月別アーカイブ: 2015年3月

Bologna Cesari

Bologna (ボローニャ) 2007/9/13

お店の名前 Cesari, Via de’ Carbonesi,8

ミシュラン フォーク2本の店 http://www.da-cesari.it/

外見は入口が派手(周りが赤い枠)でモダンだけど、中は素朴でクラッシク。カジュアルというほどではなく気取っているわけでもない。

Bologna Cesari

 

壁にはかなり沢山のワインがある。壁の棚があたかもワインセラーのようだ。ヴィンテージものらしいのは格子の扉のある棚の中だ。まるで去年訪れたマルケージ・ディ・バローロのセラーみたいだ。

Bologna Cesari ワインの棚②

 

オーナーなのか、オーナー夫人なのか優雅なドレスの女性がメニューを持ってきてくれた。メニューの字が花文字で読みにくい。英語も併記されているが決めるまでに時間がかかる。前菜、プリモを各自一品づつ選び、セコンドは私と弟だけ。ワインはサン・ジョベーゼを頼む。

Bologna Cesari TAULETO2001②

 

これではちきれるほどお腹一杯になり、食後にドルチェをすすめられた時一旦は断ったが3人で一皿といわれパンナコッタをシェアする。食前酒のスプマンテ、食後のブルーベリーのグラッパはサービスのようだった。

 

◆食べたもの 前菜 サーモンのマリネ、野菜添え(ズッキーニなど)11ユーロBologna Cesari 前菜 サーモンのマリネ 

ブッファーラ・アッラ・カプレーゼ 10ユーロBologna Cesari 前菜 カプレーゼ

コッパ 7ユーロBologna Cesari 前菜 コッパ

プリモ トルッテローネ 9.5ユーロBologna Cesari トルテローニ

トルッテリーニ・イン・ブロード 2ユーロ?Bologna Cesari トルテッリーニ・イン・ブロード

タリアテッレ・アッラ・ボロネーゼ 9.5ユーロ

 

セコンド フィレ肉のバルサミコソース 16.5ユーロBologna Cesari フィレ肉のバルサミコ・ソース

野菜とチーズのグリル 11ユーロBologna Cesari 野菜とチーズのグリル

 

デザート パンナコッタ 6ユーロ

ワイン Tauleto, SanGiovese 2001,Umbert Cesari  50ユーロ

食前酒(スプマンテ)、食後酒(ブルーベリーのグラッパ)はサービス

Cesari-ブルーベリーのグラッパ

Cesari-ブルーベリーのグラッパ

カフェ、水を含め3人で151.5ユーロ、チップ10ユーロ

Bari Osteria al Gambero

Bari (バーリ) 2005/9/16

お店の名前 Osteria al Gambero, Corso Antonio de Tullio, 8

◆食べたもの 前菜なんと9品(南イタリアではよくあること)。

TS280091

 

日本人だと分かって生もの盛合せを食べるか訊いてきたこと(もちろん注文した)。生もの盛合せは要するに刺身盛合せだ。カキ(5個)、ウニ(4個)、ムール貝(7個)、そしてイカ。レモンを絞って食べる。しょうゆとわさびが欲しいところだ。

TS280093

セコンドはスカンピのグリル2人前(大1、中7)。

TS280097

食後酒(グラッパ、レモンチェッロ)、このとき厚めのクッキーが5個付く。

2人でチップ込み 90ユーロ(勘定書きは手書きで判読不能、計83.14ユーロに端数を加え切り上げていた)

◆ワイン   BAROCCO Martina 2004, Locorotonpo (白)

 

TS280090

Barbaresco Antine

Barbaresco (バルバレスコ) 2006/9/11

お店の名前 Antine,via Torino 34/a,Barbaresco

アルバ郊外のアグリツーリズモに泊ったとき『夕食の用意はできない』といわれ、オーナーにクルマでバルバレスコ村のこの店まで送ってもらう。

ワイナリーGAJAのすぐ近くだったような気がする。

我々が着いたことに気づいたのだろう、リストランテの女性が出迎えてくれた、さすがミシュラン一つ星は違う。

 

食べたもの 前日食べ過ぎていたので4品からなるピッコロ・コース(1人35ユーロ、もう1種類は45ユーロ)を選択。

食事に入る前に食前酒をすすめられる。

ついでアミューズ、これはひよこ豆にトリッパのスープ、オリーブオイルの味がいい。

Barbaresco Antine ひよこ豆のスープ

アンティパストはハムのような肉をミルフィーユのように重ねたものとマッシュポテト。これをバジルのソースにつけて味わう。

Barbaresco Antine 前菜

プリモはリゾット、真ん中に卵の黄身。米は芯があるというほどではないがほどよい固さでしっかりしている。

Barbaresco Antine リゾット②

 

 

セコンドは兎の煮込み、ローズマリー、月桂樹の葉がポレンタに添えられている。

Barbaresco Antine 兎の煮込み

Barbaresco Antine バルバレスコ②

食前酒(3ユーロ)、水、エスプレッソ、チップ込み3人で161ユーロ。ミシュラン一つ星でも高くない、むしろ安いといえよう。

Arezzo Buca di San Francesco

 

Arezzo(アレッツオ)2010/8/14

お店の名前 Buca di San Francesco, Via San Francesco 1,Arezzo

この店は2000年8月、サン・フランチェスコ教会のピエロ・デッラ・フランチェスカ作《聖十字架伝説》を見るためにアレッツオを訪れた際に教会そばのこの店でランチをとり好印象だったのでちょうど10年ぶりの再訪。

Arezzo Ristorante Buca di SanFrancesco

 

席につくとご主人が現れたので『10年前、ここで食事をしました』というと『当時とまったく同じですよ』と店内を指さしながら喜んでくれる。

 

食べたもの

まず、アンティパストの前にお米を使ったスターター、いわばお通しか。

カメリエーレと相談しながら選んだのは、

アンティパストは《トスカーナの伝統的なブルスケッタ》

プリモは、パス。

セコンドは《豚肉のキャンティ煮》(Stracotto al “chianti” contorni,9.5ユーロ)

以前、ボローニャの店でブルスケッタに塗られたレヴァーのペーストが脂臭くて口に合わなかったこともあったが、ここのは口にあい本当にうまい!

Arezzo Ristorante Buca di SanFrancesco クロスティーニ

 

 

さらにメインの赤ワイン煮。これはメチャクチャ美味しかった。付け合せのポレンタ、フンギにも赤ワインの味がしみてうまい、うまい。

CIMG3817

 

ドルチェはご主人が『私にまかせて』と。

出てきたのはメニューの中から3種類、チョコレートのムース、スポンジケーキ、

CIMG3818

そしてトスカーナの伝統的なヴィンサントとビスコッティ。みんなうまいがやはりヴィンサントに浸すビスコッティがいい感じだ。

Arezzo Ristorante Buca di SanFrancesco Vinsantoとビスコッティ

 

そのうちまた現れたご主人が『ヴィンサントのお代わりは如何?』と注いでくれ、カメリエーレがビスコッティの追加を出してくれる。

 

最初の一言が利いたのか大歓待を受けた。水、ハウスワイン(500ml)を含め34ユーロ。

Ancona LA MORETTA

Ancona  (アンコーナ) 2007/9/10

お店の名前 LA MORETTA, Piazza del Prescibito (del Papa) 52

Ancona LA MORETTA

 

 

