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Fidenza Trattoria Al Canton33

Fidenza (フィデンツァ) 2010/10/1

ペルージャでの2ヵ月留学を終え、帰国するまでちょっと旅行者気分。ミラノに行く前に1泊。小さな町なのでそれほどリストランテがあるわけでもなくホテル近くの町の人たちに愛されているらしい店だ。

店の名前 Trattoria Al Canton33, Via Mentana 33, Fidenza

◆食べたもの お通し(?)としてスペインオムレツのようなもの。

Fidenza Trattoria Al Canton 33 お店の前菜

 

前菜はフンギポルチーニのオイルがけ(6ユーロ)、少量でかえって良かった。

Fidenza Trattoria Al Canton 33 フンギ・ポルチーニのオイルかけ

 

プリモはパス。セコンドはチンギアーレ(猪)の煮込み(11ユーロ)、やわらかくて美味い。

Fidenza Trattoria Al Canton 33 チンギアーレのワイン煮

Fidenza Trattoria Al Canton 33 ポレンタ

コントルノとしてポレンタ(3.5ユーロ)。

ドルチェは冷たいトローネにチョコレートかけ(5ユーロ)、美味しかった。

コペルト、水、カフェ、ワイン(フリザンテの白、カヴェルネ各250ml)で計39ユーロ。

Cremona Trattoria il Bissone

Cremona (クレモナ) 2009/9/18~19

お店の名前 Trattoria il Bissone, Via Pecorari, 3, Cremona

ホテルのご主人に教えてもらったお店が満席で入れず戻る途中自力で見つけたトラットリア。
落ち着いた感じの店だ。入ってすぐ左にはカウンターがありうしろにはずらっと飲み物の瓶がならんでいる。部屋の中央にはドルチェなどの置かれたテーブルがあり、その周りを取り囲むように客席がありほとんど空いていたが、奥の部屋に案内された。
Cremona Trattoria Il Bissone 看板
Cremona Trattoria Il Bissone 昨夜の席

こちらもゆったりとしたテーブルの配置で奥には暖炉がある。Trattoriaと名乗っているがRistoranteの雰囲気。
この店で偶然会った若い日本人女性二人は当時ペルージャでの留学生。それがきっかけで翌年ペルージャへ短期留学することとなった思い出のトラットリア。
翌日もランチで再訪、機会があればまた訪れたい店だ。

◆食べたもの 前菜はパルマ産のクラッチャ(culaccia di Parma 11ユーロ)、

Cremona Trattoria Il Bissone パルマ産クラッチャ

 

プリモは生のフンギ・ポルチーニの生タリアテッレ(Tagliatelle Fresco ai funghi porcini 9ユーロ)、

Cremona Trattoria Il Bassone フンギ・ポルチーニのタリアテッレ

 

セコンドは子牛の薄切り肉ツナソースかけ(vitello tonnato 9.5ユーロ)。

Cremona Trattoria Il Bissone 子牛の薄切り肉ツナーソース
ワイン   Prosecco Valdobbiadente Jeio Colmai Extra Dry(3.5ユーロ)
Barbera d.o.c. Lorenzo Zanetta, Piemonte (250ml, 2.5ユーロ)
Nobbiolo Colline Novaresi d.o.c.Pratogrande,Pratogrande 05, Lorenzo Zanetta,     Piemonte (2.5ユーロ)
コペルト、水、カフェで合計42ユーロ
Cremona Trattoria Il Bissone メニュー

◆食べたもの(翌日のランチ) 前菜は本日の前菜、ズッキーニ、バジリコ、チーズのタルトでふわふわした食感(4ユーロ)。

Cremona Trattoria Il Bissone 本日の前菜

 

プリモはポルチーニのニョッキ(10ユーロ、ニョッキはかぼちゃで作られ長さ5cm x幅1.5cm)。

ドルチェは桃の上にチョコレートやクッキーの乗ったタルト(5ユーロ、桃まるまる1個)、Cremona Torattoria Il Bissone 桃のタルト桃の自然の甘さで無茶苦茶甘く大きさも半端でないが完食する。
ワイン   Ortugo colti piacentini d.o.c., Vitivincola Luenti, Emiglia(250ml, 2.5ユーロ)、エミリア・ロマーニャ州の発泡性(Frizzante)白ワイン。

