カブレーノ旅行記」カテゴリーアーカイブ

旅行記一覧

Parma Trattoria Salumeria Sorelle Picchi

Parma (パルマ)2014/11/18

お店の名前 Trattoria Salumeria Sorelle Picchi, Strada Farini 27/A, Parma

パルマに移動したことをfacebook上で知ったペルージャつながりの友人から勧められた店は定休日、そこでホテルのフロントで数軒教えてもらったうちの1軒がここ。にぎやかな通りに面していてあたりはリストランテ、エノテカ、食料品、その他のお店が多い。

Salumeriaというだけあって入ってすぐは生ハムなどを中心としたお惣菜売り場でその左奥にテーブル席がある。

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とても感じのいい店。

 

◆食べたもの

パルマは言わずと知れた生ハムの町。前菜には最高級のクラテッロ・ディ・ジベッロ(15ユーロ)、とろけるような味、当然ながら1人には量は多いが完食。

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パルマといえばもう一つ、パルミジャーノ。これも注文、塊り4個(6ユーロ)、すごい。

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プリモはジュゼッペ・ヴェルディ風リゾット(9.5ユーロ)、クラテッロ、ポルチーニ、さや入りの豆が入っている。

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いずれも美味しかった。

ワインはグラスを勧められたが、それはやんわりとお断りしランブルスコをボトルで頼んだがさすがに少し残してしまった。

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水、カフェ、コペルト込みで50.5ユーロ。大いに満足。

Palermo La Scuderia

Palermo (パレルモ) 2001/7/26

お店の名前 La Scuderia, viale del Fante 9, 90146 Palermo

シチリアの旅の最後を飾る夕食は前日予約が取れなかったリストランテ“La Scuderia”に再挑戦ということで、ホテルに戻った際フロントに頼んで電話してもらうと今回はOK。20時半に予約してタクシーで向かう(市街地からはかなり離れている、ファヴォリータ公園の一角)。

庭の広い大きな敷地にあるゆったりとしたリストランテだ。入口や庭には大きな松明の火がゆったりと燃えている。このリストランテは98年版ガンベロ・ロッソで100点中77点、「旅の疲れも吹き飛ぶ、贅沢なコース料理」とFIGAROで紹介されていた。前日は一杯で予約できなかったわけだがどのくらい混んでいるのか、と思って中に入るが時間が早いせいかあまり客はいないようだ。白いジャケットを着たカメリエーレに案内され一旦入った建物を通りぬけ奥まった庭の一角のテーブルへ案内される。ちょっと気取った店のようだが外のテーブルなので落ち着くといえば落ち着く。

魚料理をメインに優雅に楽しんだ。帰る頃でも近くのテーブルには2組だけ。前日予約が取れなかったので随分すいている感じがしたのが意外だった。

 

◆食べたもの

前菜として生ハムとメロン、カジキマグロのカルパッチョ(2皿で44,000リラ)。

プリモは海の幸のパスタ(20,000リラ)、セコンドは魚料理2皿(64,000リラ)。

ドルチェ(10,000リラ)、ワイン(18,000リラ)、水(2,000リラ)、カフェ(8,000リラ)、コペルト(10,000リラ) 2人で178,000リラ(ワイン込み)、チップ15,000リラ。

Mora di Bari Niccolo Van Westerhaut

Mora di Bari (モーラ・ディ・バーリ) 2005/9/17

 

お店の名前 Niccolo Van Westerhaut, via de Amicis 3/5, Mora di Bari

FIGARO(2002年4月5日号)のとじこみ付録で《南イタリア屈指の洗練レストラン》と紹介されていた店にランチで訪問(モーラ・ディ・バーリはバーリから電車で20分)。