◆食べたもの

メニューを見ると、魚、肉、Terra、Brodettoの4種類のコースがあったが、ここは迷わず郷土料理のBrodettoのコース(28ユーロ)を注文。プリモ、セコンドとデザートしか載っていなかったのでそれだけでは足りないかなと思いアラカルトの前菜からエビの一品を頼むとカメリエーレが何やら言ってくる。『前菜が何たらかんたら・・・』。まず、それが出てきた。なんとエビ一尾、その下に白いタコのカルパッチョ。『一尾だからシェアするのはムズかしいよ』ときっと教えてくれていたのだろうか。

Ancona LA MORETTA 前菜のエビ

 

 

コースの前菜は大きな丸い入れ物(中がいくつかに仕切られている)にツブ貝、ムール貝やら何種類もの魚介類。種類も多いが量もかなりのものだ。

Ancona LA MORETTA 前菜盛り合わせ

 

 

プリモは手長エビのリングイネ。これまた見事なボリューム。ソースに手長エビのエキスが移り美味い。

Ancona LA MORETTA 手長エビのリングイネ

 

 

メインは待望のBrodetto、分かりやすく言えばブイヤベースだ。てっきり、鍋で出てくると予想していたが、大きな横長のお皿にタップリ。エビ、魚が3種類、エキスが出て本当に美味い。

Ancona LA MORETTA Brodotto

 

 

ワインは赤というとそれ以上何も訊かずさすがに地元のRosso Coneroが出てくる。

Ancona LA MORETTA Rosso Conero

カフェ、水、コペルト込みで3人で130ユーロ。

あまりにも食べるものが多く、3人で1本のワインを飲みきることができない。

海の幸の美味しさを堪能したアンコーナのチェーナだった。

Piacenza (ピアチェンツァ) 2010/10/2

Piacenza (ピアチェンツァ) 2010/10/2

◆行く 8月~9月のペルージャ外国人大学での語学留学を終え、ミラノ経由パリから帰国するが、その前にフィデンツァピアチェンツァを観光することにしていた。

初めはピアチェンツァに泊るつもりでネットでホテルを予約していたがあまり自分の条件にあっていないようだったのでキャンセルし、その代わりフィデンツァに宿泊して日帰りで訪れることにした。

フィデンツァのホテルを早々にチェックアウト、スーツケースを預けて駅へ。 8時26分発の電車でピアチェンツァへ向かう。49分到着、日帰りするには絶好の近さだ。 Piacenza 駅

 

 

◆かなり迷子状態

持っている地図らしきものは、《旅名人シリーズの『ボローニャ/パルマ/ポー川流域』》のPiacenzaのページのみだ。

市内地図はインフォメーションでもらうしかない。 とりあえず駅前の大きな看板地図で確認し歩き出したのはいいが、途中で道を間違えたらしい(あとで確認したら右に曲がるべきところを左に見える高い塔に誘われて左に曲がったようだ)。

ローマ通りに出る。右に回りこみ不安ながらも『まぁ、5時間あるからそのうちなんとかなるだろう』と思う。前を歩いていた修道女が振り返って何かいうので何だろうと思ってよく聞くと『~に行きたいけどどこでしょうか?』。 それがわかれば苦労しない、『知りません。ここには今日が初めてなもので』と答えたつもり。

そのうち、StradoneFarnseという通りを歩いていることだけはわかった(相当遠回りしたようだ)。 どんどん行くうちにいくつかの観光ポイントの標識が出てきて手持ちの簡単な地図の中に入っていることを知ってホッとする。

◆サン・タントニオ聖堂からチェントロへ

右折してそのまま行くとサン・タントニオ聖堂、名前が同じだけあってパドヴァのとよく似た建物だ。 Piacenza サンタントニオ聖堂①

中に入ってみると、内陣天井の絵が素晴らしい。特に真ん中の絵はあいた穴を下から見上げる感じで、そこを1頭の白馬が反対側に跳ぼうとしていて躍動感が凄い。

◆ゴティコ

チェントロの中心、Gotico(旧市庁舎)も近くなった。行ってみると、テントがいっぱい。 市(メルカート)が立っている。毎日なのか、土曜だからなのか、月1回(第1土曜)なのかはわからないがすごい数の店だ。

何とゴティコの前の広場、Piazza del Cavalliを取り巻くように出ている。 その手前にインフォメーションがあったので地図のページもある小冊子をもらう。 ゴティコはアーチを持つ白い1階部分の上にレンガ造りの美しい建物がのっている。 Piacenza ゴティコ(旧市庁舎)①   Piacenza ゴティコ(旧市庁舎)②

 

その前には今にも駆け出しそうな黒い騎馬像。広場の反対側にももう一つ。 Piacenza ファルネーゼ騎馬像

 

ゴティコに向かって左にはサン・フランチェスコ教会。ファサードは端正な感じだ。窓のモザイク画がとれもきれいだ。 Piacenza サン・フランチェスコ教会

 

◆ドゥオモ

サン・フランチェスコ教会の横の通りを行くとドゥオモ、その通りの両側はいわば商店街だ。 Piacenza ドゥオモ 鐘楼

 

突き当たりにバラ窓で左にすくっと鐘楼を従えたドゥオモが見えるが・・・ドゥオモの前はゴティコ前と同様にテントのメルカート。裏の広場の方まで伸びている。

ドゥオモの中は、白と濃い緑の大理石で太い縞模様の床、3廊式で身廊と側廊を分ける柱の一つにはフレスコ画が描かれているし、後陣の壁にも玉座の聖母と聖人フレスコ画がある。

◆ファルネーゼ宮からサンタ・マリア・ディ・カンパーニャ教会へ

いったんカヴール通りに戻り、ファルネーゼ宮に行ってみる。

思ったよりも近くて行きすぎてしまうところだった。 かなり大きな端正な建物だ。左に曲がって入り口のほうへ行くと何やら結婚式の集まり。土曜だったことにあらためて気がついた。 Piacenza ファルネーゼ宮⑤

 

ファルネーゼ宮は博物館になっているようでガラス越しに一部見ることができたが、鎧兜の類だったので時間のないこともあって見学はパス。

 

わりと近くのサン・シスト教会へ行ってみたが閉まっている。 Piacenza サン・シスト教会

 

そのあとは町の西のはずれにあるサンタ・マリア・ディ・カンパーニャ教会へ。 ちょっと遠い。土曜の昼とあって通りにはあまり人もいない。 サンタ・マリア・ディ・カンパーニャ教会はロマネスク様式のようだ。 Piacenza マドンナ・ディ・カンパーニャ聖所祈念堂

 

12時すぎだったので閉まっているようにもみえたが近づくと開いていた。ここの天井、壁一面いろいろな絵でいっぱいだ。クーポラは高く、それも8つの場面で彩られている。 Piacenza マドンナ・ディ・カンパーニャ聖所祈念堂クーポラ Piacenza マドンナ・ディ・カンパーニャ聖所祈念堂 フレスコ画②

 

観光はその程度にして、『ゆったりとランチ』と思い、適当な店を歩きながら探してみるがどうもなさそうだ。あきらめて、カヴール通りのカフェでパニーノと泡っぽい白ワインでランチ代わりとする。

◆フィデンツァに戻りミラノへ

初めは14時14分の電車に乗るつもりだったが、早めに駅に着いたので13時52分の電車でフィデンツァに戻る。 スーツケースを受け取って15時15分のミラノ行きに乗る。2ヵ月以上にもおよぶ今年のイタリア旅行最後の宿泊地だ。