Brescia Ristorante I Macc de le Ure

Brescia(ブレーシャ) 2009/9/20
お店の名前 Ristorante I Macc de le Ure, Piazza paolo vi, 6, Brescia
http://www.imaccdeleure.it/

ドゥオモとブロレット前という絶好のロケーション、ドゥオモの前で食事をするのは8年前のタオルミナ以来だ。あのときは2階席からドゥオモをやや見下ろしていたのに対し、今日は外の席から見上げている。しかもドゥオモが大きい。一人の食事だが見ていると飽きることがない。
一人旅の食事の欠点といえば「どう時間をすごすか」に加えて、ワインがどうしてもボトルで頼めない以上ハウスワインのカラフェになってしまうことが多いが、この店はグラスワインの種類がいくつかありしかもボトルを見せてテイスティングまでさせてくれたのも良かった。

◆食べたもの 魚料理のコース(ワイン込み48ユーロ)があったのでそれを注文しようとしたら『海の幸リゾットを含むので2人前から』ということで断念。アラカルトで魚料理を選ぶ。
プリモにマグロのカルパッチョ(14ユーロ)があったのでそれを頼み前菜を飛ばす。Brescia Volto マグロのカルパッチョマグロを1cm角にしたものにオレガノなどハーブを混ぜたものを丸い型に入れお皿に盛りつけたもの。オリーブオイルがたっぷりかかっている。つけ合わせにトマト。
セコンドは川カマスのグリーン・ソース(16ユーロ)。川カマスを煮たものにオリーブ、プティトマトなどがかかっていて黒いリゾットが添えられている。
Brescia Volto 白身魚のアクアパッツア

ドルチェはティラミス(6ユーロ)
◆ワイン   Prosecco Volto 10、
Cannonau di Sardgna Riserva 2005 Sella Mosca (いずれもグラス、各4ユーロ)
グラスにもかかわらずテイスティングできるし銘柄まで教えてくれた。
コペルト、水、カフェで合計50ユーロ

Bra Osteria del BOCCONDIVINO

Bra (ブラ) 2006/9/13

お店の名前 Osteria del BOCCONDIVINO, via Mendicita’ Istruita, 14

www.boccondivinoslow.it

ブラはスローフード運動発祥の町。この町にスローフード協会本部がある。
協会本部と同じ建物の中にあるこの店は、筋金入り(?)のスローフード運動の店なのか看板にはシンボルマークのカタツムリが描かれている。

Bra スローフード協会本部

バローロからトリノに向かう途中わざわざ寄って1時間ほどでランチを取る。

生肉のミンチがソーセージになっているものが名物(サルシッチャ・ディ・ブラというらしい)なのでそれが入っている前菜(carne cruda e lardo)を注文する。もう一皿の前菜は魚っぽいのを選ぶ。それに野菜を取りたがっていた同行者のためにグリーンサラダを頼み、3人でシェアする。carne cruda e lardoにはソーセージのほか生肉ミンチそのものとスライスされたラードが盛り付けられている。脂ものはあまり好きではないけれど、このラードを少し食べてみたが燻製のようでなかなかいい味わいだった。もう1品の前菜は全く趣が違う味付けだったがこれはこれでワインが進む。プリモはシェアせずめいめい好きなものを頼んだが弟はタヤリン、私と兄は同じ三角の形をしたパスタにしたが名前を思い出せない。

◆食べたもの 前菜2品(carne cruda e lardo、いわしの切込みみたいなもののトマトソース 7ユーロ×2)

Bra Carne Crude と Lard

 

プリモ3皿(Tajarin al sugo di salsiccia  7ユーロ、もう1品×2、5ユーロ×2)

Bra Primo Tajarin

Bra Primo Tajarin
グリーンサラダ(3ユーロ)
ワイン   Dolcetto D’Alba Munfria 2005 , Pelissero (9.5ユーロ)

Bra Dolcetto D'Alba
http://www.pelissero.com/it
水、コペルト込み3人で49ユーロ

Bologna Cesari

Bologna (ボローニャ) 2007/9/13

お店の名前 Cesari, Via de’ Carbonesi,8

ミシュラン フォーク2本の店 http://www.da-cesari.it/

外見は入口が派手(周りが赤い枠)でモダンだけど、中は素朴でクラッシク。カジュアルというほどではなく気取っているわけでもない。

Bologna Cesari

 