駅を出て道に迷ったところを親切なご夫婦に近くまで連れてきてもらう。

さて、お目当てのお店に着いたが、やっているのかどうか、何となく静かな雰囲気。不安になったその時、一人の女性が出てきたので訊いてみると「どうぞ」とのこと。

テーブル・セッティングやインテリアからみると優雅なリストランテではあるが、中はひっそりとしていて客は誰もいない。

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若いカメリエーレが注文を取りにくる。例によってワインはプーリアのものという希望を出しあとの具体的な選択は任せる。

コペルトとして出されたオリーブはさすがプーリアがイタリア一の産地だけあってか、きれいな緑色で粒も大きい。

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フォカッチャのようなものは表面のパルミジャーノがこんがりと焼けていて香ばしい。

前菜は恒例の海の幸サラダと車エビのカルパッチョにした。

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初めてカルパッチョで車エビというのを食べたがこれは美味い。車エビの身をたたきにしたようなもので素材が新鮮で美味しいからできるのだろう。とろけるような味だ(ぜひとももう一度食べたい)。

プリモは海の幸のリゾット、セコンドはスカンピ(手長エビ)のグリル。いずれも今回のプーリア&マテーラの旅では何回か食べていて、プーリアの最後を飾るにはふさわしい。

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最後にカフェでしめるが大満足。

この間、他のお客は1人のみ。

 

料理を注文する時に帰りの列車の時刻を伝えていたこともあって駅までカメリエーレのトゥーリオが車で送ってくれることになった。モーラ・ディ・バーリの人たちって何と親切なんだろう。

 

◆食べたもの

オリーブ、フォカッチャ、海の幸サラダ(7.5ユーロ)、車エビのカルパッチョ(carpaccio di gamberoni、6.5ユーロ)、海の幸のリゾット(10.5ユーロ)、スカンピのグリル(7尾、20ユーロ)、カフェ(2ユーロ×2)

2人で70ユーロ(チップ込み)

ワイン   SALICE SALENTINO 2001 Riserva, CA’NTELE (10ユーロ)

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時間とともに段々美味しくなる。

Modena Ristorante FINI

Modena (モデナ) 2007/9/9

お店の名前 Ristorante FINI,Piazzetta San Francesco-Rua Frati,54
世界遺産の町、モデナには兄弟3人旅、アンコーナ、ウルビーノの前に1泊。観光の合間にミシュラン一つ星のこのリストランテを予約。

Modena FINI 入口
予約時間の少し前に入るとスムーズに案内される。入ってすぐの部屋の一番奥、馬蹄形のテーブル、いすだ。インテリアはモダンかつシックでさすがミシュランの星(何となくヴェローナの二つ星、IL DESCOに似ている)。

Modena FINI インテリア

◆食べたもの
コースは80ユーロだったが3人ともまだ時差ぼけか胃腸が本調子でないのでアラカルトで頼むことにした。
アミューズとして揚げもの3種類(サービス)、一つは餃子のような形でチーズとバジル・ソースで美味しい。

Modena FINI アミューズ
前菜はそれぞれ、カンノーリ(中はゼラチン状のゴルゴンゾーラ味、15ユーロ)、生ハム(14ユーロ)、フンギのパンケーキ(ミンチ状で野菜ソースで食べる、18ユーロ)。

Modena FINI 前菜(ゴルゴンゾーラ味のカンノーリ)

Modena FINI 前菜(フンギのパンケーキ)
プリモは3人ともパス。セコンドの前にフンギのポタージュ(ふたがきのこ、サービス)。
セコンドはそれぞれ、まぐろづくし(まるで懐石料理のよう、36ユーロ)、

Modena FINI セコンド(まぐろづくし)

豚フィレをパンチェッタで巻いたグリルのバルサミコソース添え(30ユーロ)、

Modena FINI セコンド(豚肉のパンチェッタ巻)

フンギのフリットとフンギのソティーに金目鯛(34ユーロ)

Modena FINI セコンド(フンギと金目鯛のソテー)