Fidenza (フィデンツァ) 2010/10/1~2

 

Fidenza (フィデンツァ) 2010/10/1~2

◆行く&列車トラブル

8月~9月のペルージャ外国人大学での語学留学を終え、ミラノ経由パリから帰国するが、その前にフィデンツァピアチェンツァを観光することにしていた。

ペルージャ駅でいつものように自販機で切符を買おうとしたが、10時01分発の電車を選ぶと『窓口へ』というメッセージが出るので窓口に並んだ。

自分の順番が来てわかったことは、乗り換えのフィレンツェからボローニャまでのわずか40分のES(エウロスター)が満席だということ。

係りの人がいろいろ検索してその前のESが空いているのでとってくれた。『乗り換えの時間は11分ですからね』と念を押された。

ところが、同じホームから別の電車が出たあと表示されたフィレンツェ行きはこの時点で5分遅れ。そのあと10分遅れに変わる。

これは厳しい。

フィレンツェに着いたのは15分遅れだ。急いで降りてそのESのホームを探すがすでに出たあとのようだ。

『しようがない、満席のESに乗るしかないか』

少し時間調整してから9番ホームに行くとすでに入線済。車掌らしき人にチケットを見せながら『この電車が15分遅れたから、12時発のESに乗れなかったんですが・・・』というと『満席だから次だね』ととりつくしまがない。

ということで、正面突破がダメだったので発車間際に乗る。席はないのでデッキ付近で立ちんぼだ。一駅だし、わずか40分弱なので我慢できる。

ボローニャに着く直前、さっきの車掌が検札にきたが何もいわずに素通りしてくれる。

ボローニャで乗り換えて予定通りの時間、14時33分に今日の宿泊地、フィデンツァに到着。

フィデンツァに来た理由は、もちろんここを見ることもあるがピアチェンツァ日帰り観光の拠点にするためだ。去年も今回もピアチェンツァに泊まろうとホテルを探したが、自分の条件にあうところがなかったからだ。

◆ホテル探しに一苦労

駅近くでチェントロ入り口の予約していたホテルはちょっとわかりにくかった。

広場(あとでわかったがそこがガリバルディ広場)でお爺さんに尋ねたが『わしぁわからないなぁ、あそこのバールで訊いてみたらぁ』というのがなかなか聞き取れない。結局、そのバールで訊くと一緒に外に出てくれ『あそこだよ』と指差して教えてくれた。感謝感謝だ。

◆町歩き

チェックイン後、市内散策に出かける。

すぐ近くがガリバルディ広場。正面には中世の雰囲気漂う建物、市庁舎だ。

Fidenza 市庁舎

 

 

すぐ近くのバールで《チーズと生ハムのタルト》(もっと固いのかと想像していたが中はチーズケーキのようにふわーっとしていて美味しい)にカフェで昼食代わり。

 

ぶらぶらとドゥオモ(Chiesa di sant.Donnini)方向に行ってみた。見えたのは後陣の方。レンガ造りでところどころに年月を経て形がなくなりつつある小さな彫刻がある。

Fidenza 通りの向こうにドゥオモ

 

このドゥオモは11世紀末から13世紀に建てられたロマネスク様式だそうだ。

Fidenza ドゥオモ

 

正面ファサードの真ん中の入り口周辺やタンパンにも見事な彫刻が沢山ある。

Fidenza ドゥオモ扉口の装飾Fidenza ドゥオモ後陣の彫刻

Fidenza ドゥオモファサードの彫刻

 

中に入ると、祭壇手前の右に、首を落とされた聖人、ドンニーノの彩色された彫像がある。

 

1週間後にはこの聖人のお祭りがあるようだ。

このドゥオモのさらに向こうにはローマ門があるが、周りはかなり整備され、ゆったりとした感じなので門のある建物だけが屹立しているように見えた。

 

Fidenza ドゥオモとローマ門

 

チェントロのメインストリート、カヴール通りはガリバルディ広場を境に東はベレニーニ通りと名前が変わるが道幅は広くゆったりしている。

Fidenza ベレニーニ通り

 

 

2ヵ月も高低さがあり細い曲がりくねった通りの多いペルージャにいたので、ここは空が広く平らな町だということを強く感じた。

次はサン・ミケーレ教会へ。中ではご婦人方が何かの準備中だ。

Fidenza サン・ミケーレ教会 

 

Fidenza サン・ミケーレ教会内部

 

すぐ近くにグラン・マドレ・エ・ディ・ディオ教会、ファサードはバロックぽい。

Fidenza グラン・マドレ・エ・ディ・ディオ教会

それからは、2本ほど中に入った通りを歩きながらまた西へ戻る感じで散策。

歩きながらいつものようにリストンランテも探すがあまりなさそうだ。

 

カヴール通りの両側はいろいろなお店。そこでみたのは、間口が広くガラス越しに大きな生ハム原木が沢山つるされている食料品店、ショーウィンドウに貼られている手書きのパルミジャーノの価格表をみるとさすが地元ということで安い。

夕方は16時からとなっていたのでいったんホテルに戻って休んでから行ってみた。

かなり順番を待ち、注文したのは熟成40ヵ月のパルミジャーノ。1kgは欲しいところだがすでに荷物は相当な重さなので半分の500gにした。

『帰国するのは1週間後なんですが・・・』

『大丈夫、真空パックするから』と、1kgの塊りを取りだし半分に割って真空パックしてくれる。

 

◆意外に良かったトラットリア

ホテルのレセプションでリストランテ、ピッツェリアを教えてもらうがあまりないとのこと。

小雨の中、教えてもらった店を何軒か見に行ってみる。

ホテル内にもあり、魚料理もあったので迷ったが、《地元料理の店》ということで挙げてもらったトラットリアに行った。ここは大正解。

 

セコンドに選んだチンギアーレ(猪)の煮込みがものすごく美味しかった。プリモを飛ばしていたのでドルチェも食べることができた。

20時過ぎに行ったときは誰も他に客がいなくて30分間はひとり、21時をまわったころから増えだし、10組くらいのお客さんが入っているようだった。

1泊しかしない町で美味しい店にあたるのは気分がいいものだ。

 

◆ピアチェンツァ日帰りのあとはまたチェントロ散策

翌朝チェックアウトし、スーツケースを預け8時27分の電車でピアチェンツァへ。ピアチェンツァ半日観光後14時13分フィデンツァに戻る。

次のミラノまでの電車まで1時間ほどあったのでサン・ミケーレ教会の横からの写真を撮りに行く。

Fidenza サン・ミケーレ教会②

 

 

ガリバルディ広場ではイベントなのかテントには店が出ていたので一巡りしてからホテルでスーツケースを受け取り、15時15分のミラノ行きに乗る。

 

◆泊る

ホテル Hotel Astria (★★★), Via Gandolfi,5 Fidenza

ネットで予約、Single 55ユーロ、駅から出て右手に行けばよかったものを案内板の表示が悪かったのか進みすぎたため迷ってしまう。

レセプションの若い人たちがものすごく親切。

www.hotelastoriafidenza.it

◆食べる

◎リストランテ

店の名前 Trattoria Al Canton33, Via Mentana 33, Fidenza

食べたもの お通し(?)としてスペインオムレツのようなもの。前菜はフンギポルチーニのオイルがけ(6ユーロ)、少量でかえって良かった。

Fidenza Trattoria Al Canton 33 フンギ・ポルチーニのオイルかけ

プリモはパス。セコンドはチンギアーレ(猪)の煮込み(11ユーロ)、やわらかくて美味い。コントルノとしてポレンタ(3.5ユーロ)。

Fidenza Trattoria Al Canton 33 チンギアーレのワイン煮

 