壁にはかなり沢山のワインがある。壁の棚があたかもワインセラーのようだ。ヴィンテージものらしいのは格子の扉のある棚の中だ。まるで去年訪れたマルケージ・ディ・バローロのセラーみたいだ。

Bologna Cesari ワインの棚②

 

オーナーなのか、オーナー夫人なのか優雅なドレスの女性がメニューを持ってきてくれた。メニューの字が花文字で読みにくい。英語も併記されているが決めるまでに時間がかかる。前菜、プリモを各自一品づつ選び、セコンドは私と弟だけ。ワインはサン・ジョベーゼを頼む。

Bologna Cesari TAULETO2001②

 

これではちきれるほどお腹一杯になり、食後にドルチェをすすめられた時一旦は断ったが3人で一皿といわれパンナコッタをシェアする。食前酒のスプマンテ、食後のブルーベリーのグラッパはサービスのようだった。

 

◆食べたもの 前菜 サーモンのマリネ、野菜添え(ズッキーニなど)11ユーロBologna Cesari 前菜 サーモンのマリネ 

ブッファーラ・アッラ・カプレーゼ 10ユーロBologna Cesari 前菜 カプレーゼ

コッパ 7ユーロBologna Cesari 前菜 コッパ

プリモ トルッテローネ 9.5ユーロBologna Cesari トルテローニ

トルッテリーニ・イン・ブロード 2ユーロ?Bologna Cesari トルテッリーニ・イン・ブロード

タリアテッレ・アッラ・ボロネーゼ 9.5ユーロ

 

セコンド フィレ肉のバルサミコソース 16.5ユーロBologna Cesari フィレ肉のバルサミコ・ソース

野菜とチーズのグリル 11ユーロBologna Cesari 野菜とチーズのグリル

 

デザート パンナコッタ 6ユーロ

ワイン Tauleto, SanGiovese 2001,Umbert Cesari  50ユーロ

食前酒(スプマンテ)、食後酒(ブルーベリーのグラッパ)はサービス

Cesari-ブルーベリーのグラッパ

Cesari-ブルーベリーのグラッパ

カフェ、水を含め3人で151.5ユーロ、チップ10ユーロ

Bari Osteria al Gambero

Bari (バーリ) 2005/9/16

お店の名前 Osteria al Gambero, Corso Antonio de Tullio, 8

◆食べたもの 前菜なんと9品(南イタリアではよくあること)。

TS280091

 

日本人だと分かって生もの盛合せを食べるか訊いてきたこと(もちろん注文した)。生もの盛合せは要するに刺身盛合せだ。カキ(5個)、ウニ(4個)、ムール貝(7個)、そしてイカ。レモンを絞って食べる。しょうゆとわさびが欲しいところだ。

TS280093

セコンドはスカンピのグリル2人前(大1、中7)。

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食後酒(グラッパ、レモンチェッロ)、このとき厚めのクッキーが5個付く。

2人でチップ込み 90ユーロ(勘定書きは手書きで判読不能、計83.14ユーロに端数を加え切り上げていた)

◆ワイン   BAROCCO Martina 2004, Locorotonpo (白)

 

TS280090

Barbaresco Antine

Barbaresco (バルバレスコ) 2006/9/11

お店の名前 Antine,via Torino 34/a,Barbaresco

アルバ郊外のアグリツーリズモに泊ったとき『夕食の用意はできない』といわれ、オーナーにクルマでバルバレスコ村のこの店まで送ってもらう。

ワイナリーGAJAのすぐ近くだったような気がする。

我々が着いたことに気づいたのだろう、リストランテの女性が出迎えてくれた、さすがミシュラン一つ星は違う。

 

食べたもの 前日食べ過ぎていたので4品からなるピッコロ・コース(1人35ユーロ、もう1種類は45ユーロ)を選択。

食事に入る前に食前酒をすすめられる。

ついでアミューズ、これはひよこ豆にトリッパのスープ、オリーブオイルの味がいい。

Barbaresco Antine ひよこ豆のスープ

アンティパストはハムのような肉をミルフィーユのように重ねたものとマッシュポテト。これをバジルのソースにつけて味わう。

Barbaresco Antine 前菜

プリモはリゾット、真ん中に卵の黄身。米は芯があるというほどではないがほどよい固さでしっかりしている。

Barbaresco Antine リゾット②

 

 