デザートとしてパルミジャーノ一皿(洋なし、いちご、キュゥイ添え、16ユーロ)。いちごの中に入っていたバルサミコをそれぞれパルミジャーノにかけているとカメリエーレが『バルサミコいるか?』と訊いてくれたのでお願いしパルミジャーノにかけてもらう。

Modena FINI デザート

 

お腹いっぱいなのでカフェ、ドルチェはパスし、食後酒としてグラッパ。いろいろなものがあり、ベルタのBarolo(ネッビオーロ)、Moscata D’Albaを各1杯(量が多い、各8ユーロ)。

Modena FINI グラッパ

食前酒はスプマンテ(1杯9ユーロ×3)。
ワインはエミリア・ロマーニャ州のSan Giovese,2003(どっしりしている、31ユーロ)

Modena FINI SanGiovese

Modena FINI プティフール
プティフール(サービス、2種類×6個)
3人で合計239ユーロ

このリストランテの同じ建物にはホテルがあり、通りから高級食料品店、高級リストランテ、高級ホテルすべて《FINI》だ。
(残念なことに2013年モデナ再訪時にはすでにこの場所にはリストランテもホテルもなかった)

Matera Ristorante Rivelli

Matera (マテーラ) 2005/9/14

お店の名前 Ristorante Rivelli, Via Casalnuovo 27  (www.ristoranterivelli.com)

この店は『駱駝』創刊号の《南イタリア縦断大特集》で知る。
駅からホテルへ向かう途中偶然見つけていたので場所はわかっていた。
予約していなかったが、幸いなことに入口近く右手の席に案内される。
中二階のような席もあるようだったがほとんど満席で我々のテーブルと隣の死角のようなところにあるテーブルがあいているだけ。そのうちそこも30前後の若い男性2人で埋まる。見渡したところ雰囲気的にも観光客はいないようだ。

ビジネスマンのようにピシッとスーツを着込んだオーナーが注文を取りにくる。前菜盛り合せ、プリモは小海老とフンギのトゥロフィ(と書かれていたような気がする、ショートパスタ)、セコンドにはスズキのアクア・パッツア、ミックス・サラダ、を選ぶがワインだけはオーナーに相談し、この地方のワインを選んでもらった。
前菜盛り合せはここでも次から次へと出てくる。「駱駝」で写真入りで紹介されていたカプンティのエジプト豆ペースト和えも5皿のうちの1皿。
オーナーの仕草がちょっと気取っている。雰囲気といい味といい、また機会があったら訪れたい良いリストランテだった。

◆食べたもの
前菜盛合せ(5皿)ペペロンチーノをカラッと揚げたもの、ポテトをペペロンチーノで調理したもの、カプンティ(舟形のショートパスタ)のエジプト豆ペースト和え、豆腐のようなチーズ(モッツァレラではない)、あと1品(5皿で何と9ユーロ)

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プリモ トゥロフィの小海老・フンギのソース(8.4ユーロ) これは美味しい。この日までの今回の旅でのプリモでは一番か。

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セコンド スズキのアクアパッツァ(10ユーロ)

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ミックス・サラダ
ドルチェ(チョコレートケーキ、レモンケーキ) いずれもしつこくない味。
カフェ(0.8ユーロ)とグラッパ(3ユーロ)
ワイン Carato Venusio Aglianico con vulture 2001 (Venosa)  20ユーロ
(翌日、特産品店で14.8ユーロで売っていた)

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2人で計58ユーロ

Lecce Ristorante ATENZA

Lecce (レッチェ) 2005/9/11

 

お店の名前 Ristorante ATENZA, Patria Palace Hotel , Piazzetta Riccardi, Lecce

泊った五つ星ホテル内のリストランテ。少し疲れたので外に出る気がおこらず、ホテル内で食事をすることにした。

天井が高くシックな感じ。テーブルの数は8~10(仕切りがあるため全体を見渡すことはできない)。中央にサーヴするための水とワインを置くテーブルがある。高級リストランテだけあってこの席数にもかかわらずカメリエーレが2人もいる。客は年輩の夫婦ばかり5組で、男2人の自分たちはちょっと肩身が狭いといったところか。