ドルチェは冷たいトローネにチョコレートかけ(5ユーロ)、美味しかった。コペルト、水、カフェ、ワイン(フリザンテの白、カヴェルネ各250ml)で計39ユーロ。

◆買う

◎食料品店 Latteria ’55, Via Cavour 16, Fidenza

買ったものパルミジャーノ(熟成期間40ヵ月、1kgあたり16.8ユーロ)

町の規模の割にはかなり品揃え豊富な食料品店。機会があればまた買いに行きたい店だ。

Montefalco (モンテファルコ) 2010/9/17~18

 

Montefalco (モンテファルコ) 2010/9/17~18

◆行く
ペルージャ短期留学中の金曜日、今回はウンブリア一のワインの町、モンテファルコに1泊で行く。週末の小旅行にはもってこいの魅力的な場所だ。
とはいえ、モンテファルコという地名はペルージャに来るまで知らなかった。
ワイン造りの町ということもここに来て初めて知った。
たまたまこの週末に行くことにしていたのだが、JITRA(イタリア旅行情報サイトJAPAN-ITALY Travel On-line)を見ていたら、最後の方に《9月の半ばにはワイン祭りがある》とあった。
『ひょっとしたら、遭遇できるかも』と思っていたらまさにそうだった。今年は、9月17日~19日の3日間だ。
Montefalco ワイン祭り

 

◆バス停を探すのに一苦労
ペルージャから列車に乗りスポレートで下車、そこから12時45分のバスで向かうのだが、列車が遅れたためバスの発車まで15分しかない。バス停がわからず、いったん駅へ戻り、中のバールでバスの切符を買う時にバス停を訊ねるが『さぁー、ドライバーに訊いた方がいいよ』とのつれない返事。
駅の外へ出ると、ドライバーが乗っているSSITのバスを1台見つけたので訊いてみた。
彼はわからないらしくちょうど横を走り始めた回送中のバスを止め、そのドライバーに確認してくれた。
『あと2分しかないからとにかくこのバスに乗りな』と言われ、その回送バスに乗せてもらう。
目指すバス停は少し前に右往左往していたところのちょっと先だった。
『あの女性が立っているところ。よく見て!あそこだから。バスには行き先がMontefalcoと表示されているから。』
何台か別のバスが停まったあと数分遅れのMontefalco行きに無事乗ることができた。
彼らのサポートがなければ1日数便のバスに乗り損ねるところだった。本当にありがたかった。
(翌2011年のペルージャ再留学中に、Bevagnaへ日帰り旅行した際、Foligloから乗ったバスがBevagna経由モンテファルコ行きだった。このルートの方がバス停もわかりやすく、また時間的にも早いと知った。)

最初混んでいた車内は学校帰りの高校生が降り、だんだん空いてくる。
車窓から見える景色はオリーブ畑がほとんど。
あとはこれからのために耕したたばかりの畑やひまわり。
たまにぶどう畑が見える。さすが季節だけあって、たわわにぶどうがなっている。

◆宿泊先までも一苦労
バスはほぼ定刻にMontefalcoのバスターミナルに到着。場所は城壁から少し離れているようだ。
本当は城壁内に泊りたかったが、予約サイトではみつからずやむを得ずアグリツーリズモを予約していたが、城壁を挟んで反対側でしかもかなり遠く、しかも途中《通行止め》もあって、着くまでに思った以上に時間がかかってしまう。

◆アグリツーリズモで遅めのランチ
部屋にバッグを置いてから食堂で遅めのランチをゆっくり取る。向こうのテーブルには若い(といっても30代か)男性と熟年のご婦人2人。耳をすませると、ずっーと英語の会話だ。
あとでちょっと話しかけると、女性はアメリカからの観光客でモンテファルコのワイナリー・ツアー中で、男性はそのガイドとのこと。ツアーにランチが含まれていて、そのランチをこのアグリツーリズモで取っているところだった。さっそく、ガイド氏が《見込み客》と思ったのか、連絡先を書いた名刺を渡してくれた。

◆《ワイン祭り》の会場は?
遅いランチのあとアグリツーリズモからチェントロに向かう。
まずはチェントロ散策。いつものように町の雰囲気と全体をつかむためだ。
かわいいほど小さい。この小さな町のどこで《ワイン祭り》をやっているのだろう?

コムーネ広場からのメインの通り(Corso G.Mameli)に教会(サン・タゴスティーノ教会)があった。その隣から歌声が聞こえてくる。
とりあえず行ってみると数人のグループが歌っていて回廊に囲まれた中庭にはそれを見ている人たちがいる。
そして回廊、すぐのところにはお菓子類、ジャムなどを売っている(あとでわかったがこれは地元のご婦人がたの手作りのもの)。
さらに音楽を聴きながら回廊を行くと・・・目指すイベントの会場があった。

“montefalco 31 eno’logica”の大きなポスターがあり、入り口受付では小さな黒いエプロンに入ったワイングラスを売っている。

Montefalco ワイン祭り看板

7ユーロ払ってこれで好きなだけテイスティングできるということのようだ。

◆テイスティングを楽しむ
中に入ると、両側にずらっと長いテーブルがありテイスティングのワインが蔵元ごとに並んでいる。蔵元の数は15くらいだろうか。それぞれ、白と3種類の赤がテーブルに用意されていて、壁にも陳列されている。
黒いジャケットを着て首からソムリエをあらわすぶどうのようなものをかけている人も沢山いて圧巻だ。

まず、スプマンテを2種類(スプマンテを造っているところは少ないようだ)。
それから場所を変えながら、白(Grechetto)、赤は3種類あるが、Rossoは飛ばしSagrantino di Montefalco seccoとSagrantino di Montefalco passitoを何箇所かで味わう。
passitoは甘いので次にseccoに戻るときにはグラスを洗い水をちょっと飲む。ちょっと太めで短いグリッシーニのような軽いつまみも用意されている。
飲んでいるうちにだんだん下手なイタリア語も滑らかになり(と思っただけ)夕食の店を教えてもらおうと尋ねると、ほとんどのスタッフが地元の人ではなくどこかから応援にきたスタッフのようだ。
そんな中でいろいろ話しをしたのが、レッジョ・エミリアのデボラとローマで勉強中のフェデリカ(この時点では名前は知らない)。
結局1時間半くらい会場にいた。
ここではテイスティングのみで、買いたい場合は蔵元と関係の深いチェントロの酒屋へ行けば普段よりもかなり安い価格で買うことができるということで翌日2本購入する。