セコンドは兎の煮込み、ローズマリー、月桂樹の葉がポレンタに添えられている。

Barbaresco Antine 兎の煮込み

Barbaresco Antine バルバレスコ②

食前酒(3ユーロ)、水、エスプレッソ、チップ込み3人で161ユーロ。ミシュラン一つ星でも高くない、むしろ安いといえよう。

Arezzo Buca di San Francesco

 

Arezzo(アレッツオ)2010/8/14

お店の名前 Buca di San Francesco, Via San Francesco 1,Arezzo

この店は2000年8月、サン・フランチェスコ教会のピエロ・デッラ・フランチェスカ作《聖十字架伝説》を見るためにアレッツオを訪れた際に教会そばのこの店でランチをとり好印象だったのでちょうど10年ぶりの再訪。

Arezzo Ristorante Buca di SanFrancesco

 

席につくとご主人が現れたので『10年前、ここで食事をしました』というと『当時とまったく同じですよ』と店内を指さしながら喜んでくれる。

 

食べたもの

まず、アンティパストの前にお米を使ったスターター、いわばお通しか。

カメリエーレと相談しながら選んだのは、

アンティパストは《トスカーナの伝統的なブルスケッタ》

プリモは、パス。

セコンドは《豚肉のキャンティ煮》(Stracotto al “chianti” contorni,9.5ユーロ)

以前、ボローニャの店でブルスケッタに塗られたレヴァーのペーストが脂臭くて口に合わなかったこともあったが、ここのは口にあい本当にうまい!

Arezzo Ristorante Buca di SanFrancesco クロスティーニ

 

 

さらにメインの赤ワイン煮。これはメチャクチャ美味しかった。付け合せのポレンタ、フンギにも赤ワインの味がしみてうまい、うまい。

CIMG3817

 

ドルチェはご主人が『私にまかせて』と。

出てきたのはメニューの中から3種類、チョコレートのムース、スポンジケーキ、

CIMG3818

そしてトスカーナの伝統的なヴィンサントとビスコッティ。みんなうまいがやはりヴィンサントに浸すビスコッティがいい感じだ。

Arezzo Ristorante Buca di SanFrancesco Vinsantoとビスコッティ

 

そのうちまた現れたご主人が『ヴィンサントのお代わりは如何?』と注いでくれ、カメリエーレがビスコッティの追加を出してくれる。

 

最初の一言が利いたのか大歓待を受けた。水、ハウスワイン(500ml)を含め34ユーロ。

Ancona LA MORETTA

Ancona  (アンコーナ) 2007/9/10

お店の名前 LA MORETTA, Piazza del Prescibito (del Papa) 52

Ancona LA MORETTA

 

 

◆食べたもの

メニューを見ると、魚、肉、Terra、Brodettoの4種類のコースがあったが、ここは迷わず郷土料理のBrodettoのコース(28ユーロ)を注文。プリモ、セコンドとデザートしか載っていなかったのでそれだけでは足りないかなと思いアラカルトの前菜からエビの一品を頼むとカメリエーレが何やら言ってくる。『前菜が何たらかんたら・・・』。まず、それが出てきた。なんとエビ一尾、その下に白いタコのカルパッチョ。『一尾だからシェアするのはムズかしいよ』ときっと教えてくれていたのだろうか。

Ancona LA MORETTA 前菜のエビ

 

 

コースの前菜は大きな丸い入れ物(中がいくつかに仕切られている)にツブ貝、ムール貝やら何種類もの魚介類。種類も多いが量もかなりのものだ。

Ancona LA MORETTA 前菜盛り合わせ

 

 

プリモは手長エビのリングイネ。これまた見事なボリューム。ソースに手長エビのエキスが移り美味い。

Ancona LA MORETTA 手長エビのリングイネ

 

 

メインは待望のBrodetto、分かりやすく言えばブイヤベースだ。てっきり、鍋で出てくると予想していたが、大きな横長のお皿にタップリ。エビ、魚が3種類、エキスが出て本当に美味い。

Ancona LA MORETTA Brodotto

 

 

ワインは赤というとそれ以上何も訊かずさすがに地元のRosso Coneroが出てくる。

Ancona LA MORETTA Rosso Conero

カフェ、水、コペルト込みで3人で130ユーロ。

あまりにも食べるものが多く、3人で1本のワインを飲みきることができない。

海の幸の美味しさを堪能したアンコーナのチェーナだった。