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◆食べたもの

前菜としてカプレーゼ(9ユーロ、2人でシェア)、プリモとしてオレキエッティノ(8.5ユーロ、2人でシェア)を注文し、セコンドは私は魚料理、相棒は肉料理を頼む。ワインはプーリアの地ワインをリクエストし、カメリエーレに選んでもらう。

それぞれに出てきたカプレーゼはバジルの代わりにジェノヴァ・ペースト。モッツァレラの本場ということで注文したが、固めの豆腐という食感だ。トマトは輪切り、種類は分からない。

プリモのオレキエッティノ(小さめのオレキエッテ)は肉団子入りトマトソースで肉団子はオレキエッテに納まるような直径1cmぐらいの大きさ、ドライトマトと種類不明の千切りのチーズがのっかっている。

 

カプレーゼもオレキエッティノも1人前ずつしか頼んでいないはずだが、いずれも2皿ずつ出てきてしかもそれぞれがかなりの量だ。『言葉が通じなかったかなぁ』と心配になり、魚料理も肉料理もそれぞれ2人前出てきたらどうしようと思い、カメリエーレを呼び、魚料理のキャンセルを頼んだ。カメリエーレは一応厨房に行くが戻ってきて、「もう取り消せない」と言いにきたが、予想に反してセコンドは1品づつ。ホッとする。

魚料理のMignulata alla Gallipoli(14.5ユーロ)は、海老、あさり、ムール貝、烏賊、他の具沢山のスープ。Zuppa di Pesce の一種でこれがガッリポーリ風なのだろう。少しスープが塩辛いが美味い。多すぎて食べきれない。

ワイン Cappello di PRETE 1999 (CANDIDO) SALENTO プーリアの地ワイン(16ユーロ) 食べる量だあまりにも多くお腹一杯で2人で1本を空けることができなかった。

コペルト、水、カフェ 2人で計73ユーロ、チップ5ユーロ。

Mantova Antico Ristorante Ai Garibaldini

Mantova (マントヴァ) 2002/9/10

お店の名前 Antico Ristorante Ai Garibaldini via S.Longino, 7  46100  Mantova

 

ホテルで教えてもらった旧市街のアイ・ガリバルディニに行く。ここは雰囲気、味、接客とも良く機会があればまた行きたいリストランテだ。

店の間口は狭いが、中は広い。入ってすぐにもテーブルはあったが、予約した禁煙席は右奥のテーブルが7、8つある大きな個室といった趣きでゆったりとしたスペース。周りは全然気にならない。壁にはモダンアート。

 

◆食べたもの

親しみのもてるカメリエーレに、メニューの中の郷土料理を質問。

前菜、プリモから各1品、セコンドから2品、食前酒はスプマンテ1杯サービス、ワインはブレシアの赤を選ぶ(2人分です)。

いろいろ説明してくれたが私にとっては早口でわからないこともあったがこれが一つの間違いを犯す。

というのは、頼んだ覚えのない前菜(タコを軽くスモークしたカルパッチョ、味のついたセロリの輪切りのほか、ハーブ添え)が出てきて、『おかしいな、エビの料理を頼んだはずなのに通じなかったのかなぁ』と思いつつ兄と2人でワインのつまみとして食べ始める。

これをサーブした人は注文した時のカメリエーレと違ったのだが、注文した時の彼が別のテーブルへ行く途中気がつき“Excuse me!”といって調理場の方へ行き、注文した前菜(蒸したエビに、何だか粉をゼリー状に固めたものが添えられたもの)を持ってきて、『注文の品はこちらです。タコは間違いでした。申し訳ない。よろしければ食べてください』と。