◆飲み友達出現?
いったんアグリツーリズモに戻り、夕食のためまたチェントロへ出直す。訪れた店は会場で地元のお客さんが教えてくれたリストランテ。
中が空いているのになぜか外のテーブルだ、ちょっと前の時期なら最初にうまる場所だ。涼しすぎるが我慢して食事をする。
そこに通りがかったのが、フェデリカとソムリエ姿の男性。こっちは座って、彼らは通りに立って話をする。
何と男性、マルコはペルージャに住んでいると言う。
『今度の月曜、ペルージャで一緒に飲まないか?』『OKですよ、20日ですね』『いやその次の27日、21時にCivico25で』ということで、飲み会成立。
この会話の初めの方で住んでいる所を訊かれた。
“Civico25”というのは住んでいるモノロカーレのすぐ近く(毎朝登校時に前を通っている)のワイン・バーで、『近いから』ということで誘ってくれたと思う。
2009年の”GamberoRosso”に載っていた店で、一度行ってみたいと思っていたので願ってもない。
(一夜明けて携帯のカレンダーを見たらもうすでに予定を入れていた。)
フェデリカとマルコと話をしたあと、ガラスを挟んで店内のテーブルにいた3人(そのうちの一人は店に入るときにこちらに『アキタケーン』と声をかけていった日本好き?)がそばに来て話しかけてくる。別の一人がやはりペルージャの住人。9月末までいるからと、メールアドレスの交換をした。

食事を終え、アグリツーリズモに戻るが途中から真っ暗で道さえ分からなくなって恐い恐い。携帯のカメラ機能の明りを点け何とか帰ることができた。

◆教会めぐり
朝食後9時すぎにチェントロへ向かうが、城壁内には入らずに城壁そばのどっしりとしたファサードが見えるサンタ・キアラ教会へ。

Montefalco サンタ・キアラ教会
中に入ると尼僧が2人。『ご出身はどちらですか?』と問いかけると、ここモンテファルコだという。『是非礼拝堂を見て行きなさい』と案内されたので行ってみたものの暗すぎてよく見えない。
城壁内に入り、《ワイン祭り》会場隣のサン・タゴスティーノ教会へ。ここは面白い2廊式、側廊は右側でこちらには聖人のミイラが3体。左側の壁、内陣にはフレスコ画が沢山だ。観光客の多いのもうなづける。
いったんチェックアウトのためにアグリツーリズモに戻るが、途中の坂道で若い女性とすれ違う。あとでランチのために入った店のカメリエーラが彼女だった。

飲んで食べて、だけではさびしいのでこの町の見どころであるサン・フランチェスコ教会の博物館に行ってみる。
チェックアウトしたためバッグを持っていたので貸しロッカーに預けて見学。見学後もそのまま午後まで置かせてもらった。
入場料(3ユーロ)はいつもと同じらしいが、サン・フランチェスコ教会は閉まっていて入れず、残念ながらゴッツオーリのフレスコ画などは見ることはできない。
結局、博物館だけの見学で宗教画と法衣、教会の装飾彫刻を見ただけだ。

◆2日続けて”montefalco 31 eno’logica”
12時ころまた会場を訪れフェデリカのところに行って挨拶。
マルコの持ち場を教えてもらい見つけて握手、ワイン・バーへ行く日程の再確認。その隣がデボラ。
飲みながらテイスティングしたワインを扱っているエノテカの名前と場所を教えてもらう。それからフェデリカのところでまた一杯。
帰りに再度マルコに挨拶、27日の再会を約束して会場をあとにする。
(この再会は、結局マルコにすっぽかされてしまった!!)

◆帰りのバスは乗り換え
昼食後、ワインとオリーブ・オイルを買ってペルージャへ戻る。
帰りのバスは15時05分発、少し早めにバスターミナルに行って待つが20分ほど遅れてきた。
時刻表ではフォリーニョ行きのはずだったが、途中でドライバーから『ここで乗り換えだ』といわれ、小さな児童公園みたいなところで15分ほど待つ。フォリーニョに着いたのは16時10分頃。乗車券を買うのに手間取っているうちにすぐの列車に乗り遅れ、1時間近く待って次の列車でペルージャに帰る。

行き帰りには多少時間がかかったが、Montefalcoはワインだけでなく思い出に残るなかなかいい町だった。
(あとで聞いたところでは、車だと片道30分程度らしい。)

◆泊る
●ホテル Agriturismo Camiano Piccolo, Via Camiano Piccolo 11, Montefalco
ネットのホテル予約サイトで予約。TwinのSingle Useで69ユーロ。
本当は城壁内のホテルに泊りたかったが、ネットの予約サイトではみつからず、いわば郊外のアグリツーリズモにした。
泊った部屋は本棟から離れたオリーブ畑の中のコテージ(一つの建物に2室)。

Montefalco Agriturismo Camiano Piccolo コテージ

 

畑にはりんご、トマトなどもなっていた。東に開けた景色は素晴らしい。

Montefalco フォリーニョ方向の眺め
全体に好印象のアグリツーリズモ、機会があれば再訪したいところだ。
ここのご主人とは後日、ペルージャのチェントロでばったりと出会う。
www.camianopiccolo.com

◆食べる
●リストランテ
店の名前 Ristorante Pizzeria-Enoteca Il Verziere, Corso G.Mameli 22, Montefalco

Montefalco Ristorante Pizzeria Il Verziere 店内のインテリア

この店のご主人、支払いの際カードのPINコードを入れたときに会っただけなのに翌朝、背後から”Segnor○○”と声をかけてきた。2歳のかわいい男の子と散歩中だった。
食べたもの プリモはMontefalco Sagrantino(赤ワイン)のリゾット(8ユーロ)。セコンドは黒トリュフ味のスカロッピーネ(8ユーロ)。

Montefalco Ristorante Pizzeria Il Verziere 黒トリュフのスカロピーネ

 

ドルチェはカンノーロ(5ユーロ)。ハウスワイン250cc(2.5ユーロ)、水、コペルトで計27.1ユーロ。
店の名前 Ristorante Castel Petroso, Corso G.Mameli 34, Montefalco

Montefalco Ristorante Castel Petroso 店内のワイン
食べたもの ランチのためプリモとワインとカフェのみ。プリモは黒トリュフのストロンゴッツィ(9ユーロ)、Montefalco Ristorante Castel Petroso 黒トリュフのストレンゴツィハウスワイン(Montefalco Rosso)250cc(2ユーロ)、カフェ、コペルトで計13.5ユーロ。

◆買う
ワイン Sagrantino di Montefalco Passito 2004, Rocca di Fabbri (通常16.9ユーロを13ユーロ)
Montefalco Rosso 2007, Rocca di Fabbri (7.5ユーロ、通常より安い)

オリーブ・オイル Romanelli(250cc、4.6ユーロ)テイスティングして買ったが自分の好きな味でかなり美味しい。
http://www.romanelli.se/ARSchedaProd.php?id=156&Categoria=Olio
◆montefalco 31 eno’logica
イタリア旅行情報サイトJAPAN-ITALY Travel On-line
http://www.japanitalytravel.com/umbria/montefarco.html
montefalco 31 eno’logica
http://www.stradadelsagrantino.it/
このイベントはテイスティングだけではないようだ。また、最終日の19日(日)は、無料でワインと食べ物がふるまわれるという。

San Marino(サン・マリノ)2010/9/11~12

 

San Marino(サン・マリノ)2010/9/11~12

◆行く
2010年8~9月のペルージャ滞在中には週末を利用して旅行をしていた。
モデナで1泊し、バルサミコ酢などお土産の買出しを終え、10時01分の電車でリミニへ向かう。ペルージャから行くにはやや不便だが、モデナからはそうでもない。
自販機で切符を買うときどこで間違えたのか1等車を買ってしまった。
そのためゆったりとして快適な列車の旅となる。
リミニに近づくころには車窓右手にそれらしき急峻な山が見えた。

