたがずっとフィレンツェ、バスですぐ行けるフィエーゾレさえ行っていない。

明日は実質最終日。丸一日あるのでピサに行こうかとも思っていたが、多分フィレンツェにいるだろう。

『チョイ住み』の気分を味わっている。

そういえば2年前のNHK BS『チョイ住みフィレンツェ』に出ていたエノテカの女ご主人、今日店の前を通りがかったらいらしたので、声をかけご挨拶。23分立ち話。いい思い出となった。

 

 

ホテル予約はスマホアプリで

5月のイタリア旅行は、ほとんど準備完了。

当然のことながらまず航空券を予約、その後は滞在期間中の日程を決め、それに沿ってホテルを手配も済ませた。

 

そのホテル予約だが、今まではBooking.com、Expedia、Hotels.com、などをwebサイトで申し込んでいたが、初めてスマホのアプリを使ってみた。

最初は気軽に検索していたがそのうちとあるアプリが同じホテル・同条件でも宿泊料金がwebより安いということがわかった。

そこで今回はそのアプリで全ホテル予約、しかも予約時支払い(ただし、返金不可)としたのでもう費用もほぼ確定。

 

1998年初めてのイタリアに旅行(3週間個人旅行)のときは、インターネットはまだ一般的ではなく、ホテルはアップルやJHCなど手配会社の小冊子を見て選び、旅行代理店に頼んで手配したものだった。

その後、インターネットで予約する時代になったときでもVenere.comをメインにたまにExpediaなど使っていたが、当初は日本語ではなく英語だけだったのでキャンセル条件など確認するのに辞書が必須で結構手間取ったものだった。

それが今やスマホで手軽に(しかも安く)できる時代になってきた。

隔世の感がある。

記念すべき20年目のイタリア訪問は

1998年2月~3月、初めてのイタリア旅行から今年で20年目。途中、2003年は南仏に行くのにあえてミラノから列車で(列車トラブルで一部モナコまでバスの振替だったが)ニースに向かうということで1日弱イタリアに足を踏み入れたこと、そして2010年8月~9月続く2011年10月~12月、ペルージャに滞在したことも含めると今年も行けば20年連続《イタリア訪問》となる。

 

さて、記念すべき20回目、どこに行こうか考えたが、ある程度行きつくしていて行ってないところはやや行きにくいところばかりだ。

 

昨年はイタリア初めての友人をガイドするような格好で定番のローマ、フィレンツェ、ミラノを周り、友人が仕事の関係で帰国した後フィレンツェで数日すごし《チョイ住み》の気分を味わった。なかなか良かった。

 

いろいろ考えて今年は周遊せずに1週間午前中は学校に通い午後からフリータイムということで《チョイ住み第2弾》をすることにした。

場所をどこにするか考え、あまり小さな町、見どころが1、2日で終わってしまいそうな町を避け、ローマかフィレンツェということで学校を探してみる。

その結果、昨年同様フィレンツェに行くことにした。

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フィレンツェなら見どころは多いし、ピサやボローニャなど午後からでも往復できる。

また。懐かしのペルージャも近い。

 

ヨーロッパは春〜初夏がいいという。今まで4月~6月には行ったことがないので今回は5月に行くつもりだ。

《チョイ住み》ならアパート暮らしもいいと思うが、そうすると食材を調達し自炊してしまい、学校以外でイタリア語を実践する機会が減ってしまうので、ホテル泊まりでバールやトラットリアなどでお店の人とコミュニケーションするつもりだ。