当然両方食べたが、タコの方が美味だった。あんな美味しいカルパッチョは食べたことはない。もし、また行く機会があったら絶対にあのタコのカルパッチョを注文しよう。

 

プリモは甘い小さなかぼちゃの入ったこの地方独特のパスタ(Tortelli di zucca)。

マコロンが1つと梨を甘く煮たものが添えられていた。1人分を2皿に分けてもらったので量的にも丁度良かった。

セコンドは①魚の身をほぐしたもの、ポレンタ添えと②牛のステーキ、トマト添え。これも丁度いい量だった。肉はやわらかくて美味しい。

 

最後にカフェとグラッパ(おかわりまでした)。

ハプニングもあったけれど優雅なひとときを過ごした。

ワイン   Il Colombaio 2001 Groppello Cascina La Partica (19ユーロ)

このワインはカメリエーレに勧められた。ちなみにグラッパは1杯、4ユーロ。

総額2人で61ユーロ。あの雰囲気でこの値段で、というのは信じられない。

La Spezia Osteria All’ Inferno

La Spezia (ラ・スペツィア) 2009/9/15

 

お店の名前 Osteria All’ Inferno, via Lorenzo Costa, 3 La Spezia

田島麻美さんのガイド本『ミラノから行く北イタリアの街』に出ていた店。

ラ・スペツィアでは(そこまでの店かはさておき)この店にしようと決め、着いてから随分探し回り見つからず一度はあきらめたがついに見つけることができた。

 

ようやく”Osteria・・・・・“看板発見。行ってみると探し求めていた”All’ Inferno”だったので地下への階段をためらいなく下りた。

階段を下りると左に受付兼レジがあり、大勢の客がいる奥の大きな部屋に入ってすぐ右のテーブルに案内される。店内がよく見渡せる。本に出ていたように地元の人たちで活気があふれているのが良くわかった。

 

メニューはなさそうで、プリモを口頭で告げられる。海の幸のスパゲッティ、スカンピのペンネ、ペンネアラビアータなど。最初のものにした。

トマトソースでスカンピ、ムール貝、エビはいずれも小さいながらたっぷり。出汁が出ていて美味い。前菜をとばしていきなりプリモにしたのでこれで終わってもいいかと思うくらいだ。

 

まわりを見るとムール貝が多くのテーブルに運ばれていて美味しそうなので欲しかったがいかんせんお腹の調子が今一なので我慢。そのうち最初のお兄さんが現れ、セコンドの説明をしてくれる。いろいろあったが(多分ムール貝Zuppa di musselも)魚のカルパッチョにした。

LaSpezia All' Inferno 魚のカルパッチョ

 

ちょっと塩がきいているが段々感じなくなる。去年トリエステで食べたのと同様軽くスモークしてある。

 

地元の人でいっぱい、安くてうまい居酒屋的雰囲気で場所さえわかればおすすめ。

◆食べたもの プリモは海の幸のスパゲッティ(6ユーロ)、セコンドに魚のカルパッチョ(8ユーロ)。コペルト、ワイン(グラスで2杯)、水、食後のカフェで計19ユーロ。

Gubbio Ristorante Locanda del Cantiniere

Gubbio (グッビオ) 2010/8/27~28

 

お店の名前 Ristorante Locanda del Cantiniere, Via Dante,30, Gubbio

ペルージャ滞在中に1泊旅行。夜、昼と2回訪問。

Gubbio Ristorante Locanda del Cantinieri 小窓の前に花瓶

 

◆食べたもの

夕食 アンティパストに《生ハム・サラミ、Gubbio産チーズの盛り合わせ》、昼が遅くまたちょっと重かったのでプリモを飛ばし、セコンドは《フィレのステーキ、黒トリュフ添え》にした。というのは、ここGubbioはトリュフの産地だからだ。

アンティパストは日本でいうと3人前くらいのボリューム。

 

Gubbio Ristorante Locanda del Cantinieri 生ハム・サラミ、Gubbioのチーズ

 