定刻の12時03分到着。サン・マリノ行きのバスは13時10分だということはネットで調べていたので、まず駅近くのインフォーメーションへ。バス乗り場と切符をどこで買うか訊くためだ。
乗り場は駅ロータリーの向かい側、バーガー・キングの前、切符はバスの中で買う(片道8ユーロ)とのことで、時刻表の入ったサン・マリノの地図をもらう。

CIMG4066

 

1時間ほど待ち、定刻より少し遅れてバスは発車したが意外にも予定より5分程度早く終点のPiazzaCalclgniに着いた。地理的にはイタリアの中にある別の国だが入国手続きは一切ない。

まず、ホテルに向かうが、この広場から急な上りになっている。
土産屋などの軒先を抜けて一段上の通りに上がる。幸い大きな地図が表示されていてその中にホテルの場所が示されていた。
ホテルまでの道のりは上りで簡単ではなかったがおよそ10分で到着。
ペルージャに着いた日以来、久しぶりの4つ星ホテルだ。

◆ふたつのTorre(塔)
少し休んでから出かける。バスの車窓からも見えたTorreに行くことにしてホテル近くの門から壁に沿った階段を上ると、にぎやかな通りに出た。左右にホテル、土産物屋、ピッツェリアなどがあるゆるやかな上りの通りは観光客であふれている。

道なりに進むと木々の中、Guaitaという名のⅠTorreの前に出た。
個人の入場料は2種類あって、ここだけだと3ユーロ、もう一つCesta(ⅡTorre)を含むと4.5ユーロ。
どうせならと、2ヵ所行くことにした。

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中に入ると1段上ったところに展望台があり、アドリア海が見える。
眼下には、さっきバスで通ってきた新市街も見える。

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上の方を見ると塔があり、『これが見所だな』と行ってみた。
室内の急な階段を2,3段上り始めたら上の方から声がして降りてくるので戻る。
これからが大変、2、3人ではない、2、30人だ。次から次へと足が出てくる。何と自分より3人前に上った人まで降りてきた。

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上にいた人がほぼ一掃されたようでようやく上り始める。
最初の階段だけがかなり急だが、あとはそれほどでもない。
一番上まで行き外に出ると、アドリア海側から反対の山々まで見渡すことができ、絶景だ。

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この険しい山のてっぺんに塔を作り、他国からの攻撃を防ぐために見張っていたのだろうが、ちょっと驚きだ。

ここから尾根伝いにあるCesta(ⅡTorre)もよく見えるが少し遠くに感じる。CIMG4078
ところが実際に行ってみるとそうでもなかった。
ここには武器博物館がある。
もちろん見張りのための塔はあるがGuaitaほどではない。

ここを出てから来た道とは違うところを降りて行くと最初の通りに出た。尾根も含めて一周したようだ。
ここから右に曲がり下りる形で歩く。また両側がお店で観光客でいっぱい。
こんな感じのジグザクに上ったり下りたり。いつの間にかまた同じところに出る。
これがサン・マリノかなと思った。

◆サン・マリノの中心部
バスに乗る前にもらった地図を頼りにいくつかの歴史的建造物を見に行く。リベルタ広場の奥にはPalazzo Pubbulicoが建っている。端正な形はGubbioとよく似ているが白い。広場からは西の山々を望むことができる。

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その横の通りを進むとドゥオモ広場に出た。ここにはサン・マリノ聖堂(Basilica del Santo)がある。

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正面は太い柱で支えられている。3廊式で四角い柱が後ろと前に、間に丸い太い柱で身廊と側廊が分けられている。祭壇にはサン・マリノ(?)像が鎮座している。
少し下って、サン・フランチェスコ教会。他の町にあるサン・フランチェスコ教会はかなり大きなところが多いが、ここはむしろ小さいくらいだ。中はひっそりとしていた。

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この教会の前のバールで一休み。外のテーブルに座って地ワインを白、赤と1杯づつ飲む。グラスは小さいが量はたっぷり、これで1杯何と1ユーロだ。

◆上弦の月
いったんホテルに戻ってから19時すぎ再び出かける。ホテルを出てすぐの階段を下りてカップチーニ教会へ。夕日に照らされた静かなたたずまいの外観だが、中に入るには遅すぎたようだ。
さきほどのサン・フランチェスコ教会の上の広場から日が落ちるのを初日の出のように待つ。すごくきれいだ。特に日が落ちたあとの上弦の月と飛行機の航跡が印象的だった。

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◆朝のサン・マリノ
翌朝、7時すぎに散歩に出ると昨日あんなに大勢の人がいた通りは人っ子一人いない。

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Torreを結ぶ尾根伝いの道も同じだ。こんな落ち着いた雰囲気を味わえるのも泊ったものの特権かもしれない。

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傾斜のきつい町なので上の通りと下の通りを結ぶ階段も数多くあるようだ。これがわかりさえすれば城壁内の移動も案外近いみたいだ。

昨日訪れたPalazzoPubbulicoに行ってみると、12日(日)はたまたま一般公開されていて、2階部分の会議場を見ることができた。

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正面の壁一面に大きな《玉座のキリストを讃える(正式名称は分からない)》絵があった。壁や天井の彩色された装飾も見事だ。

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◆ペルージャへ戻る
帰りは13時発のバスに乗り、Rimini 14時05分の列車でペルージャへ戻る。
(接続がきびしくはらはらした)
途中2回乗り換え、ペルージャ着17時37分。モデナ、サン・マリノ2泊3日の旅を終える。

◆泊る
ホテル Grand Hotel San Marino(★★★★), Viale Antonio Onofri,31, San Marino
さすが4つ星の近代的建物だけあってロビーも広く、部屋もいい。部屋には西の眺望が見えるようにテラスもある。

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その割には宿泊代が安い。ただ、朝食時の感じでは団体客を相当入れているようだ。
http://www.grandhotel.sm/
DoubleのSingleUse 62ユーロ、Booking.comで予約。
◆食べる
●リストランテ
店の名前 Ristorante L’Arengo(Grand Hotel San Marino 内),
Viale Antonio Onofri,31, San Marino
食べたもの 前菜はスモークされたカジキマグロのカルパッチョ。

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プリモはサフラン風味の海の幸ストリンゲッティ(スパゲッティより細い四角いパスタ、トマトソース味、アサリ、ムール貝、スカンピなど)。

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セコンドは魚介類のグリル(スズキ、車エビ、カラマリをパン粉でまぶして焼き上げたもの)。

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デザートはジェラート盛合せを選ぶ。最後にカフェで〆る。

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ワイン   Castelli Sammarinesi Bianco (大したものではない、ボトルで市価7.5ユーロくらい)。
すべて込みで38ユーロの魚コース定食。

●バール(カフェ)
店の名前 Music snack bar La Capana
ⅠTorreに行く途中にある見晴らしのいいバール(カフェ)で2日目のランチ。
食べたもの ピッツァ・マルゲリータ(4.4ユーロ)、プロセッコ(2.5ユーロ)

◆サン・マリノについて
サン・マリノはサン・マリノ共和国といい、イタリアではなくまったく別の国家。人口は約3万人。訪れたサン・マリノ市は首都。
http://www.sanmarinosite.com/

Gubbio (グッビオ) 2010/8/27~28

 

Gubbio (グッビオ) 2010/8/27~28

◆行く

今日は金曜なので10時までの授業のあと、例によって小旅行。2週ぶりの1泊旅行だ。

行き先はペルージャから北北東にあるグッビオ、バスで1時間ちょっとだ(往復9.2ユーロ)。

11時05分のバスに乗るつもりでバス・ターミナルで待っていてもう少しという時にパスポートを忘れたことに気づき、取りに戻ったため次の12時30分のSciggia行きのバスになってしまう。ドライバーに尋ねるとグッビオ市内に入って最初に停まるのがチェントロとのこと。

ペルージャ市内を出るまで山道がすごい。行ったことのある友人から『曲がりくねった山道を行くので酔ってしまいますよ』といわれたが酔いはしなかった。

いつものようなことだが、めったにないバスでも乗客は少ない。途中で5、6人降りてグッビオに着くころには2人になってしまう。

バスの中から山の斜面に町が見えた。 道路右手、広々とした芝生の中にテアトロ・ロマーノの遺跡が見える。 これを大きく右にまわって間もなく旧市街に入る。 予定より少し早くグッビオのチェントロ、クワランタ・マルティーリ広場に到着。降りると、外はメチャクチャ暑い。ペルージャも今週は暑かったがそんなものではない。

気温が高い上に陽射しが強くチリチリするほどだ(東京の蒸し暑さとは違う)。

そんな陽射しの中、見上げるとコンソリ宮がはるか上だ。 ホテルはさらにその上にあって、結構登りがきつい。おまけに一本上の通りに行ってしまったみたいで下るような感じで遠回りしたようだ。

Gubbio ローマ劇場から見上げた執政官宮殿など

◆グランデ広場の素晴らしさ

町歩きに出るときホテルから下の通りに進み、建物のトンネルをくぐって出てみると、アッと驚いた。 そこがグランデ広場だった。 左にプレトリオ宮(市庁舎)、対峙するように広場をはさんでコンソリ宮。この広場、名前のとおりデカい! しかもここから見える南に広がるゆったりとした緑の山並みの美しさ。 素晴らしい構想力に脱帽だ。

Gubbio グランデ広場から旧市街とウンブリアの山々を望む

 

 

◆ランチも暑い

ランチの店探しを兼ね、さっき上がった道を下り、クワランタ・マルティーリ広場へ行ってみたが、結局途中チェントロのど真ん中にいくつもの店があったのでそのうちの1軒に入る。

Gubbio Ristorante Alla Balestra 日替わりメニュー

 

入口からどんどん中に案内され大きな庭のテーブル席に通された。中に一番近い奥まった日の当たる所だったので空気がよどんで暑いことこの上ない。

Gubbio Ristorante Alla Balestra スカロッピーナ

Gubbio Ristorante Alla Balestra 白ワイン

 

 

 

◆サン・フランチェスコ教会とテアトロ・ロマーノ

食後クワランタ・マルティーリ広場へ再度行く。広場の南側に堂々とした大きな教会がある。サン・フランチェスコ教会だ。

Gubbio サン・フランチェスコ教会

 

天井が高く、かなり広々としている。3廊式で側廊の絵にはすべて説明があった。左後陣は一面オッタヴィアーノ・ネッリのフレスコ画《聖母伝》だ。

Gubbio サン・フランチェスコ教会 内部  Gubbio サン・フランチェスコ教会 後陣左ネッリ作『聖母伝』

 

暑い中、テアトロ・ロマーノへ行く。あまりにも陽射しが強く暑いので帽子をかぶりシャツの襟を立て自衛する。遺跡の周りは児童公園や広い芝生で、夜はライトアップされるようだ。

Gubbio ローマ劇場全景

 

◆チェントロ町歩き

再びチェントロに戻り狭い路地をそぞろ歩き。シニョーリア広場、橋を渡り、トリュフ屋さんの前を抜けてサン・ジョヴァンニ教会など。

一旦ホテルに戻り一休み後、ホテルより上にあるドゥオモへ行く。ファサードのバラ窓がものすごく大きい。

Gubbio ドゥオモ

中はひっそりとしていた。単廊式で天井のアーチが印象的だ。祭壇奥の後陣にはフレスコ画が描かれている。

Gubbio ドゥオモ 祭壇・後陣のフレスコ画

すぐ向かいのドゥカーレ宮は時間がかかりそうなのでとりあえずパス。

チェントロを東西に伸びる通りのうち一番上の9月20日通りを東に歩く。中心部をすぎると意外に平坦だ。町並みは落ち着いている。いくつかの教会を外から眺めながらサンタ・マリア・ヌオヴァ教会を確認する。ここにはネッリのフレスコ画があるので明日見るつもりだ。

Gubbio サンタ・マリア・ヌオーヴァ教会

 

ダンテ通りを下りる途中、外の雰囲気のよさそうなリストランテを発見(結局夕食はここに来た)。サンタゴスティーノ門の外にあるサンタゴスト教会はミサの最中なので入らずガラス越しに覗く。

Gubbio サン・タゴスティーノ教会 ①

 

東西に伸びる下の通りで一番大きなガリバルディ通りを東から西に歩く。この通りには遊んでいるこども達もいたり、かなり人も出ている。

ホテルに戻る前にさっき見つけたトリュフの店に行き、お土産用に白トリュフのオリーブオイルと自分で飲むワインを買う。この店は地元ではかなりの人気の食材店のようで何人ものお客さんの注文が終わるのを待って買った。待っているあいだ地元の人から『ここのものはいいよ!』と声をかけられたほど。

◆大満足のチェーナ

夕食はいくつかの候補の中からさっき見つけたダンテ通りのリストランテに決めた。

20時15分頃行ってみるとすでに雰囲気の良い外の席は埋まっていて中の方に案内される。

イタリアではありがちだが中が結構広い。さらに奥の部屋のテーブルになった。

Gubbio Ristorante Locanda del Cantinieri 小窓の前に花瓶

 

メニューを見ながらどう組み合わせようか考える。

魚介類のメニューも充実しているようなので、1品は魚介にしようと思っていたのに注文の段になって肉系にしてしまった。

 

アンティパストに《生ハム・サラミ、Gubbio産チーズの盛り合わせ》、昼が遅くまたちょっと重かったのでプリモを飛ばし、セコンドは《フィレのステーキ、黒トリュフ添え》にした。というのは、ここGubbioはトリュフの産地だからだ。

アンティパストは日本でいうと3人前くらいのボリューム。

Gubbio Ristorante Locanda del Cantinieri 生ハム・サラミ、Gubbioのチーズ

一人で食べているのが途中からいやになるくらいだ。生ハムが2種類と太目のサラミ、いずれも5枚ずつ、チーズは2種類で各2切れ。

 

セコンドは、運ばれてくると黒トリュフのいい香りがぷぅーんと鼻にくる。

 

フィレ肉の大きさは我が家のハンバーグより一回り小さくてホッとする。

スライスされた黒トリュフが肉の上と回りにたっぷりとかかっていてさすが本場だ。

Gubbio Ristorante Locanda del Cantinieri フィレ・ステーキ、黒トリュフ添え

ただちょっと肉汁のジューシーさに欠けるかもしれない。

プリモを飛ばしたのでドルチェがおなかに入りそう。久しぶりに《ティラミス》にした。

最後にカフェでしめる。

結局おなかいっぱいになってしまった。

飲み物は、最初にプロセッコを1杯、それから赤ワインを1/4リットル、ほかにガス入りの水。あとで勘定したときに知ったがいずれも1.5ユーロとは驚きだ。

◆朝一番もグランデ広場とクワランタ・マルティーリ広場

さて2日目。

朝食後、食堂の奥へ行くとバールが併設されていてそのバールは何とグランデ広場に面していてびっくり。そういえばチェックインのときホテル出入り口は3カ所あるといわれた。その一つだった。