一人で食べているのが途中からいやになるくらいだ。

セコンドは、運ばれてくると黒トリュフのいい香りがぷぅーんと鼻にくる。

フィレ肉の大きさは我が家のハンバーグより一回り小さくてホッとする。

Gubbio Ristorante Locanda del Cantinieri フィレ・ステーキ、黒トリュフ添え

スライスされた黒トリュフが肉の上と回りにたっぷりとかかっていてさすが本場だ。

ただちょっと肉汁のジューシーさに欠けるかもしれない。

プリモを飛ばしたのでドルチェがおなかに入りそう。久しぶりに《ティラミス》にした。最後にカフェでしめる。

Gubbio Ristorante Locanda del Cantinieri ティラミス

 

 

アンティパスト9ユーロ、セコンド15ユーロ、ドルチェ5ユーロ、飲み物、カフェ、コペルト込みで37ユーロ。

◆2日目ランチ

ウンブリアのストランゴッツイ、とろみのあるクリーム・ソースにはポルチーニ、肉も入っていて、モチっとしてボリュームがある。

Gubbio Ristorante Locanda del Cantinieri ウンブリアのストランゴッツイ

 

普通ならこれだけでいい。セコンドは肉のグリル・ミックス(豚、牛、牛の内臓、骨付きラム)、付け合わせはほうれん草でこれはかなりの量。

Gubbio Ristorante Locanda del Cantinieri 肉のグリル

 

食後はカフェに昨夜同様プティフールが2個。これに水1本と500mlのハウス・ワインでしめて18.5ユーロ。

 

Gallipoli Vecchia Osteria

Gallipoli (ガッリーポリ)  2005/9/12

 

お店の名前 Vecchia Osteria, Via Antonetta de Pace, 15

弟との南イタリア二人旅、レッチェ2泊の中日にターラント湾に突き出ているガッリポーリまで日帰りで《生ウニグルメ》旅。

この店は田島麻美さんのガイド本『南イタリアに行こう』で知る。

◆食べたもの

ウニは前菜の中で一番下にあったが値段が書かれていなかったのにすぐ上に書かれていた魚介類の盛合わせ(15ユーロ)と同じだろうと思い込み、また個数も分からずに注文。他には、前菜盛合わせ(12ユーロ)、海の幸(Frutti di mare)のスパゲッティ(8ユーロ)、海の幸のオレッキエッテ (8ユーロ)、ハウスワイン(白、1リットル)。

前菜盛合わせは今回の旅ではどこでもそうだったが一皿に盛り合わせているのではなく何皿かのつまみが出てくる。ここは4皿。いわしのマリネ、小ぶりなムール貝の焼き物にピッツァ風トマトソースのナスが添えられたもの、ムール貝のリゾット、タコの煮物。どれも美味しくて昼間にもかかわらずワインの進むこと。

これを平らげたところにお待ちかね、生ウニ登場。

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日本のウニより小さめ。上の部分1/3くらいをスパッと切り取った形のものが何と22個。中の余計なものはきれいに取ってくれたのだろうか、上からみると真中から★のように5本の筋のウニ、これをスプーンですくって食べる。甘くて本当に美味しい。わざわざ来た甲斐があったというものだ。あとでお勘定してもらったらこの生ウニはわずか10ユーロ。これにはびっくり!!。2皿頼んでも金額的にも量的にも良かったかもしれない。

普通パスタはソースで選ぶものだと思っていたらこの店では全部Frutta di mare だった。そこでパスタを選ぶことになったのだが定番のスパッゲティとプーリア地方独特のオレッキエッテにしたが同じ具でもパスタの食感の違いを楽しむことができ、また両方とも美味い。裏の海を見ながらの食事で最高のランチとなった。

水、コペルト込みで50ユーロ(計52ユーロのところ端数をサービスしてくれた)、チップ4ユーロ。カフェは帰りの電車の関係でパス。