9時45分発のペルージャ行きのバスがあるのを知っていたのでクワランタ・マルトリーリ広場のどこから出るか確かめるために広場まで下りた。

広場のわきには2軒の八百屋と1台のチーズ、サラミなど特産の車が出ている。わりとひっそりしていた。

◆ドゥカーレ宮

バルジェロ宮などいくつかの歴史的建造物を見たあと、昨日とはぜんぜん違う西の方から登り予想通りドゥカーレ宮にたどりついた。向かいのドゥオモでは結婚式だ。

Gubbio ドゥカーレ宮 中庭の柱廊

 

Gubbio ドゥカーレ宮 中庭

 

ドゥカーレ宮(入場料7ユーロ)は、まず地下へ。石積みの形が残っている。彫刻とか印刷物もある。

戻って、肖像画ばかりの部屋、それからものすごく大きな部屋だ。暖炉や大きなテーブルがある。前方ステージでは演劇が上演されていた。実際には映像を流しているのだがちょっと遠くからみるとまるでその場で演じているようにみえる。登場人物の一人はここを治めていたフェデリコ公、鼻でわかる。

Gubbio ドゥカーレ宮 フェデリコ公の演劇

Gubbio ドゥカーレ宮 寄木細工の室内Gubbio ドゥカーレ宮 床のモザイク

 

その次の展示はウンブリアとマルケの陶磁器だ。だいたい16~18世紀のものか。

◆鳥かごのようなリフトでインジーノ山へ

旧市街の東側を出たところにリフトがある。ここではFUNIVIAという。 往復5ユーロでインジーノ山の頂上近くまで行くことができる。 このリフト、立って乗る鳥かごのようなもの。こども連れだと3人まで乗れる。 この鳥かごの中から見た、そして上で見た眼下のグッビオの町、南に広がるなだらかな山々の景色は本当に素晴らしい。

Gubbio 鳥かごのようなFunivia  Gubbio Funiviaから見た旧市街

Gubbio Funiviaから見たローマ劇場②

 

上に着くと眺めのいいところはリストランテが占領している。

さらに上にあるサントゥバルド聖堂に行くとその近くにもリストランテ、日本でも観光地にありがちだ。

Gubbio サントゥルバルド聖堂  Gubbio サントゥルバルド聖堂 ステンドグラス

 

サントゥバルド聖堂の回廊の中、2階には博物館がありこの町の伝統的行事《ローソク競争》の映像に見入ってしまう。グランデ広場を出発した3つのチームがこの聖堂一番乗りを競う。映像から見るかぎり岸和田のだんじりみたいな勢いで町を走り、山を登るみたいだ。

◆グッビオで2度目のランチは昨夜の店で

FUNIVIAを降りるとそこが昨夜のリストランテのすぐ近くだったことに気づきランチに行く。カエリエーラが覚えてくれていた。

店内は比較的すいていた。ランチということもあって15ユーロのMenu Turiscoを注文したが夕食同様満足いくものだった。

Gubbio Ristorante Locanda del Cantinieri 昼の店内

 

◆サンタ・マリア・ヌオーヴォ教会の《ベルヴェデーレの聖母》

残り実質1時間半、昨日ミサのため遠慮したサンタゴスト教会拝観のあと、サンタ・マリア・ヌオーヴォ教会に行く。何がヌオーヴォ(新しいという意味)か、13世紀の建物だそうだ。

拝観料(3ユーロ)を払って中に入ると誰もいない。独り占めだ。部屋は意外と小さい。正面祭壇に向かって右にネッリの《ベルヴェデーレの聖母》、とてもきれいだ。こちらを見つめるとてもやさしい表情の聖母。描かれている聖人、天使などの視線が数ヵ所に集まっていて何を物語っているのだろう。

Gubbio サンタ・マリア・ヌオヴァ教会 ネッリ『ベルヴェデーレの聖母』

 

ファサードの裏の壁にも《受胎告知》などのフレスコ画がある。

Gubbio サンタ。マリア・ヌオヴァ教会 ネッリ作のフレスコ画

 

『ここの入場券でドゥオモの教区博物館を見ることができる』といわれたので時間もあったから行ってみた。

 

これにて1泊2日のグッビオ観光は終わり。

16時のバスでペルージャへ帰る。

◆グッビオはこんな町

Gubbio 執政官宮殿

 

 

グッビオは面白い町、というかペルージャとはまったく地形的に違っていると思う。 ペルージャは高低差が大きい縦長の町。 グッビオは高低差はもちろんあるが横長の町。 (権力者は上へ、上へと高いところを占めているが。) 東西に長く、東西をつらぬく通りはそれほど高低差はない. むしろ、中央から東へはほぼ平らのようだ。 ところが上下の通りとの高低差は大きく、つなぐ通りはかなりの勾配の階段だ。 いわば山の中腹のゴルフ場のような感じ。

◆泊る

ホテル Relais Ducale Hotel, Via Galeotti,19 –Via,Ducale,2,Gubbio (★★★★)

Single 72ユーロ、Booking.comで予約

 

◆食べる

お店の名前 Ristorante-Pizzeria Alla Balestra, Via dell Repubblica,41, Gubbio

食べたもの トマトのブルスケッタ(3個)、パンが大きい。

Gubbio Ristorante Alla Balestra ブルスケッタ

 

ラグーのタリアテッレ、美味い。

Gubbio Ristorante Alla Balestra ラグーのタリアテッレ

 

 

豚ロースのスカロッピーナ、ローズマリーとポテト添え、ソースが何というかクリームぽくてこれも美味しい。ワインはLUNGAROTTIのハーフ。カフェ、水、コペルト込みで20.5ユーロ。

 

 

お店の名前 Ristorante Locanda del Cantiniere, Via Dante,30, Gubbio

食べたもの 夕食は本文記載の通り。アンティパスト9ユーロ、セコンド15ユーロ、ドルチェ5ユーロ、飲み物、コペルト込みで37ユーロ。

Gubbio Ristorante Locanda del Cantinieri ティラミス

 

ランチは以下の通り。

ウンブリアのストランゴッツイ、とろみのあるクリーム・ソースにはポルチーニ、肉も入っていて、モチっとしてボリュームがある。普通ならこれだけでいい。セコンドは肉のグリル・ミックス(豚、牛、牛の内臓、骨付きラム)、付け合わせはほうれん草でこれまかなりの量。食後はカフェに昨夜同様プティフールが2個。これに水1本と500mlのハウス・ワインでしめて18.5ユーロ。

Gubbio Ristorante Locanda del Cantinieri ウンブリアのストランゴッツイ

Gubbio Ristorante Locanda del Cantinieri 肉のグリル

 

 

 

◆買う

お店の名前 Prodotti Tipici e Tartufati Engubini di Diego Biancarelli, Via Picaardi,17,Gubbio

買ったもの 白トリュフのオリーブオイル(100cc)4本、1本7.9ユーロ、ワインと黒トリュフ・ソース瓶詰めセット5.5ユーロ。カード不可で現金のみ。